「財産目当てでいいから」
とプロポーズされ、その後あっという間に未亡人となってしまったヒロイン・グレース(いい名前だねぇ)と、執事ひとすじを養子という形に変更されたヒーロー・グラハムと。
二人の立場は母と息子なんだけど…ねぇ。

次々と起こるいろんな事件にクビを突っ込む具グレースをさり気にフォローするグラハムの苦労記は続く…。

でも、グレースも嘗ての雇い主(貧乏だったのでメイドとかいろいろな触手を経験していたようだ)に受けた恩を忘れなかった李と、なかなかの好人物である。

人間、誰も助けてくれないとなると、自分が強くなるしかない。そうすると、自分で思う以上にう〜んと強くなってしまうものなのだよね。

ISBN:4592127226 コミック 遠藤 淑子 白泉社 1995/12 ¥410
これは…!
ものすっごく懐かしい!というか、少女漫画の黄金時代の、まさしくこれこそ少女漫画!という作品ばかりが収められている。

木原としえ(昔はひらがなだったのだ。今は敏江)といえば、【読者をどれぐらい泣かせるか】、という漫画家だったんだよね。
泣かせない漫画が珍しいぐらいで。(ほとんどなかったんじゃないかな?)

誰かの不幸の上に幸福が訪れる。
ラストがハッピーエンドであっても、その踏み台になる者が必ずいるという…思春期の少女達は、彼女の漫画に枕を塗らした時代だったし、そういうストーリーが好まれ受け入れられていたものだった。

単行本には、

「銀色のロマンス」
「花ざかりのロマンス」(仏蘭西革命が舞台)
「落ち葉だらけのロマンス」
「日なたへ日かげへのロマンス」(終戦直後の日本が舞台)
「いとし君へのセレナーデ」
「ラストタンゴ」

と往年のファンであれば「ああ、あれか…」と見当がつく有名作品が並んで収められている。
ロマンス…という名の通り、単なるハッピーエンドですらない。

クライマックスには、儚げな、まるで夢幻の舞台のような絵と、リフレインされる美しい言葉が添えられて、それはそれはもう…いと浪漫チックなシーンばかりである。

ああ…ここでまたこれらの作品にめぐり合えるとは。
レンタルしてくださったボースンさま、多謝!

ISBN:4087850943 文庫 木原 敏江 集英社 2000/05 ¥670
サービスとはなんなのか。
レストランにはホスピタリティも必要よ!
とわけわからんオーナーはそういった…が…。

雪の中"非常事態"を隠れ蓑(言い訳)に、強硬手段に出るオーナーの力強さに合掌…じゃなくて、敬服。

これぐらいでないと、商売(経営)なんて出来ないものかもね。

レストラン前の小さな池にクワイを植えようとするオーナー…に見覚えが、と思ったら、「動物のお医者さん」で大学構内の池にクワイを植えようとしていたアフリカ好きの獣医学部教授がいたことを思い出した。
作者はきっと、クワイが好きまなんだな。

ISBN:4091875033 コミック 佐々木 倫子 小学館 ?530
仏蘭西レストラン「この世のはて」はそこそこ…客で賑わっている?

レストランを使っての接待劇から従業員の心得まで、レストランの裏表を縦横に楽しめる漫画である。

しかし花見って…お墓に桜は在るだろけど、お墓で夜の宴会をしてまで花見をしたいものなのだろうか?

その辺はちょっと謎。

謎といえば、オーナー黒須の本業も判明。
想像していた通りだったので、まあ満足(笑)

ISBN:4091875025 コミック 佐々木 倫子 小学館 2005/01 ¥530
噂には聞いていたけどこの漫画…期待通りの、佐々木節…。

お墓の隣という、ムードたっぷりの立地にオープンするから、ということは秘密のまま、あちこちから寄せ集めに集められた、フランス料理店〜「ロワン・ディシー(この世の果て)」〜のスタッフたち。

「ええ〜、こんなところで!?」
と思うばかりのお店のうえ、オーナーときたら支離滅裂、(レストラン経営の)経験皆無のよくわからない人。

単なるレストランの苦労話に終わらないところがこの作家のすごいところだ。

(こんなフランス料理店に行きたいかどうかはべつとして)


ISBN:4091875017 コミック 佐々木 倫子 小学館 ?530
二人揃って花のパリへ音楽留学…の巻き。

いいねぇ〜ほのぼのにはほど遠いけれど、いい感じです。
漫画でなくても、海外で頑張っている同胞(日本人)を見れば、無条件に応援したくなるものですけどね。

バカンスも取らない、オタクな日本人……(笑)

そんな彼らを見れば、たとえ漫画であってもぐっと力瘤が入ってしまう。
片平さん…の指揮は、あれは、ほんと、すごいわ〜(笑)


ISBN:4063405052 コミック 二ノ宮 知子 講談社 2004/09/13 ¥410
恵失踪…の巻き(笑)

コンクールごとに衣裳がパワーアップしてゆくさまも可愛らしい。(奥様の趣味なんだろうねぇ)

正月にとっとと田舎に帰って音信普通になってしまう行動は、今までの主人公(のだめ)にはない気がする。

諦めきれないから、何かを吹っ切ろうとするから、強い意志があるからこその強い行動。

それを追いかけてくる彼は…ああ、婿殿、決定だし(笑)

ここの流れ、とっても好きです。
未来に向かって、まだまだ闘争心を失っていない、若い力がとっても眩しい。


ISBN:4063404889 コミック 二ノ宮 知子 講談社 ?410
笑えるクラシック漫画…まさしくだ!
しんどい時は漫画が一番(気持ち悪くならないし…)(笑)

しかし、本当のことを言えば、最初は付いてゆけなかったんだけど、ここに来て妙に面白くなってきている。(友よ!レンタルありがとう!)

彼(千秋)は彼、彼女(のだめ)は彼女で、一人で立ち始めたからか?
どっちかがどっちかに凭れ掛かっているようでは、話にならぬ(笑)

ハリセン先生もいい味だしているし。

難しいことは抜きにして、難しいことは分からなくても感動は分かち合える、やっぱり音楽っていいなぁ〜。


ISBN:4063404765 コミック 二ノ宮 知子 講談社 2004/03/12 ¥410
さすが!
今でも13巻が既刊だが、中身がたっぷりみっしり詰ったガンダム・シリーズゆえに、公式ガイドブックなどというものも出ているらしい。

私らのガンダム世代は、テレビアニメを何度も見返しているので、その記憶にバックアップもされているから平気だけど、漫画だけだとああもくるくる戦局が変転すると、人物に対する思い入れとかストーリーとか、人間関係とか、否、それ以前に記憶とか、ややこしくなってくるのかもしれない。

特別寄稿「ガルシアの朝」は面白かった。
シャアの甘言にのってジャブローに乗り込んでいって戦死したガルシア閣下のその後…
つまり、天国か地獄かは別として、あの世へ意ってもザビ兄弟(妹)、ギレン・ドズル・キシリアに苛められるガルシア閣下の話であった。
ザビ3兄弟(妹)が、死んだときの姿で出てくるのがなんとも…。


ISBN:4047136441 コミック 安彦 良和 角川書店 2004/08/26 ¥777
最新刊のこの巻では、ルウム戦役の前半まで描かれている。
ルウム戦役といえば、シャアが赤い彗星としてただ一騎(なんとなくこっちの字を使いたい気がする)のモビルスーツで戦艦を5隻沈めたとかいやあれは3隻だった(連邦軍談)とか、いろいろ言われているやつですね。

つまり、シャアの大出世のきっかけになった戦役である。

しかも、コロニーを地球上にどんどん落としまくったという非情極まりない作戦で、たぶん視聴者にも人気がなかったはなしだと思う。

その落としたコロニー(サイド2)の島のひとつでは、中に毒ガスを送り込んで数万人の住民を全滅させたとか、なんというか、歴史で絶対非難されるよな、という強攻策を行う様子も描かれている。

自分の愛するものを護るために、という昔から使われている言い訳がここでも出てくる。
そう思わないと戦争は出来ないのだろうけど。
お互いの力(人的資源・財政的資源その他)を無駄に消耗する戦争程、ばかげた扮装の解決方法はないのだ。
戦いは究極の愚である。
戦う前に戦うことを諦めさせるような方法を、作戦を考えなさい、それが最高の兵法である、とかの孫氏の兵法でもいっているではないか。

ISBN:4047138509 コミック 富野 由悠季 角川書店 2006/07 ¥588
この巻では世にも珍しいモノが見られる。

それは、キシリアねえさんの女装…!

相変わらず頬がこけてますけど、ちゃんと女性だよなぁ(失礼)
この人は目が怖いんだ。
目が。
非情で酷薄な性格が、目に現れている。

シャアとラララァの出会いあり。
それもシャアが失業時代(前回の事件の責任をとって士官の地位を剥奪され一般兵士として除名処分となった)の話である。

テム・レイ氏、モビルスーツ開発に取り掛かり、アムロとともにサイド7に移住。
フラウ・ボウとの出会い…そして、サイド3が独立宣言をし、連邦政府に対し宣戦布告する。
戦争の始まりである。

ISBN:4047138053 コミック 富野 由悠季 角川書店 2006/04/22 ¥588
シャア(にまんまと成りすましたキャスバル)と、ガルマは士官学校で同期生だった。
 …というのは、アニメでも分かっていたことだが、その士官学校時代にどういうことがあって、擬似親友(ガルマは親友だと思っていた。最後まで)となったのか。

話だけを見ていると、いい親友だと思うんだけどな。
シャアはでもその仮面の下で虎視眈々と隙を狙っていた様子。
悪魔での冷徹な、策謀家であることは随所随所に出てくるのだった。

そして、ガルマをおだて上げ、祭り上げ、表にさらして防禦壁となし、極悪非道(笑)の連邦軍下で圧政に苦しむ市民の鬱憤を晴らす反逆事件を裏で操作するのである。
まだ士官学校卒業前だというのに…。
陰謀家め…。
こんな友達いらんよなー。
というか、見破れんかったんか、ガルマ。
なんか本能的に"こいつには近づくな"みたいな直感が働かなかったのか、ガルマよ。
だから"お坊ちゃん"なんだろうけど。

父・デギンは「おまえは学者にすればよかった」とか言うしな。
父親だけに息子の本性はちゃんと分かっていたということだろう。
「ダイクンの子供ら(シャアとセイラのこと)のようにならぬことを願っている」とも言う。
誰のせいだ?と突っ込みはなし。
彼もそれだけ年老いたということだろう。

ちなみに、しごきしごきで苦労苦労の士官学校時代の校長先生は兄・ドズルである。
ここで彼は教え子(生徒)である女子仕官候補生、ゼナ・ミアとひょんなことで袖振り合い(笑)結婚へとこぎつける。

彼女はシャアはガルマと同期の、学年席次8番という優秀なウエーブである。

そういえば、アニメではジオン軍のウエーブ(女性士官)はほとんど目にしなかったような…ハモンさんとかララァが珍しかったぐらいだから。
キシリアは例外。

ISBN:4047137715 コミック 富野 由悠季 角川書店 2005/12/22 ¥588
表紙はテレビアニメでもあった。
「キャスバルにいさぁ〜ん!まってぇ〜!」
とセイラが追いすがるのにシャアがどこかへ行ってしまうというもの。

ジオンの元から逃亡した二人が、どのようにして命を護ってきたか。
誰の元で育てられたのか。
そして、そんな立場(つまりジオンの諜報部は彼等を追いかけているはずだ)で、シャアがジオン軍にもぐりこむことが出来たのか。

とうとう暗殺部隊(言わずもがなのキシリア配下)に襲撃され、養父、ドン・レアボロ(アンダルシアのお城に在住)は逆に、ジオンの監視下に入ることでの命の安全を手に入れることを考えた。
それを勧めたのが、ミライ・ヤシマの父である。
有力な実業家である彼は、廃棄されかかっていたルウム・コロニー(テーマパークとして建設された)に私費を投じて、テキサス・コロニーを建設したのだった。
自由はないけど、命の保障はあるだろうということだ。

そのシーンには、若きミライさん(15歳)も登場。
すでに父の秘書として付き添っている。
娘に事業を継承させる考えだったそうで、田中真紀子氏の父上・田中角栄元総理大臣を思い出す。
彼は、海外出張(笑)のときは奥方ではなくつねに真紀子嬢を連れて行った。
そのときから、娘を将来政界に入れるつもりで修行(見聞を広め、化を売る)をさせていたのは有名な話。
ただ、唯一彼が娘を連れてゆかなかったことがある。
中国との国交正常化にあたり、彼が中国へ乗り込んだ時である。
帰れるかどうか分からない、と思っていたらしい。
それだけの覚悟で乗り込んだからこそ、正常化は実現し、彼は名を歴史に刻んだ。
こーゆー残し方ならいいんだけど、最近の政治家は悪名ばかり遺すよね。
中国で田中真紀子氏が"個人的に"歓迎されるのは、この父上があてこそのこと。
「一緒に井戸を掘った人のことは忘れない」
という中国人の思考の、いい面なんだろうな、と思う。

さて、こうして、襲撃のなか、障害を負った(でも、兄弟以外では唯一の生存者となった)養父に連れられてサイド3の隣に位置するテキサス・コロニーへ移住する。
ここでの二人の名前が、エドワウ・マスとセイラ・マスである。
名前の通り、アメリカ西部の佇まいを残したこの地で兄妹は健やかに育ったように…思いたいが、エドワウ(シャア)がどんどん性格が…歪んでゆく片鱗がうかがわれる。

そして、シャア・アズナブルという、近所の気のいい若者との出会い。
セイラにとっては、もしかしたら、初恋だったかもしれない。
それにしても、シャアはエドワウに双子のように瓜二つで年も同じ(16歳)というのが…やはり、セイラはブラ・コンか?

ザビ家の宣伝(主催、ギレン・ザビ)に載せられた未熟な若者の一例として、両親の反対を押し切って、士官学校入学を決めたシャア・阿須なぶる青年。
さて、それを知ったシャアは…ということで、わずか10台にして、人を欺き、最悪人を巻き添えにすることも(計算に入れなくても)自分の大義(目的)のためには仕方がないと割り切ってしまうシャアの片鱗がうかがわれる、ちょっと怖いシーンもあった。

そうか、こうして赤い彗星は生まれたわけだね、うん。
納得。

ISBN:4047137464 コミック 富野 由悠季 角川書店 2005/08/26 ¥609
ここからは、アニメではなかったドラマが始まる。
これはこの漫画を読んだ人が一番得をするところ。

シャアとセイラの物語…というわけで、彼あの父・ジオン・ズム・ダイクンの死(後、毒殺と判明。しかもトリカブトなのだそうだ)
奥方、つまりシャアとセイラの母であるアストライアが町の歌姫であることとか、その後輩(?)があのハモンであったこととか…背景がしっかりと出てくる。

なんと!兄(シャア)妹(セイラ)をサイド3から脱出させたのは、ラモン・ラウだったのだ!
…ってアニメでそこまで語っていたかな?
覚えはないが。

ラモン・ラル大尉がダイクン家に執着をもっていたのは何故か。
セイラと再会した時に、思わず戦いの中で戦いを忘れてしまった"こととか。
その理由が明らかになる。

ザビ家にはギレンの上に政治家タイプの長兄サスロがいたらしい。
彼も暗殺されているが、どうも下手人はザビ家の中に…しかも兄弟(妹)のなかにいるのがありありと分かる。

若いキシリアも出てくるが、その後と変わらない、酷薄な戦闘タイプで情報部を束ねている女丈夫。
ただ、子供であるシャアに逆に迫力負けしているあたり、まだまだ若さが露呈するか。

ガルマやドズル意外は、身内も敵、油断したら抹殺、というなんというかな〜という家系のようだ。
これじゃデギン(父)が年取って、穏やかな性格になった時、ガルマを可愛がるのも分からないではない。

ISBN:4047137146 コミック 矢立 肇 角川書店 2005/04/26 ¥588
ようやくジャブローだぁ!
…と思ったら、ちゃっかりシャアが再登場。

というか。
原住民と裏取引して、難攻不落のジャブローへの地下水系ルートを探り出し、そこから潜入するという、兵法としては当然なんだけど、正統派過ぎて面白味のないシャアの戦法である。

見てくれが派手(真っ赤だし)だけど、やり方は正統派なんだよね、この人は。

アムロがニュータイプの被検体として"ひそかに"検査されていたことはアニメではかかれてなかったが、この期に続くガンダム・シリーズのテーマのきっかけとしてその第一歩が漫画には描かれている。
ほとんど人体実験……。
サイテー。

シャア(キャスバル)とアルテイシア(セイラ)の再開シーンあり。
すっとぼけセイラも見られる。
名前だけの暢気な爺さんかと思っていたレビル将軍閣下(連邦軍最高司令官)が意外や意外な古だぬきであったことが判明するとともに、シャアの甘言に載せられて(ジオン軍にはこういう人が多い)移動要塞あっ寒まで繰り出してきたガルシア閣下の無能さが目立つ戦闘であった。
それにしても、
「貴様は無駄死にではないぞ」
と毎回毎回、シャアは言っているような…気が。

大量生産のジムの団体を前にして、ジオン軍が浮き足立つ。
"連邦の白いヤツ"
は既にジオンにとっては死神の別名らしい…。

「マチルダの護った艦にさわらせるかぁ!」
と名科白を残し、ウッディ大尉も戦死。


ISBN:4047136808 コミック 富野 由悠季 角川書店 2004/11/26 ¥588
第一目標値・ジャブロー間近である。

ここまで来て、リュウが戦死。
マチルダ戦死。
嗚呼もったいない…と思ったファンは多かった。
テレビアニメでは、涙が出たシーンだった。

ハモンさんもお亡くなりになったし…。
一気に潤いのなくなった巻である。

輸送隊は戦争の中で、唯一モノを作りだせる仕事だから、というのが彼女がアムロに与えた言葉だった。

ジャブロー基地の連邦軍中枢もなんだかな〜とその暢気さと言うかだらけているというか…を感じるけど、タチ中尉いわく「ラル大尉のような人材を捨て駒にするようでは、ジオンの明日もしれています」の科白にもいろいろ感じ取ることが出来る。
既にジオンはデギン公王から着々とギレン・ザビへとうつりつつあることも描かれているし…。

さすが漫画だと、人物の裏設定とか、事件の背後にあるものとかがしっかりと出てきて確認できるので、アニメで見慣れた「ガンダム」とはいえ、「ほぉ〜そうだったのか!」と感心するところも多いのだ。

ISBN:4047136476 コミック 安彦 良和 角川書店 ?588
ランバ・ラル退場の巻。

「あんな子供がほしいのか?」
大人な科白が散りばめられたあたりです。
でもって、ブライトさんの眉間と口元のしわがどんどん増えてゆく……。
ミライにまで「ブライトには失望したわ」なんていわれてかわいそうに……(笑)

指揮官は孤独なもんです。
誰にも相談できず、最終決断は指揮官のみが行う。
全責任をもって。

「ブライトは自分からは謝れないんだ。察してやれ。許してやれ。」
とアムロに諭すリュウ。
それは会社でもおんなじ。
謝れない人種って、いるんだよな〜。
ほんまは謝るのが筋だろう、それが人間ってもんだろう。
謝る勇気を持ってよ〜と思うことも多いが。


ISBN:4047136115 コミック 富野 由悠季 角川書店 2004/03 ¥609
敵方登場人物の中でも人気の高い、ランバ・ラルとハモンが登場。
…といっても、魅力的な登場人物は、敵に多いのだが。(ま、入れ替わり立ち代り、いろんなタイプが出てくるからね)

ハモンはラモン・ラルの愛人であると、これまたアニメでははっきり示されている。
富野さんてば…。

ブライトさんに反発したアムロの家出…。
しかし、ガンダムごと家出します?普通。
ブライト氏、怒る怒る…当たり前。

その辺の感覚もすごいというか、普通じゃないよねぇと感心した。

ISBN:4047135577 コミック 安彦 良和 角川書店 2003/07/24 ¥588
一言で言えば、

【ガルマ散る】

           編。

アニメでさんざんお笑いを提供してくれたガルマさま(笑)
最後まで"坊や"だったがゆえに、最後までシャアに踊らされて散っていった、"ザビ家の良心を背負った男"

ロメオ&ジュリエットを思わせるガルマの純愛はガンダム世界では少ない華やかさを提供してくれた。
シャアには笑われたけどね…。

その直前にアムロは母に再会。
おかーさんは宇宙に出るのを嫌がって、地球に残っていました。
その気持ちは、分からないではない。
わたしもいやかも。

この漫画では出てこなかったけど、そこは富野氏、書くところは徹底的に描く。
アムロの母には愛人が!

アニメでは、分かる人にはちゃんと分かるように描かれていた。
シビアというか。
人気のないアムロの父・テムさんに一瞬同情評が集まった瞬間である。


ISBN:4047135453 コミック 富野 由悠季 角川書店 2003/03 ¥588
レビューがないわ…マチルダさんなのに〜。

だだをこねるアムロ。
居直る(いまいち居直りきれない?)アムロ。

だだをこねる非難民。
とりあえず地上に降ろせとフラウ・ボウを人質にとって威嚇する避難民。

…それを逆手にとって作戦を立てる木馬のスタッフ、というかブライトさん、大人だねぇ(笑)

「今までの腰抜けの連邦軍とはちがう」
とシャアをして言わしめる木馬の戦う少年少女たちである。

シャアもね…最初はやはり距離を置いて、様子を見て、相手を量っていたから、「後一歩」のところまで追い詰めては後退していた。
アムロなんかどれほどそれで命拾いしたことか。
お陰でアムロは立派な(?)ガンダム・パイロットとして育ちました。
これも外部からの適度な(?)プレッシャー(シャア)のお陰です。

ラストにマチルダ大尉が登場。
これであっさり機嫌が治るアムロ……。

…………。
まあいいけど。

アニメでは、ブライトさんはこのとき初めて大尉になったんじゃなかったかな?
違ったかな?(←記憶が遠い)

ISBN:4047135186 コミック 富野 由悠季 角川書店 2002/11 ¥588

< 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 >

 

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