坂の上の雲〈4〉

2008年12月1日 読書
私のは父が古本屋で買ってくれた古書(一番最初に出た本)なので、そのうち巻数とかつじつまが合わなくなってきそうだ…。

日本海海戦前夜、ってところで、ロシア駐在の公使はフィンランドへ追い出されました。
ロシアにひどい目にあっているフィンランドでは、国王自ら駅に出迎えて「頑張ってね」と激励を受けましたが、東洋のちっぽけな島国ですので、もう負けると、負けて自分たちと同じ苦しみを味わうんだろうなぁという同情票が大きいようです。

植民地になりかけた日本。
さっと叩いて、できるだけ有利な条件で講和条約を結ぶ。
日本のお家芸です。
でも、誤解しやすいのも日本のお家芸。
すぐ調子に乗って、大局が見られない。
やり過ぎて痛い目にあって完敗したのがこのあとの戦争ですね。

精神論では勝てない、ということをこの日露戦争のときの軍人は、そして政治家もよく知っていた。

どこから馬鹿になっていったんだろう?
そしてどんどん…どこまで馬鹿になっていくんだろう?
それはまだ続いている。

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