友人からのレンタル品です。
だいたいSAGAという言葉自体が北欧由来のも…だったんじゃないかな?

ユグドラジルの大樹。
天を往くヴァルキュリア。

北欧神話はヴァイキングの神話でもある…と思う。

ヴァイキングの漫画、というのは珍しい。
映画では有名なものもあるけれど、日本人には…親しみのない分野ではないだろうか。

ヴァイキングには、特に英国は随分ひどい目にあったけれど、ヨーロッパ各地は押し並べてひどい目に会っている。
海岸線の町や村だけではない。
結構内陸にまで入り込んで略奪を繰り返したから、村には石造りのでっかい塔があって、ヴァイキングが来るたび村人全員がそこに逃げ込んだという話もある。

のちの時代に地中海を荒らしまわったサラセン海賊というのがいて、地中海に面する町や村には海賊除けの城壁やひみつお逃げ道・洞窟などが存在するのだが、それと似たようなものだ。
結局ヨーロッパというところは、たくさんの民族が陸続きで生きているのでカオスのごとき血で血を洗う民族闘争・殺戮・勢力争いが起こるのだろう。

…で、出来上がったのが現在のヨーロッパ民族というやつだ。
そこから派生したアメリカやカナダも同じで、血なまぐささを理性で抑えようとするからやたらと理屈っぽかったり、キリストやマホメットなどの一神教で力強く抑えつけるしかない、という事情をわれらは考慮してやらねばならない。

ところで、この第一巻には、コロンブスより遥かに早く新大陸を発見したレイフさんが出てくる。
銅像とは…そして歴史書にかかれるようには格好良くはないけど、まあいい。

ヴァイキングが如何なる理屈で、いかなる彼らの流儀(決して正義などではない)で戦いに明け暮れたのか、その幕開けの第一巻。
導入はばっちりだ♪

櫂と帆で大海を乗り切った海の男たちに乾杯♪

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