バカップル漫画…と漫画家自身が言っているのだから間違いは無い。
確かに甘い。

甘すぎる…!

何も考えずに読むにはいいけど。
考えなさすぎ。
考えない漫画が受ける時代なんだろうか?

そして標題の金平糖って、つまりそういう意味(それだけの意味)だったんだろうか?

以前の作品に比べて対象年齢が下がっているんだろうな、この人。
中学生ですか…はぁまあいいけど。
そういう意味でもあまあまで、女がしっかりすっかりオバカなんです、本当に。
自立と将来と恋に悩める高校生とは(当たり前だが)違う。
そうなると、自然とそういう絵柄になるんだろうね。
読者の意向とか雑誌社の意向とか、しがらみがあって漫画家も大変だ。


ISBN:4592184955 コミック 森生 まさみ 白泉社 2008/01/04 ¥410
こういう小説だか映画だかの存在は知っていた。
落語の話、というのも聞いていた。
でも内容はまったく知らなかった。

本日、本屋で見つけてしまい、ちょっとだけ立ち読みOKだったのでそれで買ってしまった。あ〜あ。

でも1冊で完結しているからいいか〜と思ったんだよね。

ひょんなことから話し方口座をやる羽目になったのは東京の落語の二枚目(新人からひとつあがっただけ)の今昔亭三つ葉。
吃音を治す為、コミュニケーションをとるため、話し方を勉強する為とさまざまな理由で教室に通うことになった4人…
その4人の夫々の悩みと人間模様を絡み合わせて話は進む。

個性と笑いと上手にマッチして、面白い話だった。

「まんじゅう怖い」の東西対決…要は、東京落語と上方落語で同じお題をやるわけだが、ちょっと聞いてみたいなァ。

NHKの「ちりとてちん」で、最近は落語人気もうなぎのぼり。
さすがNHK!と思うけど、あの物語は本当に良くできている。
面白い。
そう思うもん。
目が離せませんわ……(笑)

怒った黒猫…
の絵がとっても好き♪

かくいう私も聞きながらでも用事が出来るから、落語のCDを買おうかな?なんて思っている。

ISBN:4592142721 コミック 勝田 文 白泉社 2007/04/27 ¥560
この漫画家さんの作品は初めて読む。
まあ受け付けない絵ではないし。
そして、作品、といっても原作つきである。

映画を見に行こう!と思っていたのに気がついたら終わっていたという作品だ。

要は、幕末に禁制を破って英国に留学した(藩は承知の上)5人の長州人を描いたもの。
長州人×5人だから、長州ファイブなの……わかりやすーい(笑)

一番有名なのは伊藤博文かな…総理大臣で今の韓国で(鉄道駅で)暗殺された人。
昔々のNHKの大河ドラマで尾藤イサオがやっていたような…気がする。
似合っていた(ような気がする)

村田蔵六も出てきてちょっと懐かしかったなぁ(これもNHK大河ドラマで見た、最後暗殺されたんだよねー)

幕末の志士らしく眉間にしわが寄りまくりでちょっと怖いが…まあへろへろしているよりは"らしい"絵だよね。

日本を抜け出して上海経由で英国へ向かう…これからが本番。
乗船してこき使われているのはお茶を運ぶ船、というからティー・クリッパーだろうな。
海軍(ネービー)を学ぶといいたくて、航海術(ネビゲーション)を学ぶと言ってしまったがゆえの、重労働らしい…甲板磨きしているしな〜(笑)
でも使っているのが"たわし"みたいなヤツなのだ。
ココナッツじゃなくて。
ふ〜ん?

ISBN:475774031X コミック 五十嵐 匠 エンターブレイン 2008/02/01 ¥651
元警視庁刑事橋本くんは十津川警部の部下だった。
とある事件に関わって、今は私立探偵を営んでいる。

彼は運が悪い。
しょっちゅう(?)罠にはまって犯人に仕立てられている。
昔の上司、十津川警部や元同僚たちの活躍でなんとか無罪放免になって入るものの…

今回は秋田から日本海側を走る五能線での殺人事件。
そこでもまた、しっかりとわなにはまり殺人犯人として収監されてしまう橋本くんであった。

十津川警部…いつまでも世話の焼ける部下をもつと大変である。
小説ではこんな頼りになる上司が助けてくれるからいいものの、実際に冤罪となってそれを晴らすのはとっても難しい。
裁判で無実になったからなんでも冤罪というなかれ、なんてその筋の要職にあるおかたが発言するような日本である。
訴訟社会のアメリカで、こんなことを言ったりしたらどうなるだろうか。

さて。
橋本くんにも朗報がある。
彼の無実を信じて動いてくれる、探偵仲間の女性・純子の存在である。
新しい恋の芽生えか?(笑)
作者もあまり彼を苛めてばかりいないで、たまには彼女とか作ってあげればいいのにね。

五能線の沿線の不老ふ死温泉、というのが有名らしい。
嘗ての秘湯。
嘗て、だから、いまは違う。
有名になりすぎてでっかい施設ができているらしい。
ほかの名所・千畳敷もそうだとのこと。
日本の観光地の開発は無茶苦茶だから、多分ここも宋なんだろうなぁ。
昔たずねたと津川警部が「もう秘湯じゃないね」と苦笑するのもよくわかる。

千畳敷といえば、和歌山の白浜にもある。
三段壁と千畳敷。
特に前者は自殺の名所。
死ぬ気じゃなくても、風に吹かれて足を滑らせそうになるのが怖いところであある。
そう、まるで冬場の東尋坊のような……

ISBN:4101285217 文庫 西村 京太郎 新潮社 2008/01 ¥460
入院するので買ったのだが。

ぜ〜んぜん!進まなかった。
時間が無くて。

…ああでも、420円は勿体無い。
その分は遊ばないとな〜。

ちょっと手ごたえが…初心者用でもなさそうだけど。

病院の売店にはこういう手合いのものがとっても多い。
あとは小さな雑誌で知識欲を満たすものね。
「なぜなに?地理」
とか、
「クイズ○○」
とか。
500円で買えるもの。

意外や意外、病気の本よりもそういった娯楽系の本が多いのだ。
自分がしんどい思いをしているときは、しんどい病気の本を読むとさらに落ち込む、ということを本能で予感しているからかな?
元気になってきたら(めどがついてきたら)また違う気分になれるんだろうけど。

何しろ私の病棟は、消化器系の患者が多くて当然の如く食事制限があったのに、やたらお寿司の漫画ばかり置いてあったからなぁ……。

ISBN:B0012EH3DK 雑誌 白夜書房 2008/01/26 ¥420
むか〜し、むかし、読みまして。
なんで(雑誌とか)読んだか忘れ去りまして。
なんとな〜く筋書きだけは覚えていまして。
(なにせ帆船・海賊・海軍ときたから…!)

今回、病院でめぐり合い♪(笑)

近世ヨーロッパを舞台に(したっぽい?)
レッドと呼ばれる極悪非道の海賊と、総督(だっけ?)の美しい姫気味ふたり(うんうん良くある話)
姫君に迫る司令官(無能者)と
地位も財もない家庭教師(なぜか副司令官)と
嫌われつつやがて姫君とフォーリン・ラブする若い海賊と

入り乱れてのパーレーツ・アクション・ロマンス冒険物語。

とっても楽しい話だけど、わざわざ女性(姫君)を危険医巻き込む必要があったのだろうか?
と年を経て冷静になって考える私なのであった。

同録の「赤い群集」は核戦争で生まれた"虫"が人間を喰うという……えぐいお話ですが、なかなか趣き深かったです。


ISBN:4592123158 新書 藤田 貴美 白泉社 1992/09 ¥400
病院の貸し出し図書には面白い意外な発見があって面白い。
非常に面白い。
今回の病棟には、圧倒的に漫画、しかも少女漫画が多かった。
勿論、頭を使わない、体が疲れない本が多いのは当然のこと。

中にあったのが、これ。
「なつかし〜♪」
と思う自分を振りかってちょっと悲しくなった。(歳月光陰矢)

1は自分で買った。
古本屋でだけど。
でもって、古本屋へ売った。

2は手を出さなかった。
一発芸かな?
と思わせる芸風はこの人だけではなくて、一通り楽しんだらそれで飽きてしまう。
日本人らしい熱中症と飽き"性"。
これは仕方が無い。

芸人も大変だわな〜と思う。

でも、やはり"にやり"とさせるんだな、この人の発言は。
上手い。
上手いけど…う〜ん。

芸人は大変だ。

ISBN:4594049125 単行本 ヒロシ 扶桑社 2005/04/15 ¥1,260
これもまた中途半端にそろえてあったのだが…まあ話は大体わかるしかまわへんといえばそうなので、とりあえず読んでみた。

西田敏行主演の例の映画。
その原作漫画だけど、まさかこんな4コマ漫画みたいなあっさりさっぱりとした可愛らしい絵柄の漫画だとは…!

思わなかったよー。

だまされたー。

浜ちゃんは浜崎さん。
ハマザキではなく、ハマサキといちいち訂正して回るのが面倒くさいのではないか?
だから浜ちゃんで済まそうと思っているのではなかろうか?と思う。
まあ些細なことだが。

でもって、どうやらな〜んにも考えていない釣りバカではない。
いや、それに限りなく近いけど。
ずれてるけど。
ブレてるけど。
悪意は無い。
常に"素"で"天然"

そして物語自身も、釣りのことばかりかと思えば、違うということも知った。
企業のシビアさ。
出世競争、派閥、労組、同業他社との競争…。
外国の介入。
社会問題。
などなどなど。

社長が、大統領顧問が、滔滔と自分の説を展開するシーンは圧巻である。
そういうきちっとした社会背景。
リアルな"現実"という地盤を作ってあるから、この物語が支持されるんではないかと思ったりしたのであった。

嘘じゃないし。
嘘っぽくないし。
リアルだから、そのリアルに御伽噺を紛れ込ませた〜みたいに。
夢を見る。
夢が見られる。

たとえれば、島津のサラリーマン・田中さんのノーベル賞みたいなもんかも。
なんていろいろ思ったわけである。

まあリアルな現実を、ゴルゴ13みたいな劇画でやられるとものすごーく重い紙面になるやろうケド。

ISBN:4091814433 コミック 北見 けんいち 小学館 2007/08/30 ¥530
なぜかは知らねど(!)1巻が無いのである。
仕方が無いので2巻から読んだ。
よって、レビューも2巻なのだった。

高校陸上部に席を置く男女の青春物語♪

高校で陸上か…きついだろうなぁ。
インターハイに出るぐらいだから凄いんだろうな、練習が。

私が陸上をしていたのは中学の、しかも1年間のみ。
膝の故障で辞めたけど、そりゃしんどかった。
1年ぐらいじゃ、喜びとか楽しみとかそこまでの境地に行けなかったんだろうな、とは思う。
残念。

高校生のロマンス…は使い古されたテーマで、運動競技が重なって、男がむかしちょっとワルで、ワル仲間の妨害があったりして、完璧なカップルを認めつつも旨をいためる少女がいたりして。
うん。
むかしからの設定といおうか(笑)

構成が上手いのかな?
とんでもなく絵が上手い?
いや、普通だと思う。(御免なさい、でも下手といっているわけではないですから)

なんか新鮮で面白く感じるのは、単に私が高校生活からとぉ〜くへ来てしまったからだろうか?

退院が決まって、この辺ほとんど駆け込み乗車みたいな勢いで読んでいるなー(笑)

ISBN:406303044X コミック 上田 美和 講談社 1996/10 ¥407

華麗なる曝葬

2008年2月12日 読書
初読。

政治と金。
鉄道開発と利権。
派閥争いと殺人事件。

…って、殺し屋を雇ってまでダークな政治をしている国でしたか!この国は。

闇の総理…ってダーク・黄門様かいな?
大臣を巻き込んでのスキャンダルごときではすまないなぁと思っていた。
ここまで書いてええのかなとも。
どう決着をつけるのかな?と

と思ったら、周辺の雑魚(殺し屋・愛人・秘書クラス)を退治して掃除して、それだけで終わった感が強い。
なんか中途半端やな〜題材が大きすぎて捌ききれなかったのでは?

いいように翻弄され、復讐に燃えるバリバリのエリート官僚。彼が力づくで復讐を果すわけだが…そんなエリート官僚、東大卒のキャリアがいるんだろうか?
もっと計算高いだろうし、第一そんなに体力があるとは、失礼だが思えない。
想像つかないしー。

なんか消化不良だった。
(病棟で借りておいて文句をいうやつである)

同時収録に、歴史の偉人がかたる現代サラリーマンの心得、見たいなのもあって読んだけど〜〜〜
プレジ○ントと同じ方向みて走っているとしか…。
ゴールが見えてるのか?と思う。

まあ、処世術は人それぞれだし。
何を信じるか、支えにするかも人それぞれだし。
その中から皆が何かを見つけていくのだし。
そのための転ばぬ先の杖だと思えば。

ISBN:404152508X 文庫 門田 泰明 角川書店 1985/02 ¥483
厚い本だけど、読み易い。
もしかしたら紙が厚くて分厚いのか?(笑)
(表紙の椅子はパール判事が東京裁判で使用したもの)

著者がこの本を書こうと思ったのは、パール判事の考えに全面共感するわけでも批判するわけでも、ましてや後継となろうとするわけでもない。
ただ、忘れてはならない人を我々日本人が忘れ去ろうとしている。
その思考・主張を曲解して受け取っている。
そのことにやるせないものを感じたからである。

まずは、パール判事の人となりをざっと述べ、第二次世界大戦後の軍事裁判(東京裁判)に出席するまでの経緯の理解を求める。
つまりその当時、彼の母国インドは、まだ英国の植民地であったということだ。(独立しようとしていた)

まずは彼の主張から言うと。

<?>日本無罪論を述べたわけではない。
東京裁判では戦後になって「平和に対する罪」と「人道に対する罪」という、以前の国際裁判には無かった項目をいきなり掲げてそれで
A級戦犯を確定・裁断しようとした。
それは勝者による"事後法"であって、そんな無茶苦茶な国際ルールの制定の仕方は無いのである。
ちなみに、A級というのはその名目で裁かれた人のことを言い、反対にB・C級とは普通の戦争犯罪人のことを言う。
そんな無茶な断罪の仕方はありえない ⇒ このような国際裁判はありえない ⇒ よって、国際軍事裁判のA級戦犯という意味においてだけは無罪である、とした。
日本のやったことは罪であり、裁かれねばならない。
B・C級戦犯は裁かれて当然、というのが彼の言うところである。
日本は無罪ではない。

また、A級戦犯として事後法で日本を裁くならば、日本が侵略戦争を起こしたその悪い見本は欧米の植民地主義以外の何者でもない(「悪しき模倣」)上、今だにその植民地を手放そうとはしていない、それどころか日本から没収した利権を取り合おうとしているではないか、彼らをも同じ土俵で裁かれるべきである、とする。
原爆投下もしかり。
日本の残虐行為もしかり。
一律に裁かれるべきであるという、まことに筋の通った話である。

日本の戦争関煮を取るA級戦犯は、盧溝橋事件からすべて謀略と共謀によって戦争を推し進めてきたのだとするが、これは偶発的な出来事がほとんどで、関東軍や陸軍など各部署が夫々に勝手に動いた、とするほうが確かに真実だろうと私も思う。
だって、まとまってなかったやんか、当時の陸海空軍は…関東軍は勝手に暴走するしな。
共謀して手足の如く操って…は無理ではなかろうか?
「平和に対する罪」「人道に対する罪」という事後法で日本を裁くために、孤立した事件を引っ張り出して継ぎはぎしている。そしてその責任を取らせようとしている。
それを無理に通そうとすれば、この国際裁判は正しいとは思えず、何よりも恨みばかりを残して世界平和へはいっそう遠くなってしまうだろう。

勝てば官軍。
国際法をも捻じ曲げられる。
戦争には勝たないと、何をされるかわからないという思いだけを世界に広める事になる。
だから、今の国際法では無理だなのだから、新しい国際法を制定し、世界平等に律するものとしなければならぬ。

博士のその思想は、未だに実現していない…戦後から優に60年たった今も。

<?>判事は自国の体制や信条・立場・利益からは自由・独立であらねばならない。
当たり前のことだけど、当たり前にできないことでもあるよね。

当時のインドの立場は、独立に向けて動いている。
中村屋のボースが日本政府と共同して英国からの独立を図り(失敗)独立を見ぬまま客死しているが、パール判事は戦後その墓を詣で、ボースの日本の家族と交友をもっている。
ボースの思想は判りやすく、「敵(英国)の敵(日本)は味方」であったという。
なるほど、判り安い。近攻遠交策は、中国の春秋戦国時代にはすでに流布していた考え方のひとつである。
彼は独立の為のインド人部隊も作っていたが、ガンジーなどはそれを批判している。
ちなみにパール判事はガンジー信奉者である。

東京裁判の判事は対日降伏文書に署名した戦勝国(米・英・ソ・仏・中・蘭・豪・カナダ・ニュージーランド)からのみ判事を出させるつもりだったが、当時の駐米印自治領代表のシャンカルの必死の働きかけで国際的立場を高めようとしていたインドから、そして対日戦をしたフィリピンからも判事を出させることに成功している。

パール判事だけではない。
他にも、弁護人ブレークニーの発言によると、

「勝ったほうの殺人は合法的であり、負けたほうの殺人は非合法であるという議論ではないか」
「もしも真珠湾攻撃によるキッド提督の死が殺人であるとするならば、われわれは、広島へ原爆を投下した人の名誉、その作戦を計画した参謀総長、そしてこの攻撃に責任ある国の元首相をよく知っていると申し述べたい。
彼らは殺人を気に病んでいるか。これはまことに疑わしいことであります。
これは戦争自体が彼らの行動を正義であり敵を不正義と決め付けているからでなく、その行為が殺人罪ではないからであります。」

戦争は犯罪とは違う。
勿論無罪というのではない。

犯罪ならば、広島・長崎の無辜の市民を大量虐殺したアメリカの戦争犯罪も問われるべきである。

まったく同感である。

判決文が読み上げられ、東条英機を含む複数名のA級戦犯の絞首刑が決まった時、その判決に対しての個別意見書は発表されなかった。
意見書、というのは全面同意で無い場合に出すものであるらしい。
有名な、パール判事の「現状の国際法として裁くのはおかしい」という文章、後にその手の個人・団体に「日本は無罪だ・戦争は正しかった」などと待ちあって利用される(多分確信犯だろうね)元になった文章がそれである。
すなわち、パール判事は全面的に判決を否定、反対したわけである。

だが、インドだけではない。一部反対は、フランスやオランダからもあったという。
正直ちょっと驚いた…でもこれこそが、判事という独立独歩の存在価値であるのだろう。

パール判事も終戦直後のこととて資料が限られていたり、彼自身が共産主義を嫌っていたことで多少の方よりはあった。
しかし間違いを間違いであると自覚すれば、自分の欠点を欠点として自覚できていれば、人間はうんと成長できると私は思う。

1952年、彼は再来日する。
それは政府のお仕事ではなく、圧倒的な希望で招聘されたものである。
絞首刑寸前のA級戦犯達も彼の論旨に触れ、無念の心を少しは収めて死に臨んだという。
だが、50年代の日本はパール判事に失望をもたらすだけだったらしい。

なによりも、アメリカ追従。アメリカの子分となっていることが。

「アメリカの属国となるな、アジアの工場となれ」
彼はそう言った。
確かに……属国じゃなくて植民地だね、ここは。
先日も"また"、沖縄のべーへーが女子中学生に暴行。
なにを考えているんだ?
教育程度を疑う、とは知事の言葉。まさしくだ。
女子小学生に集団暴行も過去にはあった。
ほんまに何を考えている?

海兵隊は国の礎・栄光…じゃなかったのか?「硫黄島」の映画でそうなるべく主張し、それがかなったと涙を流して喜んでいたんじゃないのか?
(海兵隊は、敵地に一番のりする切り込み隊長のようなものだから)

日本で罪を犯したアメリカの黒人兵を「黒人だから差別している!」なんてずれた文句を言うアメリカのおばさんの映像も見た事があるか、日本人は有色人種である。
白人ではない。
肌の色の差別もへったくれも無い。
それとも白>黒>黄、とでも言いたいのだろうか?

<?>田中正明著「パール博士の日本無罪論」
はっきり言って間違いである。
パール判事の判決書を、
 ?誤読
 ?改竄
 ?ミスリーディングを誘う記述
 ?意図的割愛

しているという。
それがまた流行るから始末に悪いんだろう。まあ日本無罪、といわれれば日本人は飛びつきたくなるか。
水は低きに流れるものだから。

映画「プライド・運命の瞬間」というのが有ったらしい。私は知らないが、東条英機の人生を肯定する為に作った映画で、やはりパール判決書を都合よく利用しているとのこと。
これはパール判事の長男氏が激怒してインドのマスコミに訴えたらしい…日本人はあまり知らない、多分。
耳に痛いことは入ってこないのか、貝の様に殻を閉じるのか。

パール判事は死の数日前にも病床の身体をおして日本を訪れている。
その気持ちに日本人は少しでも応えただろうか。

★原爆投下の責任も問えず、アメリカに追従する日本
★東京裁判を忘却の彼方に追いやり、アメリカ依存を強める日本
★再軍備を進め、憲法第9条改変に突き進む日本


これはすべて当時(1950〜60)の判事が語った言葉である。
現状の日本を語ったわけではない。

では、判事が今の日本を見たら、一体なんと言うだろうか。

ISBN:4560031665 単行本 中島 岳志 白水社 2007/07 ¥1,890 

三国志 第6巻 (6)

2008年2月11日 読書
ハァ〜随分ほっといたもんだ。
去年買って、そのまんま……忘れていた(笑)

読み始めたらあっという間だったけどね。

三国志のクライマックスのひとつ。

赤壁の戦いと三顧礼。
それが収められているんだけどね…ははは…宮城谷三国志は流石だ。
他の著作とは違う。
ぜんぜんドラマチクではないのだった。

この人もドラマチックな小説を書く人なんだけど、三国志はクールだなぁ。

周愉は劉備が嫌いで会おうともしないし。
孔明は劉備に早く地歩を固めさせようと焦っているし。
関羽も張飛も孔明が戦略(=軍事)は苦手だとさっさと見抜いたし。

クールすぎるよう!(笑)

それが宮城谷三国志の魅力では有るのだが。

劉備がちょっと欲を出し始めた。
よしよし…


ISBN:4163263004 単行本 宮城谷 昌光 文藝春秋 2007/09 ¥1,700
見事に!
表紙は無かったけど全巻揃っていた(やはり病棟で)

この作者は初めて読むが、神戸に住んでいてまともに大震災に遭遇した漫画家さんだということ。
巻末の漫画に描かれてあった。
よく助かったな〜と思うのは、やはり人間には運がある、寿命があるということ。

それにしても、そんななか、編集はアシスタントごと東京に呼び寄せて、ちゃんと描かせるんだね漫画…。
さすがプロというか。
すごいというか。
家が倒壊・半壊しているっつうのにさ。

修道院育ちの孤児・マリアは、所謂"足長おじさん"を捜して単身俗世界へと乗り出す。
しかも、男子校に特例で入学を叶え……ってそれはいかに、いかになんでも宜しく有るまい、と思うのだが。
漫画ってすごい。

誰が足長おじさんか?
恒例・お金持ちの遺産争いに巻き込まれ、愛する人と離れてはくっつきくっついては離れてと二転三転する少女漫画のセオリーを歩んでいるのに…なんか面白いんだよね。
よくあるパターンだというのに。

修道女って粗相をすると床にキス♪のバツなのか〜ふぅ〜ん。

ISBN:4063029794 コミック 上田 美和 講談社 1995/02 ¥398
随分とふるい本だけど、古本屋で入手したんだけど、文語的仮名遣いではないのでほっと一安心だ。

そうはいっても函入りで、硫酸紙が巻いてあったりして…古色蒼然、懐かしい(?)

所謂随筆だが、随想という感じかな。
決して軽くは無い。今の、エッセイというのとはまた違う。
自分の日常生活の記録ではなくて、思うこと考えることをどんどん発展させて綴っている。
何よりも、"自分を高めること"が念頭に有るようだ。
同時代の文人や文学についての考察も深い。
勿論、旅行記や覚書的なもの(時代的に戦前・戦中・戦争直後の話になるが、それだけでも変わった視点に立てて面白い)

そも、記録や感想というものは
「むかしの話しなど書かれても、昔話(記録)以外の何者でもない」
然り!(笑)
エッセイとは言っても、それは記録ではないのだ。

この著者は、「叡智の文学」ということを言った人だが、これはそれ相応の年にならないと、判らないこと、書けないことがあるということだ。
理屈ではなく、年輪が、経験が理解する「大人の文学」
それが叡智の文学であり、英文学はまさにそれだというのだ(著者は大学の英文学教授)
逆に若くしてそれを書ける人、というのは「お、よく書いたな」と驚かれ感心されることになるのだと。
例えば一葉とか。(私にはわからぬが)

叡智の文学はそれが書かれた国の土壌が必要だという。だから国境を越え無い文学である。
土壌も環境も違う異国の人には、理解されがたいのだ。
だから、"おもしろくない"
面白いと思うためには、理解する為には、国境を越えさせる為には、こちら(読み手)が世の中の辛酸を嘗めつつ年をとって大人になる必要があるという。

この論の是非はどうあれ、ちょっとは年をとった(とりあえず不惑は過ぎたしな)私どもにとっては快い論である。
「へっへー♪」てなもんだ。

日露の頃、研究に没頭しすぎて修正の賑わい(堤燈行列とか?)をもって創めて「ナニがあったのか?」なんてとぼけたことを言う研究者がいたらしいが(笑い話のネタか?)、さすがに太平洋戦争はそうも行かぬ。
遮断幕の下、少しずつ英文学を読むのは、辛いばかりではなかったと著者は語る。
極限状況というのは、一定の峠を越すと快感になったりするんだよね、確かに。
わくわく感、どきどき感がね。

当時著者は50歳ぐらいかな?
戦争には行きません。
銃後で日本を守る組みです。
残った町内には役者とか音楽家とか学者とか、一風替わった個性的な人たちばかりがいて、防火訓練などは大変…というより今読んでいるこちらはちょっと笑ってしまう話である。

そして、
文学者の死=時代の変わり目。
ひとつの潮流の途切れ目でもある。

退院してすぐ、新聞に市川昆監督の死亡記事をみつけた。
これもまた、時代の切れ目かもしれないな…と。

さて。
著者の話にかえる。
学位論文について、書かずに放って来たそれを、遅れて書く羽目になったという。
一応大学の先生だからね…学位はとらなきゃならないらしい……気の毒な。
何か思いついて一つ研究をしてみようじかいな、と思って実際にやろうとするんだけど、「ちょっと待て」てな具合になって、それをくり返す。
新たに思いついたものは、輪郭をなぞるだけで終わってしまう。
そんな高尚なものではなくとも、我々にだってそういう覚えはある。
思いついたときほどに、グッドアイデアじゃあなかったなーと思うときが。
つまり、モノにはならぬ。
「私の過去には、そのような半殺しの研究が散を乱して道々にたおれているのだ」(287頁)

想像してしまいました……(笑)
志半ばに無念の形相でたおれる研究を……

もうニつ引用を。
生きるということは忍び寄る"死"の足音を聞くこと。
戦後すぐで50台前後だと、確かに"死"は今よりもうんと近かっただろうと思う。
「もっともっと生きてゆきたいというのではなくて、生きる日を静かに味いながら生きて終わりたい」(300頁)

確かにそうである。
わけなわからない状態で、器械で生かされてるのは嫌なもんだ。
それに何をしたら楽しいか?なにがしたいか?というのが自分で判らない人生も嫌だな。
「人はめいめい一生を背負っている。その一生に出来ることを、着実に、正直に、親切に、やってゆけば良いのだ。他人の出来ることは他人の出来ることなのだ。自分に出来ることが自分に出来ることなのだ。人を羨むには及ばない」(314頁)

はぁ〜達観ですね。

某プ○ジデント誌なんかに載っているのとはまったく反対の心あったかいお言葉。
私なんかは、もう、こっち側だよね〜。

ISBN:B000JAF12S − 福原 麟太郎 新潮社 1964/00 
こ、こんなものまで…(変な病棟だ)

砂丘と湿地の惑星ゼノビア。
そのゼノビアに帝国を構えるトカゲ人間(?)の軍事コンサルタントとして、オメガ中隊が抜擢された!

フール大尉を忌み嫌い足を引っ張ろうとするブリッツフリーク大将は面白くない。
ぜんぜん面白くいないので、"刺客"なぞをはなってみた。
お笑いの政治噺のようですね……

姿の見えない侵略者を相手に、ゼノビア大国の平和を保ち、連邦との友好を保つことが出来るのだろうか?
あのウイラード・フール大尉(ゼノビアではピエロ大尉)に?

そしてここにも執事が!!(そーだった、そうだった!)
自分のような執事が宇宙に溢れれば(うっぷ)、それこそ文明波及だと豪語するビーカー執事…危機に際して賃上げ要求をする執事……執事の鑑である。


ISBN:4150113882 文庫 斉藤 伯好 早川書房 2002/01 ¥903
読んだのは特集雑誌だけど、レビューが出ているのでこっちにした。

やはりお寿司である……
嗚呼。
なんで食事制限のある病棟で…おすし漫画が氾濫しているのだ!?

マグロ専門のおすし屋さん。
立ちっぱなしだけど…マグロ好きだし、私。
行きたいです。

本編にあった話しだけど、おすしやさんって、一見さん(新規の客)を値踏みする店もあるんだよね、確かに。
いたたまれなくって早々に帰る。
同じお金を払うお客なのに〜。

だから新しいおすし屋さんに行こうと思うと、ほんまに迷う。
けっしてお安くないから。
嫌な気分にはなりたくないから。

だから、回転寿司にいっちゃうんだよな〜安いから、というだけではなく。
その気持ちもわかる。


おすし食べたい……

ISBN:4575816434 単行本 中村 博文 双葉社 1990/06 ¥530
いや〜面白いわ、この人たち。

各界の著名人(ちょっと癖あり!)を招いてのぼけ・つっこみトークショウ!(笑)
面白さの中にキツイ真理あり。

真正面では聞き辛いことを笑い(ボケ・突っ込み)の中に紛らせてどんどん突っ込むのが読んでいて痛快である。

◇西部 すすむ(政治)
◇宮本 政於(官僚)…厚生省を首になったヒト
◇中沢 新一(宗教)
◇島田 雅彦(文学)…小説はエンターテインメントではない!が持論。
100年先を見据えて書くのが小説なんだそうです……私が読んでいるのはほとんど小説ではない、ってことか。
◇吉村 作治(考古学)…早稲田に希望者は増えただろうねぇ
◇糸井 重里(言葉)
◇松本 零士(漫画家)…こういう人を呼ぶ、というのがすごいと思う。
私らでアニメーションといえば、「ガンダム」よりもまず「ヤマト」だしねぇ……見たくなりました。
◇織田 無道(霊)…とあるテレビの論争を私はまったく知らないけれど、とりあえず、私には霊感はなし。
守護霊(多分昔飼っていた柴犬かと…?)が強いと思っているようにしているんだけど、動物が憑くと"見える"ようになるんだそうだ。
え〜そうなんか!
嗅覚とか、聴覚とか、その動物の特性が乗り移るらしい……鋭くなるわけね。う〜ん。
でもって、好悪の多い宜保愛子さんには狐が憑いているそうだ。
しかも偉大なる狐が…。
彼女が失敗するのは、その狐の能力以上のことをするからだそうですワ。
◇韮澤 潤一郎(UFO)
◇大槻 義彦(科学)…宇宙人を信じることとUFの到来を信じることはイコールではないらしい。そこまで科学がないってこと?
◇富田 隆(心理学)…ロールシャッハテストを思い出さずにはいられない!
◇なぎら健一(下町)…おせっかい=人情。常に隣人を気に掛ける、現在は受け入れられがたいのが下町風情。…個人情報漏洩そのものだといわれれば確かにな。
だが「東京(人)は冷たい」という人は、東京に来た人。そういう人がそういう発言をするのだ。
それならあったかいふるさとに帰るべきだろう。
冷たくしたのはあんたたちなんだから。
と、彼は言う。
東京風っていうのは私たちが癒えれる京都風と一緒だろう。すべてよそ者が決めていることだ。
勝手に想像し夢想して、それを反することをすると批難の目つきで見られたり「冷たい」とか「おかしい(変)」とかいわれるんだよ、まったく…
◇桂 由美(結婚)
◇デープ・スペクター(TV)…この人も長いよなぁ。息が長い。外人なのに。すごい。
◇高田 文夫(笑い)…すみません、知りません、ごめんなさい。NHKのドラマ「ちりとてちん」効果で今流行の落語。
そしてドリフターズ(私らの小学校時代の笑いはこれだけで150%!)とかひょうきん族(見てなかったけど知っている)とか
、いや〜なつかしい〜。
(多分)今と違って流星のように消えてゆかない人たちなんだよね、むかしのお笑いは。

よくできた本である。
楽しい。

ISBN:4877282335 単行本 爆笑問題 幻冬舎 1998/06 ¥1,260
思うに…この人たちの言葉は笑える。
人を攻撃して笑いをとるのではなくて…う〜ん、なんていうのか、厭味が無い。

そりゃま、衝撃的な発言もあるけどね。
そんなのはたいしたこっちゃない。
表面的な傷だし。

人の内面を、心を傷つけているようには思えないのがいい。

ボケと突っ込みの漫才かとおもったら、その言葉の端々がきちんと意味を踏んでいるらしい…のはほんま?(笑)
こじつけちゃううか?
と笑っちゃうけどね。

笑いの中で日本史の真相を探る。
新しい日本史!
てなわけで、これを読んで日本史を勉強する、できると思うのは早計というもの。
入門本にはならないだろう。

日本史を一応でも知っているから笑えるんだよ、これは。
知的笑い。
所謂エイプリルフールの笑い、というヤツね。

知らなかったらなにが面白いか判らない。
半分も判らない。
物事をポンっと目の前に出されて、そのものの見た目の面白さでしか笑えない。
そのものの、裏というか内面を垣間見た人ならば、或いはいつも背後から見ていてそれが正面だと信じてきた人なら、「えっ?」と声を上げ、ぽんっと膝を叩いて笑うかも。

逆にそういうことを知らずにこれだけ読むと、大誤解を招くかもしれない。
解説はしてあるけどね…そこまで読むかな?

<登場人物一覧>

◇秀吉
◇ヤマトタケル
◇平賀源内
◇吉田茂…戦後の人を検証するとはすごい勇気…!歴史学でも近い歴史は避けるのに〜
◇松尾芭蕉…門人=パトロン、成る程!確かに!
◇天草四郎
◇義経…源氏名の起源の説明には目からうろこが落ちた!
「源氏物語」54帖の巻名に基づいた称号を、宮中女官が賜る慣習が有ったらしいのだが、それが源氏名の始まり。
 宮中女官 ⇒ 大名・名家の奥女中に波及 ⇒江戸時代になって遊女の名乗り名になる。したがって源氏物語に無い名前も出てくる(そりゃ、数が足りないでしょう) ⇒ やがて、本名以外に名乗る名前のことを総称して『源氏名』というようになってしまったー!
そりゃすごいわ(笑)

◇空海
◇千利休
◇聖徳太子
◇紫式部
◇坂本龍馬


ISBN:4344406478 文庫 爆笑問題 幻冬舎 2005/04 ¥520
もう買わない、と半分ぐらいは決めていたのに、また買った。毛糸と毛糸製品の市場調査に行ったのが敗因か。

その代わり、かわいいカーディガンを見つけたので、その売値(9千円前後)より安い値段で作ってみよう!と意欲だけはバッチリだ。
編み方は大体見てきたのであとは適当に…かぎ針だしなんとかなるのではなかろうか、と甘い目測をもっている私だった。

アンティークモチーフ。
その言葉に魅かれたんだな、きっとね。
薔薇とかマーガレットとか、どうせモチーフなので、どのように繋げて何を作るかは自分次第。
等身大の見本図つきなので、まめに比較検討していろいろ調整も効きそうだ。

そのせいか?
小さい本の癖にいいお値段なのが玉に瑕。


ISBN:4579107640 単行本(ソフトカバー) 文化出版局 文化出版局 1998/12 ¥1,470
さほど興味は無かったが、本屋には沢山平積みしてあったので、あるのは知っていた。

妹が…知っていた。
地元の新聞社が自棄に力を入れて宣伝していると。

なんやろぅ?
と思ったら、製作は地元のテレビ局、株式会社京都放送。
だから、どうしても京都の話に偏りますが、ご勘弁を♪
なんて書いてある。

京都放送局、とは、20年ぐらい前に潰れかけたローカルテレビ局だ。
別名、KBS京都という。
京都のど真ん中に本社がある。
つまり、御所の西隣。
ええ場所ですわ…。

旧暦、というのは太陽暦に対して使われる太陰暦。
その辻褄を合わせるための季節の決まりごと。
一年を24に分けた、その24節気。
紙をめくって日を送るだけの数字の行列とは違う、その季節に合わせた趣在ることば。
その意味と味わい。

例えば立春、例えば夏至、処暑や寒露なんてのもある。
ちょっと物知り。
ちょっと風流。
そんな気持ちになれるかと存じます。

つまり。
24節気にはどんなものがあって、その言葉の意味はこうこうで、この季節には各地で(特に京都で!)こんな季節行事が御座います、ということを、シンプルかつ面白げにまとめた本。

そういえば、嘗て京都市内のデパートで開催された和菓子展。 (⇒ http://www.geocities.jp/sailorsladyluck/KYO.wagasimeguri.2004.html :手前味噌でスンマセン、私のサイトですわ〜 )
24節気をタイトルに美しい和菓子が並んでましたなぁ。
いかにも、という季節感たっぷりの、おいしそうな和菓子が。

ISBN:4903822958 単行本 京都放送 コトコト 2007/12 ¥1,260

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