孤島の人質 〜ラミジ艦長物語17〜
2008年8月18日 読書
1802年 アミアンの和約により、英仏戦争は一旦休戦
ニコラス・ラミジ 27歳
フリゲート艦 カリプソ号
久しぶりにまた読み始める。
実は、他に何かないかな〜とレイ・ハリスンの「ジョン・ブルの誇り」なんかを読んだりしていたのだが…。
平和になって軍艦はどんどん就役を解かれてゆく。
士官は陸上にあげられて路頭に(笑)迷い、水兵は故郷や自分の好きな所に散っててんでバラバラになる。
息切れしたナポレオンが、戦争アイテムの再収集に励む間の息抜き、とわかっていながら英国は自ら戦闘態勢の解除に努めるのであった。
阿呆である。
とは言わないが。
ラミジや父・ブレージー伯爵はそう思っている。
おまけにジアナが…平和を過大評価してボルテラへ帰ると言いだし、説得に応じないまま大陸へ向けて旅立ってしまった。
なんという短慮!とむかむかしながらラミジは平時の任務、薪水補給のための無人島を調査するべく南大西洋へむけて船出した。
ところが。
平和になって困るのは国王から免状をもらって公認の海賊行為を働いている私掠船も同じである。
平和になったら、自国・敵国・第三国関係なしにとっ捕まえては売り飛ばし乗客は殺し、という非道を行っているらしい…と気がついたのは、その無人島のはずの島に捕虜の商船が何隻も係留されていたからだ。
商船の乗員乗客という人質を取られた形のラミジ。
しかしこんな状況を無視して通り過ぎるわけにはいかない。
さて、どうするか…?
ジアナとの決別がはっきりしたとたん、ロックリー公爵の令嬢・サラーとの出会いがある。
ご都合主義ではあるが(笑)ヒーローは仕方がないのか。
ジアナを崇拝するラミジの愉快な一団は、どう思ったんだろう?本当のところ。
ニコラス・ラミジ 27歳
フリゲート艦 カリプソ号
久しぶりにまた読み始める。
実は、他に何かないかな〜とレイ・ハリスンの「ジョン・ブルの誇り」なんかを読んだりしていたのだが…。
平和になって軍艦はどんどん就役を解かれてゆく。
士官は陸上にあげられて路頭に(笑)迷い、水兵は故郷や自分の好きな所に散っててんでバラバラになる。
息切れしたナポレオンが、戦争アイテムの再収集に励む間の息抜き、とわかっていながら英国は自ら戦闘態勢の解除に努めるのであった。
阿呆である。
とは言わないが。
ラミジや父・ブレージー伯爵はそう思っている。
おまけにジアナが…平和を過大評価してボルテラへ帰ると言いだし、説得に応じないまま大陸へ向けて旅立ってしまった。
なんという短慮!とむかむかしながらラミジは平時の任務、薪水補給のための無人島を調査するべく南大西洋へむけて船出した。
ところが。
平和になって困るのは国王から免状をもらって公認の海賊行為を働いている私掠船も同じである。
平和になったら、自国・敵国・第三国関係なしにとっ捕まえては売り飛ばし乗客は殺し、という非道を行っているらしい…と気がついたのは、その無人島のはずの島に捕虜の商船が何隻も係留されていたからだ。
商船の乗員乗客という人質を取られた形のラミジ。
しかしこんな状況を無視して通り過ぎるわけにはいかない。
さて、どうするか…?
ジアナとの決別がはっきりしたとたん、ロックリー公爵の令嬢・サラーとの出会いがある。
ご都合主義ではあるが(笑)ヒーローは仕方がないのか。
ジアナを崇拝するラミジの愉快な一団は、どう思ったんだろう?本当のところ。
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