新書番だけど中身は漫画という…かなり変わった体栽の漫画本である。

手塚治虫の全集は、父の代から集めていたのが長い間持っていたけれど、何やかやで手放して今ではほとんどない。

戦争漫画、ということでテーマで集めているこの親書漫画本は、あちらこちらから引っ張ってきているので読み覚えのある漫画もいくつか入っていた。
「大将軍森へ行く」がそう。

考えさせられたのは「処刑は3時に終わった」である。
時間を引き延ばすことができる新薬をユダヤ人科学者(医者)から奪い取ったナチスの将校が、自分の処刑の瞬間に薬を服用することで逃げる時間を稼ごうとする。
わずか数秒が数時間にもなるという薬。
縄を解いて処刑場から逃げ出すには十分だ…ということだったのだが。
さてどうなるか?

意外な落とし穴。
人間が人間である理由。
そういうところを突っ込んで描く手塚漫画はやはり感慨深い。

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