感情案内、というよりも、観光案内かも。

祇園甲部の次は上七軒。
お茶屋遊びに役者遊び。

羨ましい…十津川警部。
捜査のためとは言え。

京都で生まれても京都で育っても京都で生活していても、そうはいかない。
できやしない。
一般人にはな。
まさしく、作中で語られているように。

京都で遊びを覚えようなんて粋な人は、同時に金のある人は、まぁまず今時居るわけがない。
京都であっても。

だからこそ、現金払いは駄目、となる。
あとで支払うのが礼儀。
それまでは信用貸し、となる。
だから通りすがりの"一見さん"は遊べない、これ当然のこと。
それができないというなら、してもらわないでいい。
そういうこと。

だから、遊びの最初は"常連さんの紹介で"となる。
何かあったら、その常連さんが全責任を負うのだから、滅多な人は紹介できない。
これも当然のこと。
そう考えればちっとも難しいことではないと思うのだが。

数年前からは普通ほパック旅行のように、お座敷遊びをしましょう、とか、お座敷遊びはこういうものです、一日体験でどうぞ、なんてのもあるけれど。
そういうものには一見さんであろうとも、それこそ料金さえ払えば(しかもリーズナブル!)大きな顔で参加できるけど。

だからこそ。
年に数回の"をどり"に行って、お茶屋遊びっぽいものを疑似体験するのが楽しみ…つうかそれしか仕方がない、というか。
そうなるんだけどな。

女だってお茶屋遊びはしてみたいもの。
だから、うらやまし〜(笑)


ISBN:4122049482 文庫 西村 京太郎 中央公論新社 2007/12 ¥520

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