この世を支配する"秘術"を手に入れるために、日本全国の忍びのみなさんが血で血を洗う戦いを…というわけで、随分デフォルメされた絵柄で、これはこれでいいんだろう、うん。

ちょっとなれない目には怖い、というか、受け付けにくいというだけで。

だが…ストーリー(背景と環境)を科白で語らせるのは愚。
そのあたり、行き当たりばったりで読者を納得させるのではなく、ちゃんと語って欲しい。

表の世界、裏(隠ー"なばり"と読むー)の世界。
その両者の違いを強調するのは科白のみで、やっていることがまるで逆だし(笑)

どっちが本音だ?
何が言いたいのだ?
とちょっと疑問にも思うねぇ。

ISBN:4757514220 コミック 鎌谷 悠希 スクウェア・エニックス ?580
ユーレイ退治の拝み屋さんたちが大集合している不気味な横丁。
そこに次々持ち込まれる無理難題(自業自得もあり?)
さて、今回はどんな事件が?

というわけで。
既にお住みの平井さんとかエンジェルさん(どっちも幽霊だ)とか絡みの事件がひとつづつ。
平井さんは本気で東子さんにほれているのだろうか…?
幽霊と人間の恋。
人間ー幽霊ー人間の三角関係って…どうなの?
しかしそれ以前に、幽霊をこき使う人間の女には、近づかないのが無難だと思うが。

しかし、人間への恋でモンモンとする幽霊は、下手に身を引かない方がいいという、幽霊のアドバイス。
「だって、私達、下手に念を溜め込んだら、怨霊化するかもしれないしー」
なんだって。
納得(笑)

降って湧いたカミサマは、冬の神・夏の神。
な〜んと彼らは携帯で連絡を取り合う仲らしい。

&無責任さはいかにもカミサマらしいしな。

今回は、3ジジさんたちの出番はこれといってなし。
それは残念かな。
彼等の出番といえば苛められるばかりだけど…あの年であのバイタリティ!見習わなくては!と思わせる力強さ(笑)
年をとっている分、薀蓄はある。
経験もあるしなー。
前作の、吸血鬼騒動の話はとってもよかったし。(しみじみしたし)
またああいう話を期待してしまうのだ。

ところで、霊媒師(自称エナジーカウンセラー)のくせに霊が見えないという御仁が登場。
見えないくせに、依頼主を安心させるために「霊が憑いている」が、「霊は祓えた」と、嘘も方便で繁盛している。

実は昔々は見えていたのだが、変人奇人扱いされるのがいやで「見えない」といっているうちに見えなくなった模様。

だが、霊が見えないくせにお祓いなんぞするなー!と、霊媒師の手ほどきをしたおばあちゃん(勿論この人も霊)が拝み屋横丁に救援を求める。
なんとか「ちゃんと霊を見て」その上で「祓える」ように根性を叩きなおしてやってほしいと。
さてこの御仁…。
「強い念で"見えない!"と思えば、憑いているものは消える」
だから、見えないと思えばいいんだ…なんて申してますが。
確かに一理ある。

例えば、霊感のある人間なら、近づけないところがあるのだそうだ。
絶対拒否されるっつうか…。
ウチの妹がそうなんだけどね。
大阪の○△(公共施設)とか、京都の☆○(同じく)とか…。
はたで視ていて不便で仕方がないなーと私なんかは思うのだが。
夜中に赤ん坊の声とか、あらぬものの声を聞いたりもするというから、面倒くさいわなー。

一方の私はなにもなし。
霊感なし。
何も見えなきゃ感じなきゃ聞こえもしない。
「これはきっと、つよ〜い守護霊さまが憑いているのだ」
と勝手に思っている。
見えなきゃ、感じなきゃ、聞こえなきゃ、問題なし!
それでいいじゃん、という……

見えないものは強い…???

そして、今回のほろりと泣かせる話は、巻末の「OYT」
所謂"学校の怪談"とか"七不思議"とかいうやつね。
私らの時代にもあったけど、7つはなかった。
トイレで足を引っ張られる(水洗じゃなかったから)ぐらいかな?
すぐ裏が山だったから、そっちから入り込んでくる"人間"のほうが怪しくて危なかったなー。
それでも友達同士で山越えして遊びに行くと言う、所謂"やんちゃ"でありました…。

話に出てくる二之宮金次郎像がとっても懐かしかった。
目が合うと追いかけてくるんだって(笑)

ISBN:475805245X コミック 宮本 福助 一迅社 ?580
架空世界の傭兵物語である。

前作が気に入ったので、今回は購入してみた。
傭兵としてオシゴトを続ける主人公達…の用兵団の中には、どうやらスパイがいるらしい…。

ただでさえ、気はいいがどんくさい雇い主のお陰でいらん犠牲を出しているし、他所の用兵団の面倒を見なくちゃいけなくなったし、疑うべき人間は山ほど(!)ある。

ボス(隊長)であるシャリーズの腕の見せ所ではあるが…。

誰がスパイが、というのは勿論ストーリーの中の要点として在るけれど、この小説は登場人物の個人的な魅力が満載なのでそっちで充分堪能する。
正直に言えば、誰がスパイか、というのは途中でわかったし(よくある推理パターンで)ああ、そうだろうね、ぐらい。
それよりも、その後をどう始末をつけるか、そっちが楽しみだった。

とりあえず、期待通り楽しませてもらった。
次回作が楽しみ!


ISBN:4125009570 新書 駒崎 優 中央公論新社 ?945
これまたレンタル本である。

…が、最近多いな、こういう大きなコマワリで動き重視の描き方。
迫力はあるけれど、ページをめくってびっくりする。
三白眼もなれてきたけど、まだちょっと怖い。

忍者ものといえば、白土三平・横山光輝と決まっていた世代なので、どうしても比較してしまう。
くら〜い掟で縛られて、人の世の翳を生きる定め…とか。
そういうイメージしかないんだよね。

…で、派手だなァと(笑)
最近の忍びって。

全然、身体を鍛えて…の延長線上でなくて、超能力だし。
体の中に貴重な情報…とくれば、つい、チップでも埋め込みましたか!?とつい昔風に発想してしまうのが辛い私だった。

ISBN:4757513275 コミック 鎌谷 悠希 スクウェア・エニックス 2004/11/27 ¥580
著者の最初のエッセイ集、なんだそうだ。

英国に留学し、その後何度も渡英し、物書きになってからは見聞を広めるというのもひとつの理由で、カナダにもアメリカにも、知人を訪ねて出かけた。

その旅路での著者の思いを綴っている。
だけど、単なるエッセイではないね、勿論。

この人は判断はしない。
断言はしない。
いいとか、悪いとか、決めつけない。

ただ淡々と、綴るだけである。

主役は、著者が英国で生活していた時の家主である。
ウェスト夫人はアメリカ生まれのクェーカー教徒であり、ヨーロッパでの集会で夫となる英国人と知り合い、英国に渡った。
「理解は出来ないが受け入れる」
という彼女の考え方、生き方は、見ているこちらがとっても歯がゆかったりしんどかったりする。
著者の淡々とした、(判別しない・決め付けない)文章でさえその想いは伝わってくる。

キリスト教徒がイスラム教徒を理解できないように。(たとば一夫多妻制とか)
人種が違うというだけで、その思考の違いが理解できないように。

理解は出来ない。
だけど……あるがままに受け入れる。
ウェスト夫人の下宿には、だから、ほかでは受け入れられないいろんな人種・いろんな思考・いろんな宗教の人々が集まっていたという。
だけど、人の想いは同じだと思う。
違うからといってそっぽを向くのではなく、心の奥底ではわかって欲しいと相手を求めているのだ。
そうだ
共感してもらいたい
分かり合いたい
うちとけたい
納得したい

私たちは
本当は
みな

著者がそう書いているところ。
それがこのエッセイの心臓部分である。

著者の思いを凝縮した、この数行の、誰にでもわかる。

言いたいのは。

この、簡単なことばなのだ。

ISBN:4101253366 文庫 梨木 香歩 新潮社 ?420
ブルースター兄妹探偵譚、第三弾!

お金持ちの大伯父さんから屋敷を相続(条件付だけど)したのはいいものの、日々の暮らしが改善したわけでは全然ない、ロバートとリリーの兄妹。

だけど、田舎町では「丘の上のお屋敷に住む大金持ち」と見られて、取り繕うのも大変。

…でも、なぜ?
取り繕わなけりゃいけないの?

本当のこと(町の皆とまけず劣らずビンボーだってこと)を言っちゃいけないの?

言ってしまえば、「有閑階級なんだから」の一言で押し付けられる義務(お金とひまのかかること)は回避できるはず。

そうリリーが思い始めた頃、敷地内の、長らくほったらかしにされていた氷貯蔵倉庫からミイラ化した死体が見つかったー!

また!!死体!?

しかも、しっかり殺人だし…。

おまけに近くの森からもうひとつ他殺死体が……。

嗚呼。

第一次世界大戦の復員軍人に対するアメリカ政府の扱いの不味さを象徴する、そして当時のフーヴァー大統領の政治手腕のなさを暴露した「ボーナス軍攻撃事件」を背景に、ロバート&リリーの推理は冴える…?

ボーナス軍、というのは、復員軍人に対して、政府が払うと決めていた特別の年金(=ボーナス)からの言葉で、1945年から支給とされていたのを、1929年の大恐慌でどーにもならなくなった傷病兵が先払いしてくれ、と政府に訴えたことから始まる。
遠隔地から、復員軍人(傷病兵)やその家族が、徒歩や馬車でワシントンを目指し、何万人もの包囲網(?)になったというもの。
勿論、お金なんかなく(だから繰上げ支給を求めたんだから)貧しい身なりでバラックを建てて住んだりしたから(周辺の州でいくらかは受け入れたりしたらしいが)悪臭ぷんぷん、衛生的にかなり問題になったことは想像しなくてもわかる。

首都ワシントンの周囲でそーゆー状態が続くと、為政者はどうするか?
これも想像するまでもない。
正規軍を投入し、水をかけたりテントに火をはなったり、からだの不自由な復員軍人(傷病兵)を力づくで追い出したという。

そのときの司令官が後のGHQのボスであるマッカーサー。
副指令が、第34代大統領であるアイゼンハワー。

被害としては、復員軍人2名+生後間もない赤ん坊がなくなったと公式記録にはあるとういうもの。

この事件がフーヴァー大統領の息の根を止め、次の大統領にルーズベルトが就くことになった。
そして、共産党が勢力を拡大する…のもむべなるかな、の時代であった。

…とはいえ、現代アメリカではこの「ボーナス軍」については、あまり知られてない…というか忘れられているようだ。

どこの国も同じく。
臭いものには蓋をする。

こんな世相では、リリーが考えたように、裕福でいることは、とっても危険なことかもしれない。
だがそれよりも、正直に話しちゃったほうが、ずーっと気持ちが楽だよね。

ロバートなんかは調子に乗っちゃって、兄妹探偵社を開業するつもり(一時的な気の迷いか?)、のような勢いだし。

次回から探偵社開業?
それも面白いだろうなぁ。

ISBN:4488275117 文庫 戸田 早紀 東京創元社 ?798
この人は好き。
(しかし作品はそんなに見ていないという矛盾が私にはある)
そう口に出して言っていたのかどうか…友人から送られてきたのは偶然?

写真を撮ったのはボブ・ウイロビーだけど、文章は山本容子という銅版作家さん。

今更どうこコメントをつけるような本ではないけれど(写真集なんだし)やはり魅力的。
63歳でなくなったのはもったいない。

そして、まあ美しい最盛期を載せるのがこういう写真集(女優の写真集)なんだろうとはおもうけど、できれば晩年の、ボランティアで輝いていた彼女の写真も少し欲しかった。
おまけとしてでも。(そこは写真家が違ってもいいと思うんだが…)

ISBN:4062566907 文庫 ボブ ウィロビー 講談社 2003/01 ¥840
ダヤンの世界を求めて…だけではなく、純粋にイタリア旅行記として面白い。
勿論、情熱の国で食の国であるからには、そこかしこに食べるものや飲むもの(勿論お酒だ)に溢れている。
色彩も見事で、心なしか、作者のイラストもカラフルで大きくて多い…ような気はするぞ(笑)

私は本当はパスタはあまり好きじゃないんだけど。
でも地中海に面した陽がさんさんと降り注ぐ彼の地で食べるとしたら…やっぱりこれしかないでしょう!

いいなぁ。
魚介類もおいしそうだし…イタリアやスペインは食べるのも困らなさそうな気がしている。(錯覚?)

ISBN:4122040558 文庫 池田 あきこ 中央公論新社 2002/07 ¥720
革製品主催の、童話(絵本?)作家でもある作者が、自分のインナー世界を豊かにするために続けているスケッチ旅行…のエッセイ集というか、イラスト集というか。
そりゃあもうふんだんに作者のイラストが見られてとっても楽しい旅行記である。

以前友人からレンタルしたものを、療養によかろう、とまたまた借してくれたのだった。
サンクス♪

場所は、英国とアイルランド。
どうやらお酒大好き♪の人らしくて、到る先でワインとかビールとか、日本では聞きなれない銘柄のお酒の話題が降ってくる。
そう、降ってくる。

車を借りて、思いついたところで降りて、歩いて、B&Bは行き当たりばったりで探すというツワモノ…私にしたら恐ろしい旅をする作者。
"わちふぃーるど"は、そこここに、でも、やはりヨーロッパに存在するようです。

ISBN:412203647X 文庫 池田 あきこ 中央公論新社 ?720
人間の成長を。
心の成長を、描いているな、と特に思ったのは、この巻。

子供だからといって、感じないわけではなく。
大人だからといって、感じないわけではない。

勝手に決め付けるなよ、と言いたいところ。

しかし、英国の有閑階級って…ほんと半端じゃない。
この作品に描かれているようなイメージ通りだとしたら、ほんま、半端じゃない。


ISBN:4592172256 コミック 遠藤 淑子 白泉社 1998/04 ¥410
今回は幽霊が登場…主要登場人物の過去とか背中に背負っているものとかが分かってきたので、話の幅も随分と日どがって来た感じ。

英国へは行ったことはないけれど、幽霊大好きで、幽霊が出る、という曰くのある家とか城とかのほうが資産価値がある(売買金額も異様に上がるという)らしいから、ほっといたってよかろうに…とか思ったけど、地元にとってはそんなお城は困ったチャンなのか。

ラストはしみじみ…としましたけれど。

べたべたと感傷をひきづらないのが、この作者のいいいとろかも。

ISBN:4592120973 コミック 遠藤 淑子 白泉社 1997/07 ¥410
単なる英国風お屋敷漫画、というだけではなく、推理小説風要素が濃いのがこの第3巻。

謎の組織に追われてみたり、子供が愉快されたりと、忙しいことこの上なさそうだ、。
主人公・グレースの過去(笑)〜女学校の学生時代〜の謎も解き明かされて、彼女の人となりを知ることが出来る。

さすが、しっかりしてます。

一緒に収められている作品も面白い。
タイムスリップした未来人が現代で家族を装って過ごす「家族ごっこ」

この時代、家族が仲良くしていたら、おかしいらしい…
いさかいをしなくては…
武器の有無とか、ルールとか、時間制限とかはどうしましょ?

という何気ない会話の妙とか。

「なつやすみ」
は哀しいね。
切ないね。

病弱な子供が、病室で田舎に言ってカッパと遊ぶ"夢"を見る。
まさしく、夢を見る。
カッパの川太郎…がとってもいい味を出してます。

ISBN:4592127331 コミック 遠藤 淑子 白泉社 1996/06 ¥410
なんだかちょっと科白が多いなァ…と最初は感じたんだけど。
読むほどに味が出る漫画であり、作家である。

そこはかとなく作者の言いたいこと、主張もしっかり入っているし、英国執事道ってどうなのよ、という辺りも無下にしていないところが好感が持てる。

ギャグセンスもさりげなく笑えるし(笑)
物語の展開も読めない(というか、主人公の性格が…)ところがグー!です。

ISBN:459212698X コミック 遠藤 淑子 白泉社 1995/06 ¥410
「財産目当てでいいから」
とプロポーズされ、その後あっという間に未亡人となってしまったヒロイン・グレース(いい名前だねぇ)と、執事ひとすじを養子という形に変更されたヒーロー・グラハムと。
二人の立場は母と息子なんだけど…ねぇ。

次々と起こるいろんな事件にクビを突っ込む具グレースをさり気にフォローするグラハムの苦労記は続く…。

でも、グレースも嘗ての雇い主(貧乏だったのでメイドとかいろいろな触手を経験していたようだ)に受けた恩を忘れなかった李と、なかなかの好人物である。

人間、誰も助けてくれないとなると、自分が強くなるしかない。そうすると、自分で思う以上にう〜んと強くなってしまうものなのだよね。

ISBN:4592127226 コミック 遠藤 淑子 白泉社 1995/12 ¥410
これは…!
ものすっごく懐かしい!というか、少女漫画の黄金時代の、まさしくこれこそ少女漫画!という作品ばかりが収められている。

木原としえ(昔はひらがなだったのだ。今は敏江)といえば、【読者をどれぐらい泣かせるか】、という漫画家だったんだよね。
泣かせない漫画が珍しいぐらいで。(ほとんどなかったんじゃないかな?)

誰かの不幸の上に幸福が訪れる。
ラストがハッピーエンドであっても、その踏み台になる者が必ずいるという…思春期の少女達は、彼女の漫画に枕を塗らした時代だったし、そういうストーリーが好まれ受け入れられていたものだった。

単行本には、

「銀色のロマンス」
「花ざかりのロマンス」(仏蘭西革命が舞台)
「落ち葉だらけのロマンス」
「日なたへ日かげへのロマンス」(終戦直後の日本が舞台)
「いとし君へのセレナーデ」
「ラストタンゴ」

と往年のファンであれば「ああ、あれか…」と見当がつく有名作品が並んで収められている。
ロマンス…という名の通り、単なるハッピーエンドですらない。

クライマックスには、儚げな、まるで夢幻の舞台のような絵と、リフレインされる美しい言葉が添えられて、それはそれはもう…いと浪漫チックなシーンばかりである。

ああ…ここでまたこれらの作品にめぐり合えるとは。
レンタルしてくださったボースンさま、多謝!

ISBN:4087850943 文庫 木原 敏江 集英社 2000/05 ¥670
サービスとはなんなのか。
レストランにはホスピタリティも必要よ!
とわけわからんオーナーはそういった…が…。

雪の中"非常事態"を隠れ蓑(言い訳)に、強硬手段に出るオーナーの力強さに合掌…じゃなくて、敬服。

これぐらいでないと、商売(経営)なんて出来ないものかもね。

レストラン前の小さな池にクワイを植えようとするオーナー…に見覚えが、と思ったら、「動物のお医者さん」で大学構内の池にクワイを植えようとしていたアフリカ好きの獣医学部教授がいたことを思い出した。
作者はきっと、クワイが好きまなんだな。

ISBN:4091875033 コミック 佐々木 倫子 小学館 ?530
仏蘭西レストラン「この世のはて」はそこそこ…客で賑わっている?

レストランを使っての接待劇から従業員の心得まで、レストランの裏表を縦横に楽しめる漫画である。

しかし花見って…お墓に桜は在るだろけど、お墓で夜の宴会をしてまで花見をしたいものなのだろうか?

その辺はちょっと謎。

謎といえば、オーナー黒須の本業も判明。
想像していた通りだったので、まあ満足(笑)

ISBN:4091875025 コミック 佐々木 倫子 小学館 2005/01 ¥530
噂には聞いていたけどこの漫画…期待通りの、佐々木節…。

お墓の隣という、ムードたっぷりの立地にオープンするから、ということは秘密のまま、あちこちから寄せ集めに集められた、フランス料理店〜「ロワン・ディシー(この世の果て)」〜のスタッフたち。

「ええ〜、こんなところで!?」
と思うばかりのお店のうえ、オーナーときたら支離滅裂、(レストラン経営の)経験皆無のよくわからない人。

単なるレストランの苦労話に終わらないところがこの作家のすごいところだ。

(こんなフランス料理店に行きたいかどうかはべつとして)


ISBN:4091875017 コミック 佐々木 倫子 小学館 ?530
二人揃って花のパリへ音楽留学…の巻き。

いいねぇ〜ほのぼのにはほど遠いけれど、いい感じです。
漫画でなくても、海外で頑張っている同胞(日本人)を見れば、無条件に応援したくなるものですけどね。

バカンスも取らない、オタクな日本人……(笑)

そんな彼らを見れば、たとえ漫画であってもぐっと力瘤が入ってしまう。
片平さん…の指揮は、あれは、ほんと、すごいわ〜(笑)


ISBN:4063405052 コミック 二ノ宮 知子 講談社 2004/09/13 ¥410
恵失踪…の巻き(笑)

コンクールごとに衣裳がパワーアップしてゆくさまも可愛らしい。(奥様の趣味なんだろうねぇ)

正月にとっとと田舎に帰って音信普通になってしまう行動は、今までの主人公(のだめ)にはない気がする。

諦めきれないから、何かを吹っ切ろうとするから、強い意志があるからこその強い行動。

それを追いかけてくる彼は…ああ、婿殿、決定だし(笑)

ここの流れ、とっても好きです。
未来に向かって、まだまだ闘争心を失っていない、若い力がとっても眩しい。


ISBN:4063404889 コミック 二ノ宮 知子 講談社 ?410

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