GMに外部から入ったアメリカ人の60年前の著書よりも、まだこっちのほうが具体的で判り易いかもしれない。

あくまでも希望的観測であるが。

暑いし〜
しんどいし〜

読めるかなーこんなの。

とはいえ、何でもとりあえず、目は通してみる私なのであった。

もっと具体的な今の現実に即した企業論であれば楽しく読めるだろうにサ。
某調査機関(企業)の出している情報誌などはけっこー面白かったりするのだから。


ISBN:4478374589 単行本 宮田 矢八郎 ダイヤモンド社 2004/10/29 ¥1,890
ごそごそ棚を探っていた。
こんなものが…!

ゲームに攻略本はつき物だが、いつのころからかパロディ漫画も必携の一品になってきた。
これもそのひとつ。

十数名の素人・プロ漫画家が少数ページの作品を持ち寄り一冊の本になっている。
内容は、ゲームをした人がより笑えると言うシロモノ。
これでゲームへの興味を引く…のはどうだろう?
できなくはないか。

この「封神演義」は、同名他ゲーム(漫画)に喰われてしまっていまいち知名度が低いようだが、私は大好きなのだ。
何と言っても、安能氏の描く「封神演義」(小説)に一番近いように思われるから…ってこれはあくまでも私の感想(+独断+偏見+執着)だけど。

"符"(キョンシーの額につける様な紙)を使って造山(文字通り)・陥没(まったくもって)・湧水(そのまま)等等をやらかして、味方の有利に戦いを展開する…そう、これはシュミレーションロールプレイングである。
あーなつかしーなー。

この流れか「西遊記」も出ている。
キャラクターデザインは山田章博画伯(笑)である。
「封神演義」に出てきたキャラクターが、神さまになって登場。召喚されて参戦するのが楽しいと言う…登場人物だけが被っているゲームだった。
これも懐かしいなぁ。



ISBN:4877196560 コミック コーエー出版部 光栄 1998/11 ¥893
最近ではマイナーな部類かも知れぬ…が、この二人の合作漫画は意味深で、絵も綺麗でとっても好き。
ただ、この「ファイアーエムブレム」シリーズの最後のほうはCG画像を取り入れたり、主人公(マルス皇子)の顔が幼くなったりと不本意な部分もあった。

常にチャレンジする漫画家さんたちなんだとは思うのだが。

でも「ファイアーエムブレム〜炎の紋章〜」を描いた漫画ではぴか一!だと思うなぁ。

久々の気分転換に読んでみて、改めて思うのである。

ちなみに第5巻の初版は10年前の10月。
いつの間にそんな月日が……!!



ISBN:B00007CAPX コミック 佐野真砂輝・わたなべ京 角川書店
16世紀の航海者(と言っても10代の若者だけど)の手記を巡って人が殺されたり襲われたり……と、いきなりハードな展開を見せる推理小説。
(だって冒頭からしていきなり処刑現場っぽいじゃありませんか〜)

エリザベス朝の船乗り、と言うだけでも興味津々なのに、(サー・ウオルター・ローリーには別に興味は無いが)なかなか面白いではないの!とわくわく読み始め。

明日は病院で検査。
退屈な時間を過ごさねばならないので、これは必携だな。

表紙とか、裏表紙の「キリスト教最大の謎」なんて文字を読むと、ついつい「ダヴィンチコード」なんぞを思い出してしまう…。

反キリスト、疑キリストのブームなんだろうか?
もしかして。

主人公は、古書・古地図の販売業者。
密かに地図おたくの私は、ちょびっと嬉しかったりして…。

ISBN:4150411115 文庫 三角 和代 早川書房 2006/03 ¥861
おっ久しぶりね♪のスレイヤーズ。

今回はナーガのふつーの姿(しかもロングスカートだ!)も見られるという、ボーナス得点(?)付きだ。
リナ・インバース見立て…ってことで、リナの趣味は意外にまともなんだな、と思ってしまった。

デュラハンって"指差し確認"ならぬ、"おまえは、もう、まもなく死んでいる(だろう)"ってやる魔物らしい。
知らんかった。
いやー勉強になるわな。

魔女っ子ものは数十年にわたってヒットしている永遠の課題(テーマ)アニメだけど、そういえば内容は…変わっているんだろうな。
絶対悪、絶対善、ってもうないのかな。
子供向けには、倫理の基本を教えるには勧善懲悪のほうが断然判りやすいと思うけど。
善悪が判らない子供に、悪者の事情とか語られてもなー。
苦境で皆が悪事を働くわけじゃ無し。
そこを斟酌していたら、警察も検察も裁判所も不要やん。
まずは基本でしょ?

何事も一から始めないと。

ISBN:4829119446 文庫 神坂 一 富士見書房 2007/07 ¥546 

企業とは何か

2007年8月13日 読書
第二次世界大戦後直後にアメリカ人である著者、P・F・ドラッカーが書いたと言うこの本も、会社で上司に貰ったのだが……「屋上緑化」に比べると、ぜんぜんおもしろくねぇや(笑)

車に興味もないので、GMという会社の企業の仕組みとか倫理とか読んでいても親しみがもてないしな。
車を持ちたいとも思わないどころが邪魔とおもっているぐらいだ。
だいたいGMって今じゃアメリカの政界を牛耳っている悪の組織の一角(中ボスってところ?)みたいなもんじゃないの?

おまけにリーダーを育てるには?とかリーダーとしては?と語られてもなぁ…(笑)
全然縁のない話しだし。
同意も納得もしようがないじゃないか。

そのGMに社外から入って色々見ました。
企業ってこうなんです。
こういうものなんです。
こうやって成立しこうやって動いているんです。
で、これは間違いなんです。
実は、このほうがいいんです。

…と、言うわけで、いろいろ為になる話も多いが、毒にもなる(特にGMにとっては全部ばらされているようなもんだし)とかで、発禁処分(中世か?)になったらしい。
それもまた50年以上も昔の話。

面白いなとおもったのは、戦後のアメリカの「企業のありかた」など、考え方とか社会理念とか企業に対する考え方とかが、今の、否、ちょっと前の日本そのものだってことだ。
なるほど、日本はそのまま輸入しているな。
それを再度確認した。

・幹部用のエレベーターなんかない。
・誰でも上司と同じ車を持てる。
・国民のほとんどが"中流意識"をもっている。
・上流階級の生活をしたければ、ヨーロッパから城をひとつ買ってくればいい。
・社員は社長に会える
・えらそうな態度は嫌う
                  など。

ただし、今はヨーロッパだって同じだろうと思われる。

そして、アメリカ人にとって国とは、自分の信条を体現する為のものだから、大事である。
だが彼らは、ヨーロッパ人の本性的なものとしての帰属意識が理解できないと言う。
例えばナチスを憎むドイツ青年がナチスが支配するドイツの為に戦うこと、などが。

と、語るのだが。
この本、どういうスタンスから読めば面白くなるんだろう?
謎だ。

そろそろうっちゃってしまいそう〜(笑)


ISBN:4478300704 単行本 上田 惇生 ダイヤモンド社 2005/01/29 ¥2,520

彩雲国物語 2 (2)

2007年8月12日 読書
…の漫画版。
家人からレンタルである。

最初の話、すなわち「後宮大作戦」の結末を迎えるのがこの第二巻となる。

小説で描かれていることを落とさず、より判りやすく、端的に表現しようとしている、というのがよくわかるので、なかなかお薦めの作品である。
…と私なんぞは思うが、どうなんだろう。

皇帝となることを決意した(せざるを得なかった)劉輝の苦労はここから始る…ということだ。
それが本当によくわかるねぇ。

原作でも、ここら辺までは実にシンプルで楽しめたんだけどなー(笑)
なんて思ったらいけないのか?

ISBN:4048541048 コミック 雪乃 紗衣 角川書店 2007/06/26 ¥546
会社で上司に渡された本の中から…読み安いものをチョイスして読んでゆく私(笑)

屋上緑化をすれば、東京の気温が4℃下がるらしい。
今のままだったら…夏の夕方6時でも、40℃越えてるってよ、2030年頃には。

それはいやだなぁ…。

てなことで、屋上や壁面を緑で覆いましょ。
二酸化炭素も減るし、心も癒される。
自然(虫や鳥)も還ってくる。

なんで会社でこーゆー本を?といえば、うちは早々にISO14001を取得したからだ。
すなわち、夏でも気温は28度に設定しましょ♪
ゴミの分別・リサイクル活動をしましょ♪
あれこれそれこれ管理しましょ♪

…と言うわけなのだな。
(結構大変なんである。仕事が倍増したわ、ほんまに。)

今時は珍しくもない話だが、取得した当時は珍しかったし、随分お金もかけたものだった。
(その分ボーナスにまわしてくれい!と本気で思ったぐらいだ)

うちなんぞはマンションなので、屋上緑化はできないが、せめてベランダには…というわけで、自分の背丈より高いブルーベリーの植木を購入し、毎日収穫にいそしんでいる。

美味しい♪

*ところでこのレビュー画面だが。
黒い、もしかしてモノクロか?というぐらいに黒いなぁ。
本物は緑色です。
綺麗な。
「緑化」を謳う本が緑色を使わなくてどうする?


ISBN:4806712035 単行本(ソフトカバー) 船瀬 俊介 築地書館 2000/09 ¥2,100
アンナ・ポリトコフスカヤ……女性ジャーナリスト
サーシャ・リトヴィネンコ……元KGB、後英国へ亡命

どちらもが、去年の秋に命を落とした。
直接手を下したかどうかは別である。
だが「彼がその意思を持たなければ、一体誰がロシアでそんなことが出来るのか?」
と言われるように、彼がこそがその責任を負わねばならないのかもしれない。
…というか。
私は懐疑的に文章を読むほうだけど(その反面単純で信じ易くもあるが)読めば読むほど「ふぅむ、そうかも」と思いが濃くなってゆく。
ロシアの大統領。
酷薄な容貌、情の薄い目。
顔で判断するな!と怒る人には、30才にもになったら人間は自分の顔に責任を持つものだ、ということを言おうか。
人間は、自分で自分の顔を作るものだ。
ましてや、彼は30歳なんてとっくに越しているでしょ?

アンナの暗殺後、リトヴィネンコの暗殺があって、一気に吹き上げたロシアの暗黒劇。

政敵を暗殺するなんて…
「そんなことが1978年のマルコフ事件が最後だ!」なんていわれてもなぁ。
「やってたんか!(やっぱり!)」
と突っ込むしかないやんか。
それにその後も延々と続いてきたことは、ちょっと本を読めば判る。
鉄のカーテンの裏で一体どんなことが行われてきたのか。
西側諸国のプロバガンダではなく、推測される…つうか、そんなんちょっと考えたらめっちゃーあやしいやんか、と突っ込めてしまう。

アンナの手記とか話とか、リトヴィネンコの話とか、あれこれ読んで、今度のこの本は日本人が書いたもので、ロシア音痴(当然私もだが)の頭でも思考がついてゆけるようにと配慮されている。

リトヴィネンコを殺した"小さな核爆弾"の軌跡は、半減期で減ってゆく悠長な物質だから、その後を追うのはたやすいらしい。
よくテレビのドキュメントでひき逃げ犯人を科研の見つけ出した証拠をもって警察が追う、追い詰める、という話をやる。
あれを見ていると、どんな小さな痕跡でも、加害車両には発見されるのだ。
本当にすごい。
何が何でも見つけると言う科研の執念もすごいけど、「被害者はコイツが犯人だと、仇を討ってくれと、訴えているんだ。」という言葉には、何度聞いても背筋をただす。
そうなんだよねー人は命を賭けて、何かをするときがある。
それはこんな風にも現れるんだよなーと思ってしまうのだ。

ロシア、旗色悪し。
つうか、体質、変わらんよな。むしろもっと悪くなってる。
ほとんど専制国家。
「イシュー」で読んだ警察国家・英国と張り合ってるみたいだ。
(でも意見が言えるだけ、言っても殺されないだけまだ英国はマシか)
だけど、どっちにしても、政治が絡み利権が絡むと、そういうものは見過ごされる。
多くの一般の、力もない人々はただ死んで行くだけなのか。

ちなみにアンナって、アメリカ国籍だったそうだ。
ならなおさら……だけど、こういう理屈も通じないってことの証明だね。

ISBN:4054034586 新書 寺谷 ひろみ 学習研究社 2007/06 ¥788
就職したのは経理課ではなかった。
が、十年以上たってから、異動で経理(+総務+業務+庶務)に来ちゃったんだから仕方がない。
大人しく勉強するしか仕方がない。

というわけで、簿記も独学で勉強した。
試験も受けた(3級だけね)(笑)

でも、まだまだわからない。
え、なんで?ということが多々在る。
まだまだ未熟者なので、機会が有れば、こういうわかり易い本を読むようにしている。

…わかりやすーつうか。
おもしろーい♪

面白すぎて、果たして実になるかどうかはよーわからんー♪

ISBN:4894512262 単行本 小堺 桂悦郎 フォレスト出版 2006/05/20 ¥1,470

雑学のすすめ

2007年8月4日 読書
著者は清水義範氏。あくまでも(笑)←だって、気になるんだよ〜。

雑学本、エッセイ、というのは良くあるのでどうしようかと思いつつ、清水氏ならば、というので手を出したのだった。

辛口な、しゃれのきいた長めのエッセイを楽しく拾い読みする。

帯にある一文を紹介。
絶滅とは負け組なり。
もういいかげん「人類はこのかけがえのない星、地球をー」てのなし。
次に絶滅して欲しいもの。
私のカニに何をする"越前くらげ"
私の金に何をする"税務署"
私の借金チャラになれ"三菱東京UFJ"

これをそのままとって憤る人もいるかもしれないが…(笑)
もっと心と視野を広く持とうよ。

大いに笑っちゃったよ、私は。

ISBN:4062140322 単行本(ソフトカバー) 西原 理恵子(イラスト) 講談社 2007/06/27 ¥1,365
大幅に遅れて入手。
そしてようやく読み始めた。
最近多いパターンだ。

ファルコはブリタニアに滞在中。
しかも一家を挙げて。
おまけに親戚付きで、ついでとばかりに親戚でないのまで付いている。

相変わらず、大人数で動く密偵である。

前作の、建築家が殺されて云々…の話の筋をおおまかに忘れ去っている。
流石だ、私!

さて。
今回はしょっぱなから死体がこんにちわ、である。
ぶどう酒の樽が井戸の内壁に最適、とは本当に、この本は歴史のお勉強になる。
"暇人"とみなされた我らがファルコの活躍を楽しみに、取り掛かるところだ。(待たされた分、楽しまねば)


ISBN:4334761798 文庫 田代 泰子 光文社 2007/06 ¥780
漫画を読んで感動して、今度映画をやるというので楽しみにしていた。
で、小説(映画の)も出るというので読んでみた。

読まねば良かった。


……漫画のコマワリを、そのまま字に替えただけだった。
不味くはない。
不味くはないが美味しくない。
漫画を読んでから入る人も多いだろう。
そんな人にはまったく必要なし。

へんだな〜。
普通、どんな物語でも、漫画・映画・小説とあったら、それぞれに美味しい味付けがしてあるものなのに。

損をした。
正直な気持ちである。


ISBN:4575235822 単行本 佐々部 清 双葉社 2007/07 ¥1,260
気楽に楽しめる"読み物"だと思って入手した。

とんでもないや。
数字を駆使して比較して…ありゃりゃ。
まるで会社で渡される必読本みたいやないか。

ホワイトカラーもブルーカラーもそしてジョワイトカラー・エグゼンプションも。
全部アメリカンなのよね。
勤労意識が違う。
そう。
仕事とプライベートの割り切り方が違う。
まさしく。

基本構造が違うのに、同じ結果は出ないだろう。
真似ばっかりせんと、ちゃんとジャパニーズ・日本式で良策を考えて欲しいところだ。

でもって、モチベーションをアップさせること。
社員のやる気を上げて持続させないと……企業は。
経営者は。
そして国は、企業の育成・成長を妨げないこと。

そして企業。
男女平等とは言いながら、実質は違うだろう?
女性で活躍できているのはほんの一握り。
それもものすごい努力の結果。
男性は?
努力していないとは言わないが、同じ位置にいる女性ほどには努力する必要がない。
現実はこれ。

大卒の初任給(男性)が平均で21万円。
ま、そんなもの。
この人の出す数字は、どうやら嘘はついていないらしい。
とはいえ、これも男性に限る。
同じように大卒で同じ会社の同じ部署に就職しても、初任給が違う。
翌年の昇給も違う。
それが現実。
社宅などの待遇や福利厚生についても、実際には違う。違っちゃいけないはずなのだが(笑)

富めるものほど優遇される。
そんなおかしなことに、実際はなっている。

現場のことは現場のものにしかわからない。
それは、永田町は日本の国民の現実を知らない。
そういうのと同じだ。
「事件は現場で起きている」
しかり。
「人は夢と理想の中で生きているのではない、苦悩と現実の中でもがいているのだ。」

ISBN:4334034055 新書 門倉 貴史 光文社 2007/06 ¥756
短編集。
とはいえ、1篇が90〜100ページであるなら中篇かも。
この人の話(推理小説)は、短編のほうがぴりりと辛くて面白い。

餘(なぜか旧字体がでる)部鉄橋といえば。
20年ぐらい前のことだったか?
あの、たか〜い鉄橋が落っこちたのは。

下の工場に落っこちて、従業員を巻き込んで、死者も何人も出た。
かなり高い鉄橋…を、その後、私は目にした。

ほんまに、ほんまに、下から見上げれば、天高くそびえる鉄橋だった。
西部劇映画で見る、蒸気機関車が客車を曳くあの古い映像のような……。


ISBN:4094081828 文庫 西村 京太郎 小学館 2007/07 ¥600
役者で演出家。

わかぎゑふの書くエッセイはとても面白い。
自分の生まれ住む大阪をはっきしきっぱりと描き出す。
それは演出家として、架空の物語を、誰が見ても判る、はっきりとした形に創り上げる仕事をしているからだろうか。

そして、自分の生まれた地、育った地を愛しているから。知っているから。
だからかける。

いちびりではなく(笑)
そしてとっても同感できる。

隣接する府の民としても、納得できるし笑える。(隣接しているから当たり前に大阪人の友人も多い)

自分の地元を愛せない人、嫌っている人は不幸だ。
嫌でも始終・24時間そこに接しているのだから。

「日本には日本人と大阪人がいるのだ」
かつてとるこのスークで彼女が(トルコ人に)言われた科白。
今でも強烈に印象に残っている。
でもって、「そこに京都人も混ぜてもらわれへんやろか?」と図々しくも思ったものだ。

ISBN:4087461874 文庫 わかぎ ゑふ 集英社 2007/07 ¥500
文庫本は再録が多い。
だから、時々面白いものにめぐり合える。

JRではなく、国鉄。

懐かしい!
懐かしすぎる。
短編5編を再録しているこの文庫本。
「関門3600メートル」という脅迫→ゆすり→現金強奪の話があるのだが、日本国中の"国鉄"がターゲットにされているから、と警戒を呼びかける。

すると、今ではとっくに廃線になっている田舎の線が登場しているのだ。
いったいいつの話…?と突っ込むよりも、懐かしさに顔がほころぶ。
そうそう!ここ、走っていたんだよね〜と。

十津川警部の捜査にくっついていると、世の中にはなんと金儲けの(違法な)方法があるのだろうと思ってしまう。
勿論、ほとんどは失敗した手段が(よって犯人は捕まっている)がベースになっているのだろうが。
マルサの女の注意書きみたいなものや。
「既に試みられ、税務官によって暴かれた方法だからこそ映画に採用されているのである」
「これを視て真似をしても無駄」だよ〜ん(笑)、と。

ISBN:457551148X 文庫 西村 京太郎 双葉社 2007/07 ¥680
とりあえず。
小竜たちの表情や感情の流れがとっても面白い。
マシェルではないが、保父さんの気分…?

所謂友人の子供とか、知人の飼ってる猫とかは、かわゆーてかわゆーてたまらん!という感情か。
自分で世話をしなくていいし。
かわいいー触りてー構いてーというときだけ手を出す……という。

子供たちが大きくなって、自覚(自信)を持ち始めたり、自分というものの価値(今、何ができるか、しているか)という悩みに突入したり……恋をしたり。
モラトリアムまっしぐら!だ。
微笑まし…(笑)

勿論、竜術士だからコーセルテルに滞在を許されている人間のほうも、ぬかりなく成長してゆかねばならない。

精霊は……なんか、そのまま…という感じだけれど。
とにかくイタズラ好き、というのはバレエ(?)だかの影響だろうか?

人をからかうことを前提に生きている、というのか……長命種はろくなことを考えない、というのも世の習い(常識か)


ISBN:4758052972 コミック 石動 あゆま 一迅社 2007/07/25 ¥580
こんな古い本(漫画)が…出るんだねぇ。
って、軽く冗談で試してかなり重く吃驚している私。

自分のやったゲームとは違っても(フリーシナリオだし)こうして読み返せば当時を思い出して楽しいのだ。

それにしてもこのゲームは、主人公がどんどん交代してゆく(しかもほぼ強制的に代替わりする)のが哀しかった。

そのたびに鍛えなおし、メンバー構成し。
そのたびに敵キャラ(とりあえずその世代のボス)は妙に高いレベルで登場するし。
時に寄っては本拠地を引越ししているしさ……。

あ、いかん、
懐かしさと共に口惜しさまで蘇ってきたぞ。


ISBN:4197900090 コミック 面堂 かずき 徳間書店 1995/03 ¥500
著者はカウンセラー。
本はビジネス書。

では、なにが、書かれているかといえば?

いかにストレスを少なくするか。
いかに楽しく生きるか。
人生を楽しむか。

それもこれも。
自分の考え方次第。

だから、考え方を変えましょう。
そんなに難しいことじゃない。
簡単簡単。

ほ〜ら、こんなに、簡単。

ストレス社会の現在、自分が何を誇っていいのやら、何を恐れるべきなのやら、それすらわからなくなっている。
だから、ちょっと見方を変えましょう。
それも、ヘンに斜めに視るのではなく、正面から堂々と、でも、ちょっと見方を変えれば……

よく売れて、続編まで出ている本。
その理由がわかったような気がする。



ISBN:4763180827 文庫 小沢 瑞穂 サンマーク出版 2000/06 ¥630

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