とりあえず暗記。
そして長じてその意味を知る。
しみじみその意味するところを噛み締める。

昔の教育ってそういう部分が多かった様に思う。
今の教育、ゆとり教育がどういうものかは知らないが。

漫画でも、何度も読み返しているのに、何度目かに、「あれ」と気がつくことがある。
何度も読み返しているのに、だ。

説教臭くないんだけど、なにか考えさせてくれる。
あったかい気持ちになれる。
そんなストーリーって読後の気持ちが良い。

ひかわきょうこ氏の漫画というのは日常なんだけど、当たり前だと思っているんだけど当たり前にできていないことがよくテーマに上がっているンだろうと思う。
この漫画もそう。
人間離れした超能力を持つ人間が存在する世界。
彼らと同時に同じ世界に存在する"普通の人々"は、彼らに比べて劣っているものなんだろうか?

人は皆が支えあって生きる。
意識は根底で繋がっているはず。
微力でも力をあわせて生きている。
良い方向へもっていこうと力をあわせている。

言い古された言葉だけど、この漫画はその奥底に意味するものを判りやすく言おうとしていたんだな、と今更ながらに気がついている。

この人の絵は今も昔も変わらない。
ある意味驚異だけど、古いファンにはそれも嬉しいことだ。

ISBN:4592175441 コミック ひかわ きょうこ 白泉社 2003/04/10 ¥410

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