E・M・フォースター著
晶文社のオンデマンド選書。
つまり、復刻本である。
ちょっと興味があって買ったのだが、買うなり後悔したのは去年だったか…(特にそのお値段に。なんと3,360円也)

アレクサンドリアの歴史、というよりも思想史的記述なんだよね。
私の苦手な(笑)
エジプトの、アレキサンダー大王の、プトレマイオス王朝の、ローマの、イスラムの…と続く彼の地に生まれ育まれた思想、そして科学。

ふんふんと読んでいま丁度半分ぐらいかな。
彼の地の文化は爛れている。
豊かすぎて、膨らみすぎて、余裕がありすぎて、おかしなものが生まれる。

文明の揺籠のお土地柄だから、それも仕方がないかもしれぬ。


著者自体が1879年生まれ。
1970年死去。(長生きだねー)

彼がばりばり書いていた(本職は小説家だそうです)時代。

その当時の分析?
その当時の常識?
その当時の通説?

そしてこれは、歴史を描くというよりもエジプトを旅しようと言う人のためのガイドブックなんだそうで。
その割には、思想史が……(笑)
そこから入るしかないのか?
それとも現代の旅人が、その地を作り上げた、あるいはその地の奥深くに溜った思想を軽視しすぎるのか?

私はそんなところからは入りたくはないが。


そうであれ、最後まで読み切るのに時間がかかりそうだ…。

コメント

nophoto
Affinity
2011年10月5日3:36

I really cuoldn’t ask for more from this article.

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