北宋風雲伝 15 (15) (プリンセスコミックス)
2007年12月24日 読書
北宋時代を舞台にした武侠物語…という珍しい分野の漫画だが、次の巻で最終回を迎えるらしい。
愛しい女性・月華の実の父親が皇帝に叛逆を企てるものだと知った南侠・展昭はどうするのか?(それにしても表紙のパパはしっかり悪役面だよねぇ)
そして北侠の本当の狙いは何か?
展昭が既に敵の元に走ったかもしれない、という不安にさいなまれる皇帝に、
「皇帝の権力を振りかざし忠臣だった展昭さまを蔑にしたのですから自業自得ですわ」
なんて正面切ってのたまう曹妃もすごいが、
「まったくそのとおりだ…」
なんて認める天子もすごい(笑)
埒外に置かれたと思い込んですねまくる白毛鼠・玉堂もすっかり朝廷側の人間になったようだし、月華の双子の兄も細かいことは拘らなくなってきた。
大事のまえの小事とでもいうか。
こういう物事がどんどん片付き始めると結末が近くなる。
確かにそれは、物語の常道である。
最後がハッピーエンド、というのも(多分)
それにしても。
これは北宋。首都は開封。
12世紀には金国が攻めてきてそれがモンゴルに取って代わられて、南宋となってちょっとだけ存続するという、武はからっきしの軟弱王朝。
それが宋という国家なんだけど。
軟弱ゆえに文化がものすご〜く発達した。
きんきんきらきら…。
本来は夕刻ともなれば坊城で閉ざされた城下町が、門を開けっ放しにし、ゆえに不夜城と呼ばれ、現代並みに24時間営業の店の明かり、そぞろ歩きする人々、夜の遊び…などが生まれた時代でもある。
退廃文化、と言えるかもしれないけれど、そんな宋時代が私は好きだ。
南宋の首府は杭州。
「白蛇伝」の舞台でも出てきた西湖で有名な風光明媚な観光地であるが……友人の情報によると最近偽エッフェル塔が出きたとか。
あの町を…ディ○ニーリ○ートみたいにするのは是非やめて欲しいものである。
イメージが……
ISBN:4253193900 コミック 滝口 琳々 秋田書店 2007/12/14 ¥410
愛しい女性・月華の実の父親が皇帝に叛逆を企てるものだと知った南侠・展昭はどうするのか?(それにしても表紙のパパはしっかり悪役面だよねぇ)
そして北侠の本当の狙いは何か?
展昭が既に敵の元に走ったかもしれない、という不安にさいなまれる皇帝に、
「皇帝の権力を振りかざし忠臣だった展昭さまを蔑にしたのですから自業自得ですわ」
なんて正面切ってのたまう曹妃もすごいが、
「まったくそのとおりだ…」
なんて認める天子もすごい(笑)
埒外に置かれたと思い込んですねまくる白毛鼠・玉堂もすっかり朝廷側の人間になったようだし、月華の双子の兄も細かいことは拘らなくなってきた。
大事のまえの小事とでもいうか。
こういう物事がどんどん片付き始めると結末が近くなる。
確かにそれは、物語の常道である。
最後がハッピーエンド、というのも(多分)
それにしても。
これは北宋。首都は開封。
12世紀には金国が攻めてきてそれがモンゴルに取って代わられて、南宋となってちょっとだけ存続するという、武はからっきしの軟弱王朝。
それが宋という国家なんだけど。
軟弱ゆえに文化がものすご〜く発達した。
きんきんきらきら…。
本来は夕刻ともなれば坊城で閉ざされた城下町が、門を開けっ放しにし、ゆえに不夜城と呼ばれ、現代並みに24時間営業の店の明かり、そぞろ歩きする人々、夜の遊び…などが生まれた時代でもある。
退廃文化、と言えるかもしれないけれど、そんな宋時代が私は好きだ。
南宋の首府は杭州。
「白蛇伝」の舞台でも出てきた西湖で有名な風光明媚な観光地であるが……友人の情報によると最近偽エッフェル塔が出きたとか。
あの町を…ディ○ニーリ○ートみたいにするのは是非やめて欲しいものである。
イメージが……
ISBN:4253193900 コミック 滝口 琳々 秋田書店 2007/12/14 ¥410
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