イーダル皇子の本性が…って、こええな。
まあ表に出ているまんまとは思わなかったが、どうしてこう、性悪な人たちオンパレードなんでせう?

いかに政界に身を置くものとしても、たまにはお間抜けないい人がいてもいいようなもの。
それとも、やはり、ドノ国も、滅亡へとひた走っているのか。

サルベーン……ナサケネ〜ぞ。
まだこの巻を読み始めたばかりだけどね。

カリエは、何度騙され利用され絶望の淵に叩き落されようと、「新しい男に希望を持つ」(意訳)
それをせせら笑う皇子だけどね、彼女はだから強いんだよ。

裏切られて人を恨み、二度と人を信じなくなるのは、当たり前で。
誰だってそうなる。

だけど、何度絶望に沈もうとも、何度でも復活し、人を信じられる、恋もする。
それが、彼女の強さなのだ。

それができる人間は、そうはいないだろう。

そこが彼女の彼女たるゆえん。
彼女の強さだ、と私は思う。

どこにいてもどんな時も、自分を笑える(せせら笑う、冷笑する、というのとは違う)人は強い。

まぁ…しかし。
彼女にとっての過去の男(恋愛関係なしの知り合いと言うだけでも)たちは、なんと……なんだろう。
どいつもこいつも。

ISBN:4086008742 文庫 須賀 しのぶ 集英社 2007/02 ¥560
と言う本を、本屋の店頭で見つけて衝動買いしてしまった。
どうやら対象は小学生らしいのだが。

漢字の読み仮名が一杯だし(笑)これもかこれでもか!とついているので却って読みづらい(笑)

そして「考えてみよう」と課題の最後に必ず疑問を提起する。
教科書の副読本みたいだね。

でもその内容は興味深い。
大人が読んでも興味深い。魅かれる。

キリスト教の十字架を認識できる人間は全世界の54%だが、マクドナルドのM(マーク)が認識できる(=Mがマクドナルドをさしていると判る)のは88%なんだと。

後進国に肥満が多いのは、先進国が売りつける、偏った、食品のせい(ジャンクフードってやつ)。

世界の死刑大国はアメリカ・中国・そしてイラン。近年、この三国だけで世界の死刑(になった人)数の81%を締めていた年もあるという。

いろいろ考えます。

ISBN:4794215886 単行本(ソフトカバー) 酒井 泰介 草思社 2007/04/24 ¥1,470
喪の女王、という表題にはイロイロな意味がある…生まれてくる。
巻が進むごと、その意味が広がってゆく。
私的には、喪服の女王といえば、ビクトリア女王なんだけど。

どこまで引っ掛けてくるのかな?とそろそろ楽しみになってきた。
こういう言葉遊びも作家冥利につきるよね。

皇子になったり、海賊になったり奴隷になったり王妃になったり、と忙しいカリエさん。

今度は巫女…じゃない、修道女だそうだ。
ほんまに運命を弄ばれてますね。
可哀想というか、どこかでくじけそうなもんだけど、家族が出来たら早々は記事家手いられないのと、やはり最初からしっかり傍にいて守ってくれるエドの存在は大きい!

…にしても、寒々しい国である。

ISBN:4086008033 文庫 須賀 しのぶ 集英社 2006/07 ¥540
愛しい月華が拉致られて、御猫・展昭はまるで人がかわったかのよう…。
同じく飛燕にフられた銀鼠の玉堂とふたりして、酒びたりの日々を送る。

さて。
月華を攫った北侠(自称"犬")は、襄陽王の懐深くに忍び込んでなにやらよからぬことを企んでいる様子…と、登場人物の生い立ち(少し前は展昭だったね)がぼちぼち明かされてゆく物語……パズルのピースが嵌まっていくようで楽しいけれど、これってもしかして中盤?
もしかして終盤?

著者の後書き代わりの中国・宋城の裁判風景再現劇が面白かったー。

ISBN:4253193897 コミック 滝口 琳々 秋田書店 2007/06/15 ¥410
エマ・ヴィクトリアンガイドなんか引っ張り出してきたもので……雪崩れた。

むかしむかしに読んだ本。

著者近影の若いこと!(笑)
同時に自分も若かったんだなーと反省す。


ISBN:4061490230 新書 小林 章夫 講談社 1990/10 ¥672
最近購入した「マナーハウス」というDVDをちょこっとづつ見ている(本編だけで2時間×3枚あるので)。
今夜、2枚目を鑑賞した。

ので、ちょっと思い出しつつこの本を引っ張り出してみた次第だ。

マナーハウス、というのは、エドワード朝の田舎の貴族(ジェントリかも?)の生活を再現し、90日間生活してみましょう!というプロジェクトである。
一部マニア(正確には何の?)をきゃぁきゃぁ♪言わしたらしい……。

当時の生活習慣に従うから、そりゃもうすごい差別!
階級意識!

…で、下っ端ほど「もういやっ!こんな生活!!」と叫んでおられる……。

エドワード朝といえば、厳粛で堅苦しいビクトリア朝の直後で(エドワードはビクトリアの不祥の息子だ)反動なのか、王様の気性なのか、自由度がかなり高かったというのだが。
特に男女関係については、王様が愛人を何人もかかえていたからゆるゆるだったらしい…。
「夫婦で恋愛なんてフケツ!」(by名香智子)というぐらい、それぞれに恋人がいて普通だったらしい(勿論金と暇がある上流階級に限るけど)

それでもまだまだ……だよね。

見ているぶんには面白いが。
演じるだけのはずが、演技ではすまない。
バトラー・エドワード曰く、「カメラの回っていないところでは休憩できると思っていたら大間違いなのです」
7週間、一日の休みもなしに働き続ける(しかも重労働)使用人たちの不満は頂点に!

文章だけで、そして漫画「エマ」だけで知っていたスカラリーメイドの仕事のきつさ。
ホールボーイ(この本には載ってないが)は廊下の突き当たりで寝る、そのプライバシー無視の考え。

見ていると、
「うっわ〜!」
の連続である。

少々お高いDVDだったけど、面白い。
エマ実写版、みたいな〜?

それにしても、エマに出てくるお屋敷は使用人の数が多かったんだなあ〜と痛感。
DVDのお屋敷なんか、てんてこ舞いしているもん。一日16時間働いて、それでも仕事が……。

ISBN:4757716435 コミック 村上 リコ エンターブレイン 2003/12 ¥998
須賀しのぶ著の「流血女神伝」の、喪の女王第3巻目。

相変わらず、激動の時代、隣接する諸国のせめぎあい騙しあいが続く。
政情不安なお国騒動のなか、カリエはどうやって生き抜くのだろうか。
…ってこれほど、あっちもこっちも国内・国外ともにどたばたと大騒ぎになる時代も珍しい…と思うが、それもこれもカリエの存在がそれらを招きよせているといわれればそれまで。
流血女神がそれを望んでいるといわれればそれまでだが、どこまで続く……?

やっぱり、人間が滅ぶまでかな?

いや〜しかし。
やっぱり女は怖いよ。
男はまだ直線的だけど、女は搦め手を駆使するからなぁ。

ISBN:4086007185 文庫 船戸 明里 集英社 2006/02/01 ¥540
人が一人、生きてゆくのは難しい。
そして、同時に。
意外に簡単なのかもしれない。

強靭な思い。
或いは、何も考えないこと。
その相反する力をもっていれば。

何が良くて、何が悪かったのか。
それがしかも人生の軌跡で起こることならば、到底判断など出来ないだろうし。

喪の女王。
嘗ての大英帝国を創り上げた(というか御輿の頂上に奉られた)英国女王の如く、なくなった夫に敬意を表しつつ、見事に統治をなす女王。
器がでかいだけに、恐ろしい…。
このシリーズの舞台の大きさは目を見張るものがある。
到底○○文庫向きとは思えないんだけどね。

しかも、彼女の場合は亡くなった、というか、なくなっていただいた、というか…だし。

女が怖いって言うのは、真実だろう。
いざとなれば、とことん冷酷になれる。いや、まったく。

ISBN:4086006669 文庫 船戸 明里 集英社 2005/11/01 ¥500
ず〜いぶん前にお借りして読んでいたので、中身がありゃりゃ…なシリーズである。
再チャレンジ、ということで最初からレンタルすることにした。
お気遣い、サンクスです。

とりあえず、ハードな人生を歩むカリエちゃん。
それだけは覚えている…感触として。

あ、こんなところにあった!
⇒ http://diarynote.jp/d/34813/20051112.html  どーでもいいけど、二年近く前の話だとは!

おまけに、この後には誰も書いてなくて、直後に書いているのがまた、自分だったとは!
笑える。

ISBN:4086005972 文庫 船戸 明里 集英社 2005/06/01 ¥520

バッテリー

2007年6月23日 読書
無理を言って友人からレンタル〜♪

読んでみたかったんだよね。
廻してもらえてとっても幸せ♪です。

児童文学なのに大ヒットした本、なのだそうですわ。
う〜ん、楽しみだ。



………
解説に曰く「俺様天下一」
主人公の巧を、そう表現する。
なんと可愛げのない…と思われる主人公。
しかし意外に(?)素直だと思うけどな。
ちゃんと受け答えするし、「ウザイ」と思っても、言葉には出さない。
それなりの社会性をもっていると、そう思う。

口に出していいことと悪いこと。
それは年齢ではなく、本能で人間がもっているものだから。

先ほど読了。
評判どおり、面白かったです。

ISBN:4043721013 文庫 あさの あつこ 角川書店 2003/12 ¥540

風の道

2007年6月21日 読書
ひとつ読むとね。

シリーズ全部読破しないと気がすまないのよ。
特にこれはさ。


ISBN:4253077676 コミック さちみ りほ 秋田書店 2000/09 ¥410
題名の後ろになんで(3)なんて付いているのか意味不明。
まさか中巻があったとか…?

うんにゃ。
我らがオーブリー艦長は、上巻から引き続き砂漠を旅している。
砂漠の船に乗って。

ドクター・マチュリンはどうして爬虫類がすきなのか?
相変わらず蛇だ。
蛇・蛇・蛇。
船乗りでなくたってキモチワルイよ。

しかも同好の士(しかも牧師)も一緒でパワーアップしている。
また蛇酒とか作って、水兵に飲まれて泣く羽目にならなきゃいいけど。


ISBN:4150411425 文庫 高津 幸枝 早川書房 2007/05 ¥777
「出版されたら教えてあげよう」システムに登録しているのに…!
5月に出ていたのに、6月になって友人から教えて貰うまで出ていたことすら知らなかったというこの本!
(ボースンさま、有難うございます!…実はそうやったんですよ。)

マチュリンに近づく敵の黒い影。
罠。

そのダシに使われるらしい我らがオーブリー♪
相変わらずやな、あんた……。

ま、そやから、もてるんやと思ぅておきなさい。
同情票ってやつ?

「ぐずぐずしないでさっさと丘を登ってよー!パパー!」(意訳)
と、オーブリの娘達が言う科白がなによりも最高でございました♪(我らがオーブリーは、太くて重くてなかなか機敏には動けないのである)
ええ教育してるね、ソフィ…いや、オーブリー家にいる元船乗りの皆さんの教育か。
さすが!


ISBN:4150411417 文庫 高津 幸枝 早川書房 2007/05 ¥777
今走っているつばめという新幹線。
これができるまで、代替え(?)の新幹線が走っていた?
その名も「リレーつばめ」。

博多から鹿児島まで。
けっこーな距離である。
だいたい、甲子園出場チームを見ていれば判る。
熊本や宮崎の高校はJRを利用している。
だが、これが鹿児島となるともう飛行機利用になる。
お隣の県だけど、何かが違う。
そこを越えると何かが違うのね。

…ではなく、"越えられない何か"があるんだ、絶対に(笑)

山あり谷あり。
JRは端っこを走っているんじゃないか?
そのJRも国鉄時代にとっとと廃線になっちゃったしなー。

誘拐を繰り返しては、目的の判らないものを要求し、人質は無事に帰す。
それが続いて、挙句、容疑者(共犯者)が先に殺された。
主犯の男は何を考えているのか?

ぎりぎりまで逆転が続き、残りページを見て、これってもしかして迷宮入りか?と思わせる粋な作品だったよね。
上手の手から水が漏れ…て、島国日本では完全犯罪は難しい…けど、ええ度胸をしている、この犯人は。

図々しさは少し前に読んだ「復讐するは我にあり」の犯人みたいだ。

大昔(笑)
熊本経由で京都に戻る列車の旅でのこと。
辿りついた熊本駅(多分)のホームには、蒸気を上げる(すなわち現役の)蒸気機関車が納まっていたのを覚えている。
それが客車を引っ張っていたんだ、まだ。
流石にカメラマン(大人の男の人たち=おじさんたち)がいっぱい写真を撮ってましたがね。
関西ではもう珍しかった。
九州ではまだ現役。

でも、ダイヤに組み込まれてディーゼルカーと肩を並べて働いている現役の蒸気機関車を見たのは、多分それが最後だったと思う。

ISBN:4198926166 文庫 西村 京太郎 徳間書店 2007/06 ¥600
舞台のひとつは富士の裾野に広がる青木が原。
一度行ってみたいとは…思っているが、霊感の強い妹が一緒に行ってくれなさそうな気がする。

猛ひとつが、山梨県、春が来れば一面桃色となる桃畑。
そのなも桃源郷。
中国の物語で。道に迷った男がたどり着き、その後は二度といけなかったと言う幻の町。
漢王朝末期の動乱から逃れた民衆が、そこで時代の流れも知らずに暮らしていたという、浦島的話なのだが(年はとって代を重ねてはいるが)

二つを繋いで起こる連続殺人事件。
欲が者(物)を動かす世界…。
桃源郷の美しさも人間の欲に掛かっちゃ台無しだ。

青木が原樹海…行ってみたいよなぁ。


ISBN:4041527767 文庫 西村 京太郎 角川書店 2007/05 ¥540
今市子さんの新作〜をようやくゲットだ。

ネット通販の会社の新刊パトロールというものに登録をしておくと、この人の名前は本当にしょっちゅう上がってくる(きた)。
が、よく読まないと、実は雑誌だったりする。(一度失敗した)
雑誌ということは、色んな人がひとつのテーマで書いているだけであって、この人のコミックスと言うわけではない。
だけど売れっ子だから、表紙にどば〜ん!と出てくるんだろう、きっと。
だから、あたかもこの人の本のように、単行本のように出てきてしまうのだ。
仕方がない。
機械で検索をやっているんだろうから。

だからコイツがあがってきた時もちょっと警戒したわけだ。
予約注文なんて事になると内容についての記載はない、誰かのコメントもない。
だからますます怪しい…(笑)

そして第二に。
私の好きな(小説の)作家さんにも時々いえることだが、同じ作家が描いているのに好きなものと嫌いなもの、真っ二つに分かれてしまうこと。
同じ作家なんだから、大当たりと当りとまあ普通に分かれるのは良くあることだが…嫌い、になってしまうのは何故か。
なんでそんなに感性が合わないのか?
我ながら不思議だが。

さて、この新シリーズ。
人の書き分けが…出来ない著者…の思いを新たに(笑)しつつ、まぁ内容がよければいいんだが、と読み進む。

時代は現代だが、見てくれの良い「山姥」みたいな人(?)が出現!
そしてお付きの正体は…○○○だし(横溝?お庄屋でも殺すの?)

見てくれは美しくないのは我慢我慢。
科白と設定が思わせぶりすぎて、中途半端感が強く、クエスチョンマークの羅列が続くのも我慢我慢。
一巻だけではわけわかめ、なのも我慢我慢。

スパンをなが〜くなが〜くして描く漫画家さんだからな……。
読むほうもそれに付き合わなくっちゃ。

つうことで評価はどっちつかず。
とりあえず「嫌い」にはならなかったので2巻も買ってみよう。
(雑誌は買わない私である)


ISBN:478592795X コミック 今 市子 少年画報社 2007/06/13 ¥880
すっかり忘れていた!
…が、本屋で気付いた、出ていたのね?

忘れていたけど面白いんだこれが。
「変わり三国志」
の異名もぴったりな、後漢末期の中国のお話。
世は乱れ人も乱れて奇奇怪怪な事件が目白押し。

虎の化け物、神像の恋と聊斎志異的なものも沢山出てくるが、何より怖いのは人間。
色と欲とで変化した化け物…に成り果てた人間。
今回は司馬仲達のファミリーにまでその化け物が…。

その中で、活躍するのが洛陽令の玄龍と治せぬものはないという八卦の天才(?)・管先生。
二人セットであれこれと摩訶不思議・奇妙奇天烈な事件に挑戦…。

いや〜。
雑学増えますわ、この漫画(笑)

ISBN:4253097936 コミック 青木 朋 秋田書店 2007/06/15 ¥540

とりぱん 3 (3)

2007年6月17日 読書
寒気団襲来…!
の寒気団の皆様。
コサック部隊ですか?

最高です。これ。

取りこぼしが局地的寒波、というのにもなるほどと頷いてしまいました。

その厳しい自然の中、野の鳥たちは一所懸命生きているわけです。
自然の摂理。
自然のおきては厳しいが。

そして数々の苦難を越えて、つぐみはシベリアから"歩いて"やってくる訳ですね(笑)
うちの近場では鳩とからすと燕と…桜の季節はメジロぐらいか?
あと、茶色くて綺麗ではなくて、でも泣き声は高くて可愛らしい鳥を見かけるぐらいかなぁ?(なんやねん?それ?ッて感じですすか)

燕の子育てと巣立ちは幸い何度か見ることが出来るけど…(近所に巣があって、繰り返しそこを利用しているから。時折威嚇される私だが)

自然が豊かで羨ましい。
でも都会育ちに慣れた私には、虫にまみれるのはもう無理かもしれない。
昔は蛭も平気だったのだが……。


ISBN:4063376192 コミック とりの なん子 講談社 2007/05/23 ¥620

とりぱん2

2007年6月16日 読書
あっか〜ん♪
もうすっかりツボに嵌まっちゃって、げらげら笑いつづけて読むことしきり。

アオムシ系の話は、リアルな絵がダメなヒトもいるだろうけど、私にとってはその(大丈夫か大丈夫じゃないかの)ぎりぎりのラインを走っているので、まだ読める。

野鳥って……ここまで監察できないから(普通は)
実に目新しく楽しくって仕方がない!

やっぱろ、アオゲラのぽんちゃんが一等賞だろうか。
つぐみのいじらしい腰の低さもなかなかの高得点。
昔田圃でみたひばり、どこまでも天高く駆け上がっていたひばりはいないのかなぁ?

不特定多数の人間と不特定多数の野鳥達の交流が、ものすごく新鮮で面白くてついでに(?)勉強になる。

この調子で続くかな。
続くといいなぁ。
このシリーズ。

ISBN:4063376060 コミック とりの なん子 講談社 2006/09/22 ¥620

とりぱん 1 (1)

2007年6月15日 読書
これ……ッ無茶苦茶面白いやん!

と思わず声を上げてしまうぐらいのスグレモノである。

そりゃ、少し前にブームかなんか知らないが、女流漫画家を中心に、自分の飼っているペットの漫画だのエッセイだのを出すのがやたら流行った時があったけど。

それとは違うだろ?
いや、比較できるほど私も沢山よんじゃいないが。
これは違うだろ?と思う。
だって、ちょっとこれは…と思ったから、食指を動かさなかった私だもの。
だから、その手の漫画なりエッセイなりは、沢山読まなかった…読めなかったんだもん。

ところがね、これは読める。
続きが読みたい!と思わせる。

書き方が…なんというか。
自然と言うか。
手に取るように相手(生き物)の心理が伝わってくる。
漫画自体は半分以上が四コマ漫画のようなものだけど、合間合間に書かれている真面目な自然描写や心象描写。
それがなんともズンとココロに来る。
短い文章で大きな世界を描いてみせる、確かにこの作者は歌人だし俳人だと思った。

いや、おもしろいのなんのって…でかいポンちゃん、可愛いです。
アカゲラなら高山で人形を買ったんだが…アオゲラは買わなかったなぁ。
多分可愛くなかったんだろうなぁ。
私の目には(笑)

まぁ、私も若かったからさぁ(笑)
はっはっは!

さあ〜2巻と3巻も、買わなくっちゃ♪

ISBN:4063375943 コミック とりの なん子 講談社 2006/03/23 ¥620

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