《新装版》夢幻紳士〈マンガ少年版〉
2006年12月18日 読書
懐かしい。
何もかもが、懐かしい。
理屈を通さぬ理不尽さ。
不必要なまでに残酷な流血シーン。
飛ぶ首・手・足。
ばらばら猟奇事件で彩られる全編。
生理的嫌悪感を催させるハズの絵柄が妙に魅力的。
……だったりするから、始末に悪い。
最初に出会ったのは中学だか高校だか…のころだから、随分と衝撃的だったけど、そのくせ惹かれている。
忘れられない。
長の具無沙汰の挙句にこの度ようやく文庫版で登場。
懐かしい!
…と言いつつも、覚えがあるのは後半の数編(「義眼物語」「顔がない」「腸詰工場の少女」)のみ。
ええ加減なもんだなぁ(笑)
ISBN:4257724013 コミック 高橋 葉介 朝日ソノラマ ¥700
何もかもが、懐かしい。
理屈を通さぬ理不尽さ。
不必要なまでに残酷な流血シーン。
飛ぶ首・手・足。
ばらばら猟奇事件で彩られる全編。
生理的嫌悪感を催させるハズの絵柄が妙に魅力的。
……だったりするから、始末に悪い。
最初に出会ったのは中学だか高校だか…のころだから、随分と衝撃的だったけど、そのくせ惹かれている。
忘れられない。
長の具無沙汰の挙句にこの度ようやく文庫版で登場。
懐かしい!
…と言いつつも、覚えがあるのは後半の数編(「義眼物語」「顔がない」「腸詰工場の少女」)のみ。
ええ加減なもんだなぁ(笑)
ISBN:4257724013 コミック 高橋 葉介 朝日ソノラマ ¥700
アラビアンナイトの殺人
2006年12月16日 読書
復刊フェアに釣られて購入し、神戸までの1泊旅行(と言えるのか?)に持参したけど、字が細かく、行間も狭く、疲れた〜でたいして進まなかった一冊。
ディクスン・カー著。
(だって訳者の名前しか出てこないし…ここ。)
黒と白の付け髭が、なにやら重要証拠のようです。
時代は19世紀?
ロンドンにある、とある酔狂な金持ちじーさん所有のオリエント博物館(?)で起こった殺人事件が発端です。
…時代性かしらん?
なんか、ムードが…。
かくして、並行読みは続くのであった………。
ISBN:4488118062 文庫 宇野 利泰 東京創元社 ¥1,050
ディクスン・カー著。
(だって訳者の名前しか出てこないし…ここ。)
黒と白の付け髭が、なにやら重要証拠のようです。
時代は19世紀?
ロンドンにある、とある酔狂な金持ちじーさん所有のオリエント博物館(?)で起こった殺人事件が発端です。
…時代性かしらん?
なんか、ムードが…。
かくして、並行読みは続くのであった………。
ISBN:4488118062 文庫 宇野 利泰 東京創元社 ¥1,050
暗黒神殿 アルスラーン戦記12
2006年12月15日 読書
うっひゃぁ〜
見逃すところでした、これ。
出るところだったんだね。
はっきり言って、「どこまで読んだっけ?」のシリーズのひとつと成り果ててしまってますよ、田中さん。
これからは、ちゃっちゃと書いてちゃっちゃと出していただきたいものです。
アルスラーンはなかなか出てきません。(現在半分読破)
周囲の人たちが…それも辺境(周辺)にいらっしゃる部下の方々が随分と苦労して蛇王・ザッハークの手下と戦っていらっしゃいます。
人語を解する妖魔、というのはイヤダなァ。
悪口とか聞かれていそう…でも怒らせて手元を狂わせる、という手は使えますか。
他国でがんばるヒルメス閣下もお元気で何より。
だんだん目標が狂ってくるんじゃなかろうか?と一時は心配でしたが相も変わらずの(憎しみの)健在ぶり。
一徹すぎて不憫ですね。
この方は。(変なお仲間とかできてるし)
…ってことで。
この話は一体どこへ向かっているのだろう?
と時々思ったりする私でした。
あ、ナルサス卿の豊富な悪知恵振りが、周辺諸国に鳴り響くのも近いようで、そのあたりは唯一ほっとした(?)ところです。
…後半で、アルスラーン国王。
名誉挽回。って挽回するほど失敗はしてないな。
あい変わらすの苦労人振りですが、元気に国王を勤めているので安心安心。
ISBN:4334076440 新書 丹野 忍 光文社 ¥840 ←カバーイラストの作者の名前が…!なんで?作者じゃなくて、なんで?(笑)
見逃すところでした、これ。
出るところだったんだね。
はっきり言って、「どこまで読んだっけ?」のシリーズのひとつと成り果ててしまってますよ、田中さん。
これからは、ちゃっちゃと書いてちゃっちゃと出していただきたいものです。
アルスラーンはなかなか出てきません。(現在半分読破)
周囲の人たちが…それも辺境(周辺)にいらっしゃる部下の方々が随分と苦労して蛇王・ザッハークの手下と戦っていらっしゃいます。
人語を解する妖魔、というのはイヤダなァ。
悪口とか聞かれていそう…でも怒らせて手元を狂わせる、という手は使えますか。
他国でがんばるヒルメス閣下もお元気で何より。
だんだん目標が狂ってくるんじゃなかろうか?と一時は心配でしたが相も変わらずの(憎しみの)健在ぶり。
一徹すぎて不憫ですね。
この方は。(変なお仲間とかできてるし)
…ってことで。
この話は一体どこへ向かっているのだろう?
と時々思ったりする私でした。
あ、ナルサス卿の豊富な悪知恵振りが、周辺諸国に鳴り響くのも近いようで、そのあたりは唯一ほっとした(?)ところです。
…後半で、アルスラーン国王。
名誉挽回。って挽回するほど失敗はしてないな。
あい変わらすの苦労人振りですが、元気に国王を勤めているので安心安心。
ISBN:4334076440 新書 丹野 忍 光文社 ¥840 ←カバーイラストの作者の名前が…!なんで?作者じゃなくて、なんで?(笑)
またの名を by「カレル・チャペック」
2006年12月15日 読書煮ても焼いても食えないイヌ科の肉食獣、
そわそわ亜科、
うろちょろ属、
おどけ種、
黒耳剽軽亜種、
いたずら脊椎動物。
……エアデール・テリアの事だそうだ。
そわそわ亜科、
うろちょろ属、
おどけ種、
黒耳剽軽亜種、
いたずら脊椎動物。
……エアデール・テリアの事だそうだ。
チャペックの犬と猫のお話
2006年12月15日 読書
なんでしょう?
こんなレビューは初めてです。
出版社などの情報の後に説明書きなんて……しかも、なに?この量は。
しかも途中で切れているし。
動物好きの私のこと。
チャペック氏の著書に犬猫の話があるとなると、もううずうずして…つい注文をしてしまった。
口絵では、チャペックが猫・プドレンカを、兄ヨゼフが犬・ダーシェンカを抱いて写真に収まっている。
そして、可愛らしい犬と猫の写真が何枚も…嗚呼、天国♪
チャペックらしく、単なる犬猫のエッセイでは終わらないところがいい。
ISBN:4309461883 文庫 Karel Capek 河出書房新社 ¥578 著者は、チェコを代表する作家カレル・チャペック(1890-1938)。「ロボット」の名付け親としても知られる著者は、SF作品だけではなく、ユーモアと風刺を効かせた優れたエッセイも数多く残している。本国では1939年に出版された本書は、愛する動物に翻弄される飼い主の姿を描いた心温まるエッセイ集である。収録された26編には、著者自身…
こんなレビューは初めてです。
出版社などの情報の後に説明書きなんて……しかも、なに?この量は。
しかも途中で切れているし。
動物好きの私のこと。
チャペック氏の著書に犬猫の話があるとなると、もううずうずして…つい注文をしてしまった。
口絵では、チャペックが猫・プドレンカを、兄ヨゼフが犬・ダーシェンカを抱いて写真に収まっている。
そして、可愛らしい犬と猫の写真が何枚も…嗚呼、天国♪
チャペックらしく、単なる犬猫のエッセイでは終わらないところがいい。
ISBN:4309461883 文庫 Karel Capek 河出書房新社 ¥578 著者は、チェコを代表する作家カレル・チャペック(1890-1938)。「ロボット」の名付け親としても知られる著者は、SF作品だけではなく、ユーモアと風刺を効かせた優れたエッセイも数多く残している。本国では1939年に出版された本書は、愛する動物に翻弄される飼い主の姿を描いた心温まるエッセイ集である。収録された26編には、著者自身…
こまった人たち―チャペック小品集
2006年12月15日 読書
実は、この「だいありーのーと」で、誰かが書いているレビューを見て興味をもって読んだ作家さんの本です。
著者、カレル・チャペック(1890−1938)はかなり昔の作家である。
ほぼ100年近く、私達とは時間の誤差がある。
なのになのに!
どうしたことだろう、この、書かれている内容のしっくり感は!?
100年経っても、この世界は進歩していない。
そういうことか!
現在のチェコの生まれ。
ナチスの台頭、不穏な世界の空気など、この敏感な作家に与えた影響は相当なものだったろう。
これって、現在の日本の政治に似てない?
無関心でいいよ〜♪選挙に来なくていいよ〜♪
って、まさしくこれじゃないの?
それって奴隷根性っていうんだよねぇ。
アメリカの政策は軍事産業が牛耳っている。
日本も似たようなもの?
黙っているだけというのは、何もしないというよりも、悪事に加担していることになる。
貧すれば窮する。
大きなお世話!
だけど、日本のことをアメリカは、きっと植民地だと思っているだろう。
等々……シニカルだけど恩白い諷刺の、悲哀の、人間愛の、さまざまなテーマで書かれている、興味深い短編集であった。
ISBN:4582765386 単行本 飯島 周 平凡社 ¥1,155
著者、カレル・チャペック(1890−1938)はかなり昔の作家である。
ほぼ100年近く、私達とは時間の誤差がある。
なのになのに!
どうしたことだろう、この、書かれている内容のしっくり感は!?
100年経っても、この世界は進歩していない。
そういうことか!
現在のチェコの生まれ。
ナチスの台頭、不穏な世界の空気など、この敏感な作家に与えた影響は相当なものだったろう。
権威ある政権
わたしは、わたしの望むようにあなた方を牛耳るが、それはあなた方が望むからである。
これって、現在の日本の政治に似てない?
無関心でいいよ〜♪選挙に来なくていいよ〜♪
って、まさしくこれじゃないの?
それって奴隷根性っていうんだよねぇ。
外交術
われわれは暴力を非難する。しかしながら武器を供給することにはやぶさかではない。
アメリカの政策は軍事産業が牛耳っている。
日本も似たようなもの?
中立派
中立?それは、他国の連中がやっている戦争を利用して儲けることさ。
黙っているだけというのは、何もしないというよりも、悪事に加担していることになる。
帝国主義者
勢力の均衡、それはわれわれが優位に立っている場合のことだ。
貧すれば窮する。
植民地化
そしていまやわれわれは、父親のような態度で、残っている人たちの面倒をみてやろう。
大きなお世話!
だけど、日本のことをアメリカは、きっと植民地だと思っているだろう。
等々……シニカルだけど恩白い諷刺の、悲哀の、人間愛の、さまざまなテーマで書かれている、興味深い短編集であった。
ISBN:4582765386 単行本 飯島 周 平凡社 ¥1,155
短編集!
だから、すくすく読めて楽しめる。
本編はちょっと重た〜くしんど〜い展開だから、せめてこっちで憂さを晴らそう!?
さて。
200ページ足らずで5編である。
1編の長さが察せられるが、後半の何編かがかなり短いので、その分、しょっぱなはそれなりに長い。
「マ王奥」はそのまま読んで、魔王国の、オオオク(大奥)っつうことで…何が生息しているかはまあ、この国のことだから(笑)
それに、なんと言っても前魔王ツェリさまご用達の大奥だから…(笑)
エイリアンもプレデターも映画を見ていない(バイオレンスと恐怖モノとパニックものは嫌いなので)ので、良く分からないが、ミュージカルになるのか、ふうぅぅん…。
衣裳調達は大変でしたな、陛下。
夢の中に入っていく機械は、毒女アニシナさんの発明としては、成功品であることに、吃驚。
ちゃんと使えるものをつくってるんやん!(笑)
…とか、思ってしまいました。
お許しを、閣下。
グリ江ちゃんとグヴェンダル閣下の最初の出会い。
あの眉間にしわ寄せ閣下に迫力負けしないグリ江ちゃんは偉い!
…とはいえ、懐に小動物を抱いて机の下に隠れているようなお人を怖がる義理はないか…。
アニシナさんにどんどこ入れ込んでいる愛娘・グレタの将来を心配しつつ、かなり笑えました。
お見事です!
ISBN:4044452172 文庫 喬林 知 角川書店 ¥460
だから、すくすく読めて楽しめる。
本編はちょっと重た〜くしんど〜い展開だから、せめてこっちで憂さを晴らそう!?
さて。
200ページ足らずで5編である。
1編の長さが察せられるが、後半の何編かがかなり短いので、その分、しょっぱなはそれなりに長い。
「マ王奥」はそのまま読んで、魔王国の、オオオク(大奥)っつうことで…何が生息しているかはまあ、この国のことだから(笑)
それに、なんと言っても前魔王ツェリさまご用達の大奥だから…(笑)
エイリアンもプレデターも映画を見ていない(バイオレンスと恐怖モノとパニックものは嫌いなので)ので、良く分からないが、ミュージカルになるのか、ふうぅぅん…。
衣裳調達は大変でしたな、陛下。
夢の中に入っていく機械は、毒女アニシナさんの発明としては、成功品であることに、吃驚。
ちゃんと使えるものをつくってるんやん!(笑)
…とか、思ってしまいました。
お許しを、閣下。
グリ江ちゃんとグヴェンダル閣下の最初の出会い。
あの眉間にしわ寄せ閣下に迫力負けしないグリ江ちゃんは偉い!
…とはいえ、懐に小動物を抱いて机の下に隠れているようなお人を怖がる義理はないか…。
アニシナさんにどんどこ入れ込んでいる愛娘・グレタの将来を心配しつつ、かなり笑えました。
お見事です!
ISBN:4044452172 文庫 喬林 知 角川書店 ¥460
読了いたしました。
慣れるまで、なかなか大変(笑)
普通の小説だと、まったくの第三者の視点からすべての登場人物を描くか、探偵、あるいはその他の誰かの視点を借りて描くか。
どちらかしかないと思うけど…これはすごいよ。
出てくる人から人へ、時には絵画(のなかの人物や静物)、時には木々、時には…と、バトンタッチして話を進めてゆく。
しかも殺人事件×2件、という話を、犯人を捜しましょう、という話、つまり推理小説なのだから。
話を追ってゆくだけで大変。
なぜならば、16世紀のトルコという舞台設定だけでも異質。
馴染みがないから良く分からない。
社会制度も、イスラム教と言うことぐらい。
中心になるのは著名な細密画師たち。
その中の二人が無残に殺害され、その犯人を探し出さねば、容疑者は平等に(?)スルタンの命令の元、拷問される…という。
細密画って、私は知らなかったんだけど、「アラーの神の視点で描く」コーランや書物の挿絵であれば、OKなんだそうだ。
それが、自分のため、例えば、子孫に自分の肖像画を遺すとか、そういうのはダメ。
スルタンたる王についても、勿論ダメ。
だって、それに向かって祈れ!という事になれば、アラー以外の者を崇拝し拝んだってことになるからね。
つまり、イスラム教で禁じる偶像崇拝になるからだ。
殺人の理由もそこらへんの事情が大きく絡んでいる。
…と分かったのは、ほとんど終わりがけで、それまで筋を追うので必死だった、正直言うと(笑)
だけど、こういう特殊なW世界(イスラム社会の歴史上のことである&細密画師という特殊な職種である)を描くのには、この方法が一番だったかもしれない。もしかしたら。
凄惨な犯人のいぶりだしと、その最期。
細密画師が眼を使いすぎて盲目になってしまう。
それがしばらくすると、盲目に成らない細密画師は、たいした腕前ではないという。
だから、自分で眼を潰してみたり…。
盲目になることへの憧れの気持ちとかが生まれてきたり…、なんだか歪んだ方向へ意識が流れてゆく。
なんか怖い。
こういうことって、凄く奇異に感じることなんだけど、それは私がイスラム教徒ではなく、イスラム世界を知らないからだろうと察する。
そして、これらはすべて本当のことなんだろう。
著者、オルハン・パムクは画家を目指していたことがあるというから。
だからそのあたりの歴史や事情は相当に詳しいはずだ。
自分の肖像画を残したいかどうかは別問題として、イスラムに生きてなくてよかったと、今の私は思う。
ISBN:4894344092 単行本 和久井 路子 藤原書店 ¥3,885
慣れるまで、なかなか大変(笑)
普通の小説だと、まったくの第三者の視点からすべての登場人物を描くか、探偵、あるいはその他の誰かの視点を借りて描くか。
どちらかしかないと思うけど…これはすごいよ。
出てくる人から人へ、時には絵画(のなかの人物や静物)、時には木々、時には…と、バトンタッチして話を進めてゆく。
しかも殺人事件×2件、という話を、犯人を捜しましょう、という話、つまり推理小説なのだから。
話を追ってゆくだけで大変。
なぜならば、16世紀のトルコという舞台設定だけでも異質。
馴染みがないから良く分からない。
社会制度も、イスラム教と言うことぐらい。
中心になるのは著名な細密画師たち。
その中の二人が無残に殺害され、その犯人を探し出さねば、容疑者は平等に(?)スルタンの命令の元、拷問される…という。
細密画って、私は知らなかったんだけど、「アラーの神の視点で描く」コーランや書物の挿絵であれば、OKなんだそうだ。
それが、自分のため、例えば、子孫に自分の肖像画を遺すとか、そういうのはダメ。
スルタンたる王についても、勿論ダメ。
だって、それに向かって祈れ!という事になれば、アラー以外の者を崇拝し拝んだってことになるからね。
つまり、イスラム教で禁じる偶像崇拝になるからだ。
殺人の理由もそこらへんの事情が大きく絡んでいる。
…と分かったのは、ほとんど終わりがけで、それまで筋を追うので必死だった、正直言うと(笑)
だけど、こういう特殊なW世界(イスラム社会の歴史上のことである&細密画師という特殊な職種である)を描くのには、この方法が一番だったかもしれない。もしかしたら。
凄惨な犯人のいぶりだしと、その最期。
細密画師が眼を使いすぎて盲目になってしまう。
それがしばらくすると、盲目に成らない細密画師は、たいした腕前ではないという。
だから、自分で眼を潰してみたり…。
盲目になることへの憧れの気持ちとかが生まれてきたり…、なんだか歪んだ方向へ意識が流れてゆく。
なんか怖い。
こういうことって、凄く奇異に感じることなんだけど、それは私がイスラム教徒ではなく、イスラム世界を知らないからだろうと察する。
そして、これらはすべて本当のことなんだろう。
著者、オルハン・パムクは画家を目指していたことがあるというから。
だからそのあたりの歴史や事情は相当に詳しいはずだ。
自分の肖像画を残したいかどうかは別問題として、イスラムに生きてなくてよかったと、今の私は思う。
ISBN:4894344092 単行本 和久井 路子 藤原書店 ¥3,885
旭山動物園のつくり方
2006年12月12日 読書 コメント (7)
このペンギンの散歩を見て、「うっ」と思わない人も少なかろう。
旭山動物園の動物達は、自然で野性で。
だから、いとおしい。
丸くなって眠るユキヒョウ。
伸びをするホッキョクグマ。
なぜか揃って同じ行動をとるペンギン。
イワトビペンギンの後姿…顔からはみ出る白いトレードマーク。
オラウータンの家族の愛情。
顔を洗うアムール虎は猫そのもの…
豊富な写真にきゃ−きゃー喜んでしまうのは、「自然の中に生きる動物は"可愛い"という対象ではない」という坂東副園長さんの意思に反するかもしれないが、こんな写真を見せられれば、ついつい声が漏れてしまう。
『人間は森を捨てたサル』
だから、森を破壊しても心が傷まない。
サルであれば。
森の野生動物であれば、平気であるはずがないのに。
水中を泳ぐペンギンは、アザラシは、時々ちらりとこっちを見て、人間を観察している。
知っている。
大阪の海遊館も巨大水槽とでっかいジンベエザメ(♀)で有名だけど、ペンギンは水中だと、「ペンギンが変わったように」動くし、ぎろりとこちらを睨みつけて過ぎてゆく。
なんどもなんどもそれを繰り返すので、こっちがいたたまれなくなることもある。
水中ではあちらが優位なのだ。
そして、ジンベエザメ。
ガラス越しに手を振っていたら、眼が合った(いや、本当に!)
で、こっちにゆったりとやってくるのだ。
あの巨体で。
勿論ガラスの直前で体をくねらせて方向転換をするのだけど、その眼はじっとこちらを見ている。
知性のある眼。
野性であると言うことは、野蛮であるということとは違う。
野蛮なのは人間のほうだろう。
本当に野性を保護すると言うこと、絶滅危惧種を救うということは、どういうことなのか。
立松さんとの対談を読んで、なるほどと、ちょっと考えが変わったかもしれない。
ISBN:4167713071 文庫 亀畑 清隆 文藝春秋 ¥690
旭山動物園の動物達は、自然で野性で。
だから、いとおしい。
丸くなって眠るユキヒョウ。
伸びをするホッキョクグマ。
なぜか揃って同じ行動をとるペンギン。
イワトビペンギンの後姿…顔からはみ出る白いトレードマーク。
オラウータンの家族の愛情。
顔を洗うアムール虎は猫そのもの…
豊富な写真にきゃ−きゃー喜んでしまうのは、「自然の中に生きる動物は"可愛い"という対象ではない」という坂東副園長さんの意思に反するかもしれないが、こんな写真を見せられれば、ついつい声が漏れてしまう。
『人間は森を捨てたサル』
だから、森を破壊しても心が傷まない。
サルであれば。
森の野生動物であれば、平気であるはずがないのに。
水中を泳ぐペンギンは、アザラシは、時々ちらりとこっちを見て、人間を観察している。
知っている。
大阪の海遊館も巨大水槽とでっかいジンベエザメ(♀)で有名だけど、ペンギンは水中だと、「ペンギンが変わったように」動くし、ぎろりとこちらを睨みつけて過ぎてゆく。
なんどもなんどもそれを繰り返すので、こっちがいたたまれなくなることもある。
水中ではあちらが優位なのだ。
そして、ジンベエザメ。
ガラス越しに手を振っていたら、眼が合った(いや、本当に!)
で、こっちにゆったりとやってくるのだ。
あの巨体で。
勿論ガラスの直前で体をくねらせて方向転換をするのだけど、その眼はじっとこちらを見ている。
知性のある眼。
野性であると言うことは、野蛮であるということとは違う。
野蛮なのは人間のほうだろう。
本当に野性を保護すると言うこと、絶滅危惧種を救うということは、どういうことなのか。
立松さんとの対談を読んで、なるほどと、ちょっと考えが変わったかもしれない。
ISBN:4167713071 文庫 亀畑 清隆 文藝春秋 ¥690
論理パズル101―推理の楽しさ、ひらめきの快感
2006年12月11日 読書
頭の体操にいいかな?
と思って、買ってみた。
単に答えを導くだけではなく、なにゆえにこういう考え方をするのか?
このルートを辿るのか?
なんてことが分かれば面白いと思うのだが。
アメリカでは大学院の入試にも論理パズルを使うとか。
がちがちのお受験用の頭では解けない問題を出そうと言う、その考え方は流石だと感心する。
日本もね、ゆとり教育なんてふざけたことをいってないで、発想の転換とか、柔軟な思考を重視できるようなテスト問題を考えればいいのに。
とりあえず。
読書に疲れたときにでも開けてみようか。
ISBN:406132988X 新書 小野田 博一 講談社 ¥987
と思って、買ってみた。
単に答えを導くだけではなく、なにゆえにこういう考え方をするのか?
このルートを辿るのか?
なんてことが分かれば面白いと思うのだが。
アメリカでは大学院の入試にも論理パズルを使うとか。
がちがちのお受験用の頭では解けない問題を出そうと言う、その考え方は流石だと感心する。
日本もね、ゆとり教育なんてふざけたことをいってないで、発想の転換とか、柔軟な思考を重視できるようなテスト問題を考えればいいのに。
とりあえず。
読書に疲れたときにでも開けてみようか。
ISBN:406132988X 新書 小野田 博一 講談社 ¥987
密偵は家族ぐるみで動く。
そう、それがたとえ辺境の辺境。
ブリタニアの地であってもだ。
ローマ皇帝の盟友であるブリタニアの王。
その地位を名声を(なにがなんでも)守るために、皇帝の密命を受け、ファルコははるばると…北の地へ向かう。
そこは、野蛮な(笑)島国で、文明も文化も荒れ果てているのだが。
酒場はある。
密偵もいる。
そして、陰謀もある。
密偵頭のアナクリテスは、男をあげたとおもったら、またまた"油断のならない危険な男"に舞い戻る。
ほとんどストーカーだし…。
うわぁ、それはちょっと…と思うほどの乱心振りで、とうとうファルコも決意する。
そのお陰かどうか、自動的にファルコの親友ペドロの株が上がってしまう、それはそれで…どうしたもんかい?
どこへ行ってもお風呂を忘れないローマ人には、読んでいて共感を覚える。
汚れたり、汗をかいたりすれば、風呂風呂風呂、と忘れない。
垢すりも香油もちゃんと流行のものを使う。
彼らとなら上手くやっていけそうな"気も"する。
17〜8世紀の英国やフランスよりも遥かに衛生的ですばらしい、文明の地だと思ってしまうよね。
ヘレナの二人の弟達もいがみ合いながら活躍し、なかなかどうして役に立つところを見せてくれる。
このままファルコ兄さんのもとで社会勉強を続ければ、立派なローマ市民になれること間違いなし!…だね。
ISBN:4334761755 文庫 矢沢 聖子 光文社 ¥660
そう、それがたとえ辺境の辺境。
ブリタニアの地であってもだ。
ローマ皇帝の盟友であるブリタニアの王。
その地位を名声を(なにがなんでも)守るために、皇帝の密命を受け、ファルコははるばると…北の地へ向かう。
そこは、野蛮な(笑)島国で、文明も文化も荒れ果てているのだが。
酒場はある。
密偵もいる。
そして、陰謀もある。
密偵頭のアナクリテスは、男をあげたとおもったら、またまた"油断のならない危険な男"に舞い戻る。
ほとんどストーカーだし…。
うわぁ、それはちょっと…と思うほどの乱心振りで、とうとうファルコも決意する。
そのお陰かどうか、自動的にファルコの親友ペドロの株が上がってしまう、それはそれで…どうしたもんかい?
どこへ行ってもお風呂を忘れないローマ人には、読んでいて共感を覚える。
汚れたり、汗をかいたりすれば、風呂風呂風呂、と忘れない。
垢すりも香油もちゃんと流行のものを使う。
彼らとなら上手くやっていけそうな"気も"する。
17〜8世紀の英国やフランスよりも遥かに衛生的ですばらしい、文明の地だと思ってしまうよね。
ヘレナの二人の弟達もいがみ合いながら活躍し、なかなかどうして役に立つところを見せてくれる。
このままファルコ兄さんのもとで社会勉強を続ければ、立派なローマ市民になれること間違いなし!…だね。
ISBN:4334761755 文庫 矢沢 聖子 光文社 ¥660
5巻で、官渡の戦いが終わった…
と言って良いのか。
官渡の戦いまでで、5巻を費やすか。
今後の展開はどうなるのだろう?
途中で切られたら嫌だな〜とそれだけが心配。
でも何十巻も、書けるのかな?
作家さんがではなくて、出版社が許すかどうかの問題。
本ってそういうものでしょ?
何かの賞でデビューしたって、人気が出なければ切捨てごめん。
新しい芽は幾らでもひょこひょこ出て来るから、最近では作家をじっくりしっかり育てないみたいだし。
芥川賞を取った作家でも、その後は日雇いで暮らしている人もいるって聞いたことがある。
まあ宮城谷さんクラスだと違うんだろうなぁと漠然とは思うけど。
厳しい世界なのは…なにも作家に限らない。
会社員だって厳しいのよ(笑)
さて。
曹操は着実に人材を集め(時々失敗して泣いている)、劉備は相変わらずあちら〜こちら〜と逃げ回る。
逃げ足の速さは当代随一だそうで、人物眼の利く曹操も「こいつはさっぱりわからん」という人物だ。
う〜ん。
大物なのか、変わり者なのか。
と言って良いのか。
官渡の戦いまでで、5巻を費やすか。
今後の展開はどうなるのだろう?
途中で切られたら嫌だな〜とそれだけが心配。
でも何十巻も、書けるのかな?
作家さんがではなくて、出版社が許すかどうかの問題。
本ってそういうものでしょ?
何かの賞でデビューしたって、人気が出なければ切捨てごめん。
新しい芽は幾らでもひょこひょこ出て来るから、最近では作家をじっくりしっかり育てないみたいだし。
芥川賞を取った作家でも、その後は日雇いで暮らしている人もいるって聞いたことがある。
まあ宮城谷さんクラスだと違うんだろうなぁと漠然とは思うけど。
厳しい世界なのは…なにも作家に限らない。
会社員だって厳しいのよ(笑)
さて。
曹操は着実に人材を集め(時々失敗して泣いている)、劉備は相変わらずあちら〜こちら〜と逃げ回る。
逃げ足の速さは当代随一だそうで、人物眼の利く曹操も「こいつはさっぱりわからん」という人物だ。
う〜ん。
大物なのか、変わり者なのか。
政治家は歴史を学べ by「宮城谷・三国志」
2006年12月7日 読書
政治に携わるものは、歴史を学ぶのが当然なのである。
著者もそういう。
私もそう思う。
だから。
無理やりの愛国心を押し付けるなんてのは言語道断。
美しい日本とやらは、美しい心で自発的に生まれるもの。
上意下達で創り上げるものではない。
人に頭を下げさせて、鼻の穴が見えるほどにふんぞり返ってご満悦の顔なんぞ、醜すぎて見ていられぬ。
醜悪なる巨人の顔。
醜悪なる心。
それでどうして美しい日本なんぞがうまれるのだ。
学べ学べ。
著者もそういう。
私もそう思う。
だから。
無理やりの愛国心を押し付けるなんてのは言語道断。
美しい日本とやらは、美しい心で自発的に生まれるもの。
上意下達で創り上げるものではない。
人に頭を下げさせて、鼻の穴が見えるほどにふんぞり返ってご満悦の顔なんぞ、醜すぎて見ていられぬ。
醜悪なる巨人の顔。
醜悪なる心。
それでどうして美しい日本なんぞがうまれるのだ。
学べ学べ。
京都手帖 2007 (2007)
2006年12月6日 読書 コメント (2)
手帖なのに、何故かブックレビューで出てきた…
凄いと言うか、凄まじいというか。
本じゃないですよ…これ。
まあ年末ともなれば、本屋で手帖を売るのは別に珍しい光景ではなくなったけれど。
この手帖。
空白も多くて使い易いが、なんと言ってもその最大の特徴は、京都の年間行事を余すことなく記載していることだ。(余計なことを…と言いたくなる所もあるが)
年間行事を一覧表で見られるのはとっても便利だが、あれもこれもと"よそさん"には認知度の低い行事までばらすことはないだろうに…。
これで競争率が高くなるかと思うと複雑(寺社の行事は早い者勝ち。人が増えると競争率が上がって見られなくなる可能性が高くなる)
こういうのを見ていると、世間にはそんなにネタがないのか、そんなに京都のなにが良いのか、と思うけれど。
こういうのを見て、せっせと京都観光も良いけど、マナーは守ってよね。
京都はテーマパークではなく、人が住んでる町なんですから。
何をしてもお客だからと笑顔で許してくれると思ったら…大間違い。
ISBN:4838103751 単行本 光村推古書院 ¥1,050
凄いと言うか、凄まじいというか。
本じゃないですよ…これ。
まあ年末ともなれば、本屋で手帖を売るのは別に珍しい光景ではなくなったけれど。
この手帖。
空白も多くて使い易いが、なんと言ってもその最大の特徴は、京都の年間行事を余すことなく記載していることだ。(余計なことを…と言いたくなる所もあるが)
年間行事を一覧表で見られるのはとっても便利だが、あれもこれもと"よそさん"には認知度の低い行事までばらすことはないだろうに…。
これで競争率が高くなるかと思うと複雑(寺社の行事は早い者勝ち。人が増えると競争率が上がって見られなくなる可能性が高くなる)
こういうのを見ていると、世間にはそんなにネタがないのか、そんなに京都のなにが良いのか、と思うけれど。
こういうのを見て、せっせと京都観光も良いけど、マナーは守ってよね。
京都はテーマパークではなく、人が住んでる町なんですから。
何をしてもお客だからと笑顔で許してくれると思ったら…大間違い。
ISBN:4838103751 単行本 光村推古書院 ¥1,050
いろいろと優先順位などが発生して、とりあえず、宮城谷・三国志をやっつけることとした。
それでも、いっぱい並行読みしているんだけど…最近「ファルコ」最新刊にも手を出し始めたことだし。
我ながら、頭の中でこんぐらがるのではなかろうか?と不安である。
さて。
劉さんちの皇叔さんはまだまだ出番がナイ。
活躍できない。
ちらりと格好よさげに数行だけ書かれていたのは、関帝さまのみ。
それでも桃園のメンバーが20代前半、というのがすごい。
若い!
と思ってしまう。
そのわりには曹操は老成しているというか…苦労してるからか?
奥方(正妻の丁夫人)の尻に敷かれてはいるのだが……嗚呼、英雄なのにね(笑)
その曹操は、父と親族を殺された復讐心で徐州を攻め、老若男女かまわずに殺しまくると言う、彼としては珍しくも経歴に大きな染みを作ってしまった。
このときに命からがら逃げたのが、諸葛兄弟で、まだ幼い孔明センセや弟の瑾の心にふか〜い傷を作った模様。
だから、「どうあっても曹操には仕えない」という意思が出来ちゃったのであろうと。
『三つ子の魂百までも』であろうか。
孫さんちは、兄・孫策が活躍中。
孫憲パパの奥方は、劉備の嫁とリの時に(姑として)出てくるけど、この方、ほとんど略奪婚というか、むりやり貰ったというか、泣く泣く嫁にいったというか…そういういきさつがあったらしい。
ほうほう、そんなことが…と思わず耳を立て、まるで週刊誌を読んでいる気分であった。
ISBN:4163253300 単行本 宮城谷 昌光 文藝春秋 ¥1,700
それでも、いっぱい並行読みしているんだけど…最近「ファルコ」最新刊にも手を出し始めたことだし。
我ながら、頭の中でこんぐらがるのではなかろうか?と不安である。
さて。
劉さんちの皇叔さんはまだまだ出番がナイ。
活躍できない。
ちらりと格好よさげに数行だけ書かれていたのは、関帝さまのみ。
それでも桃園のメンバーが20代前半、というのがすごい。
若い!
と思ってしまう。
そのわりには曹操は老成しているというか…苦労してるからか?
奥方(正妻の丁夫人)の尻に敷かれてはいるのだが……嗚呼、英雄なのにね(笑)
その曹操は、父と親族を殺された復讐心で徐州を攻め、老若男女かまわずに殺しまくると言う、彼としては珍しくも経歴に大きな染みを作ってしまった。
このときに命からがら逃げたのが、諸葛兄弟で、まだ幼い孔明センセや弟の瑾の心にふか〜い傷を作った模様。
だから、「どうあっても曹操には仕えない」という意思が出来ちゃったのであろうと。
『三つ子の魂百までも』であろうか。
孫さんちは、兄・孫策が活躍中。
孫憲パパの奥方は、劉備の嫁とリの時に(姑として)出てくるけど、この方、ほとんど略奪婚というか、むりやり貰ったというか、泣く泣く嫁にいったというか…そういういきさつがあったらしい。
ほうほう、そんなことが…と思わず耳を立て、まるで週刊誌を読んでいる気分であった。
ISBN:4163253300 単行本 宮城谷 昌光 文藝春秋 ¥1,700
ええ〜と。
今日入手したばかりなんだけど、さっさと読んで母にまわさねばならないので、優先順位がいきなり高くなった本。
記憶のないうちに女性3人となにかあった、の、かな?というやもめの会社社長の悩み事から話が始まる。
ただ、「わしは知らん!」と突っぱねるだけではなく、「わしって、もしかして、記憶喪失?」と我に返るところがこの社長の笑える、というか人のよいところかも。
振り込め詐欺のいいターゲットになりそうだ…とか、思いながら読み始め。
ISBN:404788183X 新書 西村 京太郎 角川書店 ¥840
今日入手したばかりなんだけど、さっさと読んで母にまわさねばならないので、優先順位がいきなり高くなった本。
記憶のないうちに女性3人となにかあった、の、かな?というやもめの会社社長の悩み事から話が始まる。
ただ、「わしは知らん!」と突っぱねるだけではなく、「わしって、もしかして、記憶喪失?」と我に返るところがこの社長の笑える、というか人のよいところかも。
振り込め詐欺のいいターゲットになりそうだ…とか、思いながら読み始め。
ISBN:404788183X 新書 西村 京太郎 角川書店 ¥840
下山事件(シモヤマ・ケース)
2006年12月3日 読書
並行読み第二段。
病院であるとか、ちょっと出かけるとか、荷物を軽くしたい時に携帯して読む本。
なら、本なんかもっていくなよ、とは言わないで。
バスや電車の待ち時間、本がないと手持ちぶたさん…無沙汰なんだよ。
例の、戦後まもなくの、あの、<下山事件>のことである。
国鉄総裁が轢死した、なにかGHQの陰謀があったのか?という漠然とした認識しかなかったのだけど、ふっとい調書だの記録だのを読む気力もなかったのでそのまま放置していた。
この度文庫本で出てきたので「ちょうどいい♪」と相成ったわけ。
これはノンフィクションのドキュメンタリーだろうか?
読めば分かる。
読めば…。
明日の病院のお供はこれだ。
SBN:4101300712 文庫 森 達也 新潮社 ¥620
病院であるとか、ちょっと出かけるとか、荷物を軽くしたい時に携帯して読む本。
なら、本なんかもっていくなよ、とは言わないで。
バスや電車の待ち時間、本がないと手持ちぶたさん…無沙汰なんだよ。
例の、戦後まもなくの、あの、<下山事件>のことである。
国鉄総裁が轢死した、なにかGHQの陰謀があったのか?という漠然とした認識しかなかったのだけど、ふっとい調書だの記録だのを読む気力もなかったのでそのまま放置していた。
この度文庫本で出てきたので「ちょうどいい♪」と相成ったわけ。
これはノンフィクションのドキュメンタリーだろうか?
読めば分かる。
読めば…。
明日の病院のお供はこれだ。
SBN:4101300712 文庫 森 達也 新潮社 ¥620
刊行されているのを長い間ほっといてしまいまして…。
今、4巻と5巻をまとめて読んでます。
しかも、他の本と並行読み…。
第4巻。
エン(字が表示されないので、カタカナ書きでご容赦を)州に曹操が立ち。
孫堅は非業の死を遂げる。
董卓は都に灯をともし。
漢王朝は終末に向かって歩むのみ。
ようやく物語りが動き始めた、と言う感じか。
曹操の出番が多い…のは仕方がないか。
う〜ん。
淡々と語られる宮城谷節に、違う物語を読むような、面白味を感じ、この先を期待する。
え?カラー地図のプレゼント付き?
地図マニアの私としては、出さねばなるまいよ。
ISBN:4163252401 単行本 宮城谷 昌光 文藝春秋 ¥1,700
今、4巻と5巻をまとめて読んでます。
しかも、他の本と並行読み…。
第4巻。
エン(字が表示されないので、カタカナ書きでご容赦を)州に曹操が立ち。
孫堅は非業の死を遂げる。
董卓は都に灯をともし。
漢王朝は終末に向かって歩むのみ。
ようやく物語りが動き始めた、と言う感じか。
曹操の出番が多い…のは仕方がないか。
う〜ん。
淡々と語られる宮城谷節に、違う物語を読むような、面白味を感じ、この先を期待する。
え?カラー地図のプレゼント付き?
地図マニアの私としては、出さねばなるまいよ。
ISBN:4163252401 単行本 宮城谷 昌光 文藝春秋 ¥1,700
読むということは、理解するということだ。
簡潔、かつ、平易な言葉で端的に表わされたもの。
その言葉は、随分と重く私の心にのしかかった。
読むということは、見るということではない。
確かにそうです。
はい。
確かに。
仰るとおり。
ISBN:4167380021 文庫 安野 光雅 文藝春秋 ¥441