ボースンさまんちで、楽しそうに語られていたこの本…なので、興味津々で入手に動いた…ら、在庫なし。
絶版…?
なんの負けるかと古本屋へ場所を変え、意外にあっさりと入手。
今途中ですが、確かに、面白いですわ。

銀幕の、とあるので、昔の映画も今の映画も偏った見方しかしていない私についてゆけるだろうか?と思ったが、なんのなんの面白い!

こういう家具はね、と超有名・超高級なイスとか写真(映像の一部分とかもある)つきで出てくる。
そもそも私は、家具とか小物を見るのも楽しいのだ。
そこで、ここではなぜその椅子を選んだのかという監督の意図、(アメリカ映画がほとんどなので)アメリカ社会の生活常識、その家具が人にどういう心象を与えるのか等々を解説されると「はぁ〜成る程!」と上質の心理学を教えてもらっているようで非常に楽しくなる。
だから、映画のほとんどを見ていなくても楽しめるわけだ。
逆に「ほぅ、そういう映画があるのかね」と興味がわく。
……しかし、LDになってません、という注釈の映画が多いねぇ。
それってDVDにもなってないような気がするよ……。

ただ、私の好きな西部劇とか(昔の)戦争映画とかでは家具のコンセプト・置かれている意味はあんまり関係なさそう……?
だって、放り投げられたり蹴飛ばされたり、銃弾で穴ぼこになったりと、ぶっ潰されるのがオチだからなぁ(笑)
J・ウェインが上陸したフランスのノルマンジー海岸で、古風なの家に入り込んだらあるだろうか?
くたびれたロココの椅子とか…?

逆に言うと、日本の歴史ものの映画は小道具にしっかりと気を配ってほしい。
高津商会とか、昔からしっかりと目利きの出来る業者が京都(支店は東京)にあるのだから。
「これが!」と指を刺すことができなくても、「なんかそぐわないよ…」と違和感を抱く感覚をもった日本人は、まだまだいると思うから。
ぺらぺらのプラスティック製や合板は見ていてそれとすぐ判って、気分がそがれること甚だしい。だますなら上手にだましてほしいと思う。

この本に出てくるアメリカ映画のように、一客百万以上するホンモノの椅子が使えないとしても。

因みに私の椅子。
私の部屋の唯一の椅子は、PCの前にある。
そう、これに座ってキーボードをカシャカシャやっている椅子である。
これを入手するのにはそれなりに手間を掛けた。
楽な椅子でなくちゃ駄目。
冬場、冷たくなく、夏場、べたべたしない。
でも、キーボードも楽に打てて、尚且つ、本を読むのにも最適、頭を持たせかける部分も当然必要。
肘置き付き。
そして安くて(当然!)(笑)軽い。

あっちでこっちで椅子に座りたおし、目的のものを探索した。

で結局、家具屋ではなく電気屋(大阪の某量販店)で買った辺りが……

ISBN:4643970723 単行本 渡辺 武信 読売新聞社 1997/10 ¥1,785

コメント

ボースン
ボースン
2008年1月25日0:24

お、面白く読めました?よかったよかった。
でもLD化されてなくてもDVD化されてる映画も結構あった気がします。なにせ十年前の本ですから入手状況はあてにしないほうがよさそうですよ(^^;)

翠雲
翠雲
2008年1月25日23:21

はい。
有難う御座いました♪(実はまだ読んでますけど…)
なるほど〜。
500円のワンコインDVDであったら一番いいですよね〜(笑)

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