……なんだかな。
まあコレが妥当なセンでしょう。
だから賞も取れたんだろうし。
勿論小説として、トリックも申し分なく楽しい。
本当に面白い、と思った。
ただね。
本気かな?(笑)と。
ちょっとだけ。
ちょっとだけね(笑)
思ったわけ。
もっとも、これが"私の期待する結末"だったら…今時は現実と空想が区別できない人が多いから、えらい物議を醸し出していたかもしれない。(オーバーだけど在り得る)
ポアロみたいには、ホームズみたいには行かないんだろうなぁ。
ちょっと残念。
まあコレが妥当なセンでしょう。
だから賞も取れたんだろうし。
勿論小説として、トリックも申し分なく楽しい。
本当に面白い、と思った。
ただね。
本気かな?(笑)と。
ちょっとだけ。
ちょっとだけね(笑)
思ったわけ。
もっとも、これが"私の期待する結末"だったら…今時は現実と空想が区別できない人が多いから、えらい物議を醸し出していたかもしれない。(オーバーだけど在り得る)
ポアロみたいには、ホームズみたいには行かないんだろうなぁ。
ちょっと残念。
2005年の直木賞受賞作品。
もともとこの著者は好き。
…で、無理を言ってまわしてもらった。(ありがたいことです)
隣室で必死で生きている母娘を助けるため、とある殺人事件を、どうしようもない殺人事件を、自分の論理的思考でなんとかしてやろうじゃないか、と奮起する数学教師。
献身…いい言葉だ。
こっちに向けてもらえるなら。
さて。
彼は警察をだましとおせるのか?
だまし通して欲しい。
と思うのは、私だけではないはず。
警察って、(こういっちゃナンだけど)肝心のとき、頼りにならないからなー。
読み始めたばかりなので、先がとっても楽しみ♪
ISBN:4163238603 単行本 東野 圭吾 文藝春秋 2005/08/25 ¥1,680
もともとこの著者は好き。
…で、無理を言ってまわしてもらった。(ありがたいことです)
隣室で必死で生きている母娘を助けるため、とある殺人事件を、どうしようもない殺人事件を、自分の論理的思考でなんとかしてやろうじゃないか、と奮起する数学教師。
献身…いい言葉だ。
こっちに向けてもらえるなら。
さて。
彼は警察をだましとおせるのか?
だまし通して欲しい。
と思うのは、私だけではないはず。
警察って、(こういっちゃナンだけど)肝心のとき、頼りにならないからなー。
読み始めたばかりなので、先がとっても楽しみ♪
ISBN:4163238603 単行本 東野 圭吾 文藝春秋 2005/08/25 ¥1,680
作家(小説家ではない)というもの
2006年5月4日 読書 コメント (2)写真作家とプロの写真家が厳密に分かたれていることを始めて知らされた。
作家って大変だね。
気構えが息を詰らせる。
食べてゆけないのは当たり前。
なんて、辛い。
なんて、しんどい。
あくまでも高みを目指せ、か。
写真家を目指す人たち、写真家であろうとする人たちへのエッセイだからそうなるのだろうけれど。
著者もわざとこういう言い方をしているのだろうけれど。
ひとつひとつ、「私ってきついでしょ?」と確認しているように思えるあたりは蛇足だろうと思った。
いいやん。
そのまま突っ走って、厳しくバシッと言い放てば、と思うんだけどな。
他人事だから私も言える?
そうかも。
作家って大変だね。
気構えが息を詰らせる。
食べてゆけないのは当たり前。
なんて、辛い。
なんて、しんどい。
あくまでも高みを目指せ、か。
写真家を目指す人たち、写真家であろうとする人たちへのエッセイだからそうなるのだろうけれど。
著者もわざとこういう言い方をしているのだろうけれど。
ひとつひとつ、「私ってきついでしょ?」と確認しているように思えるあたりは蛇足だろうと思った。
いいやん。
そのまま突っ走って、厳しくバシッと言い放てば、と思うんだけどな。
他人事だから私も言える?
そうかも。
写真家へ―写真家であり続けるためのターニングポイント
2006年5月3日 読書
「厳しいことを描きます」と最初に断って、その通りずばりずばりと自分の思うところを述べる本。
作者は何者かいな?とおもったら、画家・写真家のマネージメントをしている人らしい。
「作家」といわれれば、「小説家」と勝手に変換するが、画家も写真家もモノを作る人、といえばそうだな。
一瞬を切り取る、という言い方のほうがなれてはいるが。
一瞬を切り取りながら、そこに悠久の流れを感じているわけだ。
ああだけど。
"好き"だけじゃいけないのかな?
勿論、プロはいけないよな(笑)
だけど、私ら素人は、好きだけで写真を撮る。
作家でなくてよかったな。(肩が凝って仕方ないやん)
それと、感じるってこと。
写真の画面からその向こう側を感じるってこと。
感じる・感じない、読める・読めないは、こちら側の許容量のモンダイではないかと…?
生意気なことを、素人だからいえてしまうわけです(笑)
ただし。
本質を見る、というのであれば、嗚呼成る程。
カメラのよしあし。
一眼レフかそうでないか。
望遠か接写か広角か、標準か。
そういうことではないってこと。
嗚呼成る程。
だから、「コンパクトカメラでも」「使い捨てカメラでも」写真ってのは撮れるんだ…ってことか。
うん。力づけられるよね。
ISBN:4896250435 単行本 安友 志乃 窓社 2002/11 ¥1,680
作者は何者かいな?とおもったら、画家・写真家のマネージメントをしている人らしい。
「作家」といわれれば、「小説家」と勝手に変換するが、画家も写真家もモノを作る人、といえばそうだな。
一瞬を切り取る、という言い方のほうがなれてはいるが。
一瞬を切り取りながら、そこに悠久の流れを感じているわけだ。
ああだけど。
"好き"だけじゃいけないのかな?
勿論、プロはいけないよな(笑)
だけど、私ら素人は、好きだけで写真を撮る。
作家でなくてよかったな。(肩が凝って仕方ないやん)
それと、感じるってこと。
写真の画面からその向こう側を感じるってこと。
感じる・感じない、読める・読めないは、こちら側の許容量のモンダイではないかと…?
生意気なことを、素人だからいえてしまうわけです(笑)
ただし。
本質を見る、というのであれば、嗚呼成る程。
カメラのよしあし。
一眼レフかそうでないか。
望遠か接写か広角か、標準か。
そういうことではないってこと。
嗚呼成る程。
だから、「コンパクトカメラでも」「使い捨てカメラでも」写真ってのは撮れるんだ…ってことか。
うん。力づけられるよね。
ISBN:4896250435 単行本 安友 志乃 窓社 2002/11 ¥1,680
だんだん似てきたね…
どっちがどっち?なんだろうか。
夫婦が似るのは…まぁいいけど。
家族ぐるみでお付き合いも当たり前の雰囲気に"慣れて"きて、あたらし家族も出現しそうで、二人の生活もしっかりと地に根を下ろし始めたようだ。
あとは経済的になんとか。
それも明るい見通しは見えそうで、なにより。
でも、ファルコはまだ30とそこそこ…なんて感じじゃないなぁ。
苦労して老成しちゃったかー。
現在、お白洲・開廷の場面です。
どっちがどっち?なんだろうか。
夫婦が似るのは…まぁいいけど。
家族ぐるみでお付き合いも当たり前の雰囲気に"慣れて"きて、あたらし家族も出現しそうで、二人の生活もしっかりと地に根を下ろし始めたようだ。
あとは経済的になんとか。
それも明るい見通しは見えそうで、なにより。
でも、ファルコはまだ30とそこそこ…なんて感じじゃないなぁ。
苦労して老成しちゃったかー。
現在、お白洲・開廷の場面です。
亡者を哀れむ詩 密偵ファルコシリーズ
2006年4月30日 読書
相変わらずの自虐的な文章(?)で、楽しませてくれそう…ってまだ読み始め、事件が起こったばかりでは多くは語れないけれど。
そういえば、というか、まだ詩をひねっていたのねファルコってば……なんて、ちょっと思ってしまった。
修辞法の訓練にはとっても向いている小説(笑)
ISBN:4334761682 文庫 L・ディヴィス 光文社 2006/04/12 ¥800
そういえば、というか、まだ詩をひねっていたのねファルコってば……なんて、ちょっと思ってしまった。
修辞法の訓練にはとっても向いている小説(笑)
ISBN:4334761682 文庫 L・ディヴィス 光文社 2006/04/12 ¥800
城南宮の四季―水野克比古写真集
2006年4月29日 読書
本日、行ってきました。
城南宮。
なんでか…そう、ナンでかって言うと、「曲水宴」が催されたから。
曲水宴…というのは、平安朝の雅な貴族のお遊びで、川に浮かべた(鴨のデコイに乗ったように見える)杯がきたときに和歌を詠み、読めなかったら罰杯を飲む、というやつですな。
平安貴族の衣裳を着けて、そーゆーイベントをやってるんです。しかも無料!(←ここが重要)
普段は有料の庭園もこの日ばかりは無料公開なんで、いそいそと出かける私なのであった。
……で、その勢いで買ったのが、この本。
見ての通り城南宮の写真集。
城南宮の四季をプロカメラマン・水野克比古氏が捉えたもの。
さすがに綺麗〜♪
今現在、庭園内の施設で氏の写真展も開かれている。
やっぱり綺麗〜。
いろんな植物が、たくさん花を咲かせる場所なのだ、この城南宮は。
流石、往年の離宮である。
…なんだけど。
毎年、庭を散策しながら、
「おお!こんな花があるのか!」と感動し、
「よし!次の季節にはコレを見に行くぞ!」と決意し、
花の季節がだいぶ過ぎてしまってから、
「あ!忘れてたなぁ〜(笑)」と笑って誤魔化す。
この本のお陰で、そんなことがこれっきりになることを祈るばかりである。
ちなみに、サトザクラが若干残り、藤はまだまだ先。
躑躅が美しく6〜8分咲きってところでした。
ISBN:4885919541 大型本 水野 克比古 東方出版 2005/08 ¥1,575
城南宮。
なんでか…そう、ナンでかって言うと、「曲水宴」が催されたから。
曲水宴…というのは、平安朝の雅な貴族のお遊びで、川に浮かべた(鴨のデコイに乗ったように見える)杯がきたときに和歌を詠み、読めなかったら罰杯を飲む、というやつですな。
平安貴族の衣裳を着けて、そーゆーイベントをやってるんです。しかも無料!(←ここが重要)
普段は有料の庭園もこの日ばかりは無料公開なんで、いそいそと出かける私なのであった。
……で、その勢いで買ったのが、この本。
見ての通り城南宮の写真集。
城南宮の四季をプロカメラマン・水野克比古氏が捉えたもの。
さすがに綺麗〜♪
今現在、庭園内の施設で氏の写真展も開かれている。
やっぱり綺麗〜。
いろんな植物が、たくさん花を咲かせる場所なのだ、この城南宮は。
流石、往年の離宮である。
…なんだけど。
毎年、庭を散策しながら、
「おお!こんな花があるのか!」と感動し、
「よし!次の季節にはコレを見に行くぞ!」と決意し、
花の季節がだいぶ過ぎてしまってから、
「あ!忘れてたなぁ〜(笑)」と笑って誤魔化す。
この本のお陰で、そんなことがこれっきりになることを祈るばかりである。
ちなみに、サトザクラが若干残り、藤はまだまだ先。
躑躅が美しく6〜8分咲きってところでした。
ISBN:4885919541 大型本 水野 克比古 東方出版 2005/08 ¥1,575
初めて読む人。
表紙の絵が目に留まり、「どうしようかなー」と思っている間に妹が買った。
で、「あげる…」と言うのでありがたく戴く。
はぁ〜最初の物語だけが擬似中国で、あとは現代モノだから(しかも好きになれないタイプのラブストーリー)いらなかったらしい……。
や。いただけるものはありがたく戴きます。
「二の姫」という言い方は「日本昔話」風か。
作者も言っている。
「中国と日本がごっちゃ」だと。
確かにごっちゃだわ。
すべからく。
なんと言っても(!)男女平等社会みたいだし(笑)
あらゆる設定(時代も人も社会も)においても、「こんなんあり?」の"いいとこ取り"だし。
(基本は"三国志"なんだろうか?と思われるが)
でもって、その答えは、「歴史の流れ上、これは絶対ありえない」
でも、そういうもの全部と「どうでもいいか」と思わせる魅力がある。
話の勢いというのか。
キャラの個性というのか。
読んでいて面白い。
…非常に面白かったです。
ISBN:4091304176 コミック 和泉 かねよし 小学館 2006/04/26 ¥410
表紙の絵が目に留まり、「どうしようかなー」と思っている間に妹が買った。
で、「あげる…」と言うのでありがたく戴く。
はぁ〜最初の物語だけが擬似中国で、あとは現代モノだから(しかも好きになれないタイプのラブストーリー)いらなかったらしい……。
や。いただけるものはありがたく戴きます。
「二の姫」という言い方は「日本昔話」風か。
作者も言っている。
「中国と日本がごっちゃ」だと。
確かにごっちゃだわ。
すべからく。
なんと言っても(!)男女平等社会みたいだし(笑)
あらゆる設定(時代も人も社会も)においても、「こんなんあり?」の"いいとこ取り"だし。
(基本は"三国志"なんだろうか?と思われるが)
でもって、その答えは、「歴史の流れ上、これは絶対ありえない」
でも、そういうもの全部と「どうでもいいか」と思わせる魅力がある。
話の勢いというのか。
キャラの個性というのか。
読んでいて面白い。
…非常に面白かったです。
ISBN:4091304176 コミック 和泉 かねよし 小学館 2006/04/26 ¥410
星野監督時代の優勝(2003年)時に書かれたエッセイを、2005年の岡田監督の優勝への祝辞を加えて文庫本化された一冊。
こんな本も出ていたんだなぁ…って、あの時(2003)は、海のものとも山のものとも知れぬ本がたくさんでていたから…(笑)
全部チェックするのは無理!
ところで、ドクトル・マンボウが熱狂的な、"狂"が付くほどの阪神ファンだったとは…知らなかった。
すみません。
お見それしました。勉強不足でした。
その著者のドクトル・マンボウであるが、随分お年を召されたようで、そういうイメージがなかったから、少々(いやだいぶ)驚いている。
その分、自分も年をとっているのだが、自分はいつまでも若いと思っているから、時の流れの感覚が鈍くなっているんだろうなぁ。
嗚呼やれやれ……。
ドクトル・マンボウが阪神ファンになったのは東北大学在学中。
昆虫が好きで学者になりたかったのに、戦争の禍の迫り来る時のこととて、「医学部に行けば出征が遅れる」と父・斉藤茂吉が命じたためだと(多分)高校のときの国語の教科書で読んだ覚えがある。
「ほぅ、なるほど」とそのときは純粋に感心したものだった。
ま、歴史を見れば分かるように、結局は行かざるを得ないほど戦況は悪化したのだけど。
その旧制高校を思わせるバーバリズムに惚れ込んだのだという。
バーバリズム…なんでしょうか?それ?すみません。わかりません。(笑)
なんにしても、珍しいね。
東京出身の人なのに。
地方にGファンが多いのは、全国津々浦々まで偏った解説と応援の入った実況中継(局アナは結局サラリーマンだからし方がないけどね)を某テレビ局がするからで、そんなものを聞いていれば自然とG党になってしまう。
勿論、関西のテレビ局だって同じことをしている。
大いに偏り、大いに私情まじりで……。
同様に、あたかも、物心が付くか付かないかの内から、あの熱狂的な甲子園の雰囲気の中に連れ出され、わけわからんままに風船を飛ばしていれば、そのムードに毒され(笑)て、中毒になっちゃってもおかしくはない。
阪神ファンが家族ぐるみなのは、そーゆー環境が大きいのだと思う。
しかし、あのジェット風船飛ばしは、一度現地で経験されることをお薦めする。
最高に美しい!
球場全体での一体感も味わえるし、まさしく"我らのお祭!"という感じなのだ。
だまされたと思って、一度本物を見てほしい。
きっと感動する。
絶対に。
ファンでなくたって…きっと。
で、阪神ファンというのはいつも不安でびくびくしている。
調子が良いからといって「優勝」とか言ってはいけない、という雰囲気がある。
言うと「運が逃げる」ような、そんな不安に常に付きまとわれているのだ(笑)
いや、本当に。
だから、
おおっぴらに思うだけで、駄目なんです。逃げて行っちゃうんです。幸運の女神が。
勝ちが続いて喜んで、いや駄目だ、きっと今度は負け続けるぞ有頂天になっちゃだめだ。このまま阪神が勝ち続けるわけがない!と気を引き締める。
毎年5〜6月ごろには、負け続けて優勝どころかAクラスの望みもなくなるので、阪神ファンの体力はそこまででいい、とうか、そこまでしかもたない。
最後の最後まで、試合中他人様迷惑なほど賑やか(煩い?)に応援を続ける阪神ファンだけど、その心中は不安と喜びと半分半分、いや、7:3ぐらい(?)であるってことです。
でもって、陽気な阪神ファンのその実情は、ぜーはーと息を切らしているのかも?
だから、病弱(シーズンいっぱい持たない)で小心者(不安がつきない)な阪神ファンを、暖かく見守ってやってくださいね。
ISBN:4101131562 文庫 北 杜夫 新潮社 2006/03 ¥500
こんな本も出ていたんだなぁ…って、あの時(2003)は、海のものとも山のものとも知れぬ本がたくさんでていたから…(笑)
全部チェックするのは無理!
ところで、ドクトル・マンボウが熱狂的な、"狂"が付くほどの阪神ファンだったとは…知らなかった。
すみません。
お見それしました。勉強不足でした。
その著者のドクトル・マンボウであるが、随分お年を召されたようで、そういうイメージがなかったから、少々(いやだいぶ)驚いている。
その分、自分も年をとっているのだが、自分はいつまでも若いと思っているから、時の流れの感覚が鈍くなっているんだろうなぁ。
嗚呼やれやれ……。
ドクトル・マンボウが阪神ファンになったのは東北大学在学中。
昆虫が好きで学者になりたかったのに、戦争の禍の迫り来る時のこととて、「医学部に行けば出征が遅れる」と父・斉藤茂吉が命じたためだと(多分)高校のときの国語の教科書で読んだ覚えがある。
「ほぅ、なるほど」とそのときは純粋に感心したものだった。
ま、歴史を見れば分かるように、結局は行かざるを得ないほど戦況は悪化したのだけど。
その旧制高校を思わせるバーバリズムに惚れ込んだのだという。
バーバリズム…なんでしょうか?それ?すみません。わかりません。(笑)
なんにしても、珍しいね。
東京出身の人なのに。
地方にGファンが多いのは、全国津々浦々まで偏った解説と応援の入った実況中継(局アナは結局サラリーマンだからし方がないけどね)を某テレビ局がするからで、そんなものを聞いていれば自然とG党になってしまう。
勿論、関西のテレビ局だって同じことをしている。
大いに偏り、大いに私情まじりで……。
同様に、あたかも、物心が付くか付かないかの内から、あの熱狂的な甲子園の雰囲気の中に連れ出され、わけわからんままに風船を飛ばしていれば、そのムードに毒され(笑)て、中毒になっちゃってもおかしくはない。
阪神ファンが家族ぐるみなのは、そーゆー環境が大きいのだと思う。
しかし、あのジェット風船飛ばしは、一度現地で経験されることをお薦めする。
最高に美しい!
球場全体での一体感も味わえるし、まさしく"我らのお祭!"という感じなのだ。
だまされたと思って、一度本物を見てほしい。
きっと感動する。
絶対に。
ファンでなくたって…きっと。
で、阪神ファンというのはいつも不安でびくびくしている。
調子が良いからといって「優勝」とか言ってはいけない、という雰囲気がある。
言うと「運が逃げる」ような、そんな不安に常に付きまとわれているのだ(笑)
いや、本当に。
だから、
少しは行けるかとコッソリ思ったのは、…そう。コッソリ思うモンなんです。
おおっぴらに思うだけで、駄目なんです。逃げて行っちゃうんです。幸運の女神が。
勝ちが続いて喜んで、いや駄目だ、きっと今度は負け続けるぞ有頂天になっちゃだめだ。このまま阪神が勝ち続けるわけがない!と気を引き締める。
阪神ファンは…(略)…身体に悪いいっそ、5月で「今年のペナントレースは終わった…」とか言ってる方がなんぼかラクでした。実際。
毎年5〜6月ごろには、負け続けて優勝どころかAクラスの望みもなくなるので、阪神ファンの体力はそこまででいい、とうか、そこまでしかもたない。
病弱なタイガースファンとしては、たまに優勝ならいいけれども、いつも6月ぐらいでシーズンが終わったようになるから体力が続いているので、毎年毎年ペナント争いされたら、しんどくってしようがないという感じもします。というのは決してリップサービスではないよね。そう思うと、巨人のファンは"少しだけ"(笑)すごい、という論法になるようだ。
よく毎年毎年優勝争いをしていてスタミナがもつなと。
最後の最後まで、試合中他人様迷惑なほど賑やか(煩い?)に応援を続ける阪神ファンだけど、その心中は不安と喜びと半分半分、いや、7:3ぐらい(?)であるってことです。
でもって、陽気な阪神ファンのその実情は、ぜーはーと息を切らしているのかも?
だから、病弱(シーズンいっぱい持たない)で小心者(不安がつきない)な阪神ファンを、暖かく見守ってやってくださいね。
ISBN:4101131562 文庫 北 杜夫 新潮社 2006/03 ¥500
誰も知らなかった京都聖地案内 京都人が能楽にこめた秘密とは
2006年4月26日 読書
著者の小松さんという人は、あやしいものを語らせたら第一人者…だと私は思っている。
私のこの人との出会いは一冊の本(当たり前か)だが、そのインパクトの強さにすっかりご贔屓さんになってしまったのだった。
歴史の闇の部分。
歴史とは言わないでも、今我々が生きているこの社会の、我々が健全に生きてゆくために必要な「ケ(闇)」の部分。
それはどういうものなのか。
どうして発生したのか。
どのように認識されているのか。
…それは民俗学の領域なんだろうけれど、此処数年来の妙なもの・怪しいもの流行のおかげで、お偉い学者さまでなくとも、一般庶民(の特に若い女性)の興味対象になっている。
光あるところに影がある。(時代劇のオープニングにこういうのがあったような…?)(←あ、ちがう、ちがう、テレビアニメの「サスケ」ー白土三平作ーじゃなかったっけ?♪サスケ〜♪サスケ〜♪おいら男さ♪名はサスケ♪)
(改め)光のあるところに、影がある…っていうかね。
影がないと光があるって分からないからね。
神話も歴史も、そうやって作られてきている。
ここで特に「京都」と限ったのは、全国規模にすると話が多すぎてまとまらなくなるからだろう。
確かに京都には怪しいものが多すぎるぐらい多いけどね…(笑)
結界はあるわ。
火炎車は走る(らしい)わ。(←でも見た人によると、車道を走っているらしいので、結構律儀かも)
うぞーむぞーの妖怪がうようよしている土地だろうという自覚は、ある。
それは確か。
数年住めば、立派な人三化七になれるかも?
そんな京都だから、限ってみても山ほど"あやし"は出てくるし。
既に有名で誰もが一度は耳にしているはずの「土蜘蛛」だとか「鉄輪(かなわ)」だとか「愛宕山の太郎坊(天狗)」だとか。
その由来と、存在意義と、変遷と…って変遷する辺り、時代性というよりは、時の権力者の都合、と言う気もしないではないけど。
民俗学だから、きちんと資料を引いて解説してある。
推理小説家の誰かさんの函本に出てくるような挿絵も豊富である。
地名も名称もきっちり出てくるので、資料を探すのも、現地へ飛ぶのも可能。
どうせ京都に遊びに来るなら、あやしい場所に限って回るのも面白いかもしれない。
……住んでる私は絶対行かないし、他人の身の保障は絶対しないけどさ。
(まあ、お守りとお札をうんとこさもってくれば…)(笑)
チャレンジしてみてください。
ISBN:4334782647 文庫 小松 和彦 光文社 2006/04/05 ¥560
私のこの人との出会いは一冊の本(当たり前か)だが、そのインパクトの強さにすっかりご贔屓さんになってしまったのだった。
歴史の闇の部分。
歴史とは言わないでも、今我々が生きているこの社会の、我々が健全に生きてゆくために必要な「ケ(闇)」の部分。
それはどういうものなのか。
どうして発生したのか。
どのように認識されているのか。
…それは民俗学の領域なんだろうけれど、此処数年来の妙なもの・怪しいもの流行のおかげで、お偉い学者さまでなくとも、一般庶民(の特に若い女性)の興味対象になっている。
光あるところに影がある。(時代劇のオープニングにこういうのがあったような…?)(←あ、ちがう、ちがう、テレビアニメの「サスケ」ー白土三平作ーじゃなかったっけ?♪サスケ〜♪サスケ〜♪おいら男さ♪名はサスケ♪)
(改め)光のあるところに、影がある…っていうかね。
影がないと光があるって分からないからね。
神話も歴史も、そうやって作られてきている。
ここで特に「京都」と限ったのは、全国規模にすると話が多すぎてまとまらなくなるからだろう。
確かに京都には怪しいものが多すぎるぐらい多いけどね…(笑)
結界はあるわ。
火炎車は走る(らしい)わ。(←でも見た人によると、車道を走っているらしいので、結構律儀かも)
うぞーむぞーの妖怪がうようよしている土地だろうという自覚は、ある。
それは確か。
数年住めば、立派な人三化七になれるかも?
そんな京都だから、限ってみても山ほど"あやし"は出てくるし。
既に有名で誰もが一度は耳にしているはずの「土蜘蛛」だとか「鉄輪(かなわ)」だとか「愛宕山の太郎坊(天狗)」だとか。
その由来と、存在意義と、変遷と…って変遷する辺り、時代性というよりは、時の権力者の都合、と言う気もしないではないけど。
民俗学だから、きちんと資料を引いて解説してある。
推理小説家の誰かさんの函本に出てくるような挿絵も豊富である。
地名も名称もきっちり出てくるので、資料を探すのも、現地へ飛ぶのも可能。
どうせ京都に遊びに来るなら、あやしい場所に限って回るのも面白いかもしれない。
……住んでる私は絶対行かないし、他人の身の保障は絶対しないけどさ。
(まあ、お守りとお札をうんとこさもってくれば…)(笑)
チャレンジしてみてください。
ISBN:4334782647 文庫 小松 和彦 光文社 2006/04/05 ¥560
見えてない?気がつかない?
2006年4月25日 読書鈍感な人間が多すぎるので、口でものをいう。
でもでも、「目は口ほどにモノを言い」なんて格言もある。
見た目で気がつかない鈍感な連中が、今は多すぎるよな。
それとも見ないフリをしているのだろうか?
見えても、思いやりがないのか、気にならないほど精神が感情が麻痺してしまっているだろうか。
こりゃぁ欧米人並みにオーバーアクションで自己主張しないと、目の前にいても気が付いてもらえない、なんて事態になりそうだよ、日本も。
身振り手振りだけが勝負、みたいな……。
黙々とひとりで働いて、稲を植えて、雨の日も風の日も黙って世話をして収穫を心待ちにする、寡黙な(でも働き者の)農耕民族・日本はどこへ行ってしまったのだ…!?(笑)
でもでも、「目は口ほどにモノを言い」なんて格言もある。
見た目で気がつかない鈍感な連中が、今は多すぎるよな。
それとも見ないフリをしているのだろうか?
見えても、思いやりがないのか、気にならないほど精神が感情が麻痺してしまっているだろうか。
こりゃぁ欧米人並みにオーバーアクションで自己主張しないと、目の前にいても気が付いてもらえない、なんて事態になりそうだよ、日本も。
身振り手振りだけが勝負、みたいな……。
黙々とひとりで働いて、稲を植えて、雨の日も風の日も黙って世話をして収穫を心待ちにする、寡黙な(でも働き者の)農耕民族・日本はどこへ行ってしまったのだ…!?(笑)
もうまもなく読み終わる。
話題図書なので前々から興味はあったのだが…だが、だが。
人とに人を繋ぐものは、言葉ではなく、見た目や音や雰囲気や…視覚的に入ってくる情報がメインである。
というところから話は始まる。
そういう著者は、舞台を手がける人であり、漫画の原作や劇作を行っている人である。
だから、言語以外のコミュニケーション(=ノンバーバル・コミュニケーション:言葉以外の伝達)について、なにが、どのように、かんじられ、うけとられ、伝わってゆくか、を考察しているのがこの本。
だから、"見た目が9割"で判断してしまう。
まず。
言語は印象を伝えない、ということ。
それには少なからず反発を覚えた。
短い文章で大きな宇宙を表し、伝える文化が日本にはある。
もっとも、<うたうもの>と<うけとるもの>が同じ立ち位置に登らないければその"言葉"は通じないのは確か。
なんの修練(笑)もなく、ものごとをつたえるのは、やはり"見た目"であり、"印象"であろうかと思った。
ならな、どのように動き、どのように語り、見て、つたえるか。
その有効性と、影響力を明かしてゆく。
なにせ著者は舞台の演出を生業のひとつとしているのだから、"いかなる動きによって""いかにみせるか"についてはプロなんである。
言われれば、"ああ、成る程"と思うことも多い。
例えば、男女の距離のとりかた。
無関係な他人(公衆距離:360センチ以上)ー仕事上の付き合い(社会距離:120〜360センチ)ー友人(固体距離:45〜120センチ)ー恋人(密接距離:0〜45センチ)というように、段階(レベル)によってその距離が変る。
ここでおもしろいのは社会距離で、ソファに腰掛けて商談をする場合の距離がこれに辺り、《たとえ相手がいきなり匕首を取り出して飛び掛ってきてもなんとか逃げられる距離である》のだそうだ。
なんという、たとえ……(笑)
そうやって、ひととの距離を測るんですね!?
友人だと、油断しているから、距離が近いから、もう助からない、ってわけですね?
おもわず、会社での隣人との距離をもっととるべきかな?と考えた私であった。(よく口げんかもするしな…)
なぜ、化粧を濃くするのか?
何故夫婦は似てくるのか?
何故男より女のほうが勘が鋭いのか?
どうして外国人は、(日本人から見て)動作がオーバーなのか?
ナドナド、それぞれの理由を検証しながら話は進む。
納得するかしないかは…読者次第だけどね。
(まあほぼ納得するだろう)
ただ…なんか、もっと凄い、衝撃的なことが書いてあるのだろうと思ったのは、考えすぎだったようだ。
「見た目が9割だから、見た目で誤魔化せ!」とか、
「第一印象でごまかし通せ!」とか過激な話なのかと思ったんだな…なぜか。
なぜだろう?
人が第一印象や視覚にどれぐらい支配されてしまうかを解説しているので、逆に「見た目にだまされるなよ〜」といわれているような気がする…。
或いは「これを逆手に取れ」って?(笑)
ISBN:4106101378 新書 竹内 一郎 新潮社 2005/10 ¥714
話題図書なので前々から興味はあったのだが…だが、だが。
人とに人を繋ぐものは、言葉ではなく、見た目や音や雰囲気や…視覚的に入ってくる情報がメインである。
というところから話は始まる。
そういう著者は、舞台を手がける人であり、漫画の原作や劇作を行っている人である。
だから、言語以外のコミュニケーション(=ノンバーバル・コミュニケーション:言葉以外の伝達)について、なにが、どのように、かんじられ、うけとられ、伝わってゆくか、を考察しているのがこの本。
だから、"見た目が9割"で判断してしまう。
まず。
言語は印象を伝えない、ということ。
それには少なからず反発を覚えた。
短い文章で大きな宇宙を表し、伝える文化が日本にはある。
もっとも、<うたうもの>と<うけとるもの>が同じ立ち位置に登らないければその"言葉"は通じないのは確か。
なんの修練(笑)もなく、ものごとをつたえるのは、やはり"見た目"であり、"印象"であろうかと思った。
ならな、どのように動き、どのように語り、見て、つたえるか。
その有効性と、影響力を明かしてゆく。
なにせ著者は舞台の演出を生業のひとつとしているのだから、"いかなる動きによって""いかにみせるか"についてはプロなんである。
言われれば、"ああ、成る程"と思うことも多い。
例えば、男女の距離のとりかた。
無関係な他人(公衆距離:360センチ以上)ー仕事上の付き合い(社会距離:120〜360センチ)ー友人(固体距離:45〜120センチ)ー恋人(密接距離:0〜45センチ)というように、段階(レベル)によってその距離が変る。
ここでおもしろいのは社会距離で、ソファに腰掛けて商談をする場合の距離がこれに辺り、《たとえ相手がいきなり匕首を取り出して飛び掛ってきてもなんとか逃げられる距離である》のだそうだ。
なんという、たとえ……(笑)
そうやって、ひととの距離を測るんですね!?
友人だと、油断しているから、距離が近いから、もう助からない、ってわけですね?
おもわず、会社での隣人との距離をもっととるべきかな?と考えた私であった。(よく口げんかもするしな…)
なぜ、化粧を濃くするのか?
何故夫婦は似てくるのか?
何故男より女のほうが勘が鋭いのか?
どうして外国人は、(日本人から見て)動作がオーバーなのか?
ナドナド、それぞれの理由を検証しながら話は進む。
納得するかしないかは…読者次第だけどね。
(まあほぼ納得するだろう)
ただ…なんか、もっと凄い、衝撃的なことが書いてあるのだろうと思ったのは、考えすぎだったようだ。
「見た目が9割だから、見た目で誤魔化せ!」とか、
「第一印象でごまかし通せ!」とか過激な話なのかと思ったんだな…なぜか。
なぜだろう?
人が第一印象や視覚にどれぐらい支配されてしまうかを解説しているので、逆に「見た目にだまされるなよ〜」といわれているような気がする…。
或いは「これを逆手に取れ」って?(笑)
ISBN:4106101378 新書 竹内 一郎 新潮社 2005/10 ¥714
ゴールデン・デイズ 2 (2)
2006年4月23日 読書
金色が目に眩しい表紙…題名をそのまま地でゆく(笑)
さて。
大正はモボ・モガの時代。
日本史では珍しく、退廃と(あ、これは珍しくないかー)妙な異国情緒に溢れたおしゃれな時代…。
平成から祖父の時代にトリップしちゃった若者は、学校にいってもドイツ語なんかよめませーん!
文語文はもっとよめませーん!
で、苦労する。
そうか…当時の旧制高校は、全員寮生で外国語といえばドイツ語だったんだよな。
特に彼ら主人公たちは理系なんだし。
「想像してみて下さい」
で始まる、夏の熱帯夜に目ざめた時の時間の潰し方。
CDもゲームも、勿論テレビもラジオもない。(クーラーもない)
本棚には小難しい本しかない。
だったら「勉強するしかないじゃないかー!」
という下り。
この「想像してみて下さい」に、ついついと、USJのターミネイターのアトラクションを思い出した私である。
まさかと思うが、著者は関西近県在住か?
駆け落ちしたら「大陸(今で言うところの中国大陸〜一部ロシア領もはいるかもしれない〜のこと)へ!」
というあたり、「夕日と拳銃」など思い出させる台詞回しである。
僕も行くから君も行け〜とか言うんだったっけ?
強引な話であるなー(笑)
でも、夢と希望は果てしなくでっかく、大陸に自分の夢を乗っけようと思うぐらい、昔の日本人はでかかった。
気持ちだけでもでかかったのだ。
…なんていうと、もしかして侵略肯定論とか戦争賛美とか言われるのだろうか?
そーゆーことを言っているわけではないのだが…。(夢=戦争、なんていう馬鹿はまずほとんどいないだろう)
なんでもかんでもそーゆーことに結び付けたがるのも、まったく不幸な話だと思う。
この漫画、時代は微妙にズレているのだろうけれど、森鴎外の世界みたいでいいかも……♪
ISBN:4592181972 コミック 高尾 滋 白泉社 2006/04/19 ¥410
さて。
大正はモボ・モガの時代。
日本史では珍しく、退廃と(あ、これは珍しくないかー)妙な異国情緒に溢れたおしゃれな時代…。
平成から祖父の時代にトリップしちゃった若者は、学校にいってもドイツ語なんかよめませーん!
文語文はもっとよめませーん!
で、苦労する。
そうか…当時の旧制高校は、全員寮生で外国語といえばドイツ語だったんだよな。
特に彼ら主人公たちは理系なんだし。
「想像してみて下さい」
で始まる、夏の熱帯夜に目ざめた時の時間の潰し方。
CDもゲームも、勿論テレビもラジオもない。(クーラーもない)
本棚には小難しい本しかない。
だったら「勉強するしかないじゃないかー!」
という下り。
この「想像してみて下さい」に、ついついと、USJのターミネイターのアトラクションを思い出した私である。
まさかと思うが、著者は関西近県在住か?
駆け落ちしたら「大陸(今で言うところの中国大陸〜一部ロシア領もはいるかもしれない〜のこと)へ!」
というあたり、「夕日と拳銃」など思い出させる台詞回しである。
僕も行くから君も行け〜とか言うんだったっけ?
強引な話であるなー(笑)
でも、夢と希望は果てしなくでっかく、大陸に自分の夢を乗っけようと思うぐらい、昔の日本人はでかかった。
気持ちだけでもでかかったのだ。
…なんていうと、もしかして侵略肯定論とか戦争賛美とか言われるのだろうか?
そーゆーことを言っているわけではないのだが…。(夢=戦争、なんていう馬鹿はまずほとんどいないだろう)
なんでもかんでもそーゆーことに結び付けたがるのも、まったく不幸な話だと思う。
この漫画、時代は微妙にズレているのだろうけれど、森鴎外の世界みたいでいいかも……♪
ISBN:4592181972 コミック 高尾 滋 白泉社 2006/04/19 ¥410
幻想水滸伝スリー~運命の継承者
2006年4月23日 読書
なかなかレビューが出なかったので、一時書くのを諦めようかと思ったよ。(「運命の継承者」で出た)
しつこく検索してよかったなぁ。
表紙は、門の番人・レックナートさま。
幻想水滸伝の1から、ず〜っと関わってきているお方です。
でもって、第3話の「運命の継承者」の此処へ来て、誰かさんが道を踏み誤った(のか?)遠因を作った張本人となってます。
しかし、どう解釈し、どっちへむかって進もうとするか。
それはその本人次第なんだけどね。
相変わらず深遠な問題を抱えているなぁ、ゲーム・「幻想水滸伝」は。
…いやね。
第1話からしてその傾向は酷かったけれど、人間としてどうしようもないところを赤裸々に描こうとするから、すっごくしんどいんだよ。
ゲームでもね、ハッピーエンドに見せかけて、実はなんにも解決してないでしょ、根本的なところでは、というのがあって、「とりあえずハッピーエンドにしておこうよ」なんて申し合わせがあって……。
うむむむむぅ…と唸ってしまう。
エンディングを見て、なんだか胸に真空部分を抱えてしまったような気にもなる。
「自分でなんとかしながら前を向いて歩いていくしかないでしょ」
「途中で斃れたら、それまでよ。ただそれだけのこと。」
なんだよな。
冷たいようだけど、所詮は同じこと。
人間の人生も。
その根源的な悩みとか惑いとか、そのなかでも前を向かなきゃいけないとか、みんなそうなんだよという安心感とか。
それを感じるから人気が廃れないのかもね。
ゲームとゲームから書き起こしたこの漫画では、断然漫画のほうが整理されていて分かりやすくて良かったと思う。
ゲームは…主役が3分された分、主点が定まらなくてね…落ち着かなかったのだ。
回想シーンでは、ちょっとだけ坊ちゃん♪も出てきたことだし…
ISBN:4840113866 単行本 メディアファクトリー 2006/04/22 ¥770
しつこく検索してよかったなぁ。
表紙は、門の番人・レックナートさま。
幻想水滸伝の1から、ず〜っと関わってきているお方です。
でもって、第3話の「運命の継承者」の此処へ来て、誰かさんが道を踏み誤った(のか?)遠因を作った張本人となってます。
しかし、どう解釈し、どっちへむかって進もうとするか。
それはその本人次第なんだけどね。
相変わらず深遠な問題を抱えているなぁ、ゲーム・「幻想水滸伝」は。
…いやね。
第1話からしてその傾向は酷かったけれど、人間としてどうしようもないところを赤裸々に描こうとするから、すっごくしんどいんだよ。
ゲームでもね、ハッピーエンドに見せかけて、実はなんにも解決してないでしょ、根本的なところでは、というのがあって、「とりあえずハッピーエンドにしておこうよ」なんて申し合わせがあって……。
うむむむむぅ…と唸ってしまう。
エンディングを見て、なんだか胸に真空部分を抱えてしまったような気にもなる。
「自分でなんとかしながら前を向いて歩いていくしかないでしょ」
「途中で斃れたら、それまでよ。ただそれだけのこと。」
なんだよな。
冷たいようだけど、所詮は同じこと。
人間の人生も。
その根源的な悩みとか惑いとか、そのなかでも前を向かなきゃいけないとか、みんなそうなんだよという安心感とか。
それを感じるから人気が廃れないのかもね。
ゲームとゲームから書き起こしたこの漫画では、断然漫画のほうが整理されていて分かりやすくて良かったと思う。
ゲームは…主役が3分された分、主点が定まらなくてね…落ち着かなかったのだ。
回想シーンでは、ちょっとだけ坊ちゃん♪も出てきたことだし…
ISBN:4840113866 単行本 メディアファクトリー 2006/04/22 ¥770
きょうも、いいネコに出会えた
2006年4月22日 読書
ご存知、動物写真家・岩合さんのネコ写真集(文庫版)が登場!
読みやすく、持ち運びやすく、こころがほっとする、ネコ好き・動物好きにとっては、薬のような本だ。
ほんまに…かわいい。
私はネコよりも犬が好きだけど、思わず「か〜わい〜い〜♪」と頬摺りしたくなるようなネコがいっぱい。
「おっ」と思わずのけぞって目を丸くする、人間のリアクションそっくりなネコもいて、本当に面白い。
写真を見ているだけで、もう笑いが口もとににじんでくる。
ところで。
岩合氏の撮影風景の写真をみて、「ああ、ここまで近づくのか」と感心し、同時に「ここまで近づけてさせてくれるのか、(多分野良だろうに…)」と驚く。
ネコ好きはきっと「ネコ、好きすき」光線とかを体中から放出しているに違いない。
ISBN:4101198187 文庫 岩合 光昭 新潮社 2006/03 ¥660
読みやすく、持ち運びやすく、こころがほっとする、ネコ好き・動物好きにとっては、薬のような本だ。
ほんまに…かわいい。
私はネコよりも犬が好きだけど、思わず「か〜わい〜い〜♪」と頬摺りしたくなるようなネコがいっぱい。
「おっ」と思わずのけぞって目を丸くする、人間のリアクションそっくりなネコもいて、本当に面白い。
写真を見ているだけで、もう笑いが口もとににじんでくる。
ところで。
岩合氏の撮影風景の写真をみて、「ああ、ここまで近づくのか」と感心し、同時に「ここまで近づけてさせてくれるのか、(多分野良だろうに…)」と驚く。
ネコ好きはきっと「ネコ、好きすき」光線とかを体中から放出しているに違いない。
ISBN:4101198187 文庫 岩合 光昭 新潮社 2006/03 ¥660
百鬼夜行抄 (14)
2006年4月21日 読書
"たまたま"いった本屋で「本日発売!」と目立つ場所(しかも二箇所!)に平積みしてあった。
これで気がつかないほうがおかしい……
嗚呼、またしても本代が…!
13巻のラストの話が途中で終わってたんだよね。
飢餓で死んだ亡者の霊がからんでくるやつ…それが未解決のままで嫌な感じだったけど、こうして続刊がでるころには綺麗さっぱり忘れている。
そして、またまた話としては終わっているが、全体の流れとしては終わっていない。
どうするんだ?
どうするんだよ?
…と、
つ・づ・く。
なんだよねぇ。
でも人間って本当に欲の塊だ。
自分の事を我先に考えて、人は後回し。
家族であっても勿論。
それが巡るから因果というのだろうけれど、嗚呼なんだか寂しい。
おじろ・おぐろ
の二羽の出生(?)の秘密がそれとはなしに描かれている「天上の大将」は、いままでにない雰囲気と迫力が良かった。
あれだけ似通ったふたり、もとえ二匹(妖怪ってやはり、匹?)なんだし、こうあってもおかしくはない。
だから、人間型に変身した時、あんな変な格好なんだろうか…"道行"とか(笑)笑うしかないじゃないかー。
ご両親は泣いているよ〜。
おじいちゃんとおばあちゃんのなれ初めも一本入っているのがご愛嬌。
相思相愛の恋愛結婚だったんだね。やはり。
二人のアクション(口で話すよりも実力行使主義者だったんだなー二人とも)も見もの。
反魂(死人を蘇らせる:注。ゾンビではありません)だとか、縁の下に住む"なにか"だとか。
昔ならどこの家にもあった、空恐ろしいものを取り上げた、リアルで怖い、そして楽しい一冊だった。
ISBN:4257905557 コミック 今 市子 朝日ソノラマ 2006/04/22 ¥800
これで気がつかないほうがおかしい……
嗚呼、またしても本代が…!
13巻のラストの話が途中で終わってたんだよね。
飢餓で死んだ亡者の霊がからんでくるやつ…それが未解決のままで嫌な感じだったけど、こうして続刊がでるころには綺麗さっぱり忘れている。
そして、またまた話としては終わっているが、全体の流れとしては終わっていない。
どうするんだ?
どうするんだよ?
…と、
つ・づ・く。
なんだよねぇ。
でも人間って本当に欲の塊だ。
自分の事を我先に考えて、人は後回し。
家族であっても勿論。
それが巡るから因果というのだろうけれど、嗚呼なんだか寂しい。
おじろ・おぐろ
の二羽の出生(?)の秘密がそれとはなしに描かれている「天上の大将」は、いままでにない雰囲気と迫力が良かった。
あれだけ似通ったふたり、もとえ二匹(妖怪ってやはり、匹?)なんだし、こうあってもおかしくはない。
だから、人間型に変身した時、あんな変な格好なんだろうか…"道行"とか(笑)笑うしかないじゃないかー。
ご両親は泣いているよ〜。
おじいちゃんとおばあちゃんのなれ初めも一本入っているのがご愛嬌。
相思相愛の恋愛結婚だったんだね。やはり。
二人のアクション(口で話すよりも実力行使主義者だったんだなー二人とも)も見もの。
反魂(死人を蘇らせる:注。ゾンビではありません)だとか、縁の下に住む"なにか"だとか。
昔ならどこの家にもあった、空恐ろしいものを取り上げた、リアルで怖い、そして楽しい一冊だった。
ISBN:4257905557 コミック 今 市子 朝日ソノラマ 2006/04/22 ¥800
イケズ美人にトライ!?
2006年4月20日 読書単なるイケズ…ではなくてね。
この、今の、世知辛い世の中を、きゅーきゅー言わざるを得ないストレス社会を、いかにお気楽に(!)堂々と、自分風味で行きぬくか。
それをうたっている本だったのね。
なにも、京都人でなくたっていいんです。
京都弁なんか話せなくてもいいんです……ってゆうか、ヘタな京都弁は喋ってくれるな背中にぞぞけがたつ眩暈がする、っていうか(笑)
他人との距離感、そのとり方は京都人に勝るものはなし。
他人との折衝、いかに柔らかく気分を害させずに拒否するか、それまた京都人のテクニックにまさるものはなし。
そのへん、ぜひとも見習って、うまく活用してよね、ってわけだな。
社会は会社は人間関係は、"思いやり"でどうにか出来る時代ではないらしい。(寂しいことだが、成る程!と私は納得した。いや、目からうろこだった。)
だから、残っているのは"互いの妥協"上手な妥協"これしかない。
円滑に、いかにしてこれを成し遂げるのか。
ストレスを覚えずに、ね。
けっこー真面目な本だったんだなー(笑)
この、今の、世知辛い世の中を、きゅーきゅー言わざるを得ないストレス社会を、いかにお気楽に(!)堂々と、自分風味で行きぬくか。
それをうたっている本だったのね。
なにも、京都人でなくたっていいんです。
京都弁なんか話せなくてもいいんです……ってゆうか、ヘタな京都弁は喋ってくれるな背中にぞぞけがたつ眩暈がする、っていうか(笑)
他人との距離感、そのとり方は京都人に勝るものはなし。
他人との折衝、いかに柔らかく気分を害させずに拒否するか、それまた京都人のテクニックにまさるものはなし。
そのへん、ぜひとも見習って、うまく活用してよね、ってわけだな。
社会は会社は人間関係は、"思いやり"でどうにか出来る時代ではないらしい。(寂しいことだが、成る程!と私は納得した。いや、目からうろこだった。)
だから、残っているのは"互いの妥協"上手な妥協"これしかない。
円滑に、いかにしてこれを成し遂げるのか。
ストレスを覚えずに、ね。
けっこー真面目な本だったんだなー(笑)
京都の西陣生まれで、英国住まい。
おまけに奥さんは英国美人…(!)
…は、おいといて。
京都人による京都人の底の底を覗き込む、大爆笑の著者が新しい本を出したのである。
これは買わないわけには行くまい。
読まないわけには行くまい。
「いけず」
というのは京都人に対する尊称である(笑)
いや、ほんまやて。
ちなみに「いけず」=「意地悪」と訳されるが、微妙に違うンである。
なにがどう、といわれると…説明しにくいが。
ま、「意地悪」の親類語だと思ってればよろし。
別に構へんし。
面と向かって「いけず」といわれれば、「本気でいけずしたろか!」と思わず言い返してしまう…のはまだ修行が足りないが、とりあえず、いけずといわれてうろたえるのは京都人ではない。
特に女性。
著者は言う、
「いけず美人こそ美しい」
それはこうだ。
「綺麗な薔薇にはとげがある」
↓
「とげがあるからこそ、薔薇は美しい」
「とげのない薔薇はもう薔薇じゃあない」
↓
「京美人はいけずだからこそ美しい」
………ふっふっふ。
笑わしてくれるやんか。
そうや、そのとおりや。
よぅ言うてくれたわ。
ここまで言ってもろたら、いけずせずには、いらりょうか♪(←迷惑)
かつて京都人の悪癖・悪習を暴露した「京都人だけが知っている」は、《京都人の絶大なる支持を得た》のだから、これまた同じこと。
きっと京美人…もとえ、京女に受けることだろう。
思うに京都人というのはM的要素が甚大なんだろうかネ?
ただし、誤解を受けやすい京都人のために、ひとつ引用を。
それが、"イケズ"といわれる美人のこと。
単なる意地悪とは違うということ。
ISBN:4104675032 単行本 入江 敦彦 新潮社 2006/03/23 ¥1,155
おまけに奥さんは英国美人…(!)
…は、おいといて。
京都人による京都人の底の底を覗き込む、大爆笑の著者が新しい本を出したのである。
これは買わないわけには行くまい。
読まないわけには行くまい。
「いけず」
というのは京都人に対する尊称である(笑)
いや、ほんまやて。
ちなみに「いけず」=「意地悪」と訳されるが、微妙に違うンである。
なにがどう、といわれると…説明しにくいが。
ま、「意地悪」の親類語だと思ってればよろし。
別に構へんし。
面と向かって「いけず」といわれれば、「本気でいけずしたろか!」と思わず言い返してしまう…のはまだ修行が足りないが、とりあえず、いけずといわれてうろたえるのは京都人ではない。
特に女性。
著者は言う、
「いけず美人こそ美しい」
それはこうだ。
「綺麗な薔薇にはとげがある」
↓
「とげがあるからこそ、薔薇は美しい」
「とげのない薔薇はもう薔薇じゃあない」
↓
「京美人はいけずだからこそ美しい」
………ふっふっふ。
笑わしてくれるやんか。
そうや、そのとおりや。
よぅ言うてくれたわ。
ここまで言ってもろたら、いけずせずには、いらりょうか♪(←迷惑)
かつて京都人の悪癖・悪習を暴露した「京都人だけが知っている」は、《京都人の絶大なる支持を得た》のだから、これまた同じこと。
きっと京美人…もとえ、京女に受けることだろう。
思うに京都人というのはM的要素が甚大なんだろうかネ?
ただし、誤解を受けやすい京都人のために、ひとつ引用を。
甘く見たり、乱暴に扱かったり、無造作に掴もうとしたら、とうぜんケガをする。けれど薔薇は、人が傷つくのを望んでいるわけではない。優しく、丁寧に、折り目正しく接すれば、痛ッ!なんてことにはおこらないんですから。 (中略)
誤解に怯まず、孤独を恐れず、羨望に臆さず、しっかりと顔を上げて立っている。
それが、"イケズ"といわれる美人のこと。
単なる意地悪とは違うということ。
ISBN:4104675032 単行本 入江 敦彦 新潮社 2006/03/23 ¥1,155
さちみりほ作品集 (2) サテュロスの娘
2006年4月17日 読書
彼女の描く人間(特に若い女性)はとっても肉感的で、魅力的。
ま、一昔前の少女漫画といわれればそうなんですが。
例の「牡丹と薔薇」(でした?)を漫画化した人だといえば、雰囲気は分かってもらえるかも。
そーゆーのが似合いそうな絵を書く人です。
しかし!
その内容は、しっかりしている。
訴えたいこと、言いたいことをしっかりもって漫画を描いている人ですね。
脱線も多いけど……。
その彼女の比較的初期の作品をまとめたもの。
標題を含め9編の漫画が掲載されている。
どれもこれもちょっと背筋がお寒くなるようなものだけど…(笑)
ISBN:4562033533 単行本 さちみ りほ 原書房 2000/10 ¥998
ま、一昔前の少女漫画といわれればそうなんですが。
例の「牡丹と薔薇」(でした?)を漫画化した人だといえば、雰囲気は分かってもらえるかも。
そーゆーのが似合いそうな絵を書く人です。
しかし!
その内容は、しっかりしている。
訴えたいこと、言いたいことをしっかりもって漫画を描いている人ですね。
脱線も多いけど……。
その彼女の比較的初期の作品をまとめたもの。
標題を含め9編の漫画が掲載されている。
どれもこれもちょっと背筋がお寒くなるようなものだけど…(笑)
ISBN:4562033533 単行本 さちみ りほ 原書房 2000/10 ¥998
秦泥篇。
……読む本がまた底をついてきた。
仕方がないので、「漢詩の旅」に出ることとする。
「文学芸術に国境はない」と述べている編者だけど、今、本気で、堂々と聴衆の面前で、そんなことを言える中国人っているんかな?
地図も(白黒だけど)写真も付いていて、旅情をかき立てる一冊である。
それにしても、古い本だったのねー。
買ったのそんなに前だっけ?
ISBN:4195987067 文庫 人民中国雑誌社日本語部 徳間書店 1989/02 ¥504
……読む本がまた底をついてきた。
仕方がないので、「漢詩の旅」に出ることとする。
「文学芸術に国境はない」と述べている編者だけど、今、本気で、堂々と聴衆の面前で、そんなことを言える中国人っているんかな?
地図も(白黒だけど)写真も付いていて、旅情をかき立てる一冊である。
それにしても、古い本だったのねー。
買ったのそんなに前だっけ?
ISBN:4195987067 文庫 人民中国雑誌社日本語部 徳間書店 1989/02 ¥504