吉備といえば、古代といえば、ウラ伝説が定説。
すなわち、桃太郎に退治された鬼の伝説だけど、製鉄技術をもたらした渡来人だろう、それを大和朝廷がわがものとするべく滅ぼし自分に都合のよい歴史に変えたのだろうというのもまた定説になりつつある。

製鉄業といえば、「もののけ姫」のあれ。
優秀な鉄を作れれば、戦には勝てる。
だから皆が、欲しがる。
協力しなければ、言うことを聞かなければ、滅ぼしてでも。

嫌ですね~。


西村氏が必ずしも推理小説一辺倒ではないことを証明するように、ウラ伝説についてこの本の中にもうひとつのストーリーを描いている。
確かに面白いや、これ。

アマチュアの古代史研究家が、名声のために人を殺して手柄を横取りするほどのものをかけるのかどうかは別として、本として読み物として出すならそれなりに売上も名声も期待できるかも?というものであった。

作家ってここまでできて作家なんだろうなぁ。

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