地中海のルカ

2005年12月23日 読書
おお、ちゃんと文庫が再販で出ているのだね…。
(絵が出て嬉しいな♪)

え〜ひとつ読むと勢いが付いて、読みました。
ローマに滅ぼされたカルタゴの残党が、ローマ商船を狙う海賊と化す。
それの退治を命じられたわかき英雄・アギオンが海賊の本拠地に乗り込むが、「ルカ」とだけ知られた海賊の大頭目が14歳の少女であることを知って…と続く。
一応ロマンスなんだけど。

そういえば、悲劇が多かったよな、この作者の作品は。
と思い出してきたところ。
パルミュラの女王のローマ名(一般名)は、ゼノビアでしたと思い出すと同時に。

ISBN:4063480186 コミック 文月 今日子 講談社 2000/04 ¥650

銀杏物語

2005年12月22日 読書
ふる〜い漫画だからレビューが出ないのも仕方がない。
でも、大好きな作家さんだ。
だから、時々読み返している。

東京から田舎に引っ越してきたチエは、小学校の校長を父にもつ元気な小学5年生。
喘息に負けず、走りたい、行きたいと願った彼女は必死のリハビリの末、この小さな村で目一杯走り回ることが出来たのだ。

なんの産業もとりえもない田舎ゆえに、出稼ぎの父を見送らねばならない子供たち。
そうした子供たちが寂しいといって大きな銀杏の木の下で泣くことがないように、村だけで生きてゆけるように、スパルタ教育を施す若い担任教師。
今は無理でも、10年後、30年後をと、夢を見て希望をもって取り組む若者たち。

日本が高度成長の余波をかって、ぐんぐんバブルに向かって邁進していた頃のお話です。

田舎の風景や人の心の交わりがとても優しく描かれている。
この作家さんは情緒を画に出来る人だと思う。

彼女の漫画は歴史を扱ったものも多い。
「地中海のルカ」
は、ローマに滅ぼされたカルタゴの生き残りが、地中海を(アドリア海を?)暴れまわってローマの商船を襲いまくる話。
最強の海賊・ルカをスパイするために、ひとりの若者が潜入する。
海賊…というだけでもうっとりなんだけど。
当時は帆船のこともよく知らなかったし、自分でもまったく気がつかなかったけど、昔からこの手のものに弱かったようだ。
そういや、最後が悲劇、というのも多いな。
この作者は。

「エトルリアの剣」
は、やはり古代イタリア(?)の民・エトルリアの話。
所謂ロミオとジュリエットみたいな話なのだけど、涙なくして読めなかったなぁ。
イタリア?ッぽいけど、まったくの創作かも。
エトルリアという国名は聞くけどね…。
数百年も生きる長寿の民、となるともう神話か伝説の世界だし。

ローマは詳しくないのでよく分かりませんな(笑)

あ〜そうそう!
題名は定かではないけど、パルミュラの女王を扱った漫画も素敵だった。
無茶格好いいの!
誰がって…女王、バト・ザッパイが。
(彼女のアラビア名が格好よくてよく知られているローマ名をよく忘れます…なんてったっけ?)

こういう話を読むにつれ、「ローマってのは…」と思ってしまうね(笑)

ISBN:4061064169 新書 文月 今日子 講談社 2000/00 ¥389
「日・中・韓」のお話はなかなかへヴィで辛いものがあるので(ま、予想はしていたが)息抜きに古い(古すぎる)漫画を引っ張り出して読む。

先日の「荒野の天使ども」の続編である。

……何度読んでも清々しいと言うか。
柔らかいと言うか明るいと言うか。

表現方法が好き。
そんな作家さんである。

時々、言葉の使い回し(使い方)が気になりはするが。
許容範囲ではあるのでまぁかまわないけどな。

西部劇のいいところだけを抽出してくれているので、"女の子"でもとっても読み易い漫画になっている。
これを機に、"女の子"に西部劇が流行らなかったのがしごく残念だった。

ISBN:459288163X 文庫 ひかわ きょうこ 白泉社 1997/09 ¥550
なぜに日本は嫌われる…?
というか。

個々人の感情が大きくなって国家という化け物の感情に変化しちゃってるから、ややこしい。
いかにしてそこら辺、うまくお付き合いをしましょうか、という本らしい…
というので手を出してみた。

昔「ブロードキャスター」に出ていた嶋(本当は山が上)信彦氏の政治解説はとっても分かりやすくて大好きだったけど。
はて。
一方向に偏っていないことを期待しつつ読むことにする。

そういえば、中国での天安門事件の時、怒れる民衆の只中に入っていって謝罪と説得を繰り返した趙紫陽氏も今年なくなったのだった…なんてとりとめもないことを思い出したりする。

まさしく、年末である。

ISBN:4198923485 文庫 古森 義久 徳間書店 2005/12 ¥620
タイの航空機整備士である著者が明かす、飛行機の謎…といっても、「なぜなぜなんで?」と誰もが素朴に思う事を、ひとつひとつ科学的に説明してくれる楽しい本。

どんなものにも理由がある。
…ということで。

とりあえず、パイロットの帽子は伊達じゃないって事が分かりました。

…駐機場で出発前の乗機の点検をするとき、間違ってタールとか油とかが目に入らないように。(よく垂れてるらしい)
或いは誤って飛行機のお腹に頭をぶつけた時、ショックが和らぐように…なんだってさ。

&パイロットのおトイレの問題。
二階の最前部の乗客用トイレを乗務員も使っているらしい。
で、乗客が出た隙を狙ってGO!
コクピットから飛び出すのだと言う。
なんで乗客が出てきたか分かるかというと、
?コクピットで使用中のランプが消えたとき。
?コクピットから客席を見るための覗き窓(!そんなものがあるらしい!)から虎視眈々とトイレを狙い、先客が出たときを狙って飛び出すんだそうだ。

…二階席の方々。
最前部のトイレはパイロットに狙われております。

ISBN:4576051954 文庫 ウイチャイ ワンナワック 二見書房 2005/12 ¥630
作家の想い・作家の姿勢
「春秋の名君」は、半分以上が実はエッセイであった…。

その小説を書いたときの状況とか、心構えとか。
どれだけ苦しんだか、が赤裸々に正直に描かれているので、成る程、作家と言うのは心労の大きな仕事だなと今更に想った。

外から見る人たちは、どうしても、華やかな場面ばかりを見てしまうから。
その下にある、苦労とか辛さとか、分からない、わかろうとしない。
いや。
分かりたくなんかない、とか(笑)

司馬遼太郎氏とのいきさつを書いたところや、中国の歴史を小説の舞台に選んだ時、何を読むべきだと想ったか、とか、そのあたりは宮城谷昌光という作家の土台を覗き込むようで、興味深い一文であった。

過去に読んでいるはずなんだけどな…この本も。
いい加減な私です。
久しぶりに読んでみる。
もともと西部劇は大好きなので、喜んで読んでいた作品だ。
昔々の少女の頃、西部劇というものは、とんでもなくむか〜し、のイメージがあったのだ。
が、よく考えてみると、南北戦争で活躍した騎兵隊(北軍)は一杯出てくるんだし、南北戦争で負けた南軍の兵士くずれが悪いことをやっていたり。
ダイナマイトで列車をぶっ放したりと。

…よく考えなくとも中世や近世の話じゃないって事は分かるはずだった。

さて、主人公の少女、ミリアム・トッドは8歳。
しか〜し。
その類稀なる機略と勇気で大切な血の繋がらない"ママ"ことグレースと牧場を悪の手から守ろうと奮闘するのでありました。
そこへふらりと流れてきた少年(17歳)三人組。
運命の赴くままにグレースの牧場の牧童となり、悪の組織と対決するのであります。

変な趣味の牧師とか、今では珍しくないけど、時代的には先端を行く発想の楽しい漫画であった。
今読み返しても十分面白いし。

そういや、少女漫画で西部劇、というのも、当時は凄く珍しかったよなぁ…。
偉くヒットして、グッズもいろいろ出ていたし。
さして籤運がよくなかった私は、このときの雑誌の懸賞ではじめてまともなもの(キャラクターのイラスト入りベストだった)を当てたのだった。

去年は「彼方から」を大ヒットさせた著者。
これは超能力を持つ青年と、普通の世界からトリップしてしまった普通の少女の運命的な出会いと冒険をロールプレイングゲーム的に描いた秀作だった。

そして、今は、「お伽もよう綾にしき」という、日本の時代劇を書いている。
室町?ごろかな?
やはり怪しい異形のものが跋扈する、陰陽師や式神がうろうろ出てくる面白い作品である。

"面白さ"
"楽しさ"
を前面に、押し出してくる作品が多い。

…&数十年たっても、絵柄が変らないのも脅威の作家だ。

ISBN:4592115414 新書 ひかわ きょうこ 白泉社 1983/12 ¥400

春秋の名君

2005年12月13日 読書
春秋戦国の名臣…とくれば、名君だろう。
とはいえ、この本は随分前に出た本だから、順番としてはこっちが先。

だいたい君、があって、次に臣だろうさ、言われるまでもなく。

斉桓文晋
なんて高尚な単語を、私は学問としてではなく、宮城谷氏の小説で覚えたのであった……。
その桓公も文公も勿論出ている。
しかし、この本のほうが、より一般向き…なんだろうと思う。
言葉がとっても平易で読み易いし、余計なこと(?)を深読みしなくてもいいところがよろしいのであった。

いかにも珈琲ブレイク的な本。
読む本もいよいよなくなったのに、本を買いに行く暇がまったくない私にもよろしいのであった。
あ〜桓公もでてきたことだし、いっそ「管仲」でも読み直すかな〜(笑)

ISBN:4062646633 文庫 宮城谷 昌光 講談社 1999/09 ¥440

戦国名臣列伝

2005年12月8日 読書
あれよあれよという間に読了。
忙しくて忙しくてしんどい(残業は当たり前…もしかしたら休日出勤?!)日々の割りに、結構すすんだな。

さて。
前作は春秋時代の名臣列伝。

そこで、春秋に続いてくるのは戦国。
当たり前。

このあたりになってくると、次も次も、宮城谷氏の小説に少なからず出てきた人物が勢ぞろい…の感がある。
ちょい役じゃなくて、主役とその周辺の人々…ということで、なじみのある人が出てきて楽しかった。

で、思った。
やっぱり秦は好きになれん…。
戦国の各国はそれなりに狐も狼も狸もいるけど。
なんでかなー。
秦という国で思うのは、とくに、わるがしこいというか、狐や狼の厭らしさというか、かっこいいダークじゃなくていやらしい汚さと言うか…(そこまで言うか。ファンのかた済みません。あくまで勝手なイメージですんでお許しを)
それだけ歴代君主が苦労したンもかもしれんね。
なにせ西の彼方の辺境地だから。

軽薄な文化爛熟国・斉が好きな私だから仕方がないのかも。
(いや、国が好きと言うより、太公望と孟嘗君が好き、なんだろうなぁ、きっと)

ISBN:4163244506 単行本 宮城谷 昌光 文藝春秋 2005/11 ¥1,700
実は注目していた本だった。
しばらくしたらベストテン(取っている新聞)のいいところに入っていたので、「買うかな」とおもって買ったんだけど。

ベストテン入りの理由が判明。
ビジネス書だ!
まごうことなきビジネス書だ!

どっかの会社が纏め買いでもしたんかー?
研修資料にでもつかっとるんかー?

と。
面白くないわけでないけど。
私が求めていたのとは微妙にずれとる……。

いや。
違うな。
ビジネス書なんて読みたくね−!!
という気分だな、どっちかというと。
本に罪はない。
読んだら面白い。
でも、つい口を突いて出てくる言葉は、
「いいよなー、こんなに遣り甲斐のもてる会社はー」
になってしまうので、とっても惨めで哀しくなる。

自分次第なんだけど。
環境ってのは重い。
重いし辛い。
会社ってところは個人を殺しやすいところだから。
必死になって力を尽くして支えてやらないと、低い方へ楽な方へと集団で流れてゆく生き物だから。
流れに埋没してしまった方が楽だから。

惨め。

その裏返しが、
羨ましい。
…ならまだまし。
恨めしい。
なんて感じている。

みっともないね。

でも、とりあえず。
リッツカールトン・ホテルは大好きなホテルだ。
どうしてこんなに好きなのか、なんとなく分かったような気になる本だ。

ISBN:4761262788 単行本 高野 登 かんき出版 2005/09/06 ¥1,575
「予約してください♪」
というので、予約したら、なんて早いんだろう、こんなに早く出版されるとは思わなかったよ…

DVDとか、結構前から予約するからそのノリで考えてしまったのだった。
まあいい。

最近は自分で本屋を漂流する体力と気力がないのですっかりネット注文に嵌まってしまっている。
本日この本を取りに行ったら、新刊コーナーに平積みになっていた。
人気あるよね、このヒゲのおじさん(失礼)というか…その奥様(なんか呼び方に差が…(笑))

奥様のイラストや漫画は、とっても分かり安いので好き。
ヒゲのおじさん 旦那さんの文章も分かりやすく噛み砕かれているので好き。
内容の実践は難しいけどね(笑)

内容をちょっとだけ抜き出しましょう。

?「嫌い」と言う言葉を使わない。
ラズロ家では「好きじゃない」と言うようにと躾をされた、という話。
う〜ん、それは。
一種の言霊かな?と、東洋人である私は真っ先に感じてしまった。
自分で「嫌い」という呪い(?)をかけてしまうとどんどん「嫌い」になってゆく…って感じかな?
だって、「GOOD MORNING!」なんて最たるもの。
その日、その朝が「グッドでありますように!」って朝っぱらから のろって 祈願をしているわけだから。

人間は、言葉に出して心を再確認、というかある意味縛っている、と私も思う。

?黄金の中庸

凄く素敵な言葉だ!
これはギリシャの思想だけど、東洋にもある。
「過ぎたるは及ばざるが如し」
やりすぎは、やらないのと同じこと。
何事も"中庸"ーほどほどが大切という話。
洋の東西を問わず、考えることは同じかぁ。
しかし、「黄金の中庸」のほうが哲学的で格好良く聞こえるな…(今度からこれを使うかな)

?チョコレートはブラックのみを認める。

なにおぅ!(笑)
ブラックがすきなんだね…おじさん、じゃなくてトニーさん。(妹と同じだね)
私はミルクチョコが好きなんだ!
(トニーさん曰く、ホワイトチョコは"道を外れている"らしい…)

ところで、カカオ成分の高いチョコは血圧上昇の防止にいいらしい。妹が実践して結果を出している。
嘘みたいな話。
だが、彼女が食する(食後に数十グラムぐらい?)チョコの苦いこと!
カカオ分85だとか、70だとか…少し前に限定発売でコンビニで売り出されたものをいまだに彼女は探し回っている。
コンビニからコンビニへ…。
「ない〜ない〜」といいながら。

いや…だからさ…限定だからさ…。
そう言うけど、聞かない聞かない(笑)

ちなみに仏蘭西へいったら是非"ショコラ"をお試しあれ。
朝食時に、
「紅茶か珈琲かショコラか?」
といわれ、好奇心でショコラを選んだ私。
大当たり!

甘いからパンに合わない?
とんでもない!
とんでもなく、素晴らしく、美味しかったです〜。
毎朝ずっとショコラを飲んでました。
そう、まさしく吐くほどに…(笑)

さてさて。
まだまだたくさんお話は続きます。
楽しみにゆっくりと読みましょう。
(どうせすぐ読んでしまうだろうけど)

…で、次の本を待つわけだ。

ISBN:4797327634 単行本 トニー・ラズロ ソフトバンク クリエイティブ 2005/12/01 ¥1,000
確か…春に出た前巻では、「夏に出る」の予告と、「最終巻です」の科白を見たような気が…。
深く追求してはいけないのだね。
出たんだから、良しとするか。

で、こう書けばもうお分かりのように、最終巻ではないわけです。
続くって…来年に…来年のいつ?

本の出るのは遅れに遅れるけれど、ゲームのいいところをぐっと掘り下げて、話はどんどん面白くなっている。
実際ゲームそのものより話は面白いかも。(3通りのゲームの筋があったけどひとつやってやめたしな…私)

人間ってのはどうしてもしょーもないことなかりをしてしまう"おろかな生き物"なんだが、たまに「はっ!これじゃあ駄目よ!」と理想が"萌え出る"ときが在る。
大戦の直後とか…。

そういうことを信じて、人間は、ひとりひとりが、自分が生きて行く道を選ばなきゃならない。
それは現状もそう。
皆、人生だけは「自分で選んだもの」
だから、よかろうが悪かろうが、納得しなきゃね。

そんなことを考えながら読み進むコミックスである。
う〜ん、一日でも早く出てよね〜!

ISBN:4840113424 コミック 志水 アキ メディアファクトリー 2005/11 ¥700
繊細な絵を描く人だなぁとまず思ったのだった。
この人の漫画は初めて読む。(これも借りた)

珍しくも舞台は大正時代の日本。
16歳の主人公は、現代(平成)からタイムスリップしてしまい…と社会と生活環境のあまりの違いにじたばたしながら話は進むのだった。

舞台はどちらも東京なのだが。
高層ビルがない。
夜が真っ暗。
子供はおおむね着物を着用。

でもね。
大正っていったら、モボにモガ。(モダンボーイにモダンガール)
カフェの女給にダンスホール…。
なんだかいい感じではない?
私は結構惹かれるけどね。

生真面目で無骨で必死な明治と、大国の仲間入りをしたくてなりふりかまわず不幸な戦争に突っ走ってしまった昭和の間は、実にノーテンキで明るくて、退廃的だけど魅力的な時代だったんではないかと…私は勝手に思うわけです。
そういう意味では、いいところを押さえているよな。

地震がきっかけでタイムスリップ…大正期へ。
大正って言えば関東大震災だわな〜。
地震つながりだろうか?

ちょっと展開が楽しみな漫画だね。

ISBN:4592181964 コミック 高尾 滋 白泉社 2005/11/18 ¥410

春秋名臣列伝

2005年11月27日 読書
この著者の久々の新刊!
ってわけで。

すっごく楽しみにしていたわけだ。

……お堅い。
分かるけど…お堅いぞ!

やはり小説とはいささか趣をことにするのだな。
いや。
面白くないって訳じゃないけど。
"語り"が有ったほうが好きなんだな、この作家さんは。

でも管中とか子産とか晏子とか。
ちゃんと出ているから、いいか、と言う気もする。

姉妹編の如く、「戦国名臣列伝」も出版されている。
よく分からない時代だけど、やたら長くて摩訶不思議で、面白い時代だよね、春秋戦国は。

宮城谷さんの小説のお陰で、つまり、興味対象が数百年分広がったわけですな。

ISBN:4163244409 単行本 宮城谷 昌光 文藝春秋 2005/11 ¥1,700
なんというか…池田あきこさんの優しいドイツが目一杯。
てんこ盛り。

ラインに沿って下って上って、上って下って…。
かわいい国・ドイツはいかにも女の子受けする国なんだそうだ(池田さんのかつての仕事仲間の言)
でも私たちのイメージって…私は池田さんと同じく、ナチスとかヒトラーとか、舞姫とか…ビスマルクとか。
どうしてもきな臭い(舞姫はおいといて)、男性の国って感じなんだけどな。

スケッチの色合いがとっても素敵。
働く人々の様子が活き活きと描かれていて微笑ましい。

私もドイツに行きたい!と改めて思ってしまった。

ISBN:4871975606 単行本 池田 あきこ エムピーシー 2005/11 ¥1,680
なんだか勢いで買ってしまったコミックス。

内容的にはシビアな方向へ向かいつつある時なので〜クルーゾーの登場・かなめとソースケの離別(?)など〜後半辛いかも。
私などは小説でその続きを読んでいるからかまわないけどね。

小説に忠実で面白いんだけど、4コマ漫画のほうがしっくり来る気がするのだった。

ISBN:4047124168 コミック 四季 童子 角川書店 2005/08/01 ¥609
絵が楽しいのに…でないのか。

久々にブックレビュー♪
いやいや本を読んでなかったわけではないです。
書く暇がなかっただけで…理由は「紅葉が綺麗過ぎるから!」
そう。今年の京都市内の紅葉は本当に美しい。
まったくもって美しい。
嘘みたいに美しい。
美しい紅葉を見て歓声を上げて……心を癒すリラクゼーションですね、これも。

さおりさんとトニーさんの本…といえば、言葉の不思議から文化の相違を認識して考え方を転換してみるとか、ちょっとした頭のリラックスをさせてくれる。
これもそう。
ハワイに家族で出かけた時の話をイラストや漫画や文章で綴っているのだが。

……癒される。
つうか。

いいね、ハワイって感じ。
ハワイというのは昔から人気の観光地で、バブルの頃から買い物客が押し寄せたイメージしかなくて、けっこー馬鹿にされていたりもする。
でもね。
ハワイはやっぱり、キング オブ リゾート!
ゆったりできる。
リラックスできる。
あくせくと、観光が〜買い物が〜なんていってないで、のんびりゆったりふにゃふにゃと贅沢に過ごすのがハワイだと私は思う。
…といっても私もハワイ島にしか行ったことがないけど(笑)

宝籤が当ったら、ここに家かって住もうかな〜と本気で考えるほどいいところだった。
気持ち、命が生き返るというか。

ISBN:4789726002 単行本 小栗 左多里 ソニーマガジンズ 2005/11/25 ¥1,155
最新刊…を家族が入手したので、早速読む。

なんだかシビアでスピーディだ。展開が。

ばれ出すと分かりだすとどんどん芋づる式に分かってくる。
明かされる秘密…?

う〜ん、この夏に映画を見ちゃったからなァ。
あれとどーゆーふうに繋がるんだろう?と先に考えてしまうのが残念無念。
それでもわくわく感はたっぷり。

限定特装版なのでおまけの4コマ漫画も楽しめた。

ISBN:4757515499 コミック 荒川 弘 スクウェア・エニックス 2005/11/21 ¥600
最新刊。
……いやぁ〜この巻、笑えました。
特に、ゲーマーならば、無条件に大爆笑でしょ?
「約束のバーチャル」は。

私はあくまでマイペース人間なので、オンラインゲームはやらない(興味がない)。
やらないけど、こういう小説でのお遊びは楽しいね。

レベル99の魔道士か…
遊び人とかも欲しかったところだけど、誰の配役だろ?

そうか…便所紙…そういわれれば、そうなんだけど。
日本語に直して気づく、大爆笑。

おお!
巻末に4コマ漫画まで!
なんというすばらしい悪のり!
なんか、二次元世界ですごいよね、この小説は。
こーゆーの、結構好きだな。

本編は暗いから、せめてもの番外編は明るく軽やかに行って欲しい。
そんな願いがしっかり届いた一冊だ。

ISBN:4829117400 文庫 賀東 招二 富士見書房 2005/07/20 ¥546
スレイヤーズももうはや25巻なんだ…としみじみ。
しっかしパワーが落ちないね、この作品は!

旅をしながら依頼を聞きながら魔術を高めながら旅を続ける(と私は理解している)リナ・インバース、通所ドラまたリナ。
いい加減、この世界も行くところ行きつくしたのではないのかと思うが、それとももっとずっと遥かに広い世界なのだろうか。
二度目三度目の町もあるから、そういうもんでもないと思うが…さして広くは無い同じ世界を、流れ流れていったり来たりもいい加減いやにならんのか?と、ふと思ったりする秋である。

とはいえ。
今更世界は広げられないか…地下世界とか、魔道の世界とか、闇の世界とか、怪しげなものを設定しない限り。(それも嘘臭いしな〜)

イエイティならぬ、"幸運をもたらす魔物"は果たしてなんなのか?
雪の降りしきる田舎の村でリナが巻き込まれた事件…に始まって、今回も"おーほっほっほ!"のナーガがらみで楽しげに話は展開する…模様(笑)

ISBN:482911763X 文庫 神坂 一 富士見書房 2005/10/20 ¥546

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