捜していると、圧倒的にハガレンが出てきたレビュー……時代性を見るにはいいかも。

この名前、ニコラ・フラメルってハリー・ポッターにも出てきたような魏がする…やはり不老不死の、という冠詞つきの人だった。
"賢者の石"を生成し、宝石も作ってしまえるというなかなか万能な人であるが、本を読むと、魔術師と錬金術師はベツモノであるらしい。
ニコラさんは魔術は駄目(だと自分で思いこんでいる。少なくとも苦手らしい)
イメージができないんだって。

その代わり数学とか定理とか、そういうものは得意中の得意なので、だから錬金術師……数学が出来ないと錬金術師にはなれないと、そういうことです。

私には無理ということがよ〜くわかりました。

年長の子供向きの本なんだろうなぁと思いつつ、読んでいて面白いので当り。
一冊で終わるンかな?
ならなおさらグッド♪

さて、その内容であるが。

14世紀生まれのニコラ・フラメルは妻ペレネルとともにひっそりと行き続けてきた。
600年以上も。
彼が持つ「アブラハムの書」が地球を人間世界を大きく変えてしまう(破壊する)力を持つものであり、それを狙ってエルダー族が彼らを襲ってくるからである。

敵であるダークエルダー族の手先となって彼らを襲うのが、ジョン・ディーという魔術師。
ディーはかつては人間でありフラメルの弟子でもあったのだが、その心はダークエルダーに囚われ、人を滅ぼそうとするのである。

フラメルとディーの戦いに偶然巻き込まれた15歳の普通の少年と少女(双子である)
彼らもまた命を狙われる羽目になる。

アブラハムの書のほとんどはディーに奪われ、妻ペレネルはさらわれ、魔術も使えない人間の子供二人を連れて逃亡生活を続けるフラメル。
彼に勝機はあるのだろうか?

不可思議なエルダー族、イノシシ人間、菜食主義のバンパイア、など盛りだくさんの登場人物(?)
…楽しめます。

PS,
一冊で終わらなかった……

ISBN:4652079176 ハードカバー マイケル・スコット 著  橋本恵 理論社 2007/11/22 ¥1,890

コメント

nophoto
あみ
2007年12月31日19:57

ニコラ・フンメルじゃなくてニコラ・フラメルですよ

nophoto
2008年1月1日14:06

現代的なところと神秘的なところのつながり方がとても面白かった

翠雲
翠雲
2008年1月1日23:19

面白かったですよね。
大人でも子供でも、楽しく読める本だと思います。
現代社会に生きる錬金術師…お伽話から飛び出したような人物の行動も、現代社会から外れているわけではなく、でもどこか違っていて…というバランスが面白いですね。
続刊が楽しみです。

nophoto
M・S
2008年2月9日11:41

本当にはまりましたよ!
やっぱり、ファンタジーはこうじゃないと!!
と思いました。続刊をはやく読みたいですね。

翠雲
翠雲
2008年2月14日15:01

まさしくそうですね。
ファンタジーなんだから、荒唐無稽でも楽しめればいいんです!
(屁)理屈はスルーして(笑)
これから楽しみな本です。

nophoto
スラ
2008年3月20日14:36

私もこの本を読みましたが、本当に面白かったです。この本は、6?ぐらいまであるそうですね。これからどうなるんでしょう?

翠雲
翠雲
2008年3月21日17:25

楽しい本ですよね。
魔法と科学と現実のスレ具合が…(笑)
展開が楽しみです。期待しましょう。

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