随分前に古本屋で入手して、ちょびちょびと読んでおったのが、現在ようやく下巻である。

恋敵(と一方的に思っている)・ミハイロフ大尉に「アリアズナは貴方にぞっこんだ、俺は諦める」といわれて焦る広瀬武夫である。
国のため海軍の為にロシアに留学し日々(海軍・海事の)勉学におさおさ怠り無い自分であるのに、なんで恋などと〜といいつつ、どうしたらよいかと加藤寛治に相談して名付け親になってやるなどとからかわれたり、夢の中に故郷の家に着物を着て菜の花を持ったアリアズナ"夫人"が出てきたり……嗚呼純情。

古い写真資料なども親切に乗っけてあるし、広瀬のロシア留学時代の行動も詳しく描かれている、そしてこんな話もあったりするので、おもしろおかしく読める。

*レビューには上巻のみでる。
仕方が無いのでそれを利用した。

ISBN:4022591579 − 島田 謹二 朝日新聞社出版局 1976/01 ¥1,173

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