イスタンブール―思い出とこの町
2007年12月5日 読書 コメント (2)
ノーベル文学賞を受賞したトルコの作家。
「わたしの名は紅」の作者。
でも、多分、日本ではそんなに著名な人ではない…と思う。わたしの独断だけどね。
イスタンブールの裕福な家庭に育ち、空想好きな少年時代を過ごす。
零落しつつある(した?)イスタンブールの街、その歴史や過去の彩を心に思い、想像していた少年。
彼の目に映る街の姿は、黒と白。
鯨幕ではなく…そういう色彩にしか映らなかったほど、イスタンブールの衰えは顕著だったのだろうと思う。
だからこそ、白と黒の世界に憧れる、そんなニュアンスも感じるが。
た・だ・し。
白黒、所謂モノクロというのは、それ独特の美しさをもっているものである。
決してバカには出来ないのだ。
実際、カラー写真で取った最近の家族写真よりも、(身内なのに)モノクロ写真で撮った年代的に遠い親戚(ご先祖様)のほうが(自分の身内だというのに)遥かに美男・美女に見えるものである。
如何?
「わたしの名は紅」では独特の語り口調にいささか苦労もしたけれど、その独自性を楽しみつつ、ほとんど1ページに1枚の割合で掲載されている沢山の白黒写真・ふるいイスタンブールの写真を楽しみつつ読むと、意外に読み易いことに気がついて、驚いている。
これもまた、友人からのレンタル本である。
ISBN:4894345781 単行本 オルハン・パムク 著 和久井 路子 訳 藤原書店 2007/07 ¥3,780
「わたしの名は紅」の作者。
でも、多分、日本ではそんなに著名な人ではない…と思う。わたしの独断だけどね。
イスタンブールの裕福な家庭に育ち、空想好きな少年時代を過ごす。
零落しつつある(した?)イスタンブールの街、その歴史や過去の彩を心に思い、想像していた少年。
彼の目に映る街の姿は、黒と白。
鯨幕ではなく…そういう色彩にしか映らなかったほど、イスタンブールの衰えは顕著だったのだろうと思う。
だからこそ、白と黒の世界に憧れる、そんなニュアンスも感じるが。
た・だ・し。
白黒、所謂モノクロというのは、それ独特の美しさをもっているものである。
決してバカには出来ないのだ。
実際、カラー写真で取った最近の家族写真よりも、(身内なのに)モノクロ写真で撮った年代的に遠い親戚(ご先祖様)のほうが(自分の身内だというのに)遥かに美男・美女に見えるものである。
如何?
「わたしの名は紅」では独特の語り口調にいささか苦労もしたけれど、その独自性を楽しみつつ、ほとんど1ページに1枚の割合で掲載されている沢山の白黒写真・ふるいイスタンブールの写真を楽しみつつ読むと、意外に読み易いことに気がついて、驚いている。
これもまた、友人からのレンタル本である。
ISBN:4894345781 単行本 オルハン・パムク 著 和久井 路子 訳 藤原書店 2007/07 ¥3,780
コメント
実際行ったのは9月で、ずいぶんとギャップがありましたが・・・
でも9月のイスタンブールって、朝夕はすでに斜光で、写真を撮るにはとても綺麗だった記憶があります。
そういう都市なのかもしれませんねぇ。
いつかいけるかな?