トラファルガー残照 〜ラミジ艦長物語21〜
ダドリ・ポープ 著
小牧 大介 訳

1805年10月
スペイン沖(ジブラルタルの西) トラファルガー

フリゲート艦 カリプソ号

いよいよである。
10月21日午後4時半。
9月29日に47歳の誕生日を迎えた英国の提督サー・ホレイショー・ネルソンが死去した時間である。
彼はその3時間前、自らの旗艦・ビクトリー号上で狙撃手に打ち倒されたのであった。

スペイン艦隊とフランス艦隊が連合して英国艦隊に向かってくる。
圧倒的に敵の兵力が大きいが、英国は手持ちの武器でやらねばならないし、今までもそうやってきた。
ラミジは敵艦隊の出港の日取りを探るべく、敵地に潜入する。
話のメインが海戦なので、われらがラミジのスパイ活動はあっという間に終わりを告げる。
フランスではなくスペインだということが、ことを容易にしているのだろうか?

トラファルガー広場のネルソン像。
今もパリをにらんで立っているその像を、一度はこの目でみたいものだが…
なんで先にナポレオンの棺なんかを見ちゃったんだろうなぁ(笑)運命は悪戯好きだ。

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