これもまた中途半端にそろえてあったのだが…まあ話は大体わかるしかまわへんといえばそうなので、とりあえず読んでみた。

西田敏行主演の例の映画。
その原作漫画だけど、まさかこんな4コマ漫画みたいなあっさりさっぱりとした可愛らしい絵柄の漫画だとは…!

思わなかったよー。

だまされたー。

浜ちゃんは浜崎さん。
ハマザキではなく、ハマサキといちいち訂正して回るのが面倒くさいのではないか?
だから浜ちゃんで済まそうと思っているのではなかろうか?と思う。
まあ些細なことだが。

でもって、どうやらな〜んにも考えていない釣りバカではない。
いや、それに限りなく近いけど。
ずれてるけど。
ブレてるけど。
悪意は無い。
常に"素"で"天然"

そして物語自身も、釣りのことばかりかと思えば、違うということも知った。
企業のシビアさ。
出世競争、派閥、労組、同業他社との競争…。
外国の介入。
社会問題。
などなどなど。

社長が、大統領顧問が、滔滔と自分の説を展開するシーンは圧巻である。
そういうきちっとした社会背景。
リアルな"現実"という地盤を作ってあるから、この物語が支持されるんではないかと思ったりしたのであった。

嘘じゃないし。
嘘っぽくないし。
リアルだから、そのリアルに御伽噺を紛れ込ませた〜みたいに。
夢を見る。
夢が見られる。

たとえれば、島津のサラリーマン・田中さんのノーベル賞みたいなもんかも。
なんていろいろ思ったわけである。

まあリアルな現実を、ゴルゴ13みたいな劇画でやられるとものすごーく重い紙面になるやろうケド。

ISBN:4091814433 コミック 北見 けんいち 小学館 2007/08/30 ¥530

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