夕べから読み始めている、友人からのレンタル本。

愛新覚羅 浩(あいしんかくら ひろ)さん、というのは、清朝最期の皇帝・溥儀の実弟溥傑氏に嫁いだ日本女性である。

かの「ラストエンペラー」という映画にもチラッと出てきた。
舞踏会だか晩餐会だかに招待されて夫とともに挨拶をしているところ。
その時彼女のおなかには長女が宿っていて、子供が生めない皇后がそれをじーっとみつめるというシーン。

少し前、テレビドラマ化されていたけれど、昔々、映画化されてもいたようだ。

もともとこの自叙伝をもとに映画もテレビも作っているのでそれをなぞっているような気がするのは当たり前。
見たことあるような聞いたこと在るような気がするのも
当たり前。
とはいえ、小説ゆえの味がある。
面白い。
読みやすいし。

しかし。
絶筆に尽くしがたい、というのはこれか。
生きるか死ぬか。
二つに一つ。

それを乗り越えてきた人が強いのは当たり前か。


ISBN:4391108186 − 愛新覚羅 浩 主婦と生活社 1984/11 ¥1,260

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