……とか言ってましたっけ?
まーちゃん…もとえ、伊達政宗の自称。
「地図で読む日本古代戦史」
がなかなか面白い本であると気がついたのは半ば過ぎてからのこと。
多分、私のよな輩にも判りやすいように書いているからだろうな。
複雑は避けて簡単に、簡潔に。
時代は前九年・後三年の役まできて、舞台は奥州、陸奥の国や出羽の国という辺りが出てくる。
岩手県とか秋田県とか宮城県の辺りだと思う。
まず。
中央(京都)から遠く離れたこの地では、しょっちゅう反乱が起こる。
反乱、といっても、徒党をなして官倉を襲ったり、受領にはんこうしたりする程度で、本格的に朝廷と弓矢を交えようというほどのものではない。
だが、奥州といえば、まぁちゃんが秀吉の度肝を抜いたように、砂金が取れる。
良い馬を産する。(義経の逸話でも有名)
ついでに大陸との交易もしっかりやっている。
これで豊かでないはずが無い。
その富に目をつけた悪の源氏(笑)(頼義・義家父子)に言いがかりを付けられ本格的な戦いに巻き込まれたのが名門・安倍氏。
両者の力がバランスよくつりあった(無気力な朝廷と安倍氏の下にはせ参じた地元の豪族達の心意気)ため、戦いは膠着状態に。
その釣り合いを壊したのが、出羽にいた清原氏で、源頼義が頭を下げて請うた援軍の見返りに、安部氏の勢力(土地・利権も一切合財)を手にした。
濡れ手に粟、とはこのことだろうな。
で、清原氏の問題になってくるのだが。
清原氏も一気に名門の仲間入り…とよろこんではおれない。
大きくなれば、富めれば出てくるのが骨肉の争いというやつ。
安倍氏の血を引く女性を妻にしたもの。
源氏の地を引く……平氏ゆかりの……と、その糸はもつれにもつれて奥州はまた戦いに突入するのである。
清原氏。
そして、その前に絶大な力を誇った安倍氏。
その争い。
源氏が絡んで…ってそこでとつとつと思い出したことがある。
随分昔だけれど、超時間ドラマでそういうの、放映していたぞ…!と。
内紛が起こって、裏切り者に目の前で妻子を焼き殺されて、その復讐に云々…とそのシーンがね、ものすごく目に焼きついている。
で、復讐を誓った人が主人公であったハズ。
なんだろう…すごく印象的だったのになぁ。
忘れてるよ、すっぱりしっかり忘れてる(笑)
でも、多分、きっと、この時代のこの戦の話だと思う。
この本で戦の流れを読んでいて、どこかで聞いたような、見たような、と思い出したのだから。
それにしても、驚かされか感心させられるのは、奥州の"まつろわぬ人々"のことだ。
隙を見ては頭をもたげる。
叩かれても叩かれても、けっして心からの屈服はしない。
その、強さというか週ねというか、我慢強さと言うか、力と言うか。
当時、彼らを人とも思わず、ぎゅうぎゅう圧迫し続けた京都、に生まれ住む私としては複雑な心境だけど、これはもう、感嘆するしかない。
まぁちゃんもそうだった。
信長が去り。(まぁちゃん、ちょっと間に合わずか)
秀吉が去り。(随分苛められたね)
そして家康。(………)
歴史上、でっかい巨人たちと丁々発止と渡り合って、一歩も引かなかった彼は奥州王、まさしくその名に相応しいが、彼の地の人の心のそこに流れるのは彼と同じく熱い血なのだろうなと思う。
安倍氏の血を引く奥州藤原氏に最終的には裏切られることになるのが源義経だが。
まあ…先祖の悪行が祟ったと思えば…(笑)
ちょっと可哀想かな?(私は彼が嫌いじゃないんだけど、如何せん単純すぎたね)
まーちゃん…もとえ、伊達政宗の自称。
「地図で読む日本古代戦史」
がなかなか面白い本であると気がついたのは半ば過ぎてからのこと。
多分、私のよな輩にも判りやすいように書いているからだろうな。
複雑は避けて簡単に、簡潔に。
時代は前九年・後三年の役まできて、舞台は奥州、陸奥の国や出羽の国という辺りが出てくる。
岩手県とか秋田県とか宮城県の辺りだと思う。
まず。
中央(京都)から遠く離れたこの地では、しょっちゅう反乱が起こる。
反乱、といっても、徒党をなして官倉を襲ったり、受領にはんこうしたりする程度で、本格的に朝廷と弓矢を交えようというほどのものではない。
だが、奥州といえば、まぁちゃんが秀吉の度肝を抜いたように、砂金が取れる。
良い馬を産する。(義経の逸話でも有名)
ついでに大陸との交易もしっかりやっている。
これで豊かでないはずが無い。
その富に目をつけた悪の源氏(笑)(頼義・義家父子)に言いがかりを付けられ本格的な戦いに巻き込まれたのが名門・安倍氏。
両者の力がバランスよくつりあった(無気力な朝廷と安倍氏の下にはせ参じた地元の豪族達の心意気)ため、戦いは膠着状態に。
その釣り合いを壊したのが、出羽にいた清原氏で、源頼義が頭を下げて請うた援軍の見返りに、安部氏の勢力(土地・利権も一切合財)を手にした。
濡れ手に粟、とはこのことだろうな。
で、清原氏の問題になってくるのだが。
清原氏も一気に名門の仲間入り…とよろこんではおれない。
大きくなれば、富めれば出てくるのが骨肉の争いというやつ。
安倍氏の血を引く女性を妻にしたもの。
源氏の地を引く……平氏ゆかりの……と、その糸はもつれにもつれて奥州はまた戦いに突入するのである。
清原氏。
そして、その前に絶大な力を誇った安倍氏。
その争い。
源氏が絡んで…ってそこでとつとつと思い出したことがある。
随分昔だけれど、超時間ドラマでそういうの、放映していたぞ…!と。
内紛が起こって、裏切り者に目の前で妻子を焼き殺されて、その復讐に云々…とそのシーンがね、ものすごく目に焼きついている。
で、復讐を誓った人が主人公であったハズ。
なんだろう…すごく印象的だったのになぁ。
忘れてるよ、すっぱりしっかり忘れてる(笑)
でも、多分、きっと、この時代のこの戦の話だと思う。
この本で戦の流れを読んでいて、どこかで聞いたような、見たような、と思い出したのだから。
それにしても、驚かされか感心させられるのは、奥州の"まつろわぬ人々"のことだ。
隙を見ては頭をもたげる。
叩かれても叩かれても、けっして心からの屈服はしない。
その、強さというか週ねというか、我慢強さと言うか、力と言うか。
当時、彼らを人とも思わず、ぎゅうぎゅう圧迫し続けた京都、に生まれ住む私としては複雑な心境だけど、これはもう、感嘆するしかない。
まぁちゃんもそうだった。
信長が去り。(まぁちゃん、ちょっと間に合わずか)
秀吉が去り。(随分苛められたね)
そして家康。(………)
歴史上、でっかい巨人たちと丁々発止と渡り合って、一歩も引かなかった彼は奥州王、まさしくその名に相応しいが、彼の地の人の心のそこに流れるのは彼と同じく熱い血なのだろうなと思う。
安倍氏の血を引く奥州藤原氏に最終的には裏切られることになるのが源義経だが。
まあ…先祖の悪行が祟ったと思えば…(笑)
ちょっと可哀想かな?(私は彼が嫌いじゃないんだけど、如何せん単純すぎたね)
フレドリック・ブラウンは二度死ぬ
2007年1月11日 読書
ボースンさま!
届きました!
有難うございます♪
…というわけで、またまたレンタル本である。
漫画家の競作なんだけど、スリラー・ドタバタ劇・SF等々…いろいろてんこ盛りで楽しい♪
文庫本にしかレビューの画像が出ないのが残念なぐらいレトロで素敵な日本風味の表紙も合作〜♪
執筆者は、かくも個性的な女流漫画家。
坂田靖子
橋本多佳子
波津彬子
のお三人である。
サイタ サイタ サカタガ サイタ!
ノウアル タカコ ツメカクス!
ポッポッポ ハツ ポッポ!
(帯より)
ISBN:4257900474 新書 坂田 靖子 朝
日ソノラマ ¥1,029
届きました!
有難うございます♪
…というわけで、またまたレンタル本である。
漫画家の競作なんだけど、スリラー・ドタバタ劇・SF等々…いろいろてんこ盛りで楽しい♪
文庫本にしかレビューの画像が出ないのが残念なぐらいレトロで素敵な日本風味の表紙も合作〜♪
執筆者は、かくも個性的な女流漫画家。
坂田靖子
橋本多佳子
波津彬子
のお三人である。
サイタ サイタ サカタガ サイタ!
ノウアル タカコ ツメカクス!
ポッポッポ ハツ ポッポ!
(帯より)
ISBN:4257900474 新書 坂田 靖子 朝
日ソノラマ ¥1,029
大化の改新あたりから、壬申の乱を経て、中央集権国家が少しづつ形を成してゆくのを読んでいると、いろいろ深読みしてしまう自分がいる。
この「地図で読む日本古戦史」にはそんなことは書いていないのに、つい…。
謀反の疑いをかけられた人間(大抵は権力者)を自害させたら、あとで冤罪だったと分かったので、陰謀の主を捕えて殺した。
⇒ 最初から二人を抹殺するつもりだったので、あたかも一方がもう一方を誹謗中傷していたかのようにみせかけ、それに引っかかった振りをして殺し、あとで気がついた振りをしてもう一方も殺したんだな…。
などと、頭の中で、文章が自動変換されている。
便利っつーたら便利かしらん。
人間性を疑われそうだワ。
だいたい、天智天皇とか天武天皇とか、その周辺の連中・有象無象で妖しくないやつなんて一人もいないでしょう?
へんに純真だったり、まっすぐだったり、単純だったりすると、ほら、どんどん若死に(暗殺・処刑)してるやないの。
そういう時代を、「陰謀と知らずに処刑してしまった」だの「のちに冤罪と知って、後悔した」だのは、あまりにも初心、いや、読みそこなった発言では無いかと思うけど。
この「地図で読む日本古戦史」にはそんなことは書いていないのに、つい…。
謀反の疑いをかけられた人間(大抵は権力者)を自害させたら、あとで冤罪だったと分かったので、陰謀の主を捕えて殺した。
⇒ 最初から二人を抹殺するつもりだったので、あたかも一方がもう一方を誹謗中傷していたかのようにみせかけ、それに引っかかった振りをして殺し、あとで気がついた振りをしてもう一方も殺したんだな…。
などと、頭の中で、文章が自動変換されている。
便利っつーたら便利かしらん。
人間性を疑われそうだワ。
だいたい、天智天皇とか天武天皇とか、その周辺の連中・有象無象で妖しくないやつなんて一人もいないでしょう?
へんに純真だったり、まっすぐだったり、単純だったりすると、ほら、どんどん若死に(暗殺・処刑)してるやないの。
そういう時代を、「陰謀と知らずに処刑してしまった」だの「のちに冤罪と知って、後悔した」だのは、あまりにも初心、いや、読みそこなった発言では無いかと思うけど。
地図で読む日本古代戦史
2007年1月8日 読書
最近発見。
で、何で買ったんだろう?
と今頃???マークで読み始めた。
時代は、古代。
だから、大和朝廷の初期から、物部氏だの蘇我氏だの、中大兄皇子だの中臣鎌足だのが活躍した時代を経て、そして平将門の乱、保元平治の乱で終わり。
物部氏は日本古来の神さまを祭っていた。
その中心地である石上神社には朝廷から刀が沢山奉納されたので、そこは大和朝廷の武器となった。
だから、"もののふ"の語源は、物部氏の"もののべ"からきている。
…なんて、日本史ではもしかして常識?
ちなみに石上神社は小さな、本当に小さな神社である。
山之辺の道という、風光明媚なならの景色を眺めながら何十キロを歩くハイキングコースの、出発点でもある。
(昔、元気な時に、ハーフコースを歩いたことがある。山だの畑だの岡だの古墳だのを越えて迂回して横目で見ながら延々歩いた)
物部氏と蘇我氏はもともと姻戚で仲も良かったのに、天皇家の争いに巻き込まれて戦う羽目になった。
聖徳太子の息子、山背大兄王の殺害は、ひとり蘇我入鹿の陰謀によるものではない。
跡目争いのひとつであり、それはあくまでも天皇家の問題であった。
などなど。
血みどろの…歴史だ。
天皇家の歴史も。(権力の中心はどうしてもこうなるが)
それに聖徳太子だの蘇我氏だの山背大兄王だのが出てくると、山岸良子の「日出る処の天子」(漫画)だの、梅原猛の「隠された十字架〜聖徳太子論〜」だの思い出して背中が寒くなる。
そんなわけで、あまり「地図で読んで」いないけど(笑)、話が面白いのは確かだ。
奈良から大阪の東の端っこへ攻め込むのでも、時代が時代だけに随分な遠征になる。
兵隊を徴収して食料を徴収して、遠方へ遣わすのだから、戦争というのは本当に金がかかる。
無駄なことである。
大和朝廷の話が多いので、当時の朝鮮半島との係わり合いが深い。
話が沢山出てくるのも特徴だ。
百済にしろ新羅にしろ、大和朝廷と絡み合って話が進んでいる。
もはやれっきとした、陰謀の相手…である(笑)
ISBN:4582852726 新書 武光 誠 平凡社 ¥756
で、何で買ったんだろう?
と今頃???マークで読み始めた。
時代は、古代。
だから、大和朝廷の初期から、物部氏だの蘇我氏だの、中大兄皇子だの中臣鎌足だのが活躍した時代を経て、そして平将門の乱、保元平治の乱で終わり。
物部氏は日本古来の神さまを祭っていた。
その中心地である石上神社には朝廷から刀が沢山奉納されたので、そこは大和朝廷の武器となった。
だから、"もののふ"の語源は、物部氏の"もののべ"からきている。
…なんて、日本史ではもしかして常識?
ちなみに石上神社は小さな、本当に小さな神社である。
山之辺の道という、風光明媚なならの景色を眺めながら何十キロを歩くハイキングコースの、出発点でもある。
(昔、元気な時に、ハーフコースを歩いたことがある。山だの畑だの岡だの古墳だのを越えて迂回して横目で見ながら延々歩いた)
物部氏と蘇我氏はもともと姻戚で仲も良かったのに、天皇家の争いに巻き込まれて戦う羽目になった。
聖徳太子の息子、山背大兄王の殺害は、ひとり蘇我入鹿の陰謀によるものではない。
跡目争いのひとつであり、それはあくまでも天皇家の問題であった。
などなど。
血みどろの…歴史だ。
天皇家の歴史も。(権力の中心はどうしてもこうなるが)
それに聖徳太子だの蘇我氏だの山背大兄王だのが出てくると、山岸良子の「日出る処の天子」(漫画)だの、梅原猛の「隠された十字架〜聖徳太子論〜」だの思い出して背中が寒くなる。
そんなわけで、あまり「地図で読んで」いないけど(笑)、話が面白いのは確かだ。
奈良から大阪の東の端っこへ攻め込むのでも、時代が時代だけに随分な遠征になる。
兵隊を徴収して食料を徴収して、遠方へ遣わすのだから、戦争というのは本当に金がかかる。
無駄なことである。
大和朝廷の話が多いので、当時の朝鮮半島との係わり合いが深い。
話が沢山出てくるのも特徴だ。
百済にしろ新羅にしろ、大和朝廷と絡み合って話が進んでいる。
もはやれっきとした、陰謀の相手…である(笑)
ISBN:4582852726 新書 武光 誠 平凡社 ¥756
坂田靖子セレクション (第9巻) 水の森綺譚 1 潮漫画文庫
2007年1月7日 読書
最近嵌まっている坂田靖子全集より。
(それでも小さい文庫を買うあたりが私だが)
水の森、にすんでいるらしい、人間らしきものは、ふたりだけ。
日の出とともに起き、日没ととともに寝る、昔の農民のようなサリ。
夜釣りも森の散歩も大好きな、従って頼りがいのある"彼"。
その二人が、いろんな事に出くわして、困惑し(だけど、あまり悩まない)、なすがままにまかせ(やっぱり悩まない)、いつの間にか解決していたり(だから悩まない)するオハナシ。
とはいえ、彼のほうは"じたばた"する。
ナントカしようとジタバタする。
だけど、物事は、動きたい時にだけ、動きたいように動く。
解決してゆく。
……人生も、そんなものかも?
ちょっとそんな気もするね。
ISBN:4267016275 文庫 坂田 靖子 潮出版社 ¥560
(それでも小さい文庫を買うあたりが私だが)
水の森、にすんでいるらしい、人間らしきものは、ふたりだけ。
日の出とともに起き、日没ととともに寝る、昔の農民のようなサリ。
夜釣りも森の散歩も大好きな、従って頼りがいのある"彼"。
その二人が、いろんな事に出くわして、困惑し(だけど、あまり悩まない)、なすがままにまかせ(やっぱり悩まない)、いつの間にか解決していたり(だから悩まない)するオハナシ。
とはいえ、彼のほうは"じたばた"する。
ナントカしようとジタバタする。
だけど、物事は、動きたい時にだけ、動きたいように動く。
解決してゆく。
……人生も、そんなものかも?
ちょっとそんな気もするね。
ISBN:4267016275 文庫 坂田 靖子 潮出版社 ¥560
名探偵保健室のオバさん (2)
2007年1月7日 読書
学校なのに、殺人事件が頻発してみたり、お水な格好で構内をうろついてみたり…そんなんありか?
という楽園 学園漫画(と断言してよいのだろうか?)
2巻は、購買のおばさんの意外な過去が暴かれたり、古風なヤクザの出入りがあったりと、まるでスラップスティック劇を見るようであった。
…でもって、また3巻につづく…って話が途切れるのが辛いっつうか、これって、一つ一つの話がどんどん長くなってきているからなんだよなぁ。
まあとりあえず、この保健室のオバさん。(と年上の私が呼んだら血を見るだろうが)、なかなか素敵である。
男気のある、その性格が。
ISBN:4086180294 文庫 宮脇 明子 集英社 ¥630
という
2巻は、購買のおばさんの意外な過去が暴かれたり、古風なヤクザの出入りがあったりと、まるでスラップスティック劇を見るようであった。
…でもって、また3巻につづく…って話が途切れるのが辛いっつうか、これって、一つ一つの話がどんどん長くなってきているからなんだよなぁ。
まあとりあえず、この保健室のオバさん。(と年上の私が呼んだら血を見るだろうが)、なかなか素敵である。
男気のある、その性格が。
ISBN:4086180294 文庫 宮脇 明子 集英社 ¥630
日本の、日常の、聞いた話。
それらに適当に香辛料を効かせて、楽しく調理して出来上がったのが、このミステリー集のようだ。
あんまり怖くはなかったが(笑)
う〜ん。
ちょっと意味の分からないのもあったり。
分からないと、"私、頭、悪いのか?"とちょっと心配になったりしながら読み進んだ。
所謂"花子さん"のような都市伝説よりも、呪いの話が多いのも仕方が無いかなー。
余韻をのこすのは呪い系だろうし。
とある人の言う事にゃ、
「"金縛り"は、強い態度に出たり、怒ったりすると大人しくなる」
のだとか。
でも通説ではなさそうなので、試さない方がいいのでは…?
失敗したら、怖いし。
ISBN:4575332089 コミック 坂田 靖子 双葉社 ¥820
それらに適当に香辛料を効かせて、楽しく調理して出来上がったのが、このミステリー集のようだ。
あんまり怖くはなかったが(笑)
う〜ん。
ちょっと意味の分からないのもあったり。
分からないと、"私、頭、悪いのか?"とちょっと心配になったりしながら読み進んだ。
所謂"花子さん"のような都市伝説よりも、呪いの話が多いのも仕方が無いかなー。
余韻をのこすのは呪い系だろうし。
とある人の言う事にゃ、
「"金縛り"は、強い態度に出たり、怒ったりすると大人しくなる」
のだとか。
でも通説ではなさそうなので、試さない方がいいのでは…?
失敗したら、怖いし。
ISBN:4575332089 コミック 坂田 靖子 双葉社 ¥820
爆笑!パロディー百人一首
2007年1月7日 読書
先日…昨日、嵐山の「時雨殿」の売店で見つけた本。
百人一首を狂歌でおちょくった、あわわ…楽しんだもので、読んでいて笑える。
逆にこうやって楽しんで読んだ方が、しゃにむに暗記しようとするよりも原歌を覚えられるかもしれない。
古い人では、曉月坊(十六夜日記の作者・阿仏尼の子といわれる)のものもあり。
ISBN:4763805703 単行本 京都新聞出版センター 京都新聞出版センター ¥1,260
百人一首を狂歌でおちょくった、あわわ…楽しんだもので、読んでいて笑える。
逆にこうやって楽しんで読んだ方が、しゃにむに暗記しようとするよりも原歌を覚えられるかもしれない。
古い人では、曉月坊(十六夜日記の作者・阿仏尼の子といわれる)のものもあり。
盃も かたぶきながら秋の夜の ながながしくも 呑む上戸かな
ISBN:4763805703 単行本 京都新聞出版センター 京都新聞出版センター ¥1,260
1 プラス 1 ひく 1 は?
2007年1月5日 読書 コメント (2)
「仮面の島」読了。
流石に中世の華麗なる栄光と光に溢れた毒々しいベネティア…では桜井京介も対抗し辛かったのか…。
建築云々の薀蓄がなくて、助かった、というよりもあれ?という物足りなさを感じてしまった。
真四角の別荘なんて…面白味が無いワイ。
いかに成金趣味であろうと、ヨーロッパの中世〜近世建築なら、ぴかぴか光って欲しいよ〜♪
光らないというのなら無いなら、侘び寂びを追求して欲しい…(笑)
さて、内容だ。
面白かった♪
死体がごろごろ…おまけに逆転逆転で最後まで想像がつかない(犯人がわからん)のが、とってもよかった、推理小説らしくて……。
1 プラス 1 ひく 1 が 単純に「1」ではないところが、推理小説の面白さだ(と思うのである)。
流石に中世の華麗なる栄光と光に溢れた毒々しいベネティア…では桜井京介も対抗し辛かったのか…。
建築云々の薀蓄がなくて、助かった、というよりもあれ?という物足りなさを感じてしまった。
真四角の別荘なんて…面白味が無いワイ。
いかに成金趣味であろうと、ヨーロッパの中世〜近世建築なら、ぴかぴか光って欲しいよ〜♪
光らないというのなら無いなら、侘び寂びを追求して欲しい…(笑)
さて、内容だ。
面白かった♪
死体がごろごろ…おまけに逆転逆転で最後まで想像がつかない(犯人がわからん)のが、とってもよかった、推理小説らしくて……。
1 プラス 1 ひく 1 が 単純に「1」ではないところが、推理小説の面白さだ(と思うのである)。
熱海・湯河原殺人事件
2007年1月2日 読書
買ったままで忘れておりました…!
えらいことです。
早々に読了して母親にまわさねば…。
ということで、建築探偵をほったらかしてこっちに移動。
「アラビアンナイト」も途中でほったらかしているので、えらいこと×2である。
湯河原か…箱根も行ったことが無い私。
毎年この時期、駅伝でその名前を連呼するのを聞くばかりである。
言った人に聞くと、なかなかいいところらしい…でも、なんか、高そうなイメージがあるんだよね。
関西で言うと、有馬温泉みたいに?(ここも高い。だから近いけどまだ行った事が無いのだ)
この小説によると、奥湯河原は、政治家や芸能人を始め、他人目を忍ぶカップルのご用達なのだそうだ。
…家族連れには向かないのだろうか?
それに、写真が趣味だからといって、でっかいカメラをもってウロウロしていたら、もしかして!と疑われるのかも?
箱根でなくてもいいから、伊豆とか行ってみたいな〜。
煩悩湧きまくり。
つい先日落としたばかりだと言うのに……(笑)
ISBN:412204782X 文庫 西村 京太郎 中央公論新社 ¥660
えらいことです。
早々に読了して母親にまわさねば…。
ということで、建築探偵をほったらかしてこっちに移動。
「アラビアンナイト」も途中でほったらかしているので、えらいこと×2である。
湯河原か…箱根も行ったことが無い私。
毎年この時期、駅伝でその名前を連呼するのを聞くばかりである。
言った人に聞くと、なかなかいいところらしい…でも、なんか、高そうなイメージがあるんだよね。
関西で言うと、有馬温泉みたいに?(ここも高い。だから近いけどまだ行った事が無いのだ)
この小説によると、奥湯河原は、政治家や芸能人を始め、他人目を忍ぶカップルのご用達なのだそうだ。
…家族連れには向かないのだろうか?
それに、写真が趣味だからといって、でっかいカメラをもってウロウロしていたら、もしかして!と疑われるのかも?
箱根でなくてもいいから、伊豆とか行ってみたいな〜。
煩悩湧きまくり。
つい先日落としたばかりだと言うのに……(笑)
ISBN:412204782X 文庫 西村 京太郎 中央公論新社 ¥660
仮面の島〈建築探偵桜井京介の事件簿〉
2007年1月2日 読書
勿論(?)友人からの借り物である。
建築探偵…という、珍しい推理小説のジャンルを拓いた作家の作品である。
シリーズは何作か読んだけれど、海外に出たのを読むのは初めてである。
しかも、場所は、私の大好きなヴェネチア。
ちょっと水の匂いが臭そうだけど…。(冬以外は行くものじゃあないとモノの本に書いてあった)
いきなり死体を引きづる女が出てくるとは、また刺激的な始まりだね。
ISBN:406275505X 文庫 篠田 真由美 講談社 ¥800
建築探偵…という、珍しい推理小説のジャンルを拓いた作家の作品である。
シリーズは何作か読んだけれど、海外に出たのを読むのは初めてである。
しかも、場所は、私の大好きなヴェネチア。
ちょっと水の匂いが臭そうだけど…。(冬以外は行くものじゃあないとモノの本に書いてあった)
いきなり死体を引きづる女が出てくるとは、また刺激的な始まりだね。
ISBN:406275505X 文庫 篠田 真由美 講談社 ¥800
名探偵 みなを集めて さてと言い
2007年1月2日 読書
「切り裂かれたミンクコート事件」読了。
この作者は、あっちこっちの有名探偵(勿論創作なので架空)を話の"ついで"に引っ張り出すのが面白い。
真面目な時代劇で、"銭形平次が云々カンヌン…"なんて実在する人のように大真面目に話題に出てくるようなもの。
だから、知っているだけ、その方面の知識があるだけ面白い!というわけだ。
最後の最後に「エロール・フリンで映画を撮る!」という科白が出てきて、にやりとさせられました。
いかにも〜だもんね。
さて。
一連の"カントリーハウス・ママダー・シリーズ"とは、英国貴族が愛するカントリーハウス、つまり、そこが辺鄙であれば在るほどすばらしいという荘園つきの田舎家でおこる殺人事件のこと。
彼らが田舎を愛するのは異常なほどで、解説にも在るとおり、愛するカントリーハウスを売ろうとする夫に殺意を抱く妻、とか、カントリーハウスの改築を目論む夫にとって殺したいほど邪魔なのが、ほかでもない自分自身の妻、であるとか。
そういうことがありえる。
また、それだけで、たかが田舎家ひとつのことで、殺人事件が"起こりうる"のが英国貴族なのである。
広くて寒くて頑丈で…あれこれ不便も多いけれど、それでも愛されるのがこの田舎家。
この作品ではバーフォード伯爵は自分の爵位に意義をとなえるアメリカ人と対立することになるのだが、そのときの彼の態度を見れば、それは明白である。
伯爵と言う名称も地位も不要。
そんなものなくたって生きてゆける。
だが!
屋敷(オールダリー荘)を解体してアメリカに移築することだけは、断固許せない!
どうしてもするというなら法廷にでて争うぞ!
…と言った次第。
たかが家。
それでも家。
こんな家だもの。
幽霊のひとりやふたり、そして殺人事件の一回や二回や三回…あったとしたって愛情は変わらないわけです。
(写真は一昨年のクリスマス、新風館にて、標題は解説より抜粋しました)
この作者は、あっちこっちの有名探偵(勿論創作なので架空)を話の"ついで"に引っ張り出すのが面白い。
真面目な時代劇で、"銭形平次が云々カンヌン…"なんて実在する人のように大真面目に話題に出てくるようなもの。
だから、知っているだけ、その方面の知識があるだけ面白い!というわけだ。
最後の最後に「エロール・フリンで映画を撮る!」という科白が出てきて、にやりとさせられました。
いかにも〜だもんね。
さて。
一連の"カントリーハウス・ママダー・シリーズ"とは、英国貴族が愛するカントリーハウス、つまり、そこが辺鄙であれば在るほどすばらしいという荘園つきの田舎家でおこる殺人事件のこと。
彼らが田舎を愛するのは異常なほどで、解説にも在るとおり、愛するカントリーハウスを売ろうとする夫に殺意を抱く妻、とか、カントリーハウスの改築を目論む夫にとって殺したいほど邪魔なのが、ほかでもない自分自身の妻、であるとか。
そういうことがありえる。
また、それだけで、たかが田舎家ひとつのことで、殺人事件が"起こりうる"のが英国貴族なのである。
広くて寒くて頑丈で…あれこれ不便も多いけれど、それでも愛されるのがこの田舎家。
この作品ではバーフォード伯爵は自分の爵位に意義をとなえるアメリカ人と対立することになるのだが、そのときの彼の態度を見れば、それは明白である。
伯爵と言う名称も地位も不要。
そんなものなくたって生きてゆける。
だが!
屋敷(オールダリー荘)を解体してアメリカに移築することだけは、断固許せない!
どうしてもするというなら法廷にでて争うぞ!
…と言った次第。
たかが家。
それでも家。
こんな家だもの。
幽霊のひとりやふたり、そして殺人事件の一回や二回や三回…あったとしたって愛情は変わらないわけです。
(写真は一昨年のクリスマス、新風館にて、標題は解説より抜粋しました)
切り裂かれたミンクコート事件
2007年1月1日 読書 コメント (4)
英国貴族の田舎のお屋敷を舞台にした推理小説。
しかも殺人事件つき。
これを称して"カントリーハウス・マーダー"もの、と呼ぶ(らしい)
「エッグ・コージイ」の続編。
あの話では、快活な女性・ジェーンが主人公だとてっきり思っていたが、主役は暢気な田舎貴族とそのお屋敷らしい…。
今回は、ハリウッド映画(冒険活劇時代劇もの)の舞台にオールダリー荘を使おう!とプロデュ−サーが思いついたのが運のつき…あ、いや、物語の始まり。
アメリカの(そこそこ)人気俳優(♂)やイタリアの(絶対的でも個性的なので部分的に)大女優(♀)が押し寄せて、バーフォ−ド伯爵夫人を悩ませる。
伯爵夫人は先の殺人事件にショックを受けていて、「一度に沢山の客を呼んだのが原因だ」という自分ありの結論に達していたため、オールダリー荘にたくさんのお客を呼ぶのを嫌がったのである。
とはいえ。
俳優である。
大女優である。
口先うまく丸め込まれ、運命を受け入れざるを得なくなった。
…なのに!またしても殺人事件が!
(気の毒に…)
1970年代のお話、ということで、ハリウッド映画、冒険活劇時代劇、となると話はそこへ行き着く。
すなわち。
エロール・フリン!
その名が出ないはずが無い。(名前だけだが)
そして、作者のお遊びか、タビー・チャリントン、ポンゴ・スミス=スマイズ、バーティ・バシントンという、"名前だけ"の登場人物が…。
いずれも、ウッドハウスの小説のもじりなんである。
そんなところでくすくす笑っている場合では、無いのかもしれないけど。
ISBN:4594052606 文庫 山本 俊子 扶桑社 ¥980
しかも殺人事件つき。
これを称して"カントリーハウス・マーダー"もの、と呼ぶ(らしい)
「エッグ・コージイ」の続編。
あの話では、快活な女性・ジェーンが主人公だとてっきり思っていたが、主役は暢気な田舎貴族とそのお屋敷らしい…。
今回は、ハリウッド映画(冒険活劇時代劇もの)の舞台にオールダリー荘を使おう!とプロデュ−サーが思いついたのが運のつき…あ、いや、物語の始まり。
アメリカの(そこそこ)人気俳優(♂)やイタリアの(絶対的でも個性的なので部分的に)大女優(♀)が押し寄せて、バーフォ−ド伯爵夫人を悩ませる。
伯爵夫人は先の殺人事件にショックを受けていて、「一度に沢山の客を呼んだのが原因だ」という自分ありの結論に達していたため、オールダリー荘にたくさんのお客を呼ぶのを嫌がったのである。
とはいえ。
俳優である。
大女優である。
口先うまく丸め込まれ、運命を受け入れざるを得なくなった。
…なのに!またしても殺人事件が!
(気の毒に…)
1970年代のお話、ということで、ハリウッド映画、冒険活劇時代劇、となると話はそこへ行き着く。
すなわち。
エロール・フリン!
その名が出ないはずが無い。(名前だけだが)
そして、作者のお遊びか、タビー・チャリントン、ポンゴ・スミス=スマイズ、バーティ・バシントンという、"名前だけ"の登場人物が…。
いずれも、ウッドハウスの小説のもじりなんである。
そんなところでくすくす笑っている場合では、無いのかもしれないけど。
ISBN:4594052606 文庫 山本 俊子 扶桑社 ¥980
卵の防寒服 エッグ・コージイ
2006年12月31日 読書
「エッグ・コージイ殺人事件」読了。
意外な犯人は、最後までわからなかった。
アーなるほど、そうか!と後でお祭騒ぎを繰り返すばかりである(笑)
エッグ・コージイというのは、ゆで卵を冷やさない為の袋、というか、上から被せておくもので、この小説では近所のオバサン(オバーサン?)たちが毛糸で編んだものであった。
なんかすごいなー。
卵の防寒服なんだね。
ゆで卵、といえば「カリオストロの城」を思い出すばかりなのだけど。
田舎の警部ウイルキンズがなかなかの切れ者だったというのもまたこういう小説としては常識破りではないだろうか。
探偵役の○○が、なんだか押されている様子。
でもって、貴族出身のうら若き乙女を、命の危険の伴うスパイ家業に引きずり込もうなんて、なんというか……時代性?
マタ・ハリの二の舞になったらどーすんだ?
意外な犯人は、最後までわからなかった。
アーなるほど、そうか!と後でお祭騒ぎを繰り返すばかりである(笑)
エッグ・コージイというのは、ゆで卵を冷やさない為の袋、というか、上から被せておくもので、この小説では近所のオバサン(オバーサン?)たちが毛糸で編んだものであった。
なんかすごいなー。
卵の防寒服なんだね。
ゆで卵、といえば「カリオストロの城」を思い出すばかりなのだけど。
田舎の警部ウイルキンズがなかなかの切れ者だったというのもまたこういう小説としては常識破りではないだろうか。
探偵役の○○が、なんだか押されている様子。
でもって、貴族出身のうら若き乙女を、命の危険の伴うスパイ家業に引きずり込もうなんて、なんというか……時代性?
マタ・ハリの二の舞になったらどーすんだ?
吼えろペン 13 (13)
2006年12月30日 読書 コメント (2)
うっ…とりあえずこの13巻目で一区切り、なのだそうだ。
残念。
アシスタントの一人、ヒーローがひとり立ちし、炎尾に対抗する漫画家となって帰って来る…のか、な?
えろうシリアスな展開で、ちょっとびっくりの最終巻でした。
盛り上がりのすごさ、盛り上がるだけ盛り上がって、その勢いのままドスンと落とす凄まじさ。
でもって、納得するなー!と突っ込みを入れたくなるボケ具合。
どれもすばらしい。
島本氏の漫画ってこれだから好きなんだ。
ISBN:4091572936 コミック 島本 和彦 小学館 ¥560
残念。
アシスタントの一人、ヒーローがひとり立ちし、炎尾に対抗する漫画家となって帰って来る…のか、な?
えろうシリアスな展開で、ちょっとびっくりの最終巻でした。
盛り上がりのすごさ、盛り上がるだけ盛り上がって、その勢いのままドスンと落とす凄まじさ。
でもって、納得するなー!と突っ込みを入れたくなるボケ具合。
どれもすばらしい。
島本氏の漫画ってこれだから好きなんだ。
ISBN:4091572936 コミック 島本 和彦 小学館 ¥560
吼えろペン 12 (12)
2006年12月30日 読書
ボースンさまよりのレンタル本♪
この年末も、この勢いで突破ー!
少なくとも厄払い!には最適なバクハツ・迫力漫画。
海外旅行をしたいが為に、月刊誌の漫画家が全員揃って原稿を先にあげておく、という恐ろしいことに挑戦する。
なにも全員が揃って…いかなくても、とは私も思うけど。
夢のある仕事である漫画家が、「夢が海外旅行」(つまり、現実には行けてない)というのがナサケナイ、というか寂しいという炎尾燃の気持ちは良く分かる。
毎日束縛されてへとへとになるまで働いている私のほうが、すねかじりの子供のように、高価なもの(グッズ)を(たとえ誕生日でも、ボーナスがあっても)おいそれとはけない!
という矛盾と共通する匂いがあるよなぁ…。
え?ちがいますいか?
自分が描きたい漫画のテーマを取り合う「その統計はちょっと待った!」は素敵でした。
こんな死闘を繰り広げなくても、読者アンケートでこの漫画家にはこういうネタを、と決めてしまわれたら…大変だろうけど、読者としてはおもしろそうだな、と。(悪魔?)
ISBN:4091572928 コミック 島本 和彦 小学館 ¥560
この年末も、この勢いで突破ー!
少なくとも厄払い!には最適なバクハツ・迫力漫画。
海外旅行をしたいが為に、月刊誌の漫画家が全員揃って原稿を先にあげておく、という恐ろしいことに挑戦する。
なにも全員が揃って…いかなくても、とは私も思うけど。
夢のある仕事である漫画家が、「夢が海外旅行」(つまり、現実には行けてない)というのがナサケナイ、というか寂しいという炎尾燃の気持ちは良く分かる。
毎日束縛されてへとへとになるまで働いている私のほうが、すねかじりの子供のように、高価なもの(グッズ)を(たとえ誕生日でも、ボーナスがあっても)おいそれとはけない!
という矛盾と共通する匂いがあるよなぁ…。
え?ちがいますいか?
自分が描きたい漫画のテーマを取り合う「その統計はちょっと待った!」は素敵でした。
こんな死闘を繰り広げなくても、読者アンケートでこの漫画家にはこういうネタを、と決めてしまわれたら…大変だろうけど、読者としてはおもしろそうだな、と。(悪魔?)
ISBN:4091572928 コミック 島本 和彦 小学館 ¥560
バジル氏の優雅な生活 (第1巻)
2006年12月30日 読書
昔むか〜し、単行本をもっていたような気も?
まあ宜しい。
19世紀、英国貴族のなかで一番のプレイボーイと名高いバジル氏と、フランスからやってきたルイが織り成すおしゃれなお話……だったと思うよ。
たぶん。
手を抜いているんだか、凝りまくっているんだか、よく分からない拝啓が素敵♪
英国〜
19世紀〜
お貴族さま〜
の、ムード満点!ですな。
ISBN:4592882512 文庫 坂田 靖子 白泉社 ¥610
まあ宜しい。
19世紀、英国貴族のなかで一番のプレイボーイと名高いバジル氏と、フランスからやってきたルイが織り成すおしゃれなお話……だったと思うよ。
たぶん。
手を抜いているんだか、凝りまくっているんだか、よく分からない拝啓が素敵♪
英国〜
19世紀〜
お貴族さま〜
の、ムード満点!ですな。
ISBN:4592882512 文庫 坂田 靖子 白泉社 ¥610
坂田靖子セレクション (第8巻) 伊平次とわらわ 2 潮漫画文庫
2006年12月30日 読書
おーっ、やっと絵がでた♪
人間は"日本昔話のエクソシスト" 伊平次。
犬は"ひめさま憑き"の わらわ。
二人は立派にコンビで死者の難儀・化け物の苦情を片っ端から解決(押し付けられている?)する。
生と死が、そして化け物までがごっちゃになって境界線もあったものではない。
その馬鹿馬鹿しさ、カオスというか、混乱やこんがらがったなかに、生きるってことも在るのかな?
とちょっと思ったりする。
桜の木の下には死体が…のフレーズは本当によく見かけるし使われる。
日本人ならその、ぞっとするような、美しいものと穢れたものが背中合わせに存在するような状態を、ぞくぞくしながら想像して恍惚としてしまうのかも?
桜、というのがミソだよねぇ。
私もいい加減ここいらで、本編を読もうかな〜?
ISBN:4267015783 文庫 坂田 靖子 潮出版社 ¥550
人間は"日本昔話のエクソシスト" 伊平次。
犬は"ひめさま憑き"の わらわ。
二人は立派にコンビで死者の難儀・化け物の苦情を片っ端から解決(押し付けられている?)する。
生と死が、そして化け物までがごっちゃになって境界線もあったものではない。
その馬鹿馬鹿しさ、カオスというか、混乱やこんがらがったなかに、生きるってことも在るのかな?
とちょっと思ったりする。
桜の木の下には死体が…のフレーズは本当によく見かけるし使われる。
日本人ならその、ぞっとするような、美しいものと穢れたものが背中合わせに存在するような状態を、ぞくぞくしながら想像して恍惚としてしまうのかも?
桜、というのがミソだよねぇ。
私もいい加減ここいらで、本編を読もうかな〜?
ISBN:4267015783 文庫 坂田 靖子 潮出版社 ¥550
坂田靖子セレクション (第7巻) 伊平次とわらわ 1 潮漫画文庫
2006年12月30日 読書 コメント (7)
伊平次は墓守。
日々、墓と死人を守り(供養して)生計を立てている。
実は、内緒だが、じいさまは士分でお祓いを生業とし、その死後には怨霊よけの守り刀なんてものも遺してくれている。
その血のせいか、けっこーいろんなものが"視えて"しまう。
わらわは、犬。
どこぞのひめさまが取り付いたので、いまだ自覚なし。
まま(食事)を乞い、生活改善を訴える、ひめさまにしてはいじましい部分も時折見せてしまう、人間付きの犬。
伊平次のもとに頼みをもってやってきたひめさまだが、頼みが終了してもその蕎麦を離れなくなってしまった。
そして、食事を、世話を、なんやかやと伊平次にねだる、命じる、文句を言う。
だけど……これがまたそれなりに役に立ったりするわけで。
正邪の屁理屈と、死者のわがまま。
そして化け物たちの頼みごと…
頼られている!
信頼されている男である、伊平次は!
ISBN:4267015775 文庫 坂田 靖子 潮出版社 ¥530
日々、墓と死人を守り(供養して)生計を立てている。
実は、内緒だが、じいさまは士分でお祓いを生業とし、その死後には怨霊よけの守り刀なんてものも遺してくれている。
その血のせいか、けっこーいろんなものが"視えて"しまう。
わらわは、犬。
どこぞのひめさまが取り付いたので、いまだ自覚なし。
まま(食事)を乞い、生活改善を訴える、ひめさまにしてはいじましい部分も時折見せてしまう、人間付きの犬。
伊平次のもとに頼みをもってやってきたひめさまだが、頼みが終了してもその蕎麦を離れなくなってしまった。
そして、食事を、世話を、なんやかやと伊平次にねだる、命じる、文句を言う。
だけど……これがまたそれなりに役に立ったりするわけで。
正邪の屁理屈と、死者のわがまま。
そして化け物たちの頼みごと…
頼られている!
信頼されている男である、伊平次は!
ISBN:4267015775 文庫 坂田 靖子 潮出版社 ¥530