ゴルフはしない。ので、知らない。

でもこの漫画は楽しめたなぁ。
ぐいぐいと引きこんでくれる、それが楽しい。

これが漫画家の力量というものだろうか?
柔術の祖、というわけではなく、戊申戦争で負け組だった会津の元武士階級の武闘家の話。
異種格闘技、じゃないだろうけど、沖縄まで行って空手からも何かを吸収しようとするその貪欲さが凄い、すさまじい。

柔道といえば、嘉納治五郎が有名だけど、彼とも手合わせをしているし、のちにであった時は、重要な武芸のコツ(?)を話してもいる。

文明開化で武士の世の中は終わったと、父にも西郷(隆盛)にも言われるが、それでもどこまでも武道を極めようとするそのかたくななへんこさ(頑固さ、頑迷さ)が凄い…というかそこまでせなならんか?ともおもうが。

「間」を外せば、小男でも大男に勝てる。
それが極意らしいが。

著者も武闘家で道場を開いているとか。
武闘家で作家、というのも凄いような…。
手塚治虫が描く、ベートーベンの生涯…だがこれは、残念ながら未完の作品であるらしい。

病院の貸し出しと初で見つけたんだけど、こういうところには意外に絶版本とかがさりげなく置いてあったりするんだよね。

彼を生涯の敵と(勝手に)決めつけて何かと意地悪をする公爵の息子・フランツ。
彼が殴ったがためにベートーベンは耳に障害を持つ、という設定になっている。

戦争あり、音楽の悩み(一芸に秀でる人間はどうしてこう自己中心的なんだろうか?確かにこれでは、あらゆるものからかばってくれる実力者;パトロンは必要である)
病院って大変なんだよね。

お医者も看護師さんも。

入院するとよくわかる。
ほんまに、よくわかる。

でもって、患者がどれほどわがままになれるかもわかる(ただ、同じ入院患者に絡んだりしないでほしいものだ。みな、しんどいんだから)


…読んだのは昨年の12月。
でも1月9日というのが遡れる最大。
読んだものの書けないままに放置…の本がもうはや数冊。

バチスタの作者が同じ病院、ほぼ同じ登場人物を使っての第二段小説、というわけである。
現役の医者とは言え、医療のことはともかく、白い巨塔ばりの内紛とか勢力争いとか危機迫るものがあるので、病院って本当にこうなの?とちょっと心配にも成る。
スケルトン探偵…、つまり骨でその人物を推理する。
ホームズ顔負けの彼はれっきとした大学教授。

骨から、どういう推理を展開する蚊が毎回楽しみなんだけど。

密林。
そのままです。
アマゾンです。

骨にするには…ちっさな、でも鋭い歯がびっしり生えている小魚(でもないか?)さんが役に立ちます。


そして話の大筋は。

因果応報。
人を呪わば穴二つ。

そういうことです。

同志社時報

2008年12月7日 読書
同志社時報
なんか…上司が就職の件で尋ねたとき、就職係の教授が暮れたのを、私にくれた。
同志社関係者、卒業生などの短編エッセイ的な話が多くて意外や意外に面白かった。

シンクロの奥野史子氏や、北京オリンピック男子リレーで銅メダルを取った彼女の旦那様など、同志社出身だから(というか学生時代からの付き合いらしい)、最近テレビでやたらとそういう話を聞くのとまさしくシンクロして変な感じもしたが。

今の大学はいろいろ宣伝しないと……つぶれる(笑)

クスリなんてやっていたらますますつぶれる(笑)


大変だよね~就職委員も職員じゃなくて教授(博士号を持っていたりする)がやるんだから。
昔とはずいぶんイメージが違うわ~。

坂の上の雲〈6〉

2008年12月4日 読書
私の持っているハードカバー本では最終巻。

日本海海戦の本番である。

7段攻撃。
丁子戦法。

日本独特の、いわゆる水軍(海賊)の戦法を取り入れた戦法は、日本独自のもの。
外国の観戦武官にはわかり辛かっただろう…。

作者・司馬遼太郎氏は5年の年月をかけてこの小説のための準備をし、4年とちょっとかかけてこの小説を書き上げた。
脱稿したのが49歳だから、40代をこの小説に費やした、あとがきに書いておられる。
40代でここまで懸けるか…すごい。
さすが。
だから早逝してしまったのかとも思う。
若くして能力を発揮する、いわゆる天才とか目される人は、早逝する人が多い。
正岡子規もそう。
燃焼してしまうのかな。

坂の上の雲〈5〉

2008年12月2日 読書
兄は(奉天)陸で、弟は日本海で。

ロシアの艦隊も実に気の毒な事になっておりますが、戦いというのは悲惨なことしかない(だからなるべく回避すべき?)という考えも日露戦争当時には逢ったらしい…というのが不思議なぐらい。
昭和日本の軍国主義のおかしさ・理不尽さ・非現実等々…この本を読むとよくわかる。

とりあえず、日本海海戦。
これに勝たないと先に進めない。
日本は植民地か…。

坂の上の雲〈4〉

2008年12月1日 読書
私のは父が古本屋で買ってくれた古書(一番最初に出た本)なので、そのうち巻数とかつじつまが合わなくなってきそうだ…。

日本海海戦前夜、ってところで、ロシア駐在の公使はフィンランドへ追い出されました。
ロシアにひどい目にあっているフィンランドでは、国王自ら駅に出迎えて「頑張ってね」と激励を受けましたが、東洋のちっぽけな島国ですので、もう負けると、負けて自分たちと同じ苦しみを味わうんだろうなぁという同情票が大きいようです。

植民地になりかけた日本。
さっと叩いて、できるだけ有利な条件で講和条約を結ぶ。
日本のお家芸です。
でも、誤解しやすいのも日本のお家芸。
すぐ調子に乗って、大局が見られない。
やり過ぎて痛い目にあって完敗したのがこのあとの戦争ですね。

精神論では勝てない、ということをこの日露戦争のときの軍人は、そして政治家もよく知っていた。

どこから馬鹿になっていったんだろう?
そしてどんどん…どこまで馬鹿になっていくんだろう?
それはまだ続いている。
病院で暇つぶしに読みました。

踊り子号は一度のってみたいと…以前は思っていた。
展望列車で海が見えて。
白浜行きの特急みたいなのかな?

〇〇〇が真犯人という、やるせない事件も収録。
親としては…厳しく育てすぎた?
と後悔するのだろうか。

どっかの東大生のように、勉強の過程(理想)と現実とが乖離しすぎていると、すべて他人のせいにしてすます?
自分で努力せず、何でも他人のせい…というのが多いね。
理想と違うなら近づけるように努力すりゃいーのにさ。
そんなの大学行ってなくてもわかっている自明の論理やないの。
だから点数取るだけが上手な、馬鹿やと言われる。

いや、皆が皆そうだとは思ってませんよ、私は。
今のところは。
おやおや…写真なしかい。
折角のおとーさん(ソフトバンクの)の実物大写真なのに。

そう。
CREAが猫に続いて犬の専用(?)雑誌を出したとかださないとか…まあそんなことは良い。
とりあえず店頭で見て、気に入って買うだけのことだ。

お父さんの記事はいいとして、全国の犬…の飼い主とその愛犬、をどのように掲載するかがこういう雑誌の腕の見せ所だと思う。
愛犬家は、わかる。
だが、親バカの昂じたものは、はたから見ると白けるだけで、素人写真を延々と掲載されても、どうしてもプロの撮る写真からは見劣りする(当たり前だが)ので、ちょっとねー、ということになって、買う手が鈍るときもある。

自分の愛犬が載っていれば、記念に買う、という飼い主がいるぐらいではないか。
その買い手を、それだけを消費者として、それを頼りに雑誌を作るのではまるで同人誌だし~。
それ以外の買い手をいかにその気にさせるか、というのが作り手の苦労しどころだろう。
この雑誌は点ではまあまあかな、と私は思う。

お父さんだけに頼っているわけではないし。
まぁ難しい問題である。
まだ絵が…出ていない。

面白かった、スピンドル解決編。
アカデミーが何を求めているのか。
DXが何を思っているのか(ぬぼーとして分かり辛いのだ)

イオンのあれこれはばれてしまったが、そうかお父さんである折れ剣=大剣=勝利の女神の名(ルッカフォート)の力の大きさを思い知ったというわけか。
引退したから余計尾びれやはひれが胸鰭が付いているんだろうが…。

巻末の短い漫画でも、アンちゃんの話が最高に笑えた。
CDドラマでも行っていたが…やっぱりそうなんだろうね?
分かりにくいんだよ、キミ。

みちのく…なので東北地方を走る列車にまつわる推理短編集…をあつめたもの。
むむぅ…
既読が何篇か存在したのが悔しい。

悔しい分、減点することにしよう。

温泉が多くて羨ましい。
東北地方は行ったことがない私であった。
聞香に行ったときに見つけて、のちに注文して買ったものだが…絵とエッセイと。
あまりお香とは関係なかった。

それなりに面白い本ではあるのだが。
絵、というのは好き嫌いがあるからどうしようもない。

「源氏物語」のとらえ方については、おどろおどろしいオカルト風や、英訳者の思いなど、いろいろあってこっちは楽しめた。

「雲隠」の存在は目新しく(勉強していない証拠である)面白いなと感じたが。

三国志 第7巻 (7)

2008年11月20日 読書
買うだけ買って忘れていたのは、仕事への復帰の準備と体調不良となんやかや…が続いたせいだと思う。
(そういう今日も風邪をひいて休む羽目になった)

劉備が~面白いぐらいにひとでなしだなぁ。
孫権も悪い癖を描かれているし、人材マニアの曹操も、お家騒動で大変。

こういう視点は今までなかったので面白い。
そろそろ荊州をでて、蜀にはいろうか、という劉備。
部下とは言え、人に恨みを買うと怖いよ、という様子がありありとわかる。

ただ、ちょっと、冒険小説にような要素をわざと削いであるのか、読むのがしんどいのは確かだ。

太公望、楽毅などはわくわくどきどきしながら読んだものだが、それらとはかなり様相が違う。

まあとりあえず。
蜀は取った。
でも荊州は撮られかけている(笑)

孫夫人にはお帰りいただいて…(複雑な女心は劉備には斟酌できなかったのである)またしても男所帯でなんやかや、おお揉めにもめるんだろうなぁ。
青い国…ってなに?
青い目ならわかるけど。

まずそこいらに引っ掛かり、だいぶ読み進んでから、ああ、空が青いとか海が青いとか、そういう青さに陸も染まっていることなのだとわかってきた。(遅い…)

自分がお世話になった、善根宿(お遍路さんに無償で宿屋食事を提供する)の主人の仇を討とうと、やくざものの男が繰り返す殺人。

やり方はどうあれ、その気持ちは純粋なんだけど、殺すしかないのかなぁと思わずにはいられない。
制裁の方法がなければ、そうせざるをえないのだろうか。
だいたい四国を巡礼して、善意で接待をする人を平気で騙す…そのほうが仏罰が怖いだろうに。
そうは思わないのが現代なんだろうか。

自分がしたことは。

天が知る。
地が知る。
人(自分)が知っている。

そう思うと怖いと思うけどなー。

仏罰ははいとしても、良心の呵責。
それが原因で病気になったり怪我をしたり…悪いものを呼んでしまうと思う。
人間の精神ってそういうものだと思うが。

そうでもないのか。

怖い絵2

2008年11月15日 読書
う~ん。
深読みしちゃうね。

歴史とか社会をきちんと把握していないとそこまで気がつかないことだけど…知っていた方が絵を見るときには、確かにプラスになる。

絵の背景で一番怖かったのは、「ガブリエル・デストレとその妹」
一見、仲良く浴槽につかっている、ちょっとエロティックな絵…なんだけど、その背景に描かれたものとか、ガブリエル・デストレのその後とか、知ってゆくととっても怖い。

彼女はアンリ4世の愛人で、アンリ4世といえば、かのマルゴ王妃の旦那である。
そしてマルゴはイタリアからフランス王室に嫁いできたカトリーヌ・ド・メディシスの娘。

新教徒と旧教徒の血で血を洗う抗争がフランスで吹き荒れていたまさしくその時代。
互いが互いを殺しあう凄惨な時代。
映画「王妃マルゴ」をみればその辺の事情はわかるが…これもとっても怖い映画であった。

ガブリエル・デストレは身重で臨月、愛するアンリ4世との結婚を目前に明らかに毒殺とわかる方法で殺されたのだ。
メディシスといえば…毒薬で有名らしいし。

では、その前に描かれたこの絵は何を意味するのだろうか?


ベックリンの「死の島」も怖い。
こういう絵を家に飾っとくその気はやはり私にはわからない。
宗教がちがうとか生に対する考え方が違うとか時代性とかいろいろあるんだろうけど。
一度に2冊借りたので一気読み。
やっぱり面白いわ~。

天使の喧嘩(?)はちょっと怖いし、寄生する魔物はえぐいけれど。

早く続きが読みたい。
久々の漫画である。

でっかいわんちゃんも出てくるし~♪
これは妹に借りてよんだ。

…けっこー面白いじゃないか。
これ。

ファンタジーの世界設定って出尽くした感があったけど、まだこんな手があったのかと…感心。

絵も達者だし。
昔の同人誌の作品を、商業誌用に書き直したというのがこれらしいけれど、そうなるとやっぱりファンタジー全盛期の話なのかな?
作者の昔の絵を見ると柴田昌弘氏の影響が多々見られる(目とか)ので、彼のところでアシスタントをやっていたのかな?

竹宮恵子氏も昔の絵やテンポは石森正太郎調だし、やはりテンポよく迫力がある個性豊かな絵を描く人は少年誌の影響を多少なりとも受けるのだろうかと考えてしまう。

表題のラグトニア=敗魔者、というのは魔物に襲われて体の一部(目とか足とか)を取られ(眼は見えなくなり脚は立たなくなる)ちょっとづつそこから命を吸い取られるのだそうだ。
あちこちの国で魔物が暴れて人間を襲い、殺されるか、よくて敗魔者になるか、下手をすると魔術師(この世界では悪者)が魔界から呼び出した魔物の器となる。

…携帯用食糧?

ちょっと思ってしまいました。
命をちょっとづつ吸い取られるので、命の分量を過ぎると死んでしまう。
少しづつ死んでゆく…なんて嫌ですねー。

その魔物を倒すことができるのが、一本の剣で、霊術師が持たないと役にも立たないが、その威力は絶大。
でもってこの剣で倒された場合だけ、器となった人間は助かるらしい。
魔物も霊術師の意志によっては魔界に戻らず霊界に行くことができるらしい。
霊界というのはつまり天国?
普通に死んだ人が行くところ。
魔界は魔物の世界なので、魔術師にいつ呼び出されて使役されるかわからないのだそうだ。

設定はややこしそうだけど、話の流れの中で無理なく説明しているので、とてもわかりやすい。

大昔に死んだ霊術師に憑依されている(?)元王女様・ファルナ。
憑いたり憑かなかったりで、彼女の性格がころころ変わるのがかわいらしい。

その相棒の大男、カルダスは…馬鹿なのか愛嬌があるだけなのか、まだよくわからないけど。

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