中巻、読了。

映画では東京に行くのが嫌で大揉めに揉めていたのだが、原作ではあっさりと東京赴任しちゃう鶴子夫妻+α。
(当時は下女ごと引っ越したのかーと感心。てっきり首かと思ったのだが)

芦屋と東京の間を姉妹が行ったり来たりして、東京に行くたびに食べ物屋を渡り歩くのがなんだがいまどきの若い子を見るようで、あるいは情報誌を読むようで面白い。

あっちへ行って買い物。
こっちへ行って食事+ビール。

へえぇ〜と思うのは、いかにええとこのお嬢さん奥さまとはいえ、戦前はやっぱりかなり自由が効いたんだな、ってことだ。

ビールの味が忘れられずにもう一度…なんて、女ひとりでそんなこと、今でもするかなぁ?

コメント

nophoto
睡蓮
2008年8月6日17:40

>女一人でも・・
いやいや、今でこそ普通でしょう〜家で飲むなら勿論のこと。
私の知り合い(女性)は、海外から帰ってきた後、梅田地下の立ち飲み屋に直行して、冷やのコップ酒に焼き鳥その他を食べて初めて日本に帰ったと実感すると言ってたし。

やっぱりこの時期だと、帝都東京の自由さと、因習の残る関西との違いっていうのが、鶴子家族の大阪に居たときと東京に行ってからの違いに書き表されているように思います。

翠雲
翠雲
2008年8月6日18:22

その人はすごいと思う…とりあえず私の知り合いにはおりませんな(笑)男でも。
つうか、それはあんまり普通ではないような気が(笑)
まぁ、家でなら全然OKでしょうね。

アルコールを飲む、煙草を吸う、というのは今でもやるけど昔(戦前)の方が豪快だったのでは、と思います。
ストレートだったというべきか。
やり方も表現も。…飲み方も。

今の方が体裁を気にするというか、平等で自分というものの背景になにもない分格好をつけるというか、見せ方を気にしながら飲むと思うんですね。
ええ格好しながら…だからカクテルとかパブとかお洒落系が流行るのかなと。
お酒ってアイテムは、意外に格好をつけたくなるものだから。

戦前の帝都が自由だったかどうかはよくわかりませんが(そういう小説をほとんど読んでいないので)、まあ世帯主の性格も大きいやろうねぇとは…思います。

辰雄さんはなんと言っても婿養子ですから(笑)

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索