内視鏡での処置日だったが、下巻に手を出してしまった……
だって飲食できないし。
退屈だし。

まあそれぐらいに引き込まれる本であったということだ。


情報分析のスペシャリストにして、現職大統領に喧嘩を売っている上院議員の娘でもあるレイチェルである。
30代半ば…のはずだが、一緒に命を狙われている海洋学者と宇宙学者と、三人ですごいアクションのすえ、なんとかかんとか危機一髪で逃げまくっているのがすごい。

彼らの口をふさごうとする本人は、自分が正義だと思っているが、その?氏が登場するのが最後の最後。
(これだと部下がかわいそうだよぅ)

……

だまされたー!(笑)
うまいよーダン・ブラウン!

ってところでしょうか。

「大義のための小さな犠牲」とは、加害者が言うセリフだ。
自分が被害者で言うならまだわかるが、ミサイルで狙いをつけられて言われても、納得できるセリフではないよなぁ。

ある女性の心の揺れ動き方が、とっても微妙で良くわかる。
どっちにつくの?とは思ったし、でも最後は泣いて逃げてゆくのかなと思ったら、ものすごいメガトン級のしっぺ返しをしてしまった…さすがアメリカ女性だ。

ラストがハッピー♪なのは、作者が人間というものを最終的には信じている証拠ではないだろうか。
何かの形で希望を抱きたい、というメッセージではないかと思う。

ところで、読後の感想のひとつとしては、ハンマーシャークがあったかい海が好き♪という雑学は不要だった気がする…

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