コランタン号の航海 1―水底の子供 (1) (WINGS COMICS)
2008年2月17日 読書
航海がまっさきに後悔と変換するのがなんとなく気になる今日この頃である……
さて。
時は19世紀初頭。
ところは英国。
舞台は大英帝国海軍……!
ええ〜!
こんな漫画があったんだ!!
と、飛びつきました。
勿論、あたりかはずれか、勝負は五分五分。
狂喜乱舞か失意のどん底か…それは良く分かっているような漫画。
掛け声とかもう下手に訳さずそのまんま英語で書いているし、艦(帆船)内部のあれやこれや丁寧に書かれている。
なにこれなにこれ、な〜んてマニアック!(笑)
1811年から始る物語なので、かのネルソン提督はもうお亡くなりになってますが、ナポレオン戦争が終わったわけではない。
活躍の舞台はな〜んぼでも!ある。
おっといけない内容内容…。
工業地帯で成功した富裕階級の出身である主人公・ルパート・ユースタス・マードック海尉は、なにかと噂のフリゲート・コランタン号に二等海尉として着任した。
何かと噂…のこの帆船の噂とは、すなわち「出る」ということ。
フランスの艦であった彼女を拿捕したのが今の艦長メリーウエザーであるが、そのいきさつからしてなんとも奇妙奇天烈・摩訶不思議。
あたかもメアリー・セレスト号*のごとく…
海尉になる寸前に死んだ士官候補生の幽霊とか。
Dr.マチュリン以上に異常な軍医とか。(被り物とアフリカよりの性格は「動物のお医者さん」の漆原教授かな?)
コランタン号を目の仇にするフランス人大佐とか。
機械化されて技術と生産量が飛躍的にアップしたというその現実を見て育ったマードック海尉は、はっきりとした現実主義者。
言い換えれば石頭。
決して怪異を信じようとはしないのだが…如何せん、船乗りは迷信深いのが当りまえ。
さて。
彼の航海は順調に進むのか?
う〜ん。
もっと早く知りたかったな〜これ。
最高に面白い!
帆船祭が大阪で行なわれてからもう20年以上がたっている(30年近いか)
当時一気にブレイクした海洋冒険小説(早川文庫をメインにした)の薫陶を受けた世代が創作側に回っていても十分な年月が過ぎている。
結構な話だ。
善哉善哉。
あ〜嬉し!
*メアリー(マリー)・セレスト号事件:
アメリカから英国に向かう途中、大西洋を漂流中のメアリー・セレスト号が発見された時、船内には誰一人いなかった。
勿論、嵐にあった様子も海賊に襲撃された様子もない。
誰もいない、という事は、死体も無いということなのだ。
今にも食べるばかりに準備された食卓であるとか、掛けられた洋服であるとか、今の今まで普通に人が生きて動いていただろうと思われる船内の様子に、当時の世論は"幽霊船"のいきさつをあれこれと推測し沸騰した。
?竜巻に遭遇し、危機を感じた乗組員がボートで逃げ出したが、船は竜巻に飲み込まれること無く彼らを大洋上においたまま走り去ってしまった。
?おおだこ、あるいはオオイカ(つまり怪物ですね)が現れて乗組員を深海に引きずりこんだ。
?何かの陰謀に巻き込まれて乗組員全員が殺害・海に投棄された。
などなど…諸説あるが、未だに謎のままである。
ISBN:4403618820 コミック 大木 えりか 新書館 2007/10 ¥578
さて。
時は19世紀初頭。
ところは英国。
舞台は大英帝国海軍……!
ええ〜!
こんな漫画があったんだ!!
と、飛びつきました。
勿論、あたりかはずれか、勝負は五分五分。
狂喜乱舞か失意のどん底か…それは良く分かっているような漫画。
掛け声とかもう下手に訳さずそのまんま英語で書いているし、艦(帆船)内部のあれやこれや丁寧に書かれている。
なにこれなにこれ、な〜んてマニアック!(笑)
1811年から始る物語なので、かのネルソン提督はもうお亡くなりになってますが、ナポレオン戦争が終わったわけではない。
活躍の舞台はな〜んぼでも!ある。
おっといけない内容内容…。
工業地帯で成功した富裕階級の出身である主人公・ルパート・ユースタス・マードック海尉は、なにかと噂のフリゲート・コランタン号に二等海尉として着任した。
何かと噂…のこの帆船の噂とは、すなわち「出る」ということ。
フランスの艦であった彼女を拿捕したのが今の艦長メリーウエザーであるが、そのいきさつからしてなんとも奇妙奇天烈・摩訶不思議。
あたかもメアリー・セレスト号*のごとく…
海尉になる寸前に死んだ士官候補生の幽霊とか。
Dr.マチュリン以上に異常な軍医とか。(被り物とアフリカよりの性格は「動物のお医者さん」の漆原教授かな?)
コランタン号を目の仇にするフランス人大佐とか。
機械化されて技術と生産量が飛躍的にアップしたというその現実を見て育ったマードック海尉は、はっきりとした現実主義者。
言い換えれば石頭。
決して怪異を信じようとはしないのだが…如何せん、船乗りは迷信深いのが当りまえ。
さて。
彼の航海は順調に進むのか?
う〜ん。
もっと早く知りたかったな〜これ。
最高に面白い!
帆船祭が大阪で行なわれてからもう20年以上がたっている(30年近いか)
当時一気にブレイクした海洋冒険小説(早川文庫をメインにした)の薫陶を受けた世代が創作側に回っていても十分な年月が過ぎている。
結構な話だ。
善哉善哉。
あ〜嬉し!
*メアリー(マリー)・セレスト号事件:
アメリカから英国に向かう途中、大西洋を漂流中のメアリー・セレスト号が発見された時、船内には誰一人いなかった。
勿論、嵐にあった様子も海賊に襲撃された様子もない。
誰もいない、という事は、死体も無いということなのだ。
今にも食べるばかりに準備された食卓であるとか、掛けられた洋服であるとか、今の今まで普通に人が生きて動いていただろうと思われる船内の様子に、当時の世論は"幽霊船"のいきさつをあれこれと推測し沸騰した。
?竜巻に遭遇し、危機を感じた乗組員がボートで逃げ出したが、船は竜巻に飲み込まれること無く彼らを大洋上においたまま走り去ってしまった。
?おおだこ、あるいはオオイカ(つまり怪物ですね)が現れて乗組員を深海に引きずりこんだ。
?何かの陰謀に巻き込まれて乗組員全員が殺害・海に投棄された。
などなど…諸説あるが、未だに謎のままである。
ISBN:4403618820 コミック 大木 えりか 新書館 2007/10 ¥578
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