ナオミ・ノヴィク 著

レンタル本です。
急いで読まなきゃ…とがんばる必要なし。
読み出したら止まらず。

今朝、読了。

面白かったー♪

時代はナポレオン戦争当時。
ナポレオンが英国本土進攻を虎視眈々と狙い、英国の海峡艦隊のドーバーの守りとともにフランス艦隊を封じ込め…というのは歴史上普通に語られていること。

ところが!
ここにドラゴンが登場するとしたら?
おっきな輸送船を帆ではなくドラゴンが運んでくるとしたら?

英国侵攻は難しいことではない。
ましてやフランスはドラゴンの量産地で政策のためにドラゴンを反逆罪でギロチンにかけることもできる。
英国はドラゴン不足で、反逆者であれ人間(乗り手=担い手という)は処刑してもドラゴンは繁殖のために利用しようとする…お国柄によるやり方の違いがある。

陸軍・海軍・そして空軍(!)
三軍を駆使して戦う英仏の物語…というより人間とドラゴンのきずなの物語である。

主人公は英国"海軍"の艦長ローレンスであるが、一隻のフランスのフリゲート艦を拿捕したときに彼の運命が変わった。
ドラゴンは担い手(乗り手)を自分で選ぶんだそうで…選ばれました。はい。
それで海軍士官として築いてきた彼の半生は真っ白になったわけで落ち込むわ、落ち込むわ…でも、そのドラゴン・テメレアと会話を続ける(会話はできます。種にもよりますが、ドラゴンも知性は高いのです)家に彼らの間には切っても切れない愛情が…いや、友情が生まれるのだった。

よそのドラゴンを構うとうなり声をあげてやっかむテメレア。

ただ一人に忠誠(友情)を誓い、わき見をしないところは、まるでしゃべる犬みたいですが…。いや、浮気を見はる彼女か?(雄なんだけど)

乗り手は女性じゃなきゃいやだ、とかいう種類のドラゴンもいて、なかなか個性豊かで面白い。

何よりしゃべれる、知性がある、というので、人間と、あるいはドラゴン同士で会話が成立するのがいい。
思わず笑ってしまうような話をしていたり…ローレンスがテメレアに教えたくない知識(なぜ人間は家族ではない人のところ=娼館へ泊まりに行くのかとか)をドラゴン同士の会話でさっさと仕入れていたりするので、逆にそれを指摘されてひっくり返りそうになった、とか。

いいなぁ〜。
こういうの。
牛や羊やマグロやいるかを頭からむさぼりくらって顎の周りを血や骨やその他いろいろなもので汚している、というあたりはまあスルーして(笑)

湖で泳ぐドラゴン…というのも、いいかも。

とっても楽しみなシリーズである。(これはヒットするはずだわ)

参考
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4789732266/sr=1-1/qid=1218160977/ref=dp_image_0?ie=UTF8&;;

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