のだめカンタービレ (8)
2006年9月29日 読書
笑えるクラシック漫画…まさしくだ!
しんどい時は漫画が一番(気持ち悪くならないし…)(笑)
しかし、本当のことを言えば、最初は付いてゆけなかったんだけど、ここに来て妙に面白くなってきている。(友よ!レンタルありがとう!)
彼(千秋)は彼、彼女(のだめ)は彼女で、一人で立ち始めたからか?
どっちかがどっちかに凭れ掛かっているようでは、話にならぬ(笑)
ハリセン先生もいい味だしているし。
難しいことは抜きにして、難しいことは分からなくても感動は分かち合える、やっぱり音楽っていいなぁ〜。
ISBN:4063404765 コミック 二ノ宮 知子 講談社 2004/03/12 ¥410
しんどい時は漫画が一番(気持ち悪くならないし…)(笑)
しかし、本当のことを言えば、最初は付いてゆけなかったんだけど、ここに来て妙に面白くなってきている。(友よ!レンタルありがとう!)
彼(千秋)は彼、彼女(のだめ)は彼女で、一人で立ち始めたからか?
どっちかがどっちかに凭れ掛かっているようでは、話にならぬ(笑)
ハリセン先生もいい味だしているし。
難しいことは抜きにして、難しいことは分からなくても感動は分かち合える、やっぱり音楽っていいなぁ〜。
ISBN:4063404765 コミック 二ノ宮 知子 講談社 2004/03/12 ¥410
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式ガイドブック 角川コミックス・エース
2006年9月27日 読書
さすが!
今でも13巻が既刊だが、中身がたっぷりみっしり詰ったガンダム・シリーズゆえに、公式ガイドブックなどというものも出ているらしい。
私らのガンダム世代は、テレビアニメを何度も見返しているので、その記憶にバックアップもされているから平気だけど、漫画だけだとああもくるくる戦局が変転すると、人物に対する思い入れとかストーリーとか、人間関係とか、否、それ以前に記憶とか、ややこしくなってくるのかもしれない。
特別寄稿「ガルシアの朝」は面白かった。
シャアの甘言にのってジャブローに乗り込んでいって戦死したガルシア閣下のその後…
つまり、天国か地獄かは別として、あの世へ意ってもザビ兄弟(妹)、ギレン・ドズル・キシリアに苛められるガルシア閣下の話であった。
ザビ3兄弟(妹)が、死んだときの姿で出てくるのがなんとも…。
ISBN:4047136441 コミック 安彦 良和 角川書店 2004/08/26 ¥777
今でも13巻が既刊だが、中身がたっぷりみっしり詰ったガンダム・シリーズゆえに、公式ガイドブックなどというものも出ているらしい。
私らのガンダム世代は、テレビアニメを何度も見返しているので、その記憶にバックアップもされているから平気だけど、漫画だけだとああもくるくる戦局が変転すると、人物に対する思い入れとかストーリーとか、人間関係とか、否、それ以前に記憶とか、ややこしくなってくるのかもしれない。
特別寄稿「ガルシアの朝」は面白かった。
シャアの甘言にのってジャブローに乗り込んでいって戦死したガルシア閣下のその後…
つまり、天国か地獄かは別として、あの世へ意ってもザビ兄弟(妹)、ギレン・ドズル・キシリアに苛められるガルシア閣下の話であった。
ザビ3兄弟(妹)が、死んだときの姿で出てくるのがなんとも…。
ISBN:4047136441 コミック 安彦 良和 角川書店 2004/08/26 ¥777
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (13)
2006年9月27日 読書
最新刊のこの巻では、ルウム戦役の前半まで描かれている。
ルウム戦役といえば、シャアが赤い彗星としてただ一騎(なんとなくこっちの字を使いたい気がする)のモビルスーツで戦艦を5隻沈めたとかいやあれは3隻だった(連邦軍談)とか、いろいろ言われているやつですね。
つまり、シャアの大出世のきっかけになった戦役である。
しかも、コロニーを地球上にどんどん落としまくったという非情極まりない作戦で、たぶん視聴者にも人気がなかったはなしだと思う。
その落としたコロニー(サイド2)の島のひとつでは、中に毒ガスを送り込んで数万人の住民を全滅させたとか、なんというか、歴史で絶対非難されるよな、という強攻策を行う様子も描かれている。
自分の愛するものを護るために、という昔から使われている言い訳がここでも出てくる。
そう思わないと戦争は出来ないのだろうけど。
お互いの力(人的資源・財政的資源その他)を無駄に消耗する戦争程、ばかげた扮装の解決方法はないのだ。
戦いは究極の愚である。
戦う前に戦うことを諦めさせるような方法を、作戦を考えなさい、それが最高の兵法である、とかの孫氏の兵法でもいっているではないか。
ISBN:4047138509 コミック 富野 由悠季 角川書店 2006/07 ¥588
ルウム戦役といえば、シャアが赤い彗星としてただ一騎(なんとなくこっちの字を使いたい気がする)のモビルスーツで戦艦を5隻沈めたとかいやあれは3隻だった(連邦軍談)とか、いろいろ言われているやつですね。
つまり、シャアの大出世のきっかけになった戦役である。
しかも、コロニーを地球上にどんどん落としまくったという非情極まりない作戦で、たぶん視聴者にも人気がなかったはなしだと思う。
その落としたコロニー(サイド2)の島のひとつでは、中に毒ガスを送り込んで数万人の住民を全滅させたとか、なんというか、歴史で絶対非難されるよな、という強攻策を行う様子も描かれている。
自分の愛するものを護るために、という昔から使われている言い訳がここでも出てくる。
そう思わないと戦争は出来ないのだろうけど。
お互いの力(人的資源・財政的資源その他)を無駄に消耗する戦争程、ばかげた扮装の解決方法はないのだ。
戦いは究極の愚である。
戦う前に戦うことを諦めさせるような方法を、作戦を考えなさい、それが最高の兵法である、とかの孫氏の兵法でもいっているではないか。
ISBN:4047138509 コミック 富野 由悠季 角川書店 2006/07 ¥588
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (12)
2006年9月27日 読書
この巻では世にも珍しいモノが見られる。
それは、キシリアねえさんの女装…!
相変わらず頬がこけてますけど、ちゃんと女性だよなぁ(失礼)
この人は目が怖いんだ。
目が。
非情で酷薄な性格が、目に現れている。
シャアとラララァの出会いあり。
それもシャアが失業時代(前回の事件の責任をとって士官の地位を剥奪され一般兵士として除名処分となった)の話である。
テム・レイ氏、モビルスーツ開発に取り掛かり、アムロとともにサイド7に移住。
フラウ・ボウとの出会い…そして、サイド3が独立宣言をし、連邦政府に対し宣戦布告する。
戦争の始まりである。
ISBN:4047138053 コミック 富野 由悠季 角川書店 2006/04/22 ¥588
それは、キシリアねえさんの女装…!
相変わらず頬がこけてますけど、ちゃんと女性だよなぁ(失礼)
この人は目が怖いんだ。
目が。
非情で酷薄な性格が、目に現れている。
シャアとラララァの出会いあり。
それもシャアが失業時代(前回の事件の責任をとって士官の地位を剥奪され一般兵士として除名処分となった)の話である。
テム・レイ氏、モビルスーツ開発に取り掛かり、アムロとともにサイド7に移住。
フラウ・ボウとの出会い…そして、サイド3が独立宣言をし、連邦政府に対し宣戦布告する。
戦争の始まりである。
ISBN:4047138053 コミック 富野 由悠季 角川書店 2006/04/22 ¥588
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (11)
2006年9月27日 読書
シャア(にまんまと成りすましたキャスバル)と、ガルマは士官学校で同期生だった。
…というのは、アニメでも分かっていたことだが、その士官学校時代にどういうことがあって、擬似親友(ガルマは親友だと思っていた。最後まで)となったのか。
話だけを見ていると、いい親友だと思うんだけどな。
シャアはでもその仮面の下で虎視眈々と隙を狙っていた様子。
悪魔での冷徹な、策謀家であることは随所随所に出てくるのだった。
そして、ガルマをおだて上げ、祭り上げ、表にさらして防禦壁となし、極悪非道(笑)の連邦軍下で圧政に苦しむ市民の鬱憤を晴らす反逆事件を裏で操作するのである。
まだ士官学校卒業前だというのに…。
陰謀家め…。
こんな友達いらんよなー。
というか、見破れんかったんか、ガルマ。
なんか本能的に"こいつには近づくな"みたいな直感が働かなかったのか、ガルマよ。
だから"お坊ちゃん"なんだろうけど。
父・デギンは「おまえは学者にすればよかった」とか言うしな。
父親だけに息子の本性はちゃんと分かっていたということだろう。
「ダイクンの子供ら(シャアとセイラのこと)のようにならぬことを願っている」とも言う。
誰のせいだ?と突っ込みはなし。
彼もそれだけ年老いたということだろう。
ちなみに、しごきしごきで苦労苦労の士官学校時代の校長先生は兄・ドズルである。
ここで彼は教え子(生徒)である女子仕官候補生、ゼナ・ミアとひょんなことで袖振り合い(笑)結婚へとこぎつける。
彼女はシャアはガルマと同期の、学年席次8番という優秀なウエーブである。
そういえば、アニメではジオン軍のウエーブ(女性士官)はほとんど目にしなかったような…ハモンさんとかララァが珍しかったぐらいだから。
キシリアは例外。
ISBN:4047137715 コミック 富野 由悠季 角川書店 2005/12/22 ¥588
…というのは、アニメでも分かっていたことだが、その士官学校時代にどういうことがあって、擬似親友(ガルマは親友だと思っていた。最後まで)となったのか。
話だけを見ていると、いい親友だと思うんだけどな。
シャアはでもその仮面の下で虎視眈々と隙を狙っていた様子。
悪魔での冷徹な、策謀家であることは随所随所に出てくるのだった。
そして、ガルマをおだて上げ、祭り上げ、表にさらして防禦壁となし、極悪非道(笑)の連邦軍下で圧政に苦しむ市民の鬱憤を晴らす反逆事件を裏で操作するのである。
まだ士官学校卒業前だというのに…。
陰謀家め…。
こんな友達いらんよなー。
というか、見破れんかったんか、ガルマ。
なんか本能的に"こいつには近づくな"みたいな直感が働かなかったのか、ガルマよ。
だから"お坊ちゃん"なんだろうけど。
父・デギンは「おまえは学者にすればよかった」とか言うしな。
父親だけに息子の本性はちゃんと分かっていたということだろう。
「ダイクンの子供ら(シャアとセイラのこと)のようにならぬことを願っている」とも言う。
誰のせいだ?と突っ込みはなし。
彼もそれだけ年老いたということだろう。
ちなみに、しごきしごきで苦労苦労の士官学校時代の校長先生は兄・ドズルである。
ここで彼は教え子(生徒)である女子仕官候補生、ゼナ・ミアとひょんなことで袖振り合い(笑)結婚へとこぎつける。
彼女はシャアはガルマと同期の、学年席次8番という優秀なウエーブである。
そういえば、アニメではジオン軍のウエーブ(女性士官)はほとんど目にしなかったような…ハモンさんとかララァが珍しかったぐらいだから。
キシリアは例外。
ISBN:4047137715 コミック 富野 由悠季 角川書店 2005/12/22 ¥588
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (10)
2006年9月27日 読書
表紙はテレビアニメでもあった。
「キャスバルにいさぁ〜ん!まってぇ〜!」
とセイラが追いすがるのにシャアがどこかへ行ってしまうというもの。
ジオンの元から逃亡した二人が、どのようにして命を護ってきたか。
誰の元で育てられたのか。
そして、そんな立場(つまりジオンの諜報部は彼等を追いかけているはずだ)で、シャアがジオン軍にもぐりこむことが出来たのか。
とうとう暗殺部隊(言わずもがなのキシリア配下)に襲撃され、養父、ドン・レアボロ(アンダルシアのお城に在住)は逆に、ジオンの監視下に入ることでの命の安全を手に入れることを考えた。
それを勧めたのが、ミライ・ヤシマの父である。
有力な実業家である彼は、廃棄されかかっていたルウム・コロニー(テーマパークとして建設された)に私費を投じて、テキサス・コロニーを建設したのだった。
自由はないけど、命の保障はあるだろうということだ。
そのシーンには、若きミライさん(15歳)も登場。
すでに父の秘書として付き添っている。
娘に事業を継承させる考えだったそうで、田中真紀子氏の父上・田中角栄元総理大臣を思い出す。
彼は、海外出張(笑)のときは奥方ではなくつねに真紀子嬢を連れて行った。
そのときから、娘を将来政界に入れるつもりで修行(見聞を広め、化を売る)をさせていたのは有名な話。
ただ、唯一彼が娘を連れてゆかなかったことがある。
中国との国交正常化にあたり、彼が中国へ乗り込んだ時である。
帰れるかどうか分からない、と思っていたらしい。
それだけの覚悟で乗り込んだからこそ、正常化は実現し、彼は名を歴史に刻んだ。
こーゆー残し方ならいいんだけど、最近の政治家は悪名ばかり遺すよね。
中国で田中真紀子氏が"個人的に"歓迎されるのは、この父上があてこそのこと。
「一緒に井戸を掘った人のことは忘れない」
という中国人の思考の、いい面なんだろうな、と思う。
さて、こうして、襲撃のなか、障害を負った(でも、兄弟以外では唯一の生存者となった)養父に連れられてサイド3の隣に位置するテキサス・コロニーへ移住する。
ここでの二人の名前が、エドワウ・マスとセイラ・マスである。
名前の通り、アメリカ西部の佇まいを残したこの地で兄妹は健やかに育ったように…思いたいが、エドワウ(シャア)がどんどん性格が…歪んでゆく片鱗がうかがわれる。
そして、シャア・アズナブルという、近所の気のいい若者との出会い。
セイラにとっては、もしかしたら、初恋だったかもしれない。
それにしても、シャアはエドワウに双子のように瓜二つで年も同じ(16歳)というのが…やはり、セイラはブラ・コンか?
ザビ家の宣伝(主催、ギレン・ザビ)に載せられた未熟な若者の一例として、両親の反対を押し切って、士官学校入学を決めたシャア・阿須なぶる青年。
さて、それを知ったシャアは…ということで、わずか10台にして、人を欺き、最悪人を巻き添えにすることも(計算に入れなくても)自分の大義(目的)のためには仕方がないと割り切ってしまうシャアの片鱗がうかがわれる、ちょっと怖いシーンもあった。
そうか、こうして赤い彗星は生まれたわけだね、うん。
納得。
ISBN:4047137464 コミック 富野 由悠季 角川書店 2005/08/26 ¥609
「キャスバルにいさぁ〜ん!まってぇ〜!」
とセイラが追いすがるのにシャアがどこかへ行ってしまうというもの。
ジオンの元から逃亡した二人が、どのようにして命を護ってきたか。
誰の元で育てられたのか。
そして、そんな立場(つまりジオンの諜報部は彼等を追いかけているはずだ)で、シャアがジオン軍にもぐりこむことが出来たのか。
とうとう暗殺部隊(言わずもがなのキシリア配下)に襲撃され、養父、ドン・レアボロ(アンダルシアのお城に在住)は逆に、ジオンの監視下に入ることでの命の安全を手に入れることを考えた。
それを勧めたのが、ミライ・ヤシマの父である。
有力な実業家である彼は、廃棄されかかっていたルウム・コロニー(テーマパークとして建設された)に私費を投じて、テキサス・コロニーを建設したのだった。
自由はないけど、命の保障はあるだろうということだ。
そのシーンには、若きミライさん(15歳)も登場。
すでに父の秘書として付き添っている。
娘に事業を継承させる考えだったそうで、田中真紀子氏の父上・田中角栄元総理大臣を思い出す。
彼は、海外出張(笑)のときは奥方ではなくつねに真紀子嬢を連れて行った。
そのときから、娘を将来政界に入れるつもりで修行(見聞を広め、化を売る)をさせていたのは有名な話。
ただ、唯一彼が娘を連れてゆかなかったことがある。
中国との国交正常化にあたり、彼が中国へ乗り込んだ時である。
帰れるかどうか分からない、と思っていたらしい。
それだけの覚悟で乗り込んだからこそ、正常化は実現し、彼は名を歴史に刻んだ。
こーゆー残し方ならいいんだけど、最近の政治家は悪名ばかり遺すよね。
中国で田中真紀子氏が"個人的に"歓迎されるのは、この父上があてこそのこと。
「一緒に井戸を掘った人のことは忘れない」
という中国人の思考の、いい面なんだろうな、と思う。
さて、こうして、襲撃のなか、障害を負った(でも、兄弟以外では唯一の生存者となった)養父に連れられてサイド3の隣に位置するテキサス・コロニーへ移住する。
ここでの二人の名前が、エドワウ・マスとセイラ・マスである。
名前の通り、アメリカ西部の佇まいを残したこの地で兄妹は健やかに育ったように…思いたいが、エドワウ(シャア)がどんどん性格が…歪んでゆく片鱗がうかがわれる。
そして、シャア・アズナブルという、近所の気のいい若者との出会い。
セイラにとっては、もしかしたら、初恋だったかもしれない。
それにしても、シャアはエドワウに双子のように瓜二つで年も同じ(16歳)というのが…やはり、セイラはブラ・コンか?
ザビ家の宣伝(主催、ギレン・ザビ)に載せられた未熟な若者の一例として、両親の反対を押し切って、士官学校入学を決めたシャア・阿須なぶる青年。
さて、それを知ったシャアは…ということで、わずか10台にして、人を欺き、最悪人を巻き添えにすることも(計算に入れなくても)自分の大義(目的)のためには仕方がないと割り切ってしまうシャアの片鱗がうかがわれる、ちょっと怖いシーンもあった。
そうか、こうして赤い彗星は生まれたわけだね、うん。
納得。
ISBN:4047137464 コミック 富野 由悠季 角川書店 2005/08/26 ¥609
機動戦士ガンダム THE ORIGIN(9)
2006年9月27日 読書
ここからは、アニメではなかったドラマが始まる。
これはこの漫画を読んだ人が一番得をするところ。
シャアとセイラの物語…というわけで、彼あの父・ジオン・ズム・ダイクンの死(後、毒殺と判明。しかもトリカブトなのだそうだ)
奥方、つまりシャアとセイラの母であるアストライアが町の歌姫であることとか、その後輩(?)があのハモンであったこととか…背景がしっかりと出てくる。
なんと!兄(シャア)妹(セイラ)をサイド3から脱出させたのは、ラモン・ラウだったのだ!
…ってアニメでそこまで語っていたかな?
覚えはないが。
ラモン・ラル大尉がダイクン家に執着をもっていたのは何故か。
セイラと再会した時に、思わず戦いの中で戦いを忘れてしまった"こととか。
その理由が明らかになる。
ザビ家にはギレンの上に政治家タイプの長兄サスロがいたらしい。
彼も暗殺されているが、どうも下手人はザビ家の中に…しかも兄弟(妹)のなかにいるのがありありと分かる。
若いキシリアも出てくるが、その後と変わらない、酷薄な戦闘タイプで情報部を束ねている女丈夫。
ただ、子供であるシャアに逆に迫力負けしているあたり、まだまだ若さが露呈するか。
ガルマやドズル意外は、身内も敵、油断したら抹殺、というなんというかな〜という家系のようだ。
これじゃデギン(父)が年取って、穏やかな性格になった時、ガルマを可愛がるのも分からないではない。
ISBN:4047137146 コミック 矢立 肇 角川書店 2005/04/26 ¥588
これはこの漫画を読んだ人が一番得をするところ。
シャアとセイラの物語…というわけで、彼あの父・ジオン・ズム・ダイクンの死(後、毒殺と判明。しかもトリカブトなのだそうだ)
奥方、つまりシャアとセイラの母であるアストライアが町の歌姫であることとか、その後輩(?)があのハモンであったこととか…背景がしっかりと出てくる。
なんと!兄(シャア)妹(セイラ)をサイド3から脱出させたのは、ラモン・ラウだったのだ!
…ってアニメでそこまで語っていたかな?
覚えはないが。
ラモン・ラル大尉がダイクン家に執着をもっていたのは何故か。
セイラと再会した時に、思わず戦いの中で戦いを忘れてしまった"こととか。
その理由が明らかになる。
ザビ家にはギレンの上に政治家タイプの長兄サスロがいたらしい。
彼も暗殺されているが、どうも下手人はザビ家の中に…しかも兄弟(妹)のなかにいるのがありありと分かる。
若いキシリアも出てくるが、その後と変わらない、酷薄な戦闘タイプで情報部を束ねている女丈夫。
ただ、子供であるシャアに逆に迫力負けしているあたり、まだまだ若さが露呈するか。
ガルマやドズル意外は、身内も敵、油断したら抹殺、というなんというかな〜という家系のようだ。
これじゃデギン(父)が年取って、穏やかな性格になった時、ガルマを可愛がるのも分からないではない。
ISBN:4047137146 コミック 矢立 肇 角川書店 2005/04/26 ¥588
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (8)
2006年9月27日 読書
ようやくジャブローだぁ!
…と思ったら、ちゃっかりシャアが再登場。
というか。
原住民と裏取引して、難攻不落のジャブローへの地下水系ルートを探り出し、そこから潜入するという、兵法としては当然なんだけど、正統派過ぎて面白味のないシャアの戦法である。
見てくれが派手(真っ赤だし)だけど、やり方は正統派なんだよね、この人は。
アムロがニュータイプの被検体として"ひそかに"検査されていたことはアニメではかかれてなかったが、この期に続くガンダム・シリーズのテーマのきっかけとしてその第一歩が漫画には描かれている。
ほとんど人体実験……。
サイテー。
シャア(キャスバル)とアルテイシア(セイラ)の再開シーンあり。
すっとぼけセイラも見られる。
名前だけの暢気な爺さんかと思っていたレビル将軍閣下(連邦軍最高司令官)が意外や意外な古だぬきであったことが判明するとともに、シャアの甘言に載せられて(ジオン軍にはこういう人が多い)移動要塞あっ寒まで繰り出してきたガルシア閣下の無能さが目立つ戦闘であった。
それにしても、
「貴様は無駄死にではないぞ」
と毎回毎回、シャアは言っているような…気が。
大量生産のジムの団体を前にして、ジオン軍が浮き足立つ。
"連邦の白いヤツ"
は既にジオンにとっては死神の別名らしい…。
「マチルダの護った艦にさわらせるかぁ!」
と名科白を残し、ウッディ大尉も戦死。
ISBN:4047136808 コミック 富野 由悠季 角川書店 2004/11/26 ¥588
…と思ったら、ちゃっかりシャアが再登場。
というか。
原住民と裏取引して、難攻不落のジャブローへの地下水系ルートを探り出し、そこから潜入するという、兵法としては当然なんだけど、正統派過ぎて面白味のないシャアの戦法である。
見てくれが派手(真っ赤だし)だけど、やり方は正統派なんだよね、この人は。
アムロがニュータイプの被検体として"ひそかに"検査されていたことはアニメではかかれてなかったが、この期に続くガンダム・シリーズのテーマのきっかけとしてその第一歩が漫画には描かれている。
ほとんど人体実験……。
サイテー。
シャア(キャスバル)とアルテイシア(セイラ)の再開シーンあり。
すっとぼけセイラも見られる。
名前だけの暢気な爺さんかと思っていたレビル将軍閣下(連邦軍最高司令官)が意外や意外な古だぬきであったことが判明するとともに、シャアの甘言に載せられて(ジオン軍にはこういう人が多い)移動要塞あっ寒まで繰り出してきたガルシア閣下の無能さが目立つ戦闘であった。
それにしても、
「貴様は無駄死にではないぞ」
と毎回毎回、シャアは言っているような…気が。
大量生産のジムの団体を前にして、ジオン軍が浮き足立つ。
"連邦の白いヤツ"
は既にジオンにとっては死神の別名らしい…。
「マチルダの護った艦にさわらせるかぁ!」
と名科白を残し、ウッディ大尉も戦死。
ISBN:4047136808 コミック 富野 由悠季 角川書店 2004/11/26 ¥588
機動戦士ガンダム THE ORIGIN(7)
2006年9月27日 読書
第一目標値・ジャブロー間近である。
ここまで来て、リュウが戦死。
マチルダ戦死。
嗚呼もったいない…と思ったファンは多かった。
テレビアニメでは、涙が出たシーンだった。
ハモンさんもお亡くなりになったし…。
一気に潤いのなくなった巻である。
輸送隊は戦争の中で、唯一モノを作りだせる仕事だから、というのが彼女がアムロに与えた言葉だった。
ジャブロー基地の連邦軍中枢もなんだかな〜とその暢気さと言うかだらけているというか…を感じるけど、タチ中尉いわく「ラル大尉のような人材を捨て駒にするようでは、ジオンの明日もしれています」の科白にもいろいろ感じ取ることが出来る。
既にジオンはデギン公王から着々とギレン・ザビへとうつりつつあることも描かれているし…。
さすが漫画だと、人物の裏設定とか、事件の背後にあるものとかがしっかりと出てきて確認できるので、アニメで見慣れた「ガンダム」とはいえ、「ほぉ〜そうだったのか!」と感心するところも多いのだ。
ISBN:4047136476 コミック 安彦 良和 角川書店 ?588
ここまで来て、リュウが戦死。
マチルダ戦死。
嗚呼もったいない…と思ったファンは多かった。
テレビアニメでは、涙が出たシーンだった。
ハモンさんもお亡くなりになったし…。
一気に潤いのなくなった巻である。
輸送隊は戦争の中で、唯一モノを作りだせる仕事だから、というのが彼女がアムロに与えた言葉だった。
ジャブロー基地の連邦軍中枢もなんだかな〜とその暢気さと言うかだらけているというか…を感じるけど、タチ中尉いわく「ラル大尉のような人材を捨て駒にするようでは、ジオンの明日もしれています」の科白にもいろいろ感じ取ることが出来る。
既にジオンはデギン公王から着々とギレン・ザビへとうつりつつあることも描かれているし…。
さすが漫画だと、人物の裏設定とか、事件の背後にあるものとかがしっかりと出てきて確認できるので、アニメで見慣れた「ガンダム」とはいえ、「ほぉ〜そうだったのか!」と感心するところも多いのだ。
ISBN:4047136476 コミック 安彦 良和 角川書店 ?588
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (6)
2006年9月27日 読書
ランバ・ラル退場の巻。
「あんな子供がほしいのか?」
大人な科白が散りばめられたあたりです。
でもって、ブライトさんの眉間と口元のしわがどんどん増えてゆく……。
ミライにまで「ブライトには失望したわ」なんていわれてかわいそうに……(笑)
指揮官は孤独なもんです。
誰にも相談できず、最終決断は指揮官のみが行う。
全責任をもって。
「ブライトは自分からは謝れないんだ。察してやれ。許してやれ。」
とアムロに諭すリュウ。
それは会社でもおんなじ。
謝れない人種って、いるんだよな〜。
ほんまは謝るのが筋だろう、それが人間ってもんだろう。
謝る勇気を持ってよ〜と思うことも多いが。
ISBN:4047136115 コミック 富野 由悠季 角川書店 2004/03 ¥609
「あんな子供がほしいのか?」
大人な科白が散りばめられたあたりです。
でもって、ブライトさんの眉間と口元のしわがどんどん増えてゆく……。
ミライにまで「ブライトには失望したわ」なんていわれてかわいそうに……(笑)
指揮官は孤独なもんです。
誰にも相談できず、最終決断は指揮官のみが行う。
全責任をもって。
「ブライトは自分からは謝れないんだ。察してやれ。許してやれ。」
とアムロに諭すリュウ。
それは会社でもおんなじ。
謝れない人種って、いるんだよな〜。
ほんまは謝るのが筋だろう、それが人間ってもんだろう。
謝る勇気を持ってよ〜と思うことも多いが。
ISBN:4047136115 コミック 富野 由悠季 角川書店 2004/03 ¥609
機動戦士ガンダム THE ORIGIN(5)
2006年9月27日 読書
敵方登場人物の中でも人気の高い、ランバ・ラルとハモンが登場。
…といっても、魅力的な登場人物は、敵に多いのだが。(ま、入れ替わり立ち代り、いろんなタイプが出てくるからね)
ハモンはラモン・ラルの愛人であると、これまたアニメでははっきり示されている。
富野さんてば…。
ブライトさんに反発したアムロの家出…。
しかし、ガンダムごと家出します?普通。
ブライト氏、怒る怒る…当たり前。
その辺の感覚もすごいというか、普通じゃないよねぇと感心した。
ISBN:4047135577 コミック 安彦 良和 角川書店 2003/07/24 ¥588
…といっても、魅力的な登場人物は、敵に多いのだが。(ま、入れ替わり立ち代り、いろんなタイプが出てくるからね)
ハモンはラモン・ラルの愛人であると、これまたアニメでははっきり示されている。
富野さんてば…。
ブライトさんに反発したアムロの家出…。
しかし、ガンダムごと家出します?普通。
ブライト氏、怒る怒る…当たり前。
その辺の感覚もすごいというか、普通じゃないよねぇと感心した。
ISBN:4047135577 コミック 安彦 良和 角川書店 2003/07/24 ¥588
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (4)
2006年9月27日 読書
一言で言えば、
【ガルマ散る】
編。
アニメでさんざんお笑いを提供してくれたガルマさま(笑)
最後まで"坊や"だったがゆえに、最後までシャアに踊らされて散っていった、"ザビ家の良心を背負った男"
ロメオ&ジュリエットを思わせるガルマの純愛はガンダム世界では少ない華やかさを提供してくれた。
シャアには笑われたけどね…。
その直前にアムロは母に再会。
おかーさんは宇宙に出るのを嫌がって、地球に残っていました。
その気持ちは、分からないではない。
わたしもいやかも。
この漫画では出てこなかったけど、そこは富野氏、書くところは徹底的に描く。
アムロの母には愛人が!
アニメでは、分かる人にはちゃんと分かるように描かれていた。
シビアというか。
人気のないアムロの父・テムさんに一瞬同情評が集まった瞬間である。
ISBN:4047135453 コミック 富野 由悠季 角川書店 2003/03 ¥588
【ガルマ散る】
編。
アニメでさんざんお笑いを提供してくれたガルマさま(笑)
最後まで"坊や"だったがゆえに、最後までシャアに踊らされて散っていった、"ザビ家の良心を背負った男"
ロメオ&ジュリエットを思わせるガルマの純愛はガンダム世界では少ない華やかさを提供してくれた。
シャアには笑われたけどね…。
その直前にアムロは母に再会。
おかーさんは宇宙に出るのを嫌がって、地球に残っていました。
その気持ちは、分からないではない。
わたしもいやかも。
この漫画では出てこなかったけど、そこは富野氏、書くところは徹底的に描く。
アムロの母には愛人が!
アニメでは、分かる人にはちゃんと分かるように描かれていた。
シビアというか。
人気のないアムロの父・テムさんに一瞬同情評が集まった瞬間である。
ISBN:4047135453 コミック 富野 由悠季 角川書店 2003/03 ¥588
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (3)
2006年9月27日 読書
レビューがないわ…マチルダさんなのに〜。
だだをこねるアムロ。
居直る(いまいち居直りきれない?)アムロ。
だだをこねる非難民。
とりあえず地上に降ろせとフラウ・ボウを人質にとって威嚇する避難民。
…それを逆手にとって作戦を立てる木馬のスタッフ、というかブライトさん、大人だねぇ(笑)
「今までの腰抜けの連邦軍とはちがう」
とシャアをして言わしめる木馬の戦う少年少女たちである。
シャアもね…最初はやはり距離を置いて、様子を見て、相手を量っていたから、「後一歩」のところまで追い詰めては後退していた。
アムロなんかどれほどそれで命拾いしたことか。
お陰でアムロは立派な(?)ガンダム・パイロットとして育ちました。
これも外部からの適度な(?)プレッシャー(シャア)のお陰です。
ラストにマチルダ大尉が登場。
これであっさり機嫌が治るアムロ……。
…………。
まあいいけど。
アニメでは、ブライトさんはこのとき初めて大尉になったんじゃなかったかな?
違ったかな?(←記憶が遠い)
ISBN:4047135186 コミック 富野 由悠季 角川書店 2002/11 ¥588
だだをこねるアムロ。
居直る(いまいち居直りきれない?)アムロ。
だだをこねる非難民。
とりあえず地上に降ろせとフラウ・ボウを人質にとって威嚇する避難民。
…それを逆手にとって作戦を立てる木馬のスタッフ、というかブライトさん、大人だねぇ(笑)
「今までの腰抜けの連邦軍とはちがう」
とシャアをして言わしめる木馬の戦う少年少女たちである。
シャアもね…最初はやはり距離を置いて、様子を見て、相手を量っていたから、「後一歩」のところまで追い詰めては後退していた。
アムロなんかどれほどそれで命拾いしたことか。
お陰でアムロは立派な(?)ガンダム・パイロットとして育ちました。
これも外部からの適度な(?)プレッシャー(シャア)のお陰です。
ラストにマチルダ大尉が登場。
これであっさり機嫌が治るアムロ……。
…………。
まあいいけど。
アニメでは、ブライトさんはこのとき初めて大尉になったんじゃなかったかな?
違ったかな?(←記憶が遠い)
ISBN:4047135186 コミック 富野 由悠季 角川書店 2002/11 ¥588
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (2) カドカワコミックA
2006年9月27日 読書
第二巻は、「激闘編」
頑固頭の、ルナツー司令・ワッケインの命令で、主要スタッフは監禁の上沙汰待ち。
あと少しでシャアを葬れたかもしれないのにねぇ…ブライトさん。
そうすれば連邦の歴史に名を遺せたのに…。
なんて過ぎ去ったことは仕方がない。
ルナツーの連邦軍の対応は、
?協定ばかりを重視して融通が利かない。
?自軍の一生一度あるかないかのチャンスを潰した。
?挙句、「恩を売ってやったんだからそっちも融通をきかせろ(手加減をしろ)」という意識を勝手にもっている。
?その油断を突かれて大敗する。
という、いかにも"日本的"なお役所仕事であるな〜。
出先を知らない本社のおえらいさん、というか。
ルナツーなんて前線の出先そのものだと思うんだけどなぁ?
巻のラストで木馬(ホワイトベース)及びガンダムは地球の大気圏に突入。
最悪でも、むざむざと味方基地(ジャブロー)には行かせない、ジオンの勢力範囲に木馬を落とす、という最後の最後に出てきた展開に、テレビの前の我々は「へ〜」と素直に感嘆したものだった。
今のように戦争が現実のもの、自分オ近いところでやっているものという感覚がなかった、古き平和の時代のハナシ。
今なら、そういう本や情報は山のように海のように溢れているから、基本事項なんだろうな。
わざわざ感心するまでもなく。
ガンダムの大気圏突入は、これはもう!テレビアニメのほうが圧巻!
漫画では、木馬に取り付いたガンダムが、甲板にしがみついたまま、アムロがぜーぜー言いながらそのまま突入しているけど、アニメはもっと細かかった。
"焼けて消滅する"
と思われたガンダムは、アムロが必死でマニュアルを読んで、保護シートを引っ張り出して、大気圏に突入していた。
一秒を争う中での、まさしく死闘。
あの迫力は手に汗握ったなぁ。
ISBN:4047135038 コミック 富野 由悠季 角川書店 ?588
頑固頭の、ルナツー司令・ワッケインの命令で、主要スタッフは監禁の上沙汰待ち。
あと少しでシャアを葬れたかもしれないのにねぇ…ブライトさん。
そうすれば連邦の歴史に名を遺せたのに…。
なんて過ぎ去ったことは仕方がない。
ルナツーの連邦軍の対応は、
?協定ばかりを重視して融通が利かない。
?自軍の一生一度あるかないかのチャンスを潰した。
?挙句、「恩を売ってやったんだからそっちも融通をきかせろ(手加減をしろ)」という意識を勝手にもっている。
?その油断を突かれて大敗する。
という、いかにも"日本的"なお役所仕事であるな〜。
出先を知らない本社のおえらいさん、というか。
ルナツーなんて前線の出先そのものだと思うんだけどなぁ?
巻のラストで木馬(ホワイトベース)及びガンダムは地球の大気圏に突入。
最悪でも、むざむざと味方基地(ジャブロー)には行かせない、ジオンの勢力範囲に木馬を落とす、という最後の最後に出てきた展開に、テレビの前の我々は「へ〜」と素直に感嘆したものだった。
今のように戦争が現実のもの、自分オ近いところでやっているものという感覚がなかった、古き平和の時代のハナシ。
今なら、そういう本や情報は山のように海のように溢れているから、基本事項なんだろうな。
わざわざ感心するまでもなく。
ガンダムの大気圏突入は、これはもう!テレビアニメのほうが圧巻!
漫画では、木馬に取り付いたガンダムが、甲板にしがみついたまま、アムロがぜーぜー言いながらそのまま突入しているけど、アニメはもっと細かかった。
"焼けて消滅する"
と思われたガンダムは、アムロが必死でマニュアルを読んで、保護シートを引っ張り出して、大気圏に突入していた。
一秒を争う中での、まさしく死闘。
あの迫力は手に汗握ったなぁ。
ISBN:4047135038 コミック 富野 由悠季 角川書店 ?588
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (1) カドカワコミックA
2006年9月27日 読書
今はもう、はるか昔で、ファースト・ガンダムなどという分類番号(?)までつけられている、一番最初のガンダムだ。
一世風靡…したのは、放映があってしばらくしてからのこと。
まぁそんなもので、その後も何度も再放送でファンを増やし、原作者の富野由悠季氏はカミサマのように、教祖様のように祭り上げられたものだった。
実際、"富野教徒"みたいな人たちもいた。
タケノコゾクと言われた、休日ともなれば原宿だかどっかで踊り狂っていた若者達(ここからたくさんの芸能人が生まれたのでスカウト目当ての人間も多かったと思う)。
それに対抗するかのように、いや一時はそれを凌ぐ勢いで、ガンダムのコスプレをした人々(ガンダムとかガンタンクとか、モビルスーツすらいたし…)が出現し、マスコミにも取り上げられたのだった。
彼等を称して"トミノコゾク"と呼ぶ。
踊り狂ったかどうかは知らない。
そんなこんな、賛否両論いろいろ在ったけど、私にとってはガンダムといえばこれ。
一番最初の、本来は何も付いていない「ガンダム」である。
そのキャラデザインをした安彦良和氏は、小説のイラストレーターである一方、漫画家としても活躍しているけれど、は〜こんな本も書いていたのね、とちょっと吃驚。
でも嬉しい。
同じくガンダム世代の友人がまとめて貸してくれた。
多謝。
彼女は子供が二人とも男の子なので、いまだにこの手の者から無縁ではいられないのだが、自信もけっこー楽しんでいる。
そうそう。
どうせなら楽しまなくっちゃね…と私も仕事に対してそういえればいいんだけどな(笑)
さあ。
懐かしいガンダムの始まり。
最初の1巻は、サイド7へのシャアの進入と木馬ことホワイトベースの登場、アムロがガンダムに登場することとなったいきさつ。
本来避難民であるべき少年少女が、生きるために戦う。
操縦桿を握り、発射管を握り、戦う。
そして、百戦錬磨の、ナルシーでちょっと(?)変な(笑)赤い彗星のシャアとやらに追っかけまわされることとなる、その発端となる事件である。
ほんま、シャアは…しつこいのだ(笑)
宇宙コロニーや地球外惑星に、人間が植民し、やがて対立し、大きな戦争が起こる。
或いは、地球外生物との遭遇(未知との遭遇?)と誤解による不本意な戦闘の開始。
…というのは、富野氏のお得意のパターンで、ガンダムのあとの「イデオン」では辺境殖民惑星での地球外私物との出会い ⇒ 地球を目指して逃亡しつつ戦闘 ⇒ やが認識される"ニュータイプ"或いはそれに類するもの
という流れで進む。
その着眼点の新鮮さとか台詞回しの妙とか、どこへ流れてゆくのかストーリーが読めないことが富野氏の一連の作品のヒットに繋がったのだった。
が、どこへ流れてゆくか分からないストーリー…がそのままどこへ流れていったのか【理解できない】となったあたりから、富野教(笑)の勢力も衰えてしまったと思われる。
まあ、なんだかんだ言ったって、最初のガンダムは新鮮で驚きで凄かった。
これだけはいえる。
ISBN:4047134538 コミック 富野 由悠季 角川書店 2002/06/01 ¥588
一世風靡…したのは、放映があってしばらくしてからのこと。
まぁそんなもので、その後も何度も再放送でファンを増やし、原作者の富野由悠季氏はカミサマのように、教祖様のように祭り上げられたものだった。
実際、"富野教徒"みたいな人たちもいた。
タケノコゾクと言われた、休日ともなれば原宿だかどっかで踊り狂っていた若者達(ここからたくさんの芸能人が生まれたのでスカウト目当ての人間も多かったと思う)。
それに対抗するかのように、いや一時はそれを凌ぐ勢いで、ガンダムのコスプレをした人々(ガンダムとかガンタンクとか、モビルスーツすらいたし…)が出現し、マスコミにも取り上げられたのだった。
彼等を称して"トミノコゾク"と呼ぶ。
踊り狂ったかどうかは知らない。
そんなこんな、賛否両論いろいろ在ったけど、私にとってはガンダムといえばこれ。
一番最初の、本来は何も付いていない「ガンダム」である。
そのキャラデザインをした安彦良和氏は、小説のイラストレーターである一方、漫画家としても活躍しているけれど、は〜こんな本も書いていたのね、とちょっと吃驚。
でも嬉しい。
同じくガンダム世代の友人がまとめて貸してくれた。
多謝。
彼女は子供が二人とも男の子なので、いまだにこの手の者から無縁ではいられないのだが、自信もけっこー楽しんでいる。
そうそう。
どうせなら楽しまなくっちゃね…と私も仕事に対してそういえればいいんだけどな(笑)
さあ。
懐かしいガンダムの始まり。
最初の1巻は、サイド7へのシャアの進入と木馬ことホワイトベースの登場、アムロがガンダムに登場することとなったいきさつ。
本来避難民であるべき少年少女が、生きるために戦う。
操縦桿を握り、発射管を握り、戦う。
そして、百戦錬磨の、ナルシーでちょっと(?)変な(笑)赤い彗星のシャアとやらに追っかけまわされることとなる、その発端となる事件である。
ほんま、シャアは…しつこいのだ(笑)
宇宙コロニーや地球外惑星に、人間が植民し、やがて対立し、大きな戦争が起こる。
或いは、地球外生物との遭遇(未知との遭遇?)と誤解による不本意な戦闘の開始。
…というのは、富野氏のお得意のパターンで、ガンダムのあとの「イデオン」では辺境殖民惑星での地球外私物との出会い ⇒ 地球を目指して逃亡しつつ戦闘 ⇒ やが認識される"ニュータイプ"或いはそれに類するもの
という流れで進む。
その着眼点の新鮮さとか台詞回しの妙とか、どこへ流れてゆくのかストーリーが読めないことが富野氏の一連の作品のヒットに繋がったのだった。
が、どこへ流れてゆくか分からないストーリー…がそのままどこへ流れていったのか【理解できない】となったあたりから、富野教(笑)の勢力も衰えてしまったと思われる。
まあ、なんだかんだ言ったって、最初のガンダムは新鮮で驚きで凄かった。
これだけはいえる。
ISBN:4047134538 コミック 富野 由悠季 角川書店 2002/06/01 ¥588
戦う動物園―旭山動物園と到津の森公園の物語
2006年9月26日 読書
今、笑いがとまらない(であろうと素人は邪推する)北海道は旭山動物園。
そして、北九州市にある到津(いとうづ)の森公園。
その園長同志は親友であり、まさしく"同志"であった。
かつては閉園に追い込まれ、市民を味方に必死の起死回生で再生した到津の森公園の岩野俊郎園長。
エキノコックス事件でマスコミに叩かれ叩かれても信念を曲げなかった旭山動物園の小菅正夫園長。
今の"成功"が、商業的な成功ではない。
もっと奥深いもの。
動物園の存在意義をしっかと見定めたが故の、人間の本能をずばり突いたが故の両園の繁栄があるということに、この本は教えてくれる。
前髪しかないLADY LUCK(幸運の女神)は、人の前をさっと通り過ぎてゆく。
彼女に後ろ髪はないのだから(想像したらダメ。考えると笑えるけど、笑ったら怒られそう)、さっと通り過ぎる瞬間に、間違いなく、その前髪を掴まねばならない。
人の人生には必ず、LADY LUCKがその目の前をよぎる時があるのだから。
…なんて言われると、ねぇ?どきどきしませんか?(笑)
力が、たとえちょびっとでも、湧いてきませんか?ねえ?
人間というのは動物園が必要なんだ。
動物の生態をみて、五感で触れて、自分も生き物だって事を思い出すんだ。
だから、動物をみて、動物園で癒される、という言葉が出てくるんだ。
だが。
ふつーの動物園。
日本でごくごく当たり前にある動物園は、動物の自然を見せているわけじゃないという。
あんなところで、動物をみて癒される人間なんて、おかしい。
動物園が好き、なんていう人間は(特に大人は)正常じゃない。
と、彼らは言う。(私は好きなので、「ウッ!」とのけぞってしまったよ。異常なのか…そうなのか…)
なぜならば。
と動物園は定義されているではないか。
だから。
であるべきなのだ。
そもそも日本人は、自然を敬い、自然を畏れ(自然=神様だったから)、自然とともに共生するのがお得意の民族だったはずだ。
自然を敬えば、命の大切さも分かる。
それがどうだろう。
現実を見よ!
野性の凄さを、命の迫力を、動物園は見せるところでなくてはならない。
だかららこそ、あの美しい肉食獣の前足の筋肉とか、獲物を引き裂く牙とか、爪とか。
怖いけど、恐ろしいけれど、そこに美しさを感じることもあるのだ。
うっとりと、あの豹紋に魅入る人間がいないわけではない。
単なる苦労話だけではない。
何をもって、何を目指して両者が両園が前進しているのか、その迫力と力に圧倒される本だった。
ちなみに ⇒ http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/
(旭山動物園HP)あり。
いろいろと物議を醸し出したらしい(笑)副園長さんの日記もおもしろいデス。
到津の森公園もすさまじい歴史をもっている。
なかなかいけるところじゃないけど…興味津々。
つうか、北海道の旭山にしろ、北九州の到津の森にしろ、遠路はるばる…になることは間違いない。
でもものすごい吸引力がある!
これって、理屈じゃないよね!
やるなぁ…地方の方がやるやんか!って感じが、とっても小気味良いね♪
ISBN:4121018559 新書 島 泰三 中央公論新社 2006/07 ¥840
そして、北九州市にある到津(いとうづ)の森公園。
その園長同志は親友であり、まさしく"同志"であった。
かつては閉園に追い込まれ、市民を味方に必死の起死回生で再生した到津の森公園の岩野俊郎園長。
エキノコックス事件でマスコミに叩かれ叩かれても信念を曲げなかった旭山動物園の小菅正夫園長。
今の"成功"が、商業的な成功ではない。
もっと奥深いもの。
動物園の存在意義をしっかと見定めたが故の、人間の本能をずばり突いたが故の両園の繁栄があるということに、この本は教えてくれる。
前髪しかないLADY LUCK(幸運の女神)は、人の前をさっと通り過ぎてゆく。
彼女に後ろ髪はないのだから(想像したらダメ。考えると笑えるけど、笑ったら怒られそう)、さっと通り過ぎる瞬間に、間違いなく、その前髪を掴まねばならない。
人の人生には必ず、LADY LUCKがその目の前をよぎる時があるのだから。
…なんて言われると、ねぇ?どきどきしませんか?(笑)
力が、たとえちょびっとでも、湧いてきませんか?ねえ?
人間というのは動物園が必要なんだ。
動物の生態をみて、五感で触れて、自分も生き物だって事を思い出すんだ。
だから、動物をみて、動物園で癒される、という言葉が出てくるんだ。
だが。
ふつーの動物園。
日本でごくごく当たり前にある動物園は、動物の自然を見せているわけじゃないという。
あんなところで、動物をみて癒される人間なんて、おかしい。
動物園が好き、なんていう人間は(特に大人は)正常じゃない。
と、彼らは言う。(私は好きなので、「ウッ!」とのけぞってしまったよ。異常なのか…そうなのか…)
なぜならば。
生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えると称し、捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫等に対し、狭い空間での生活を余儀なくし、飼い殺しにする、人間中心の施設(新明解国語辞典 第4版)
と動物園は定義されているではないか。
だから。
自然を支配するのではなく、人が自然を畏れ敬う自然観に基づく動物園を発展させることが、私達動物園人の課題であろう。(成島悦雄2006「畜産の研究」より)
であるべきなのだ。
そもそも日本人は、自然を敬い、自然を畏れ(自然=神様だったから)、自然とともに共生するのがお得意の民族だったはずだ。
自然を敬えば、命の大切さも分かる。
それがどうだろう。
現実を見よ!
野性の凄さを、命の迫力を、動物園は見せるところでなくてはならない。
だかららこそ、あの美しい肉食獣の前足の筋肉とか、獲物を引き裂く牙とか、爪とか。
怖いけど、恐ろしいけれど、そこに美しさを感じることもあるのだ。
うっとりと、あの豹紋に魅入る人間がいないわけではない。
単なる苦労話だけではない。
何をもって、何を目指して両者が両園が前進しているのか、その迫力と力に圧倒される本だった。
ちなみに ⇒ http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/
(旭山動物園HP)あり。
いろいろと物議を醸し出したらしい(笑)副園長さんの日記もおもしろいデス。
到津の森公園もすさまじい歴史をもっている。
なかなかいけるところじゃないけど…興味津々。
つうか、北海道の旭山にしろ、北九州の到津の森にしろ、遠路はるばる…になることは間違いない。
でもものすごい吸引力がある!
これって、理屈じゃないよね!
やるなぁ…地方の方がやるやんか!って感じが、とっても小気味良いね♪
ISBN:4121018559 新書 島 泰三 中央公論新社 2006/07 ¥840
にしむく士(さむらい) (1巻)
2006年9月25日 読書
久しぶりの大和和紀作品!
太平のお江戸では武士は何も生み出さない、まったくのお荷物状態。
だから、旗本御家人といえども生活は楽じゃない!
お家を継げない(つまり部屋住み)末子に生まれた半四郎とその妻ゆきえ(と息子・太郎)は、ひょんなことから御徒組みのお役につくこととなり、めでたく上京…じゃない、お江戸にお引越し。(上京ってのは、この時代では"京へ行く"だったもんね)
だがだが、お江戸の生活は、御家人の生活は思った以上に大変。
組頭の尾花兵庫は"屁のツッパリにもならない婿殿"状態。
なれないお江戸で、田舎育ちの若い二人の生活は、さて、上手く行くのでしょうか。
…ちなみに。
20歳そこそこのゆきえが自分のことを"オバサン"だとか恋人たちの逢引を目撃して"若い人はいいわねぇ"だとか言うのには参ったけどね。
35歳で行き(嫁ぎ)遅れか…
とはいいつつも、殿様の側室になって安穏にくらすより、仕事で出世して目を光らせる方を選ぶかっこいい中老サマも出てくることだし。
その実情は、今の社会とたいして変わらないような気も。
関が原から100年程度で腑抜けになったサムライ。
と、
戦後50年程度で……になった平成の日本人。(若者だけではないぞ)
両者を作者は比べているが、まさしくね。
「日本人って」
と思うところだろうな。
「あさきゆめみし」
の時も感心したけど、この人の題名のセンスは上手いなぁと感心する。
あさきゆめみし…って伊呂波なんだよね。
イロハを覚えるのに、和歌風にアレンジした最後の句の一部分だもんね。
色は匂えど 散りぬるを 世は 誰にそ 常ならむ
(いろはにほへと ちりぬるをわか よたれそつねならむ)
……で始まる、伊呂波の【あさきゆめみし】
そして、説明するまでもなく、にしむく士、というのは、に(2)し(4)む(6)く(9)侍(⇒二本差し⇒11)
というわけで、2月・4月・6月・9月・11月の、小の月の覚え方をもじったもの。
小の月というのは、31日ではない月のこと。
昔々の高校時代、美術か音楽か書道かタイプか、の選択授業があり、興味本位でとったタイプの授業は、実は商業科むけの授業であった。
というのも、ウチは府立高校で普通科・商業科がごっちゃになっているというユニークな高校であったからそういうこともありえたのである。
もっとも、大学の英文科にいこうという面々は、英文タイプをここで覚えて行こうと真面目に選択したんだけどね。(当時はPCどころかワープロもなかった時代である。タイプライターなんて高価なものが一般家庭になかった時代である)
ただ、私はあくまで興味本位だったので、英文タイプではなく和文タイプを選んだ。
それがなんと、伊呂波順に、字が裏返し(つまり鏡に映した状態)且つ上下さかさま状態で並んでいる、ひとつひとつの小さな活字(小さなはんこみたいなの)を一個一個拾ってゆくのだ。
自分の目で探してね。
だから和文タイプを選択した人間のやることは、まず、いろはを覚えることだった。
受験前の高校生が…いろはの暗記である(笑)
実に器用なことをしたもんだと思うけど…若いってすごい。
すぐ覚えたから。
それに、いい気分転換にはなったなー。
武士も大変だった、特に下級武士は…というのは中村主水さん(必殺シリーズ)を見ていれば良く分かることだけど、まだまだ私達には霧がかかって分からないことも多い時代。
そして意外に面白そうな時代であることは、故・杉浦日向子さんの著書や漫画を見れば良く分かる。
だからこういう漫画も、まだまだたくさん描ける余地はあると思うんだよね。
ISBN:4063703339 文庫 大和 和紀 講談社 2006/08 ¥714
太平のお江戸では武士は何も生み出さない、まったくのお荷物状態。
だから、旗本御家人といえども生活は楽じゃない!
お家を継げない(つまり部屋住み)末子に生まれた半四郎とその妻ゆきえ(と息子・太郎)は、ひょんなことから御徒組みのお役につくこととなり、めでたく上京…じゃない、お江戸にお引越し。(上京ってのは、この時代では"京へ行く"だったもんね)
だがだが、お江戸の生活は、御家人の生活は思った以上に大変。
組頭の尾花兵庫は"屁のツッパリにもならない婿殿"状態。
なれないお江戸で、田舎育ちの若い二人の生活は、さて、上手く行くのでしょうか。
…ちなみに。
20歳そこそこのゆきえが自分のことを"オバサン"だとか恋人たちの逢引を目撃して"若い人はいいわねぇ"だとか言うのには参ったけどね。
35歳で行き(嫁ぎ)遅れか…
とはいいつつも、殿様の側室になって安穏にくらすより、仕事で出世して目を光らせる方を選ぶかっこいい中老サマも出てくることだし。
その実情は、今の社会とたいして変わらないような気も。
関が原から100年程度で腑抜けになったサムライ。
と、
戦後50年程度で……になった平成の日本人。(若者だけではないぞ)
両者を作者は比べているが、まさしくね。
「日本人って」
と思うところだろうな。
「あさきゆめみし」
の時も感心したけど、この人の題名のセンスは上手いなぁと感心する。
あさきゆめみし…って伊呂波なんだよね。
イロハを覚えるのに、和歌風にアレンジした最後の句の一部分だもんね。
色は匂えど 散りぬるを 世は 誰にそ 常ならむ
(いろはにほへと ちりぬるをわか よたれそつねならむ)
……で始まる、伊呂波の【あさきゆめみし】
そして、説明するまでもなく、にしむく士、というのは、に(2)し(4)む(6)く(9)侍(⇒二本差し⇒11)
というわけで、2月・4月・6月・9月・11月の、小の月の覚え方をもじったもの。
小の月というのは、31日ではない月のこと。
昔々の高校時代、美術か音楽か書道かタイプか、の選択授業があり、興味本位でとったタイプの授業は、実は商業科むけの授業であった。
というのも、ウチは府立高校で普通科・商業科がごっちゃになっているというユニークな高校であったからそういうこともありえたのである。
もっとも、大学の英文科にいこうという面々は、英文タイプをここで覚えて行こうと真面目に選択したんだけどね。(当時はPCどころかワープロもなかった時代である。タイプライターなんて高価なものが一般家庭になかった時代である)
ただ、私はあくまで興味本位だったので、英文タイプではなく和文タイプを選んだ。
それがなんと、伊呂波順に、字が裏返し(つまり鏡に映した状態)且つ上下さかさま状態で並んでいる、ひとつひとつの小さな活字(小さなはんこみたいなの)を一個一個拾ってゆくのだ。
自分の目で探してね。
だから和文タイプを選択した人間のやることは、まず、いろはを覚えることだった。
受験前の高校生が…いろはの暗記である(笑)
実に器用なことをしたもんだと思うけど…若いってすごい。
すぐ覚えたから。
それに、いい気分転換にはなったなー。
武士も大変だった、特に下級武士は…というのは中村主水さん(必殺シリーズ)を見ていれば良く分かることだけど、まだまだ私達には霧がかかって分からないことも多い時代。
そして意外に面白そうな時代であることは、故・杉浦日向子さんの著書や漫画を見れば良く分かる。
だからこういう漫画も、まだまだたくさん描ける余地はあると思うんだよね。
ISBN:4063703339 文庫 大和 和紀 講談社 2006/08 ¥714
最終巻。
自分の事しか考えられなかった主人公・渡も、いまでは"思いやり"をもつようになった……ようだ。
しかし、いくつになってもどたばたと…落ち着きのない少年である。
昔のガキ大将、ってやつね、
今時こんな子、いるだろうか?
いたら面白いのに〜というか、将来が楽しみなのに〜と思う今日この頃。
自分が学生で、クラスのなかにこんなのがいたらいやでいやでしょうがなかったのに、年をとると(視点を変えると)こういう生徒は実に面白い、と思う。
あのとき担任の教師もそう思っていたのかな?とふと思ったりして。
高校の同窓会なんてもうン十年もないから、皆がどうなったやら…分からないのがやっぱり寂しいね。
この漫画が描かれた頃は、子供の数も多く ⇒ したがって受験戦争真っ盛り ⇒ "豊かなニッポン"というわけで、高学歴賛美の真っ只中。
だから、主人公の父(養父)が「大学まで言って欲しい!」と力説する言葉が素直に読者の心に入った時代だった。
だが今は?
大工などという、まさに手に職の代表格みたいな職業、親は小躍りして喜ぶんじゃないかな?
それとも、現場よりも設計技師とか現場監督みたいな、大学出の資格・管理職のほうがいいのだろうか?
私の叔父は自分の子供4人(つまり私のいとこ達)全員を、美容師を始めとする"手に職"の技術職に育て上げた人である。
「喰いっぱぐれないように」
が口癖の人だったからな……。
お見事!
(ま、本人も足場からの転落事故で辞めるまでは大工だったし)
ISBN:4086176378 文庫 河 あきら 集英社 2000/12 ¥680
自分の事しか考えられなかった主人公・渡も、いまでは"思いやり"をもつようになった……ようだ。
しかし、いくつになってもどたばたと…落ち着きのない少年である。
昔のガキ大将、ってやつね、
今時こんな子、いるだろうか?
いたら面白いのに〜というか、将来が楽しみなのに〜と思う今日この頃。
自分が学生で、クラスのなかにこんなのがいたらいやでいやでしょうがなかったのに、年をとると(視点を変えると)こういう生徒は実に面白い、と思う。
あのとき担任の教師もそう思っていたのかな?とふと思ったりして。
高校の同窓会なんてもうン十年もないから、皆がどうなったやら…分からないのがやっぱり寂しいね。
この漫画が描かれた頃は、子供の数も多く ⇒ したがって受験戦争真っ盛り ⇒ "豊かなニッポン"というわけで、高学歴賛美の真っ只中。
だから、主人公の父(養父)が「大学まで言って欲しい!」と力説する言葉が素直に読者の心に入った時代だった。
だが今は?
大工などという、まさに手に職の代表格みたいな職業、親は小躍りして喜ぶんじゃないかな?
それとも、現場よりも設計技師とか現場監督みたいな、大学出の資格・管理職のほうがいいのだろうか?
私の叔父は自分の子供4人(つまり私のいとこ達)全員を、美容師を始めとする"手に職"の技術職に育て上げた人である。
「喰いっぱぐれないように」
が口癖の人だったからな……。
お見事!
(ま、本人も足場からの転落事故で辞めるまでは大工だったし)
ISBN:4086176378 文庫 河 あきら 集英社 2000/12 ¥680
どーしよーもない生徒とか、先生とか、子供とか大人とか。
出てくる登場人物をむりに更正しようとか、どうこうしようとしない、一見突き放したような書き方もこの漫画の魅力である。
だって、実際生活ってそうでしょ?
ダレだって自分の足で立たなきゃならないんだし。
たくさんの人物がでて、それぞれの性格も違って、だけどストーリーが上手いからその絡みが無理なくて、個々人の個性がしっかり出ていて……やっぱり面白いね。
一発ギャグだけで読ませる漫画じゃない。
ISBN:408617636X 文庫 河 あきら 集英社 2000/12 ¥680
出てくる登場人物をむりに更正しようとか、どうこうしようとしない、一見突き放したような書き方もこの漫画の魅力である。
だって、実際生活ってそうでしょ?
ダレだって自分の足で立たなきゃならないんだし。
たくさんの人物がでて、それぞれの性格も違って、だけどストーリーが上手いからその絡みが無理なくて、個々人の個性がしっかり出ていて……やっぱり面白いね。
一発ギャグだけで読ませる漫画じゃない。
ISBN:408617636X 文庫 河 あきら 集英社 2000/12 ¥680
なんとかかんとか高校に進学した主人公たち。
それぞれの"道"にむかって更なる一歩を…というわけだが、中学時代の縁というのは早々切れるものでもない。
特に、公立中学なんて、地域で固まってるからご近所だしな。
私なんて高校も公立だったから、ご近所さんがちょいと拡大した感じ(小学区制だった)だった。
しれはそれで楽しいものだ。
しかし…漫画ってのは当時の世相を繁栄する。
当時の中・高校生って純真だよねぇ。
暴力もイタズラも、ちゃんと分をわきまえているというか、【引き返せないところまではやらない】
つまり、どこまでならやれるか、ってことをちゃんとわきまえている。
やっちゃいけないことをちゃんと分かっている。
いまは、子供が出来すぎた武器を振り回しているようなもんだからなぁ。
すなわち、むかしはナントカに刃物、と言ったアレね。
高校の文化祭…楽しかったなぁと思い出してしまった。
禁止されているはずのバイクに乗って恋人達が逃走するという恋愛映画を撮って上映している力の入った上級生のクラスも存在した。(ものすごく受けてたが、バイクの件で先生からお叱りがあったとは聞いていない)
ウチのクラスは日本昔話に西部警察をミックスした芝居を…最後はわけがわからんよーになりましたが。
今なら文化祭をビデオで撮るとかあって、楽しいだろうにな〜(私らの時代にそんなもんはない)
いや…思い出の中にあるだけだからこそ、楽しいと思えるのかも?
ISBN:4086176351 文庫 河 あきら 集英社 2000/12 ¥680
それぞれの"道"にむかって更なる一歩を…というわけだが、中学時代の縁というのは早々切れるものでもない。
特に、公立中学なんて、地域で固まってるからご近所だしな。
私なんて高校も公立だったから、ご近所さんがちょいと拡大した感じ(小学区制だった)だった。
しれはそれで楽しいものだ。
しかし…漫画ってのは当時の世相を繁栄する。
当時の中・高校生って純真だよねぇ。
暴力もイタズラも、ちゃんと分をわきまえているというか、【引き返せないところまではやらない】
つまり、どこまでならやれるか、ってことをちゃんとわきまえている。
やっちゃいけないことをちゃんと分かっている。
いまは、子供が出来すぎた武器を振り回しているようなもんだからなぁ。
すなわち、むかしはナントカに刃物、と言ったアレね。
高校の文化祭…楽しかったなぁと思い出してしまった。
禁止されているはずのバイクに乗って恋人達が逃走するという恋愛映画を撮って上映している力の入った上級生のクラスも存在した。(ものすごく受けてたが、バイクの件で先生からお叱りがあったとは聞いていない)
ウチのクラスは日本昔話に西部警察をミックスした芝居を…最後はわけがわからんよーになりましたが。
今なら文化祭をビデオで撮るとかあって、楽しいだろうにな〜(私らの時代にそんなもんはない)
いや…思い出の中にあるだけだからこそ、楽しいと思えるのかも?
ISBN:4086176351 文庫 河 あきら 集英社 2000/12 ¥680