パブリックスクールはぜんぜんパブリック(公共)ではない。
裕福な家の子弟の為の私立のスクールである。

だが、英国は旧習を尊ぶ。
数百年前に出来上がったもの(名称)を今更変える必要は無いのだと。
それを扱う我々が、頭の中で変換して使えばいいのだと。

……なんと面妖な。

そして、寄宿生活は、食べ物も無ければ暖房も無い。
窓は開けっ放しで…よく死なないな?

それこそが頑健な身体を作るのであろうか?
先日のことである。
この季節に、京都市中を半袖のポロシャツで歩いている外国人(男性)を目撃した。あれはきっと英国人、しかもパブリックスクールで鍛えられたに違いない(笑)
だって、裕福で贅沢で消費生活を楽しむアメリカ人にはありえないし〜。

そのときの私たちの(複数であることに注目!私は寒がりだが、それだけではないのだ)服装は、複数のシャツ・セーターの上にダウンジャケット、手袋あり。

………化物ですか?
それとも皮膚が退化しているとか?

「自由と規律」
これは面白いわ。
戦後まもなくの話だけど、充分読むに耐える。
ちゃんと著者の感想も入れているが煩くなく、独りよがりでもなく、読者にこびるわけでもなく。
なにより格調高い日本語、乱れていない日本語の文章は読んでいて気持ちが良い。
ついでに英国の学生生活も詳細にリアルに見ることが出来る(だって著者自身の留学生活を語っているのだから)のが嬉しい。

これはお薦め図書になるはずだわ。

コメント

G−dark
G−dark
2008年1月19日14:34

わたしも先日、真冬の日本を薄着で歩いている英国人っぽい男性を見かけました。場所は京都市内ではなく神戸だったのですが・・・。驚きました。
 なるほど、パブリックスクール出身という背景があったかもしれないですね。常人とは違う皮膚をしていたかも。
 この本読んでみようと思います。(^v^)

翠雲
翠雲
2008年1月20日1:34

こんにちわ。G−darkさま。
それは高い確率で(笑)パブッリックスクール出の英国人ですよ!
でも本当に薄着で平気な彼らの皮膚ってどうなんているんでしょうね?涼しいお国出身だから、汗腺が発達していないから熱がこもるのでしょうか?謎です。
さて、この本は多分普通の書店では絶版だと思うので、古本屋を捜されることをお薦めします。
ネットでも古本販売ってありますから…。

翠雲
翠雲
2008年1月24日16:59

1月24日現在、再び流通し出したようです…おのれ、遅いんだよぅ(笑)

nophoto
はるか
2008年3月24日0:13

高校入学前の春休みの宿題で高校から自由と規律の読書感想文がでました・・・

翠雲
翠雲
2008年3月24日0:30

へぇ〜こんな古い本(失礼な!)(笑)が、しかも面白いけど決して"みなが認める高尚な文学作品"という風ではないこの本が、読書感想文の課題図書なんですか〜。
いいですね。うらやましい。
私の高校時代の課題図書は、覚えているのは「狂人日記」(魯迅)と「アンナ・カレーニナ」以下の長編ロシア小説でしたよ……
え?でも、入学前から宿題が?
時代は進んでいるんですね〜私らは何ひとつ束縛のない春休みで遊びまくってましたが。これはうらやましくないかも。

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