思い当たる節が多過ぎて(笑)とっても楽しい漫画だった。(もっともレビューの雑誌そのものではないのだが…「木枯らし」という副題のついた小学館刊行の¥380の雑誌である)

当たり前かもしれあいけど、人が素朴であったかい
古き良き日本人。
言い古されようとも耳にたこができようとも、本当のことなんだから何度でも言ってしまう。

う~ん、この雑誌、自分でそろえようかな~と悩んでいるところです。

以下、昭和35年ごろの物価について。

お茶:50匁(187g)=¥100
せんべい:1枚=¥1
サンマ:3尾=¥20
花火:1本(発)=50銭~¥1

ちなみに、物語に出てくる物価の比較をしてみると。

           昭和34年     昭和21年
黄金バット(煙草)   ¥30       ¥1
散髪代         ¥200      ¥5
銭湯          ¥16        50銭
米(配給米、1kg)   ¥87       ¥2


「電灯」という短編物語では、30年代半ばの家庭の電気について細かい説明がある。
だいたい6畳の居間で600W。しかも赤っぽい電球。
台所、風呂、廊下は20~40W。

母方の実家が20年前ぐらいまでは五衛門風呂だった(しかもセメントはばーちゃんのお手製でデコボコしている)のだが、そこの裸電球も暗かったよなぁ…と思い
だした。

トイレがはるかに小さな電球だし、おまけに汲み取り式。
この世の果てのような暗い穴をまたぐのである。
そりゃ怖いよなぁ。
お化けや幽霊話のメッカになるのも当然だ。

現在の日本人が中間照明が苦手で、やたら部屋を明るくしたがるのはこの反動ではなかろうか?
と思った次第である。

「お好み焼き」の物語が一番好きだった。


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