びわ湖環状線に死す
西村京太郎 著
光文社刊

すみません…

琵琶湖環状線って呼称、知りませんでした…

新快速が特別料金(特急券とかの)不要なのは当たり前だと思っていました…

この小説の中でわざわざ書いてあるのを読んで、????

これってあたりまえじゃなかったのか!と今頃気がついた次第です。
(だって民営の阪急とか阪神だと特急料金も不要だし)

琵琶湖のまわりで起こりう不可思議な事件の数々。

東京で身寄りのないものとして死んだはずの男の遺品を届けようと動く保養(慈善)施設の職員を脅す謎の男。

一見関係内容に見える、被害者たち。

たまたま…身元が分かったがために起こる殺人事件。
ひとつ条件が外れていればこんなことにはならなかったのだろうか?

最後の最後に、上手の手から水が漏れる…は西村京太郎の作品に多い展開だが、人間なんて所詮はそんなもの。
完全犯罪なんてないのかもしれない。

一番気の毒なのは、妻に裏切られ、放浪の果てに末期癌で死んでしまった男か?
それとも単なるダミーとして葬られた縁もゆかりもない女か?

これもひとつの人生か。
だとしたらどこで清算しているのか謎だ。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索