魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章
2004年4月20日 読書
衝動買い〜♪
早速、とても気に入った笑い話を引用(孫引き)する。
(この本の主題からは離れるけれど)
アダムとイヴが何人であるか、はキリスト教と聖書を自国の文化的アイデンティティーのバックボーンとして認識している西欧諸国では、今でもかなり激しい議論の対象となるという。
で、ソ連邦健在なりし頃、とある会議の席上でのこと。
英国代表:
「エデンの園は英国にあった決まっている。なぜなら、英国は紳士の国だ。りんごが一個しかないとき、まずレディにお譲りするとは、ジェントルマンシップの英国以外には考えられない」
フランス代表:
「いやいや。二人ともフランス人に違いない。なぜなら、たかがりんご一個で男に身を任せるなんて、フランス人ぐらいしかいないはずだ」
ソ連代表:
「アダムとイヴはわが同胞に間違いない。なぜなら、ろくに着るものもなく裸同然の暮らしで、食いものときたらりんご一個しかないのに、そこを楽園と信じ込まされていたなんて、ソ連邦市民以外には考えられないでしょう」
『新版 ロシア人』(ヘンドリク・スミス著)の小咄より。
ベルリンの壁が崩壊する前後、東ベルリンから西ベルリンへ"散歩"に訪れた親子ずれの会話を思い出した。
子供「お父さん、冬なのに、オレンジがあるよ!」
父親「……西側には、何でもあるんだよ」
たかが、オレンジ。されどオレンジである。
常識は国によって、地域によって、人によって、まるで違うということだ。
そこに矛盾も生まれる。
ISBN:4101465223 文庫 米原 万里 新潮社 1999/12 ¥500
早速、とても気に入った笑い話を引用(孫引き)する。
(この本の主題からは離れるけれど)
アダムとイヴが何人であるか、はキリスト教と聖書を自国の文化的アイデンティティーのバックボーンとして認識している西欧諸国では、今でもかなり激しい議論の対象となるという。
で、ソ連邦健在なりし頃、とある会議の席上でのこと。
英国代表:
「エデンの園は英国にあった決まっている。なぜなら、英国は紳士の国だ。りんごが一個しかないとき、まずレディにお譲りするとは、ジェントルマンシップの英国以外には考えられない」
フランス代表:
「いやいや。二人ともフランス人に違いない。なぜなら、たかがりんご一個で男に身を任せるなんて、フランス人ぐらいしかいないはずだ」
ソ連代表:
「アダムとイヴはわが同胞に間違いない。なぜなら、ろくに着るものもなく裸同然の暮らしで、食いものときたらりんご一個しかないのに、そこを楽園と信じ込まされていたなんて、ソ連邦市民以外には考えられないでしょう」
『新版 ロシア人』(ヘンドリク・スミス著)の小咄より。
ベルリンの壁が崩壊する前後、東ベルリンから西ベルリンへ"散歩"に訪れた親子ずれの会話を思い出した。
子供「お父さん、冬なのに、オレンジがあるよ!」
父親「……西側には、何でもあるんだよ」
たかが、オレンジ。されどオレンジである。
常識は国によって、地域によって、人によって、まるで違うということだ。
そこに矛盾も生まれる。
ISBN:4101465223 文庫 米原 万里 新潮社 1999/12 ¥500
原作 志染 保氏の、かんべあきら氏画のコミックス。
あいも変わらず陰陽師の話だが、違うのはまさしく現代風に変化した陰陽師であること。
情報収集と状況調査はパソコンで、
調伏した妖怪は電子ロボットやボイスレコーダーやゲーム機のなかに閉じ込める。
嘗ては人の目に見えた"闇"が、今はもう24時間輝き続ける人工灯のおかげで見えなくなってしまった。
闇に巣くうものがそれで消滅したのかと思ったら、人の心に生まれる"闇"を捜しては入り込んでいるという。
陰陽師が退治するべき妖怪は、その、人の心に生まれた"闇"に棲むもの。
つまり、陰陽師は人の心が痛め付けられ傷つけられたその原因を取り除くものでもある…と、まるで精神科医かセラピストである。(つまりレンガ本の主役・京極堂も同じ技か。人の心の重みを剥ぎ取るというか…で、憑き物を落として事件を解明するという)
でも、実際、確かにそんなものかもな〜。
セラピスト・晴明……いいかも。
「ハイ。貴方の悩みはナンデスカー?」
そして、人間の脳には微量な電気が流れているのだが、その電気がちょいとおかしくなったとき、つまりその悪性電気作用が"妖怪"の形をとって現れる…だから電磁波で捉えられる?
妖怪=悪性電気作用
では、夢も何もありはしないけど。
ところで、作品中の、子供を愛しつつ自分の"場所"を獲得したいがために子供を犠牲にしてしまう母親についていた、妖怪・○○○。
あのノリなら、私としては、鬼子母神にしてもよかったんじゃないかなと思ったが。
他人の子供を食べてちゃ、ちょっとえぐいかな?
それにしても、いまだに陰陽師人気は衰えることを知らないようだ。
本の帯や宣伝を見ると、アンソロジーだのパロディだの、続々と刊行中のようである。
売れるんだね……。
このテーマ。
シカシ!
とうとう新しいのが台頭してきたぞ!
その名も「新撰組」
以前からそれなりに出ていたようだが、NHK大河ドラマに便乗して、その勢いは侮れないものがある。
いやぁ、元気で結構、面白いね。
ISBN:4056033757 コミック 志染 保 学習研究社 2004/03/27 ¥630
あいも変わらず陰陽師の話だが、違うのはまさしく現代風に変化した陰陽師であること。
情報収集と状況調査はパソコンで、
調伏した妖怪は電子ロボットやボイスレコーダーやゲーム機のなかに閉じ込める。
嘗ては人の目に見えた"闇"が、今はもう24時間輝き続ける人工灯のおかげで見えなくなってしまった。
闇に巣くうものがそれで消滅したのかと思ったら、人の心に生まれる"闇"を捜しては入り込んでいるという。
陰陽師が退治するべき妖怪は、その、人の心に生まれた"闇"に棲むもの。
つまり、陰陽師は人の心が痛め付けられ傷つけられたその原因を取り除くものでもある…と、まるで精神科医かセラピストである。(つまりレンガ本の主役・京極堂も同じ技か。人の心の重みを剥ぎ取るというか…で、憑き物を落として事件を解明するという)
でも、実際、確かにそんなものかもな〜。
セラピスト・晴明……いいかも。
「ハイ。貴方の悩みはナンデスカー?」
そして、人間の脳には微量な電気が流れているのだが、その電気がちょいとおかしくなったとき、つまりその悪性電気作用が"妖怪"の形をとって現れる…だから電磁波で捉えられる?
妖怪=悪性電気作用
では、夢も何もありはしないけど。
ところで、作品中の、子供を愛しつつ自分の"場所"を獲得したいがために子供を犠牲にしてしまう母親についていた、妖怪・○○○。
あのノリなら、私としては、鬼子母神にしてもよかったんじゃないかなと思ったが。
他人の子供を食べてちゃ、ちょっとえぐいかな?
それにしても、いまだに陰陽師人気は衰えることを知らないようだ。
本の帯や宣伝を見ると、アンソロジーだのパロディだの、続々と刊行中のようである。
売れるんだね……。
このテーマ。
シカシ!
とうとう新しいのが台頭してきたぞ!
その名も「新撰組」
以前からそれなりに出ていたようだが、NHK大河ドラマに便乗して、その勢いは侮れないものがある。
いやぁ、元気で結構、面白いね。
ISBN:4056033757 コミック 志染 保 学習研究社 2004/03/27 ¥630
文字遊心をゆっくり読んでいるので(というか、ゆっくりしか読めないので)、目に付いた漢字を揚げてゆこうと思う。
まず、最初に「狂」をあげてみる。
狂と言う字は、その形からも分かるように、
「けものへん」である。
だから、獣によって正気を失う、「もののけ」の憑いた状態であると考えられた。
日本も、ヨーロッパもアメリカの原住民も、勿論アニミズム信仰だったから、獣が憑くと考えるのは、きわめて自然な成り行きである。
その一つが狐つきで、日本だけではなく、中国の古典にもよく出てくる話なのだ。
稲荷信仰はこの辺から来るものだ。
「狐狸の類」というぐらいだから狸もある。
日本では、他に犬やネコも入るらしい。
ついでに言うなら中国では、龍や虎・牛・羊・猿・猪・豚・雉・蛙・タニシ……まるで十二支のできそこないやんか。
しかし、龍や虎はまだええけど、豚や蛙やタニシはご免こうむりたいものがある。
この場合、憑くというよりは、化生するとか変化するとか、姿を変えて目の前に現れるという話がほとんどなのだが、異類婚物語だからと聞かされて、よかったと思うようなモノでもない。
つまり、そういうものと恋愛したいですか?ということ。
昔は加齢故の痴呆も、「憑いた」と思われていたそうな。そこまで長寿ではなかった時代だからねぇ。
そして、狂の対極は「聖」であるという。
また、狂と聖は、紙一重であるともいう。
何事かを成し遂げようと邁進すれば、それは狂にもなるようだ。
聖人と言われる孔子が、老残の身をもって戦国の諸国を巡り歩き、あくまで自説を曲げようとはしなかった姿に、「革命に命をかける狂者である」と説く。
狂にもいろいろある。
まず、最初に「狂」をあげてみる。
狂と言う字は、その形からも分かるように、
「けものへん」である。
だから、獣によって正気を失う、「もののけ」の憑いた状態であると考えられた。
日本も、ヨーロッパもアメリカの原住民も、勿論アニミズム信仰だったから、獣が憑くと考えるのは、きわめて自然な成り行きである。
その一つが狐つきで、日本だけではなく、中国の古典にもよく出てくる話なのだ。
稲荷信仰はこの辺から来るものだ。
「狐狸の類」というぐらいだから狸もある。
日本では、他に犬やネコも入るらしい。
ついでに言うなら中国では、龍や虎・牛・羊・猿・猪・豚・雉・蛙・タニシ……まるで十二支のできそこないやんか。
しかし、龍や虎はまだええけど、豚や蛙やタニシはご免こうむりたいものがある。
この場合、憑くというよりは、化生するとか変化するとか、姿を変えて目の前に現れるという話がほとんどなのだが、異類婚物語だからと聞かされて、よかったと思うようなモノでもない。
つまり、そういうものと恋愛したいですか?ということ。
昔は加齢故の痴呆も、「憑いた」と思われていたそうな。そこまで長寿ではなかった時代だからねぇ。
そして、狂の対極は「聖」であるという。
また、狂と聖は、紙一重であるともいう。
何事かを成し遂げようと邁進すれば、それは狂にもなるようだ。
聖人と言われる孔子が、老残の身をもって戦国の諸国を巡り歩き、あくまで自説を曲げようとはしなかった姿に、「革命に命をかける狂者である」と説く。
狂にもいろいろある。
漢字や漢字圏諸国に関する書籍が多いのは最近に限らずの傾向だけれど、白川静氏の書籍は「じじむさい」(←解説者が言った)漢字を、いかにも面白く解説する本である。
この「文字遊心」も、漢字の成り立ちを、その意味を"謎解きながら"流れるように語っておられる。
つくりは素材(意味)を、残りは音を、と簡単に見ただけで漢字と言うものは単なる言語表現の手段だけではなく、その中に深遠な意味を含むものであることがよく分かる。
だから、知れば知るほど面白いものだ。
知るほどに飽きることなく、興味惹かれてゆくものだ。
漢字を使う民族に生まれて、「ほんっとに得をしたなぁ」と私は常々思っている。
漢和辞典なんて、読み出したら止らない。ホントに。
一度試しておじゃれ。
おおそうだ。
「絢爛たる暗号」も無事に読了。
久々に読み応えのある推理モノ(?)でありました。
ISBN:4582761690 単行本(ソフトカバー) 白川 静 平凡社 1996/11 ¥1,427
この「文字遊心」も、漢字の成り立ちを、その意味を"謎解きながら"流れるように語っておられる。
つくりは素材(意味)を、残りは音を、と簡単に見ただけで漢字と言うものは単なる言語表現の手段だけではなく、その中に深遠な意味を含むものであることがよく分かる。
だから、知れば知るほど面白いものだ。
知るほどに飽きることなく、興味惹かれてゆくものだ。
漢字を使う民族に生まれて、「ほんっとに得をしたなぁ」と私は常々思っている。
漢和辞典なんて、読み出したら止らない。ホントに。
一度試しておじゃれ。
おおそうだ。
「絢爛たる暗号」も無事に読了。
久々に読み応えのある推理モノ(?)でありました。
ISBN:4582761690 単行本(ソフトカバー) 白川 静 平凡社 1996/11 ¥1,427
仕事の後で頑張って映画を見に行くことにした。
19時開演で、到着したのが18時15分。
これは暇である。
…ので、近くの本屋に足を踏み入れたのが運の尽きであった。
昔の漫画がずらずらずらと復刻している白泉社文庫がそろいも揃ったりの本棚の前にめぐり合わせたのがいけなかった。
学生の時以来になる。坂田靖子氏の漫画を買ったのは。
相変わらずのほんわかラブコメディが、心休まる2冊でありました。
古い館に取り付いた精霊の話”闇月王”。
日本で言えば座敷童か?
ソファにまつぼっくりをおくのが精一杯のイタズラとは。余りに可愛らしすぎる。
座敷童は兎も角、日本の家に取り付く妖怪ならもう少し迫力のあるイタズラが出来そうなものだ。
名前はたいそうなんだけどねぇ…。
シェークスピアの”十二夜”も、オーベロンなる精霊の王様がでてくるが、精霊ってのはなんでも”王様”なんだろうか?
”ロードオブザリング”ではどうなっているのだろう?
テレビ放映した分しか観てないので(おまけに力入ってなかった)よく覚えていない。
なんにしろ、18〜20世紀初頭ってのに弱い私のイイトコ突いて来るんだよね、彼女の作品は。
ハチャメチャコメディも、嵌まると嵌まるので、以後注目である。
文庫 坂田 靖子 白泉社 1999/09 ¥530
19時開演で、到着したのが18時15分。
これは暇である。
…ので、近くの本屋に足を踏み入れたのが運の尽きであった。
昔の漫画がずらずらずらと復刻している白泉社文庫がそろいも揃ったりの本棚の前にめぐり合わせたのがいけなかった。
学生の時以来になる。坂田靖子氏の漫画を買ったのは。
相変わらずのほんわかラブコメディが、心休まる2冊でありました。
古い館に取り付いた精霊の話”闇月王”。
日本で言えば座敷童か?
ソファにまつぼっくりをおくのが精一杯のイタズラとは。余りに可愛らしすぎる。
座敷童は兎も角、日本の家に取り付く妖怪ならもう少し迫力のあるイタズラが出来そうなものだ。
名前はたいそうなんだけどねぇ…。
シェークスピアの”十二夜”も、オーベロンなる精霊の王様がでてくるが、精霊ってのはなんでも”王様”なんだろうか?
”ロードオブザリング”ではどうなっているのだろう?
テレビ放映した分しか観てないので(おまけに力入ってなかった)よく覚えていない。
なんにしろ、18〜20世紀初頭ってのに弱い私のイイトコ突いて来るんだよね、彼女の作品は。
ハチャメチャコメディも、嵌まると嵌まるので、以後注目である。
文庫 坂田 靖子 白泉社 1999/09 ¥530
絢爛たる暗号―百人一首の謎を解く ←← →→ 京うたものがたり
2004年4月13日 読書月には桂の大樹が生えている。
それは中国の神話。
いやいや月には旦那の分の不老長寿の仙薬まで自分が飲み干して、とっとと逃げてった、とんでもないちゃっかりものの女が住んでいるのだ…なんてちゃちゃを入れてはいけない。
ここはロマンティックに、桂の大樹が生えている、と考えよう。
後鳥羽上皇の、水無瀬離宮についての一説である。
宇治川・桂川・泉川が合流した、桜の多い、たいそうに素敵なところ……とういうくだりだ。
そんなところで倒幕の和歌を読んで血をたぎらせていたのだな…気持ちは分かるが、実力不足な夢を見てはいけない。
いや、夢なら良い。
それを現実に投影しようと言うのが無謀だっただけで。
とりあえず、桂の大樹……桂の木……月の桂……
なんだ。
京都特産の、日本酒の銘柄じゃん。
と、気づいてしまった。
濁りと清酒と両方あるが、濁り酒に人気があるらしい。
なんと今時、地方発送は不可、と言われた。
理由は、「揺すられて、酒がまずくなるから」……。
成る程。
そうなのね。
善意での、「おことわり」なんだ。
味にこだわりをもつ、「へんこ(変わり者・がんこ)」な職人気質なんだ。
と、感心した覚えがある。
謡曲・定家蔓で有名な式子内親王と定家の恋の話…は、先だって読んだ「京うたものがたり」にも描かれていた。
随分と綺麗なお話になっていたけれど。
読む本がまた錯綜しだしている……
それは中国の神話。
いやいや月には旦那の分の不老長寿の仙薬まで自分が飲み干して、とっとと逃げてった、とんでもないちゃっかりものの女が住んでいるのだ…なんてちゃちゃを入れてはいけない。
ここはロマンティックに、桂の大樹が生えている、と考えよう。
後鳥羽上皇の、水無瀬離宮についての一説である。
宇治川・桂川・泉川が合流した、桜の多い、たいそうに素敵なところ……とういうくだりだ。
そんなところで倒幕の和歌を読んで血をたぎらせていたのだな…気持ちは分かるが、実力不足な夢を見てはいけない。
いや、夢なら良い。
それを現実に投影しようと言うのが無謀だっただけで。
とりあえず、桂の大樹……桂の木……月の桂……
なんだ。
京都特産の、日本酒の銘柄じゃん。
と、気づいてしまった。
濁りと清酒と両方あるが、濁り酒に人気があるらしい。
なんと今時、地方発送は不可、と言われた。
理由は、「揺すられて、酒がまずくなるから」……。
成る程。
そうなのね。
善意での、「おことわり」なんだ。
味にこだわりをもつ、「へんこ(変わり者・がんこ)」な職人気質なんだ。
と、感心した覚えがある。
謡曲・定家蔓で有名な式子内親王と定家の恋の話…は、先だって読んだ「京うたものがたり」にも描かれていた。
随分と綺麗なお話になっていたけれど。
読む本がまた錯綜しだしている……
商業登記簿だから分かる危ない会社の見分け方・調べ方―初めての人にも分かる!実務…
2004年4月11日 読書
何と言うか…会社で、つまり仕事で使うのに、上司から借りた本である。
これを読め、と言われたときは内心で「げげっ」と思った。
(ちょっと口の端にでたかも)
内容はといえば、会社の商業登記簿謄本の読み方。
?単純に、書いてあることを読み取る。
?書いてあることから、行間、或いはウラを読み取る。
この二つだ。
特に?について、熟練すればとっても使いでが良い、なんてことを述べている。
取引相手のことを知ることは、自社が損害をこうむることがないように、へんな処に引っかからないように、特にこのご時世では大切なことである。
ましてや、初心者向けに分かりやすく、架空の人物を使って読み物風にまとめられていて、実に読みやすい。
…それは分かるが、小説のように面白いわけではない。
ましてや春の、暖かい、天気もよい、桜も今がイチバン!と誘惑の多い休日なんぞに自宅にもって帰って、ぱらぱらと開ける本ではないと、痛切に思ったりする。
ISBN:4789275264 単行本(ソフトカバー) 佐藤 芳樹 アズミ 1997/12 ¥2,310
これを読め、と言われたときは内心で「げげっ」と思った。
(ちょっと口の端にでたかも)
内容はといえば、会社の商業登記簿謄本の読み方。
?単純に、書いてあることを読み取る。
?書いてあることから、行間、或いはウラを読み取る。
この二つだ。
特に?について、熟練すればとっても使いでが良い、なんてことを述べている。
取引相手のことを知ることは、自社が損害をこうむることがないように、へんな処に引っかからないように、特にこのご時世では大切なことである。
ましてや、初心者向けに分かりやすく、架空の人物を使って読み物風にまとめられていて、実に読みやすい。
…それは分かるが、小説のように面白いわけではない。
ましてや春の、暖かい、天気もよい、桜も今がイチバン!と誘惑の多い休日なんぞに自宅にもって帰って、ぱらぱらと開ける本ではないと、痛切に思ったりする。
ISBN:4789275264 単行本(ソフトカバー) 佐藤 芳樹 アズミ 1997/12 ¥2,310
あさぎ色の伝説〜試衛館の鷹〜
2004年4月9日 読書懐かしすぎる〜漫画。
NHKの大河ドラマのおかげで、じわじわと話題になってきているのが新撰組+α。
新撰組関連のグッズは何処でも凄いとは思うが、さすがに京都は、それも屯所のあった壬生の近所は異常である。
「今だけ」の店が乱立・氾濫状態なのだ。
「あれ、あそこは確か、昨日まではパン屋だったはず…」
と、一日のうちにグッズ売り場に変身しているし。
嘘だと思ったら来てみるといい。
ワル乗りしすぎて、面白いから。
さて。
標題の漫画は、和田慎二という漫画家の作品でかれこれもう20年以上…になるかな?
内容は、もう言うまでもない。
新撰組の沖田を主役にした漫画である。
和田慎二といえば、当時としては珍しい、少女漫画を描く男性作家であった。男性ならではのシャープさとアクションが人気を博したものである。
分裂までしてしまう超能力者を描く「超少女明日香」とか、箸にも棒にも引っかからないようなスケバンが桜の大紋(日本警察の紋章)入りのヨーヨーで戦う「スケバン刑事」とか、わくわくどきどきものの作品が多かった。
ギリシャ神話モノで「ピグマリオ」なんてのもあったな。メデューサの怖かったこと。(確かに石になるよな、あれじゃあ)
おお、そうそう。
金田一かコナンか、じゃないけど、読み応えのあるサスペンスやミステリーも多く描いていた。
この試衛館の鷹も、単なる時代劇には終わらず、相変わらずの和田風味が効いて人気の作品だった…かな?
私は好きだったけど、さほど支持を得たような記憶がない。
時代劇が漫画の世界では今ひとつ受け入れられない時代だったのかも…?
同じように新撰組を題材に描いた木原としえの「天まであがれ!」と言う漫画は、結構うけていたように思うのだけれど。
やっぱり当時はまだ、きらきらお星様の勝ちか?
そういえば、この木原としえという正真正銘の少女漫画作家をしても、「日本の時代劇物」を描くことには編集が渋ったとかなんとか、そんなコメントを読んだ気がする。
…欧米一番か?明治維新期じゃあるまいに、思えばいやな時代だ。
あ、「試衛館の鷹」のなかでは、京へ登ると決めた一行が、大晦日に他道場の連中と乱闘騒ぎ(江戸での置き土産?)をやらかす、という話が私の大のお気に入りなのであった。
そういえば、年末にコンビニで見つけて買ったのが「「浅葱色の風」という新撰組の漫画本(というかほとんど雑誌本)
やはり沖田総司が主役で、作者は里中満智子。
もともと男女の恋愛と言う、少女漫画の王道を行くロマンティックな話を書く人なので、登場人物も乙女チックである。
刀を握るはずの手なんか、女の子のように小さくて可愛らしいのだ。
嶋中書店という、よくは知らない出版社の復刻雑誌らしい…。
ほんと、いろんなモノが出てくる。
NHKの大河ドラマのおかげで、じわじわと話題になってきているのが新撰組+α。
新撰組関連のグッズは何処でも凄いとは思うが、さすがに京都は、それも屯所のあった壬生の近所は異常である。
「今だけ」の店が乱立・氾濫状態なのだ。
「あれ、あそこは確か、昨日まではパン屋だったはず…」
と、一日のうちにグッズ売り場に変身しているし。
嘘だと思ったら来てみるといい。
ワル乗りしすぎて、面白いから。
さて。
標題の漫画は、和田慎二という漫画家の作品でかれこれもう20年以上…になるかな?
内容は、もう言うまでもない。
新撰組の沖田を主役にした漫画である。
和田慎二といえば、当時としては珍しい、少女漫画を描く男性作家であった。男性ならではのシャープさとアクションが人気を博したものである。
分裂までしてしまう超能力者を描く「超少女明日香」とか、箸にも棒にも引っかからないようなスケバンが桜の大紋(日本警察の紋章)入りのヨーヨーで戦う「スケバン刑事」とか、わくわくどきどきものの作品が多かった。
ギリシャ神話モノで「ピグマリオ」なんてのもあったな。メデューサの怖かったこと。(確かに石になるよな、あれじゃあ)
おお、そうそう。
金田一かコナンか、じゃないけど、読み応えのあるサスペンスやミステリーも多く描いていた。
この試衛館の鷹も、単なる時代劇には終わらず、相変わらずの和田風味が効いて人気の作品だった…かな?
私は好きだったけど、さほど支持を得たような記憶がない。
時代劇が漫画の世界では今ひとつ受け入れられない時代だったのかも…?
同じように新撰組を題材に描いた木原としえの「天まであがれ!」と言う漫画は、結構うけていたように思うのだけれど。
やっぱり当時はまだ、きらきらお星様の勝ちか?
そういえば、この木原としえという正真正銘の少女漫画作家をしても、「日本の時代劇物」を描くことには編集が渋ったとかなんとか、そんなコメントを読んだ気がする。
…欧米一番か?明治維新期じゃあるまいに、思えばいやな時代だ。
あ、「試衛館の鷹」のなかでは、京へ登ると決めた一行が、大晦日に他道場の連中と乱闘騒ぎ(江戸での置き土産?)をやらかす、という話が私の大のお気に入りなのであった。
そういえば、年末にコンビニで見つけて買ったのが「「浅葱色の風」という新撰組の漫画本(というかほとんど雑誌本)
やはり沖田総司が主役で、作者は里中満智子。
もともと男女の恋愛と言う、少女漫画の王道を行くロマンティックな話を書く人なので、登場人物も乙女チックである。
刀を握るはずの手なんか、女の子のように小さくて可愛らしいのだ。
嶋中書店という、よくは知らない出版社の復刻雑誌らしい…。
ほんと、いろんなモノが出てくる。
ぼくドラえもん〜新創刊〜
2004年4月8日 読書創刊するなり売り切れちゃった雑誌である。
重版が出たので入手できた。
ドラ焼き型の折りたたみバックとか、没原稿の単行本とか、DVDとか、なにやら面白げなモノが入っている。
単純に、何があるのか興味があった。
(それにしてもでかくてかさばる本だ)
私はドラえもんの熱狂的ファンではないが、幼い頃はそれなりに楽しんでいたアニメである。(注。漫画、ではなく、アニメなんだな、これが)
懐かしい。ひたすら懐かしい。
最近は映画界でも「キューティハニー」や「キャシャ−ン」といった、嘗てアニメーションで人気を博した番組がCG多様の実写で作り直されている.(噂によると鉄人28号も…!)
これが人気が出る。
当然。
面白かったのだ。
面白かったから、リメイクされるのだ。
面白いと、リアルタイムで観ていた世代が親になっているから、こういう映画を作れば、親子で2倍の視聴率と動員数が稼げるとか、そんな科白は逃げでしかない。
いいわけである。
2倍稼ぐためにリメイクするのではなく、新しく面白いものが作れないからリメイクするだけだ。
あとの現象は、それに付録で付いてくるだけに過ぎない。
しかし、「今」、新しい面白いモンがないのんかいな、と一席ぶちたくなるところだが、正直ないのだろうね…。
想像力の欠如だとしたら、哀しい限りである。
重版が出たので入手できた。
ドラ焼き型の折りたたみバックとか、没原稿の単行本とか、DVDとか、なにやら面白げなモノが入っている。
単純に、何があるのか興味があった。
(それにしてもでかくてかさばる本だ)
私はドラえもんの熱狂的ファンではないが、幼い頃はそれなりに楽しんでいたアニメである。(注。漫画、ではなく、アニメなんだな、これが)
懐かしい。ひたすら懐かしい。
最近は映画界でも「キューティハニー」や「キャシャ−ン」といった、嘗てアニメーションで人気を博した番組がCG多様の実写で作り直されている.(噂によると鉄人28号も…!)
これが人気が出る。
当然。
面白かったのだ。
面白かったから、リメイクされるのだ。
面白いと、リアルタイムで観ていた世代が親になっているから、こういう映画を作れば、親子で2倍の視聴率と動員数が稼げるとか、そんな科白は逃げでしかない。
いいわけである。
2倍稼ぐためにリメイクするのではなく、新しく面白いものが作れないからリメイクするだけだ。
あとの現象は、それに付録で付いてくるだけに過ぎない。
しかし、「今」、新しい面白いモンがないのんかいな、と一席ぶちたくなるところだが、正直ないのだろうね…。
想像力の欠如だとしたら、哀しい限りである。
菊一文字〜「絢爛たる暗号」より〜
2004年4月7日 読書後鳥羽上皇は、権力闘争に負けて隠岐島へ流されてしまいました。
後鳥羽上皇は、権力者に負けて、19歳の若さで天皇を隠居させられてしまいました。
後鳥羽上皇は、権力者の死亡により、彼を押さえつけていた箍が外れて…遊興三昧にふけまくったそうな。
中でも懲りに懲りまくったのが、刀鍛冶。
そう。
宮中に自分用の鍛冶場を作って、有名な刀鍛冶〜刀匠〜を呼び寄せて、御番鍛冶と称し、自分のお師さんにして刀焼いてたんだと。
山城の粟田口久国は大隅権守にまで叙せられている。
他にも御番鍛冶には備前の一文字派もいた。
でもって、上皇は菊の花が大好きだったので(!)焼いた刀の銘の代わりに菊の花を毛彫りにしたんだそうだ。
そう。
菊一文字の出来上がり。
おお!菊一文字って、そういう意味だったのか〜。
ひとつ賢くなりました。
後鳥羽上皇は、権力者に負けて、19歳の若さで天皇を隠居させられてしまいました。
後鳥羽上皇は、権力者の死亡により、彼を押さえつけていた箍が外れて…遊興三昧にふけまくったそうな。
中でも懲りに懲りまくったのが、刀鍛冶。
そう。
宮中に自分用の鍛冶場を作って、有名な刀鍛冶〜刀匠〜を呼び寄せて、御番鍛冶と称し、自分のお師さんにして刀焼いてたんだと。
山城の粟田口久国は大隅権守にまで叙せられている。
他にも御番鍛冶には備前の一文字派もいた。
でもって、上皇は菊の花が大好きだったので(!)焼いた刀の銘の代わりに菊の花を毛彫りにしたんだそうだ。
そう。
菊一文字の出来上がり。
おお!菊一文字って、そういう意味だったのか〜。
ひとつ賢くなりました。
京都うたものがたり 読了
2004年4月4日 読書軽い本は読みやすい。
後で手をつけたのに、先に読了してしまった。
写真が目的で買ったものの、内容もよかった。
勿論写真が色っぽくて良いのは言うまでもない。
みそひともじにすべてをかける歌人がエッセイを書くので、短い文章が分かりよいのかもしれない。
京都の観光地、貴船・嵐山・嵯峨野・宇治…等々を訪ね歩く筆者が、そこを舞台として活躍した人々の魂に触れて歩くたびのエッセイも、独りよがりに沈み込まず、素材に甘えすぎず、なかなか面白い趣向の本である。
しかし、この本に従うと、やはり京都は魔都なんかい?と思わないでもないが。
(そういいつつ、さもありなんと納得できてしまうあたりが怖くもあるが)
後で手をつけたのに、先に読了してしまった。
写真が目的で買ったものの、内容もよかった。
勿論写真が色っぽくて良いのは言うまでもない。
みそひともじにすべてをかける歌人がエッセイを書くので、短い文章が分かりよいのかもしれない。
京都の観光地、貴船・嵐山・嵯峨野・宇治…等々を訪ね歩く筆者が、そこを舞台として活躍した人々の魂に触れて歩くたびのエッセイも、独りよがりに沈み込まず、素材に甘えすぎず、なかなか面白い趣向の本である。
しかし、この本に従うと、やはり京都は魔都なんかい?と思わないでもないが。
(そういいつつ、さもありなんと納得できてしまうあたりが怖くもあるが)
現在は「絢爛たる暗号」にかかりっきりなので、しばらくは読める訳がないのに、購入してしまった…。
内容は、京都の観光地を巡る”お話”(幻想的紀行エッセイだそうです)と、それに対応した京都の写真の本。
ごめんなさい。
白状します。
作家のほうではなく、写真家(北奥耕一郎氏)のほうに魅かれて買いました。
だから、好きなときにつまみ読みするつもりです。
だから、写真だけ見ているんです。
ごめんなさい。作家のファンの方、ごめんなさい。
表紙の紅が、ね?色っぽいでしょう?
ISBN:4900594709 単行本 水原 紫苑 ウェッジ 12/2003 ¥1,680
内容は、京都の観光地を巡る”お話”(幻想的紀行エッセイだそうです)と、それに対応した京都の写真の本。
ごめんなさい。
白状します。
作家のほうではなく、写真家(北奥耕一郎氏)のほうに魅かれて買いました。
だから、好きなときにつまみ読みするつもりです。
だから、写真だけ見ているんです。
ごめんなさい。作家のファンの方、ごめんなさい。
表紙の紅が、ね?色っぽいでしょう?
ISBN:4900594709 単行本 水原 紫苑 ウェッジ 12/2003 ¥1,680
謎解きはかくも楽しきもの
2004年3月31日 読書「絢爛たる暗号」…ゆっくりと進めている。
まだ読み始めたばかりだから断言は出来ないが、今まで読んだ所によると、百人一首はばらばらの歌を単に100首集めたわけではなく、100首まとまって一つのものを現わしている、ということのようだ。
だから、一首ずつを取り出せば、駄作がごろごろ存在する。
だけどどうして藤原定家がこ〜んな駄作を選んだのか?と考えてはいけないのだと。
百人一首は、パズルであり、ミステリーであり、謎であり、秘められた思い(=祈り)であると。
そういうことかな?
まだまだ先は長いので、じっくり考察してゆける。
長い歴史を経て、今まで隠されてきた(らしい)謎をああではないか、こうではないか、と解き明かしてゆく作業は、とっても楽しくてぞくぞくする。
歴史学は単なる暗記だと決まって学生には人気がないものだが、そんなことはない。
ああだこうだと推理して、検証して、実証する。
歴史学は数学者のようにパズルを解くことであり、探偵のようにミステリーを解決することである。
これが面白くないはず、ないじゃあないの。
などと言っていたら、偶然入った本屋で白川静先生の特集なんかがあったもんだから…ついふらふらとまとめ買いしてしまった。
これらの本については叉後日。
まだ読み始めたばかりだから断言は出来ないが、今まで読んだ所によると、百人一首はばらばらの歌を単に100首集めたわけではなく、100首まとまって一つのものを現わしている、ということのようだ。
だから、一首ずつを取り出せば、駄作がごろごろ存在する。
だけどどうして藤原定家がこ〜んな駄作を選んだのか?と考えてはいけないのだと。
百人一首は、パズルであり、ミステリーであり、謎であり、秘められた思い(=祈り)であると。
そういうことかな?
まだまだ先は長いので、じっくり考察してゆける。
長い歴史を経て、今まで隠されてきた(らしい)謎をああではないか、こうではないか、と解き明かしてゆく作業は、とっても楽しくてぞくぞくする。
歴史学は単なる暗記だと決まって学生には人気がないものだが、そんなことはない。
ああだこうだと推理して、検証して、実証する。
歴史学は数学者のようにパズルを解くことであり、探偵のようにミステリーを解決することである。
これが面白くないはず、ないじゃあないの。
などと言っていたら、偶然入った本屋で白川静先生の特集なんかがあったもんだから…ついふらふらとまとめ買いしてしまった。
これらの本については叉後日。
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週刊ビジュアル三国志
2004年3月28日 読書週刊、というところがミソ。
中々買い続けることは難しい。
が、出版するほうに言わせると、「最後まで買ってもらえないのは計算の上」なのだと。
先細りすることを見通して創刊するんだってさ。
なんだか、寂しい本だと思う。
知人が購入したので中味を見せてもらい、正直言って迷っている。
漫画は別に不要だが、写真が捨てがたいかな…と。
わずかな容量ではあるんだが、マニア好きしそうな写真を載せている。
もともとマニアっぽいものばかり創刊している出版社だもんな。
どういう人が企画を立てているのだろうか?
そちらのほうが気になる。
でも、写真集やら歴史本やらビデオやらを随分と買い込んでいるので、ダブったら勿体無いという気持ちも濃厚である。
何と言っても50冊買い続けられるかどうか…それが問題だ。
もう少し悩むことにしよう。
中々買い続けることは難しい。
が、出版するほうに言わせると、「最後まで買ってもらえないのは計算の上」なのだと。
先細りすることを見通して創刊するんだってさ。
なんだか、寂しい本だと思う。
知人が購入したので中味を見せてもらい、正直言って迷っている。
漫画は別に不要だが、写真が捨てがたいかな…と。
わずかな容量ではあるんだが、マニア好きしそうな写真を載せている。
もともとマニアっぽいものばかり創刊している出版社だもんな。
どういう人が企画を立てているのだろうか?
そちらのほうが気になる。
でも、写真集やら歴史本やらビデオやらを随分と買い込んでいるので、ダブったら勿体無いという気持ちも濃厚である。
何と言っても50冊買い続けられるかどうか…それが問題だ。
もう少し悩むことにしよう。
絵本 千の風になって
2004年3月27日 読書
絵本である。
ようやく入手。
風になって、自然になって、貴方の傍に生きているよ…
だから
泣かないで、
嘆かないで、
…というような詩を自分なりにストーリーをつけたお話にして、それを絵本仕立てにしたものがこれ。
インディアンのナバホ族の話になぞらえてあるが、結構読ませる。
自分の「千の風」はこんなのとは違う、などと狭量なことは言わず、楽しんでほしい。
一人一人に「千の風」は吹いているのだから。
ISBN:4652040326 単行本 佐竹 美保 理論社 2004/03/17 ¥1,300
ようやく入手。
風になって、自然になって、貴方の傍に生きているよ…
だから
泣かないで、
嘆かないで、
…というような詩を自分なりにストーリーをつけたお話にして、それを絵本仕立てにしたものがこれ。
インディアンのナバホ族の話になぞらえてあるが、結構読ませる。
自分の「千の風」はこんなのとは違う、などと狭量なことは言わず、楽しんでほしい。
一人一人に「千の風」は吹いているのだから。
ISBN:4652040326 単行本 佐竹 美保 理論社 2004/03/17 ¥1,300
絢爛たる暗号―百人一首の謎を解く
2004年3月25日 読書
入手したのは文庫ではなくハードカバー本のほう。
しかも古書店からなので、1,200円のものが700円で。
うふふふ…ラッキー!
HPのほうでリンクをしているNeoさまのBBSで盛り上がって、これはぜひ読んでみよう!と言う気になったのが2,3日前のことだから、ネットで検索⇒注文⇒入手、って本当に早い早い。
今夜から読み始めます。
要は、百人一首に秘められた暗号・謎をとこうというもの。
第一般は昭和53年だから、この説を唱えて26年…
「巨頭」から外れていたがゆえに抹殺されたらしい、噂の一冊。
さて。
ついて行けるかな?
ISBN:4087491757 文庫 織田 正吉 集英社 12/1986 ¥600
しかも古書店からなので、1,200円のものが700円で。
うふふふ…ラッキー!
HPのほうでリンクをしているNeoさまのBBSで盛り上がって、これはぜひ読んでみよう!と言う気になったのが2,3日前のことだから、ネットで検索⇒注文⇒入手、って本当に早い早い。
今夜から読み始めます。
要は、百人一首に秘められた暗号・謎をとこうというもの。
第一般は昭和53年だから、この説を唱えて26年…
「巨頭」から外れていたがゆえに抹殺されたらしい、噂の一冊。
さて。
ついて行けるかな?
ISBN:4087491757 文庫 織田 正吉 集英社 12/1986 ¥600
子供にも、
そして大人にも、
読める童話です。
と、書いてあったが、その通りだった。
現代に暮らす主人公が、ひょんなことから送り込まれたのが平安の都。
そこは、その名に反して、恐ろしいオニが跋扈し、人が苦しめられる世界だった。
でも…なんだかヘンだよ。この平安時代は…。
源頼光とその四天王、渡辺綱や坂田金時も登場して、オニ退治へと主人公をいざなう。
でも、やっぱり何かヘン。
クライマックスは東映・大怪獣戦争並みの大混戦へ。
大人も考えるべき課題を残して、物語は終わるのでありました。
ISBN:4062705672 単行本 高田 崇史 講談社 ¥2,000
そして大人にも、
読める童話です。
と、書いてあったが、その通りだった。
現代に暮らす主人公が、ひょんなことから送り込まれたのが平安の都。
そこは、その名に反して、恐ろしいオニが跋扈し、人が苦しめられる世界だった。
でも…なんだかヘンだよ。この平安時代は…。
源頼光とその四天王、渡辺綱や坂田金時も登場して、オニ退治へと主人公をいざなう。
でも、やっぱり何かヘン。
クライマックスは東映・大怪獣戦争並みの大混戦へ。
大人も考えるべき課題を残して、物語は終わるのでありました。
ISBN:4062705672 単行本 高田 崇史 講談社 ¥2,000
(使用不能で溜まってしまった作文を掲載…なんか間抜け)
いやはや、古すぎてレビューしてもらえない。…どころか、途中で検索がぷつり、と切れちゃう感じが不気味で切ない。
この本が書いているのは、
「三十六計逃げるにしかず」
の、あの、三十六計のことである。
中国産ではあるが、なかにはその後、日本に入ってきて、あたかも日本生まれの日本語のように定着して「ことわざ」になったものもある。
面白いな、と思ったのが
「笑裏蔵刀」である。
字面で意味は分かるだろう。
外柔内剛とも言い換えられるかもしれない。
中国人は信用と裏切りはしばしば表裏の関係にあると了解している。日本人はそうは思わず、すぐに人を信用する。
地理的な事情もある。日本は島国で「みな家族」的に暮らしてきたが、中国は大陸ゆえに外国から煮ても焼いてもくえない連中が大挙押し寄せてくるという歴史を繰り返している。
「中国人は信用できると信じるまで信用しないが、日本人は信用できないと分かるまで信用している」
成る程。言い得て妙である。
だから日本人は「裏切られた」といって騒ぎ、中国人は一度信用したら、とことんまで信用するのだ
いやはや、古すぎてレビューしてもらえない。…どころか、途中で検索がぷつり、と切れちゃう感じが不気味で切ない。
この本が書いているのは、
「三十六計逃げるにしかず」
の、あの、三十六計のことである。
中国産ではあるが、なかにはその後、日本に入ってきて、あたかも日本生まれの日本語のように定着して「ことわざ」になったものもある。
面白いな、と思ったのが
「笑裏蔵刀」である。
字面で意味は分かるだろう。
外柔内剛とも言い換えられるかもしれない。
中国人は信用と裏切りはしばしば表裏の関係にあると了解している。日本人はそうは思わず、すぐに人を信用する。
地理的な事情もある。日本は島国で「みな家族」的に暮らしてきたが、中国は大陸ゆえに外国から煮ても焼いてもくえない連中が大挙押し寄せてくるという歴史を繰り返している。
「中国人は信用できると信じるまで信用しないが、日本人は信用できないと分かるまで信用している」
成る程。言い得て妙である。
だから日本人は「裏切られた」といって騒ぎ、中国人は一度信用したら、とことんまで信用するのだ
Gハンター・フォルクス―スレイヤーズすぺしゃる〈22〉
2004年3月18日 読書
そんなわけで、22巻へ突入だ。
…で、夕方には読めてしまった。昼休みにさくさく進んだのが敗因か。
ううう〜ん。勿体無いことをしてしまった。
テンポのよさに衰えがないので、安心して読めるのと、こういう物語を読んでいると、こちらの創作意欲も刺激される。
それもとっても気持ちよく♪
こういう本はとっても貴重だね。
とはいえ…次はどうすべきか…
ISBN:4829115890 文庫 神坂 一 富士見書房 ¥520
…で、夕方には読めてしまった。昼休みにさくさく進んだのが敗因か。
ううう〜ん。勿体無いことをしてしまった。
テンポのよさに衰えがないので、安心して読めるのと、こういう物語を読んでいると、こちらの創作意欲も刺激される。
それもとっても気持ちよく♪
こういう本はとっても貴重だね。
とはいえ…次はどうすべきか…
ISBN:4829115890 文庫 神坂 一 富士見書房 ¥520
汝その名はスイートポテト―スレイヤーズすぺしゃる〈21〉
2004年3月17日 読書
スレイヤーズ第21巻。
よくまぁこれだけ出たもんだ。
映画にもなったし、アイテムもたくさん出たし、作者の神坂一は数回「長者番付」に出たし。
うむ。
なかなかに大ヒット作品であった。
この作品。
久々にガウリィが登場して、○○○まで登場して、思わずにやり。
個人的にはゼルも出してほしいところだが。
個性が強くて、いい加減飽きるようでいて飽きない、不思議な本である。
ISBN:4829115440 文庫 神坂 一 富士見書房 ¥520
よくまぁこれだけ出たもんだ。
映画にもなったし、アイテムもたくさん出たし、作者の神坂一は数回「長者番付」に出たし。
うむ。
なかなかに大ヒット作品であった。
この作品。
久々にガウリィが登場して、○○○まで登場して、思わずにやり。
個人的にはゼルも出してほしいところだが。
個性が強くて、いい加減飽きるようでいて飽きない、不思議な本である。
ISBN:4829115440 文庫 神坂 一 富士見書房 ¥520