京都で"雅"を体験しようとおもろい夫婦がやってきた。

お茶やお香、微妙に私のひいきと違うところも面白い。
体験しましょ、というチャレンジ精神はすごいと思うが、京都人でもここまでやらんよな~と突っ込みを入れたくなることしばしばあり。
京都人だから余計にこんなことするか?と思うことも。

京都でこなことをやってみたい!と言う人には良いガイド本だと思う。
これも友人からの…レンタル。
有難や。

スタジオジブリの現場ってことで、結構赤裸々に描かれている。
読めば読むほど、なにかを生み出す人ってかなり変わっているよな、と思う。

制作現場の背景では、結構地獄やどろどろしたものも存在している、という当たり前のことなんだけど、いまさらながらに驚く。
愛新覚羅顕 王奇(字が出ないので:ホントvistaって馬鹿)二文字で表します。
あいしんかくらけんき、と読みます。

清朝末期の王族の娘(但し側室をたくさん持つので同腹異腹の兄弟姉妹はとっても多い)
日本で教育を受け、故郷(中国)がきな臭くなったときに帰国。
ただし、清朝はつぶれるし、兄の子供の面倒を見なくてはならないし、食べるにも困った状態で必死で働き、挙句文革でつかまり、初老になって解放。

無茶苦茶苦労した人の自伝である。
日本(学習院)で教育をうけたので、下手な翻訳で本文を損なうことなく日本語で書けている、というのがとっても貴重な一冊。
でも、元王女とは思えない言葉遣い。
そうでなければ生きてゆけない社会だったということだ。
最初はやっぱり(お嬢さん育ちのせいか)人が良くて、他人につけこまれたり騙されたりしている。

愛新覚羅顕 王奇は、1918年生まれ。
父は清朝八大親王の一人、粛親王。
何より、日本のスパイとして戦後銃殺された、川島芳子の妹であるという方が分かりやすいかもしれない。
エンジェルの意外な過去が…!
で、これが一番面白かった。

世の中さばけた女もいるもんだ。
いや。
われ鍋にとじ蓋ってやつか?

東子さんの過去…じゃないな、正体(?)もわかったし、この漫画もそろそろ脇役の人物を掘り下げ始めたか。

猫又しろちゃんのあっぱれな暴れっぷりも中々良かった。
ラヴラヴなお二人さんメインの本。
友人から借りました…

嗚呼、甘い。甘すぎますぞ、教官殿!

面白いけど。
一気に大人向けの内容になってない?

カピバラ

2009年1月15日 読書
友人に借りた一冊。
写真集である。

カピバラ…そう。世界最大のネズミ。ここまで大きくなると、ネズミとは思えん!
ハムスターなら飼える人も、さすがにこれは無理でしょうなぁ。

ああでも、この表紙の写真を見ていると、肩の力は抜ける。
確かに。
思い当たる節が多過ぎて(笑)とっても楽しい漫画だった。(もっともレビューの雑誌そのものではないのだが…「木枯らし」という副題のついた小学館刊行の¥380の雑誌である)

当たり前かもしれあいけど、人が素朴であったかい
古き良き日本人。
言い古されようとも耳にたこができようとも、本当のことなんだから何度でも言ってしまう。

う~ん、この雑誌、自分でそろえようかな~と悩んでいるところです。

以下、昭和35年ごろの物価について。

お茶:50匁(187g)=¥100
せんべい:1枚=¥1
サンマ:3尾=¥20
花火:1本(発)=50銭~¥1

ちなみに、物語に出てくる物価の比較をしてみると。

           昭和34年     昭和21年
黄金バット(煙草)   ¥30       ¥1
散髪代         ¥200      ¥5
銭湯          ¥16        50銭
米(配給米、1kg)   ¥87       ¥2


「電灯」という短編物語では、30年代半ばの家庭の電気について細かい説明がある。
だいたい6畳の居間で600W。しかも赤っぽい電球。
台所、風呂、廊下は20~40W。

母方の実家が20年前ぐらいまでは五衛門風呂だった(しかもセメントはばーちゃんのお手製でデコボコしている)のだが、そこの裸電球も暗かったよなぁ…と思い
だした。

トイレがはるかに小さな電球だし、おまけに汲み取り式。
この世の果てのような暗い穴をまたぐのである。
そりゃ怖いよなぁ。
お化けや幽霊話のメッカになるのも当然だ。

現在の日本人が中間照明が苦手で、やたら部屋を明るくしたがるのはこの反動ではなかろうか?
と思った次第である。

「お好み焼き」の物語が一番好きだった。


時代小説です。
江戸時代です。
幕末です。

勤皇の志士に交じって自分の人生を費やした女傑。
頭が良すぎたのが災いしたのか…気の毒な人生のように思えるが、本人はどう思っているかなんて他人にはわからない。

この人の小説は、多分初読だと思う。
絵が怖いけど…少年漫画ってもともとはこんな感じだったよね?
いまどきの少年漫画が少女漫画化しているというか、すっきりさばさばしているというか、変わったってことだと思う。

しかし操り人形…そこまで操れるかな?
もうロボットの方が近いような気がする…

ゴルフはしない。ので、知らない。

でもこの漫画は楽しめたなぁ。
ぐいぐいと引きこんでくれる、それが楽しい。

これが漫画家の力量というものだろうか?
柔術の祖、というわけではなく、戊申戦争で負け組だった会津の元武士階級の武闘家の話。
異種格闘技、じゃないだろうけど、沖縄まで行って空手からも何かを吸収しようとするその貪欲さが凄い、すさまじい。

柔道といえば、嘉納治五郎が有名だけど、彼とも手合わせをしているし、のちにであった時は、重要な武芸のコツ(?)を話してもいる。

文明開化で武士の世の中は終わったと、父にも西郷(隆盛)にも言われるが、それでもどこまでも武道を極めようとするそのかたくななへんこさ(頑固さ、頑迷さ)が凄い…というかそこまでせなならんか?ともおもうが。

「間」を外せば、小男でも大男に勝てる。
それが極意らしいが。

著者も武闘家で道場を開いているとか。
武闘家で作家、というのも凄いような…。
病院って大変なんだよね。

お医者も看護師さんも。

入院するとよくわかる。
ほんまに、よくわかる。

でもって、患者がどれほどわがままになれるかもわかる(ただ、同じ入院患者に絡んだりしないでほしいものだ。みな、しんどいんだから)


…読んだのは昨年の12月。
でも1月9日というのが遡れる最大。
読んだものの書けないままに放置…の本がもうはや数冊。

バチスタの作者が同じ病院、ほぼ同じ登場人物を使っての第二段小説、というわけである。
現役の医者とは言え、医療のことはともかく、白い巨塔ばりの内紛とか勢力争いとか危機迫るものがあるので、病院って本当にこうなの?とちょっと心配にも成る。
スケルトン探偵…、つまり骨でその人物を推理する。
ホームズ顔負けの彼はれっきとした大学教授。

骨から、どういう推理を展開する蚊が毎回楽しみなんだけど。

密林。
そのままです。
アマゾンです。

骨にするには…ちっさな、でも鋭い歯がびっしり生えている小魚(でもないか?)さんが役に立ちます。


そして話の大筋は。

因果応報。
人を呪わば穴二つ。

そういうことです。

坂の上の雲〈6〉

2008年12月4日 読書
私の持っているハードカバー本では最終巻。

日本海海戦の本番である。

7段攻撃。
丁子戦法。

日本独特の、いわゆる水軍(海賊)の戦法を取り入れた戦法は、日本独自のもの。
外国の観戦武官にはわかり辛かっただろう…。

作者・司馬遼太郎氏は5年の年月をかけてこの小説のための準備をし、4年とちょっとかかけてこの小説を書き上げた。
脱稿したのが49歳だから、40代をこの小説に費やした、あとがきに書いておられる。
40代でここまで懸けるか…すごい。
さすが。
だから早逝してしまったのかとも思う。
若くして能力を発揮する、いわゆる天才とか目される人は、早逝する人が多い。
正岡子規もそう。
燃焼してしまうのかな。

坂の上の雲〈5〉

2008年12月2日 読書
兄は(奉天)陸で、弟は日本海で。

ロシアの艦隊も実に気の毒な事になっておりますが、戦いというのは悲惨なことしかない(だからなるべく回避すべき?)という考えも日露戦争当時には逢ったらしい…というのが不思議なぐらい。
昭和日本の軍国主義のおかしさ・理不尽さ・非現実等々…この本を読むとよくわかる。

とりあえず、日本海海戦。
これに勝たないと先に進めない。
日本は植民地か…。

坂の上の雲〈4〉

2008年12月1日 読書
私のは父が古本屋で買ってくれた古書(一番最初に出た本)なので、そのうち巻数とかつじつまが合わなくなってきそうだ…。

日本海海戦前夜、ってところで、ロシア駐在の公使はフィンランドへ追い出されました。
ロシアにひどい目にあっているフィンランドでは、国王自ら駅に出迎えて「頑張ってね」と激励を受けましたが、東洋のちっぽけな島国ですので、もう負けると、負けて自分たちと同じ苦しみを味わうんだろうなぁという同情票が大きいようです。

植民地になりかけた日本。
さっと叩いて、できるだけ有利な条件で講和条約を結ぶ。
日本のお家芸です。
でも、誤解しやすいのも日本のお家芸。
すぐ調子に乗って、大局が見られない。
やり過ぎて痛い目にあって完敗したのがこのあとの戦争ですね。

精神論では勝てない、ということをこの日露戦争のときの軍人は、そして政治家もよく知っていた。

どこから馬鹿になっていったんだろう?
そしてどんどん…どこまで馬鹿になっていくんだろう?
それはまだ続いている。
病院で暇つぶしに読みました。

踊り子号は一度のってみたいと…以前は思っていた。
展望列車で海が見えて。
白浜行きの特急みたいなのかな?

〇〇〇が真犯人という、やるせない事件も収録。
親としては…厳しく育てすぎた?
と後悔するのだろうか。

どっかの東大生のように、勉強の過程(理想)と現実とが乖離しすぎていると、すべて他人のせいにしてすます?
自分で努力せず、何でも他人のせい…というのが多いね。
理想と違うなら近づけるように努力すりゃいーのにさ。
そんなの大学行ってなくてもわかっている自明の論理やないの。
だから点数取るだけが上手な、馬鹿やと言われる。

いや、皆が皆そうだとは思ってませんよ、私は。
今のところは。
おやおや…写真なしかい。
折角のおとーさん(ソフトバンクの)の実物大写真なのに。

そう。
CREAが猫に続いて犬の専用(?)雑誌を出したとかださないとか…まあそんなことは良い。
とりあえず店頭で見て、気に入って買うだけのことだ。

お父さんの記事はいいとして、全国の犬…の飼い主とその愛犬、をどのように掲載するかがこういう雑誌の腕の見せ所だと思う。
愛犬家は、わかる。
だが、親バカの昂じたものは、はたから見ると白けるだけで、素人写真を延々と掲載されても、どうしてもプロの撮る写真からは見劣りする(当たり前だが)ので、ちょっとねー、ということになって、買う手が鈍るときもある。

自分の愛犬が載っていれば、記念に買う、という飼い主がいるぐらいではないか。
その買い手を、それだけを消費者として、それを頼りに雑誌を作るのではまるで同人誌だし~。
それ以外の買い手をいかにその気にさせるか、というのが作り手の苦労しどころだろう。
この雑誌は点ではまあまあかな、と私は思う。

お父さんだけに頼っているわけではないし。
まぁ難しい問題である。
まだ絵が…出ていない。

面白かった、スピンドル解決編。
アカデミーが何を求めているのか。
DXが何を思っているのか(ぬぼーとして分かり辛いのだ)

イオンのあれこれはばれてしまったが、そうかお父さんである折れ剣=大剣=勝利の女神の名(ルッカフォート)の力の大きさを思い知ったというわけか。
引退したから余計尾びれやはひれが胸鰭が付いているんだろうが…。

巻末の短い漫画でも、アンちゃんの話が最高に笑えた。
CDドラマでも行っていたが…やっぱりそうなんだろうね?
分かりにくいんだよ、キミ。

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