映画の原作本であるので、必ずしも映画とはすべてが一致しない。
この物語では、父と息子、二人暮らしの家に買われていた柴犬マリが主役である。
出産当日の夜にあの忌まわしい地震が発生した……

色のついた(色紙を貼った)影絵のような美しい絵。
短いが端的な文章。

被災地はどこでも想像を超えて大変で、人の命が紙より軽く感じられる時間でもあると思う。
だが、「生きている限りは生きる」という動物の本能を、改めて知らせてくれた一匹の犬。

だが、そうだと気がつくことが出来た人間のほうも、まだまだ大丈夫、と思うのである。

ISBN:4163669604 単行本 ikko 文藝春秋 2005/02 ¥1,200
そうか。
ポストカードも本に入るのか。

昨日ぐらいからテレビのコマーシャルでやたらと見るのがこの映画。
中越地震で被災地に取り残された柴犬の母子がいかに生き抜いて、飼い主である子供達と再会するか。
というのがどうやらストーリーらしい。

南極大陸に置き去りにされた太郎・次郎を思い出してしまった。

母親が「行きたい・見たい」オーラを150%放出していたので、前売り券も買った。
来週見に行く予定である。
あ〜久々の映画だな。

柴犬は犬好きの私が一番好き♪とする犬種だから、勿論異論はないのだ。
このポストカードと原作本は母の元へ行く手はずになっている。



ISBN:4820300059 文庫 日本テレビ放送網 2007/11 ¥680
工夫って……
すばらしい。

人間の頭って使わんとあかんね。
よくこんなの発想出来るよな、と思いながらページをめくる。
背中の真ん中から編み始めているサマーカーディガンが可愛い♪

これは貰いよね、とか。

編み物雑誌はここ数日間に大量に購入した。
これが、多分、最後になると思われる。
多分…。

ISBN:4529043495 ムック 日本ヴォーグ社 2007/02 ¥1,029
春夏ものは一冊あれば充分だろうと見当をつけて買った一冊である。

リーフィー(針葉樹パルプ和紙100%)糸で作るカバンや帽子が、小学校の時に作った籠とかカバンを思い出させて懐かしい。
まったく同じ糸とは思えないが…。

鈎針とは言え侮るなかれ。
デザイン次第でなんとでも。
つうか、美しくなる、というサマーニットなんぞがあってすばらしい。

遣り甲斐でるなぁ…

PS,
利き手でもないのに左の人差し指が痙攣をおこし、今日は一日シップ薬をまいて過ごした。
腱鞘炎?
筋肉痛?
でも右手の人差し指ならわかるんだけどなぁ……。
なんで左手?

ISBN:4529043487 大型本 日本ヴォーグ社 2007/02 ¥1,029
捜していると、圧倒的にハガレンが出てきたレビュー……時代性を見るにはいいかも。

この名前、ニコラ・フラメルってハリー・ポッターにも出てきたような魏がする…やはり不老不死の、という冠詞つきの人だった。
"賢者の石"を生成し、宝石も作ってしまえるというなかなか万能な人であるが、本を読むと、魔術師と錬金術師はベツモノであるらしい。
ニコラさんは魔術は駄目(だと自分で思いこんでいる。少なくとも苦手らしい)
イメージができないんだって。

その代わり数学とか定理とか、そういうものは得意中の得意なので、だから錬金術師……数学が出来ないと錬金術師にはなれないと、そういうことです。

私には無理ということがよ〜くわかりました。

年長の子供向きの本なんだろうなぁと思いつつ、読んでいて面白いので当り。
一冊で終わるンかな?
ならなおさらグッド♪

さて、その内容であるが。

14世紀生まれのニコラ・フラメルは妻ペレネルとともにひっそりと行き続けてきた。
600年以上も。
彼が持つ「アブラハムの書」が地球を人間世界を大きく変えてしまう(破壊する)力を持つものであり、それを狙ってエルダー族が彼らを襲ってくるからである。

敵であるダークエルダー族の手先となって彼らを襲うのが、ジョン・ディーという魔術師。
ディーはかつては人間でありフラメルの弟子でもあったのだが、その心はダークエルダーに囚われ、人を滅ぼそうとするのである。

フラメルとディーの戦いに偶然巻き込まれた15歳の普通の少年と少女(双子である)
彼らもまた命を狙われる羽目になる。

アブラハムの書のほとんどはディーに奪われ、妻ペレネルはさらわれ、魔術も使えない人間の子供二人を連れて逃亡生活を続けるフラメル。
彼に勝機はあるのだろうか?

不可思議なエルダー族、イノシシ人間、菜食主義のバンパイア、など盛りだくさんの登場人物(?)
…楽しめます。

PS,
一冊で終わらなかった……

ISBN:4652079176 ハードカバー マイケル・スコット 著  橋本恵 理論社 2007/11/22 ¥1,890

Landreaall

2007年12月12日 読書
ちょいとふるい漫画を引っ張り出してきた。

おがきちかの漫画はうかうかしているとストーリーをすっ飛ばしてしまう。
コマの中に重要なキーが隠されていて、それをさらっと流すように言い放つので、あれが重要なポイントだったのか、とあとで気がつく羽目になる。

最初の顔。
登場人物の顔はやはりちょっと違う。
それはそれなりに許容出来る範囲だが、これは作者の上達(進歩)ってことだろうな。

ファンタジーなんだか楽園友情モノなんだか、なんであれわくわくさせ続けてくれる、稀有な漫画である。

個人的には「折れ剣」の父上が、結構好き♪
傭兵出身の母上も、勿論。


ISBN:4758050260 コミック おがき ちか スタジオディーエヌエー 2003/03 ¥580
購入価格は360円だたが…17年経った今、100円の物価上昇が認められる。

この人の短編は好きである。
長編は余り読んでないので、比較対照するのはおこがましいとは思いつつも……。

阮籍・孔融・王戎・葛洪・陶弘景・万宝常・王翰・杜牧の8名をピックアップ。
いずれもひとくせふたくせ読んで楽しい人物伝。

病院のお供に最適な薄手の文庫本(笑)

ISBN:4101332053 文庫 陳 舜臣 新潮社 1990/10 ¥460
ついてゆけないのは、複雑な模様編みだから。
色合いとかあわせ方とか参考資料にはなるよね。

もっと簡単な模様編みにして、それ以外のデザインだけを見本にするという手もある、上達するまでは。

そもそもこの本を母が「綺麗ねぇ〜」と欲しがったのが事の発端なので、母親にチャレンジさせようかと思う今日この頃。
昔はもっと複雑な模様編みやレース編み、和裁洋裁をこなした母であるが、最近は「忘れた〜」とかふざけた事を言っている。(そのくせ本とかは欲しがる)

その母は現在妹の手袋を編んでいるのだった。
私のワンピースも、前身ごろがもうすぐ完成♪
あとは袖(長袖)だ!

ISBN:4529044513 単行本 志田 ひとみ 日本ヴォーグ社 2007/08 ¥1,029
同じく。

アンサンブルとかとっても綺麗。
何が綺麗って模様編みが…だから難しいんだろうけど。
遣り甲斐だけはあるだろうな(笑)

ほかで修行してからチャレンジ(まさしく!)しようと思う。
それまでは"目標"として眺めているのもいいかも。

ニット製品が高価なわけが改めて判る。
安い値段で買っちゃ、失礼だよ、これ。



ISBN:4529042731 ムック 志田 ひとみ 日本ヴォーグ社 2006/08 ¥1,029
写真を見て……

「おお!美くし〜!」
と思わず注文したものの。

難しいわ、こいつわ。

確かに美しい。
でも出来るかな?
出来たらいいな。

修行しなさい。

…という本である。
はっはっは。

ISBN:4529041417 単行本 志田 ひとみ 日本ヴォーグ社 2005/08 ¥1,029
編み物の基礎 棒針編み
棒針編みは奥が深い。

つうか。
私がよく知らないというか(笑)

見た目が綺麗なのでどうしても棒針になりがち。
今後、いろいろ編む気ならば、暗号、もとえ、記号を読み解く技術は最低必要。
そのための基礎学力篇。

細かい指導が光ります。

レディブティクシリーズNO.2340
ブティック社発行
840円
手編み決定版 ’07−’08秋冬
最近はすっかり編み物にはまっていて、出かけても洋服の"編み方・デザイン"ばかりを凝視している。
だが、すぐに"ボーナスを吐き出させようとする"マヌカンが近づいてきてあれこれと商品を勧め始めるので落ち着いて研究が出来ない。
困ったものである。

いづればったりと飽きることになるだろうけれど、取り合えず、嵌まっているのでこんな本とかが気になって仕方がない。

本日購入。


ミセスのスタイルブック10月号臨時増刊 
980円
いわずと知れた「バッテリー」の続編…というわけで、これまたレンタル本。
いつもいつも有難うございます♪

横手の司令塔(?)瑞垣くんの、悩みに悩んだりの青春物語(笑)でもある。
単純に野球馬鹿に徹しきれない(と思っている)彼の、素直になれない可愛らしさが爆発…と甲羅を経たわたしなんぞは思ってしまうのだが、青春真っ盛りだと笑い語とではないだろうな。
まっしぐら、まっ直線に走れ走れ。
それこそが、若さの特権。

とっても楽しい。
楽しくすいすい読めてしまう。

野球って、ほんとーに楽しいですね。
さよなら、さよなら…ではなくて、これからが本番。

いきなり吉貞クンの相変わらずの様子に笑いが漏れてしまった。
読み出したら止らない♪
終わりまで一直線♪

ISBN:4048737570 単行本 あさの あつこ 角川グループパブリッシング 2007/02 ¥1,260
「封神演義」といえば、漫画のほうをしかないように……思われているのではないだろうか?
そりゃ、SRPGですよ、これの元はね。
でも、コレが面白いんだよ〜。

造山・湧水・陥没と世界を破壊、もとえ、知力体力を尽くして闘うシュミレーションゲームが。

その4コマ漫画集、ということで、何度読み返しても飽きない…んだけどなぁ。
あまり世間様には認められていないのがちょっと淋しかったりする。(なんてことを数ヶ月前に書いたばかりだが)

中国の噂が、悪い噂ばかりが世界を駆け巡っている現在の状況を鑑みるに(そんな大層なことではないが)こういう昔の漫画とか、ゲームとか(最近していないなぁ、そういえば)、そういうものに心を寄せてしまうのである。

昔の中国は素朴でよかったんだが…
美味しかったし。
インスタントラーメンで中毒死って、一体どうしたら出来るんだろう?
毒でも混ぜてんのか?
いやマジでさ。


ISBN:4877196560 コミック コーエー出版部 光栄 1998/11 ¥893
新刊書。
銀行強盗から始った事件。

マスコミは勝手にいろいろ想像し、話を創り上げ…で、それが真実?

ワイドショウは見ないけど、余計なお世話に一杯首を突っ込んでいるようなイメージがある。
余計なお世話、と当事者から言われそうな。

嘘は言ってないから、正しい。
正しいから何を言っても構わない。
という図式がまかり通る(?)不思議な世界。

行っていいことと悪いことのわきまえを、幼少の頃に学んだはずの礼儀をかなぐり捨てて競争している世界に思えて仕方がない。

噂は、人間を殺傷するだけではなく、社会を変えてしまうこともあるのだが。

人の噂も云々…で済まされないこともある。
人間の心には。

そして、キリコ。
能登半島で夏の間に各地で行われると言うこの祭。
…わたし、見たかもしれない(笑)

いや、車で連れて行ってもらったから、夜中にかけて。
よく覚えてないんだわ。
わはははは…。
でも、描写がね、なんかこれかなー?と思える。
違うかもしれないけど。

大きなやぐらを最後は炎で焼き尽くして、燃え尽きて、灰になって。
赤々と照らされていた周囲が漆黒の闇に変わる。
その印象がとっても深い。

あれなんかなー?ちがうんかなー?


ISBN:4047881880 新書 西村 京太郎 角川書店 2007/12 ¥840
ノーベル文学賞を受賞したトルコの作家。
「わたしの名は紅」の作者。

でも、多分、日本ではそんなに著名な人ではない…と思う。わたしの独断だけどね。

イスタンブールの裕福な家庭に育ち、空想好きな少年時代を過ごす。
零落しつつある(した?)イスタンブールの街、その歴史や過去の彩を心に思い、想像していた少年。

彼の目に映る街の姿は、黒と白。
鯨幕ではなく…そういう色彩にしか映らなかったほど、イスタンブールの衰えは顕著だったのだろうと思う。
だからこそ、白と黒の世界に憧れる、そんなニュアンスも感じるが。

た・だ・し。
白黒、所謂モノクロというのは、それ独特の美しさをもっているものである。
決してバカには出来ないのだ。
実際、カラー写真で取った最近の家族写真よりも、(身内なのに)モノクロ写真で撮った年代的に遠い親戚(ご先祖様)のほうが(自分の身内だというのに)遥かに美男・美女に見えるものである。
如何?

「わたしの名は紅」では独特の語り口調にいささか苦労もしたけれど、その独自性を楽しみつつ、ほとんど1ページに1枚の割合で掲載されている沢山の白黒写真・ふるいイスタンブールの写真を楽しみつつ読むと、意外に読み易いことに気がついて、驚いている。

これもまた、友人からのレンタル本である。

ISBN:4894345781 単行本 オルハン・パムク 著  和久井 路子 訳 藤原書店 2007/07 ¥3,780
大泥棒…というわけではない、バーニィ・ローデンバーは古本屋の主人でもある。
たいして儲からないが。

その分は夜の仕事でまかなっている…のかどうか。
その性分、相手(被害者)の心情をついつい慮ってしまうせいか、あまり得をしている、大もうけをしているようには思えない。

とある日。
かれは夜の街を徘徊していた。
…がゆえに、ついついふらふらと他人様のアパートに忍び込む羽目になってしまい(?)そこでとんでもない犯罪を目撃。(人死はなし)
ついで、そのことが、彼を覚えのない重大犯罪(3人死亡)に巻き込むきっかけとなってしまう。

訳がわからないままに殺人事件に巻き込まれたバーニィだったが、いつまでもその現状に甘んじているはずはなく、真犯人にたどり着くべくアドリアネーの糸をぐいぐいと手繰り寄せるのであった。(切れない程度にね)

最後の最後、容疑者や被害者や役者を集めての謎解き、はちょっとポアロを思い出す。
名前がややこしすぎて(東欧系が…)覚えにくいのが難といえば難なんだけど。

相棒(?)が百合族の、ペット美容室の女性というのも…なんともはや今までにない世界を展開していると言うか。

ところで、話の中にコンラッドの海洋小説云々の話も出てくる。
「密偵」という古本を巡っての話だ。
そしてこの推理小説の奥底にロシアに痛めつけられたラトヴィア国民の復讐譚が存在する。
ポーランドの没落貴族の家系であり、ロシアによってシベリアへ流刑とされた両親のもと育ったコンラッドが心臓発作で死ぬまでロシアに対しては相容れなかった…というのも当然のことであろう。
小説を進める道具として彼の名前と作品を出してきたこと、その作品名が「密偵」だということ、に、また何重もの意味を込めたのだろうなぁと感心する。
小道具の配置や配役のしかたなど、実に細かい気遣いをする作家さんなんだろうと推測した。

そして、アメリカの課税制度とか医療制度とか、よく判らないなりに勉強できたと言うか、教えてもらったというか。
やっぱりよくはわからなかったけど(笑)

それと、やたら英語の駄洒落っぽい言い回しが多くて、これって原書で理解できる人なら大笑いして楽しめるんだろうなぁと思う。
これもまた、細かいところ、話の隅々まで力を抜かない作者ゆえのことなんだろうけど…(笑)
外国人にはお手上げ(笑)
シェークスピアを読んでいて飽きるのも(参るのも)その辺だからね。
翻訳書だとぴんと来ないんだよね。

つまり、悲しいことに日本語訳ではその楽しみは半減以下ではなかろうか。
そのことが、ちょっと勿体無い気もする。

ISBN:4150018022 単行本 田口 俊樹 早川書房 2007/07/13 ¥1,470
本の題名通り。
家族の介護に携わる普通の人が、その気持ちを吐露した短歌を集めたもの。

そのときの、苦しい中での気持ちなのに、恨み言や辛いしんどいではなく、希望とか優しさとか愛情に満ち溢れた気持ちがいっぱい感じられると言うのがすばらしい。
魂の浄化というか。
短歌にして、つまり言葉や文章にすることで、苦しさとかしんどさとか恨み事だとか、が浄化されていくようだ。
読んでいると、不覚にも目が潤んだりすることもある。

秀作には随分泣かされたが(笑)中でも私の一番のお気に入りは、三重県の福島さんの短歌である。

唯一人 一人となりて 蚯蚓(みみず)鳴く
         
             泣いたらあかん 鳴くな雨蛙


夫君が亡くなった。
鳴かない蚯蚓(秋の季語)の声までが聞こえる、それほどに悲しい、という上の句に、亡くなった夫君の声が聞こえてきたと言う。
それが下の句である。
これは想聞歌である、と。

なんて素敵なんだろう。
情景が浮かぶようなこの歌に、しみじみと思いめぐらす私であった(相手はいないけど)(笑)

……で、この本も母親行きだ。(こういうものの存在を知っていたらしい)

ISBN:4140811307 単行本 NHK「福祉ネットワーク」制作班 日本放送出版協会 2006/11 ¥1,365   
「すれいやーず」とはまったく違う神坂一に有った……ので最初は随分驚いた、馴染めなかった、戸惑った。
だって、字数が多い、情景描写が多い、科白が少ない、口調が丁寧……なんだもん。

でも途中からは乗ってきた。
なるほど。こういうものも書ける人なんだな、と確かに一時期は毎年のように高額納税者リストに乗っていたような人なんだから単なる一過性の作家ではないはず。
と、思いなおす。

家中がドア。
それこそスケッチブックのなかにまで。
そのドアは、異世界への通路、すなわち入り口なのである。

で、なんでそんなものがそんなところに?
その原因は、といえば、数多のパラレルワールドがこんがらがってくっついてぐるぐるになって混乱しているからだ、と。
したがって、現実世界もどこか(かなり)おかしな状況を呈している。
たとえば"妹"という立場の人間は、みな5本の尻尾を持つリスである世界、とか。(可愛いから許す?)
それらを修正する為に修正器具"レンチ"をもってあっちのドアこっちのドアと、ドアの向こうの世界に出張していた青年がひとり。

そのドアが何故か主人公の家中に発現したというのだ。

妹がリスになったり、(リスは兎も角)○○になったり、で我慢できない主人公はせっせと世界修正のため、青年とともにドアの向こうに出かけることになったのである。
とりあえず。
現状の社会に我慢できないから。
そのレンチを使って修正を加えれば、"ちょっとづつ"まともに戻ってゆくのだ。
あくまでもちょっとづつ…だから、道はとーっても長いのだが(笑)

そして、出かける世界もすこしづつ異常をきたしている。
その異常さ加減が……あああ〜、世界によっては千差万別なんだけど、口には出せないおぞましさ、だったりして(笑)

武道の達人の小動物だとか、魔王をやっつけてしまう女の子だとか、○○にほのかな思いを抱く男子学生だとか……まあそれは異常じゃないのか?という突っ込みどころもありますが…まあいいか。大したことではなさそうだし。

思い出したのは、高千穂遥氏描くところの「クラッシャージョー」
あれは壊し屋だったけど、のべつ幕なし迷惑をかけるブッチャーではなく、不要物の始末を頼まれる始末屋さんの話だった。
舞台は宇宙だが。

あれもこれも、後始末、掃除屋さん、と言う意味では一緒かな。
そういえば、「スイーパー」とかいう漫画も有ったような……

ISBN:4044146187 文庫 神坂 一 角川書店 2007/08/31 ¥540
わ〜い♪
すてプリの番外編だ♪うっれしいな♪

というわけで、お借りしました。

なにしろ本編は終了しているし、後から出てくる番外編は安心して精神的に余裕をもって読めるのが宜しい。

本編最後に出てきた謎の子供(どっちの子供?と悩んだ)の正体もわかったし…。
ラクウェル姉の酒乱対策と言うか、ラクウエル姉の有意義な使用方法というか、そういうのがわかったような気がする一冊であった。

人口僅か1万人程度の外世界では近親相姦の危機も高まって、外からの"血"を求めているということ。
なんか…昔の皇室みたいやね。(事実である)

話もよくまとまり、登場人物もよく笑わせてくれ(これが重要)楽しい一冊。
やっぱ、面白いですわ〜。


ISBN:4829116587 文庫 榊 一郎 富士見書房 2004/10 ¥546

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