愛新覚羅顕 王奇(字が出ないので:ホントvistaって馬鹿)二文字で表します。
あいしんかくらけんき、と読みます。

清朝末期の王族の娘(但し側室をたくさん持つので同腹異腹の兄弟姉妹はとっても多い)
日本で教育を受け、故郷(中国)がきな臭くなったときに帰国。
ただし、清朝はつぶれるし、兄の子供の面倒を見なくてはならないし、食べるにも困った状態で必死で働き、挙句文革でつかまり、初老になって解放。

無茶苦茶苦労した人の自伝である。
日本(学習院)で教育をうけたので、下手な翻訳で本文を損なうことなく日本語で書けている、というのがとっても貴重な一冊。
でも、元王女とは思えない言葉遣い。
そうでなければ生きてゆけない社会だったということだ。
最初はやっぱり(お嬢さん育ちのせいか)人が良くて、他人につけこまれたり騙されたりしている。

愛新覚羅顕 王奇は、1918年生まれ。
父は清朝八大親王の一人、粛親王。
何より、日本のスパイとして戦後銃殺された、川島芳子の妹であるという方が分かりやすいかもしれない。

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