病院に持ち込んだ一冊。
寸前に入手して、そのつもりで読まずに我慢しておいといたのだった。
これはちょっと昔の話。
昭和57年初出。
だから人間関係が違う。
微妙どころか、だいぶ違う(笑)
まず、十津川警部。
独身で、婚約者・妙子(もちろんのちの奥さん・直子とは別人)のことで悩んでいる。
でもって、やたら煩悩(悩み事)にとらわれている様子というか、若いというか。
私たちが現在、テレビドラマや小説で目にする十津川警部は、事件を一歩引いたところから観ている。
若手刑事が突っ走ると、まあまあちょっと待て、一歩おいて熟考してみよう、という感じなのだが、この小説では頭から事件に突入しているような感じだ。
ずいぶん違う十津川警部。
これは著者の心境の違い、書き方の違い、人物設定の違いなど、その歴史自体を感じられて面白い。
話自体も生々しくて、複雑(現在の小説は結構シンプル)で、重い。
過去の十津川警部を知らない(笑)身としては、ちょっと驚きの一冊だった。
寸前に入手して、そのつもりで読まずに我慢しておいといたのだった。
これはちょっと昔の話。
昭和57年初出。
だから人間関係が違う。
微妙どころか、だいぶ違う(笑)
まず、十津川警部。
独身で、婚約者・妙子(もちろんのちの奥さん・直子とは別人)のことで悩んでいる。
でもって、やたら煩悩(悩み事)にとらわれている様子というか、若いというか。
私たちが現在、テレビドラマや小説で目にする十津川警部は、事件を一歩引いたところから観ている。
若手刑事が突っ走ると、まあまあちょっと待て、一歩おいて熟考してみよう、という感じなのだが、この小説では頭から事件に突入しているような感じだ。
ずいぶん違う十津川警部。
これは著者の心境の違い、書き方の違い、人物設定の違いなど、その歴史自体を感じられて面白い。
話自体も生々しくて、複雑(現在の小説は結構シンプル)で、重い。
過去の十津川警部を知らない(笑)身としては、ちょっと驚きの一冊だった。
コメント