夜行列車の女

2008年8月25日 読書
そして誰もいなくなった……

派手な終焉が待っている。
十津川警部シリーズで、ここまで派手なのは珍しいのではないかな?

事件に関係した多くの人(加害者も被害者も巻き添えも)がみな、いなくなってしまった…とは。

東京から四国、あるいは山陰に向かう(岡山で分岐する)夜行列車に乗り込んだ旅行写真家は一人の美女に出会う。
"女にだらしがない"と評判の彼は彼女に近づくが、翌朝女は絞殺死体で発見される。
第一容疑者は写真家となり、無実を訴えるが……("女にだらしがない"男性にいい教訓では?同じことを繰り返しているみたいだしなー)

二転三転。
次から次へと容疑者があらわれ、推理が追いつく暇もなく新しい被害者があらわれ、十津川警部もいいように翻弄される。

事件には一つの流れがあり、その最深部に最大の黒幕がいると気がついた時、数年にわたって暖められてきた復讐の炎が一気に燃え上がる。

やるかやられるか。
復讐は、かたき討ちは正当な好意なのか?
いまの不十分な法律(特に殺人に対して)に対する疑問を呈しつつ、物語はクライマックスへと進む。

なんか、すごい展開です。
ラストもここまで派手だとテレビ向きかな?


物語の中にちらりと出てくる道後温泉…一度行きました。
また行きたいです。
みかんの羊羹が美味しかったなー。
道後温泉で出たおみかんも美味しかったし♪

それよりもなによりも。
夜行列車…ではなく、寝台車!
それもトワイライトエクスプレスに乗って北海道に行きたい!
    北海道<トワイライトエクスプレス
というのが私の本音だけど。
北海道一泊で往復トワイライトエクスプレスでもいいなぁ〜と思っているのだが、誰がそんなのに付き合ってくれるだろうか?

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