これが廃刊になると知って、嘆く書き手読み手は多いそうだ。
ノンフィクション。

確かに、”本当”に気づかせてくれる読み物は少ないけれど。

読み甲斐のある雑誌であった。
いや、なんと言いますか。

馬鹿じゃないか?と思っていたら、それ以上に馬鹿だった、というお話。

軍事産業に牛耳られているとおもっていたら、福音主義者に牛耳られているアメリカなのであった。

でもって、福音主義の教育の中では、ハリー・ポッターは悪魔(魔法使いだから)なんだそうだ。

今何世紀だ?
本気か?

あれって物語やんか。ここまで徹底されるとかえって笑えるというか…

知床 望郷の殺意

2009年2月24日 読書
寒い…寒すぎる!

ヒグマのでる海岸で昆布とり…はやっぱり怖いけど。
途中でこの主人公はまさか実は…!思ってしまったよ。
微妙に手法を替えているなぁ、この作者。
同じく。
西村京太郎著。


余命幾ばくもないのに、その母をわざわざ殺す必要があったのか?

その謎は宮島にある。
そう信じて旅立つ一人息子。
意外な真実が…っておかーさんの若いころの奔放さとか、子供に知られたくないだろうに…。
踊り子って人気の(列)車種なんだろうなぁ。

山下清のような天才画家を前に、十津川警部がいかにアリバイを崩すか、が見どころ。

西村京太郎著。

これでレビューが出ないのも珍しいが。
飛行船のオープンで著名人を呼んだところが、それが災いして誘拐事件に発展してしまった。

飛行船。

ヒルデンブルグかツェッペリンとか、碌でもない最期を迎えた飛行船しか思い浮かばないのだけれど、乗っていたいという気持ちもある。(ミーハーなのである)

パラシュート降下は…ちょっと怖いけど。
早く読めるのがこの推理小説の良いところでもある。


十津川警部の大学時代の友人が絡む事件。

う~ん。
後味も悪いけれど、なんとも身の置き所がないね。
警察だから、ということではなく、友人とこういう形で再開しなくちゃならないなんて。

結構シリアス。
淡々とつづられてゆくこの作者の作品としては、その内容のシリアス度合、ショック度合はちょっと珍しいかも。
またまたお借りしまして…

ストーカーってやっぱり怖いよね、というのが総論?
本編より大人な話が多くて、大人向きかも。

阪急電車

2009年2月16日 読書
なんてローカルな話題…!
と思ったら、著者が今津線沿線に居住しているのだそうな。
なるほど。

但し私は京都線に住むので、こっち方面は塚口と西宮北口ぐらいしか利用した覚えはないのだが…それはいいとして、京都線への阪急電車の近年の姿勢は、怒りを持って語るしかない。
馬鹿にしとんのか?京都を?!
その一言である。

詳細、続きは後日。

この作品は"間"がいいなぁ。
どんどん良くなっている。
高校時代から精緻で美しい絵を描く漫画家さんだったけれど、アメリカの方向を向きっぱなしだった(ちょっとアラブ混じり)からいっ時はなれていたんだけど。

日本をここまで描けるもんかなぁ。
しかも芸術を。

古本で良いから自分でもそろえようかな、と思ってしまうシリーズである。

美女の面の下に⇒可愛らしい男の子⇒素顔はのび太クン

とは、上手い言い回し。

私自身は狂言の方が分かりやすい…といってもお能は二度みたぐらい。
理解には遠く及ばない。
これまたお借りしました。

理不尽な現象に対する笑いが…もうすっかり癖になった。
とはいえ、のだめが普通の女の子みたいになってきたねぇと思う。

千秋くんは、もしかして取り憑かれやすい体質なんだろうか?
意外に気弱?
バチスタが黄色でナイチンゲールが青。
そして最後は赤。

紅将軍?と思った作品の下巻。
ルージュをひいて戦闘にかかる…つまりそう言うわけか。
外科部長って肩書だけでも格好良さそうやもんね。

外科の先生は忙しい。
査問会の度に遅刻するのは別に嫌がらせではないだろう。
実際、私の外科の主治医は時間をちょっと外れて訪ねると「現在手術中」というのはとても多い。
診察日でも、部屋から部屋へ飛び回っているし、その隙間を縫って入院患者の様子を見に来てくれるのだが、たいてい手術着に白衣を引っ掛けたままだ。(あの下はもしかして血まみれ?とか思ってしまう)

かと言って他の科の先生方が暇なわけではない。
コンビニでお弁当とお茶を買って術着に白衣を引っ掛けて、早足で廊下を歩いてゆく姿を見るのは日常茶飯事。

看護師さんも「あれ?昨日の夜中にいはったよなぁ」と思う人が翌日の昼にやっぱりいやはったり…医療従事者には本当に頭が下がる。
なにしろ聞き分けの良い患者ばかりではないのだから。

白鳥氏の出番は少なかったけど、その分速水外科部長が戦闘的でとても面白かった一冊である。
最初、入院している身としてはどうかと思ったが、外科の話、ICUの話、そして何より病院内部の確執であるから、別段問題なく楽しく読めた。

これも友人からの差し入れ(レンタル)である
有難いなー。

救急で断られるのは本当に辛い。
生死を分けるのは時間であるから、死なないで良い患者が死んでしまうことも多い。
現実の日本では最近とみに問題になっていることだ。
仕方がないのかもしれないが、これって殺されているんじゃないの?と思うことも多々ある。

病院のベッド数が足りないのも確か。
現に私の入院しているK病院の消化器内科・整形外科病棟では入れ替わり立ち替わり入院患者がやってくる。
二日とベッドが空いている日はない。
大部屋(6人部屋)なんだけどね。

昼夜構わず聞こえる救急サイレンの音。
しかし、K病院では受け入れを拒否している様子はないから、それだけでも大したことなんじゃないかと思う。


でもって、この小説は、医療行為よりも権力争い、白い巨頭のような戦いがメインだからえぐい描写に出会う心配もないのだ。
今日有事により届いたばかりの本。
早速読了。

いやぁ~パワーを感じますね。
軍学校でのドタバタはお見事なストーリー、あとはいつものお笑いで…久々にどらまたリナの実力を見せてもらったという感じ。
しばらくそのあだ名も言われてなかったからな~。

そしてより一層、焼きそばを食べたくなった私であった。
これもまた、ずいぶん前に(去年末)に友人から借りて、その内容の濃さ(?)に放り出していた。
いろいろしんどくて、ゆっくり考える余裕がなかったんだよね。
…まあもともと、本屋の店頭でインスピレーションで買うか、友人にたかるかして読むのが多いミステリー。

こういうのを読んで、自分で選ぶってことをあまりしないので良いといえばよいのだが(笑)
でも短編は読もう。
バティスタのサイドストーリーらしきものが載っているのを発見したし、他にも短編があったようだし…

ミステリー好きの人って、本当に研究熱心だなぁ。
私はミーハーなだけ。
あ、そう言えば、去年のルミナリエで久々に神戸に行ったとき、(しんどいので)バスで北野異人館に行って、ホームズの部屋を見てきた。
マントと帽子で扮装して、いかにもミーハーな写真も撮ったし。
そう言うことには熱心なのだ。

犬は神様

2009年2月13日 読書
作者は銅板画家(女性)
あった犬の話とその絵を掲載しているのだが、可愛い可愛いとべたべたにならず、距離を置きつつ家族として付き合っている。

DOG
を逆さにすれば
GOD
である。
犬は神様。
それは犬と接してたくさんのものを与えられた人たちの共通の思いだと思う。

私もたくさんもらったよなー。
小説だけどちょっと随筆風。
若い時から、60歳を超えて無職。
家(株式会社)の商売で食わしてもらっている男性が主人公である。

戦争は結核で行かずじまい。
そのくせ、戦後はそれなりに元気で、今は失明の危機はあると言え、船で世界一周の旅にも出られる。
それぐらいに元気だと…羨ましいと言いましょうか(笑)

その彼が各地で出あう人たちの、淡々とした人生と、その話がなぜか面白いのだけれど。

この本だったかな…?

とりあえず、笑いたかったので病棟文庫で見つけて読む。

買ったばかりなのに寄付した人がいるってことだ。
ありがたや~。
しかし中川君が社長で元モデルとは、知らんかったな~。
(金持ちってことは知っていた)
柿崎普美ってこんなのを描いているのか~。

SFが多かったのにな~。

ハーレクインだけあって、最期はラヴラヴのべたべたになることは分かっているのだが…そこまで持っていくんが原作者の腕。
そして漫画家の腕でもある。

しかし…この手の物語はすたらないもんだなぁ。
そんなに幸せに餓えているのか。

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