病院の待ち合いは読書が進む。
涼しい。
静か。

急展開のこの本、一気読みしちゃったよ。
細かい事件もあるけれど、それが郭登場人物のご紹介になりつつ一手に向かって突き進む。のんびりとだけど。

ははぁ、なるほど。
これがしたいがためにこう振ったかな、と思うことも多々あるけれど、主人公・郁のキャラクターの面白可笑しさでそれはどうでもいいかと思うレベルだ。

それにしても…良く泣くなぁ。
若い子だから。
女の子だから。

社内では、くやし涙はあっても、悲しくて、あるいはぶりっこで、という泣き方をする女子社員を見てこなかった私。
こうも簡単に泣いて(しかもそれにもれなく決め技が付いてくるんだけど)くれるので可愛いといえばかわいいんだろうが…

まあほのぼのしてていいかも。
親子・兄弟の関係修復も結構。
あるべき形に収まってきたかな。

貴貨おくべし。

秦の始皇帝かい、作家さんは(笑)
扱いを間違えたらこわいぞ〜って、面白いおじさんではあった。
9・11直後だったので、東京のアメリカ大使館前で職務質問と手荷物検査を受けた身としては、大使館前の攻防戦はとても興味深かった。
まるで北京の大使館に駆け込む脱北者のようだな、とちょっとそんなことも思ったが。

関西の図書隊が出てきたのもうれしかったけど、阪神百貨店のおばちゃん…その威力は尽大である。
さすがである。

あ、それと。
女の園は怖いもんだ。

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