吹雪の山荘〜赤い死の影の下に〜
2008年4月9日 読書 コメント (2)
東京創元社
創元クライム・クラブ
2,000円(抜き)
本格リレー・ミステリと銘打って、執筆者は次の6人である。
笠井 清
岩崎 正吾
北村 薫
若竹 七海
法月 綸太郎
巽 昌章
年末の雪深い清沢郷の山荘に集まった酔狂な客たち。
幽霊がでると評判の小屋へ、もの好きな一行が足を向けた。(よせばいいのに)
日付の変わろうというその時、その小屋で首のない死体が見つかったのである。
しかも、女装した死体が。
作風の違う作家が、ここまで突っ込んで書いて次の人にバトンを渡す…って渡されて、良くそれで展開できるなぁと感心する。
どの部分を深く掘り下げるか、人が変わるたびに変わるんじゃないかと余計な心配までしてしまう。
それぞれの推理作家の、持ち駒(主人公)が出てきても「あやや〜」と思うすっとん狂なせりふ回しが在ったりするのもそのせいだろう。
有栖川有栖氏が土壇場で参加不可能になった、という後書きを読んで、私はとっても残念だった。
彼ならどんな風にまとめただろうなぁと思う。
でもって、学生有栖川有栖くんのあの悲惨な運命はもしかしたらなかったのでは?と思うしだいである(笑)
もちろん、彼が出なくても話はちゃんと終着している。
そこに至る話の内容自体もとっても高度、高次元、というか「もしもし?」「正気ですか?」と思うこと多し。
まあ最期はちゃんと良識と常識の範囲内に戻してはくれるけどね。
みんなドリーム入ってます?
という場面が多いからね。
創元クライム・クラブ
2,000円(抜き)
本格リレー・ミステリと銘打って、執筆者は次の6人である。
笠井 清
岩崎 正吾
北村 薫
若竹 七海
法月 綸太郎
巽 昌章
年末の雪深い清沢郷の山荘に集まった酔狂な客たち。
幽霊がでると評判の小屋へ、もの好きな一行が足を向けた。(よせばいいのに)
日付の変わろうというその時、その小屋で首のない死体が見つかったのである。
しかも、女装した死体が。
作風の違う作家が、ここまで突っ込んで書いて次の人にバトンを渡す…って渡されて、良くそれで展開できるなぁと感心する。
どの部分を深く掘り下げるか、人が変わるたびに変わるんじゃないかと余計な心配までしてしまう。
それぞれの推理作家の、持ち駒(主人公)が出てきても「あやや〜」と思うすっとん狂なせりふ回しが在ったりするのもそのせいだろう。
有栖川有栖氏が土壇場で参加不可能になった、という後書きを読んで、私はとっても残念だった。
彼ならどんな風にまとめただろうなぁと思う。
でもって、学生有栖川有栖くんのあの悲惨な運命はもしかしたらなかったのでは?と思うしだいである(笑)
もちろん、彼が出なくても話はちゃんと終着している。
そこに至る話の内容自体もとっても高度、高次元、というか「もしもし?」「正気ですか?」と思うこと多し。
まあ最期はちゃんと良識と常識の範囲内に戻してはくれるけどね。
みんなドリーム入ってます?
という場面が多いからね。
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