単純な殺人事件かと思ったが……なんのなんの。
二重三重に事件が絡み合っている。

小説が書かれたのが古いからと言って、馬鹿にしてはいけないのでした。

これで大どんでん返し〜とかあれば言うことなしだけど、半世紀前の正統派推理小説(?)にとって、それは邪道かもしれない。
もしかしたら。

それにしても、引退した刑事が自費を投じてまで真実を究明しようとするその心意気、というか、執念と言うか、職業意識を超えたものを感じる。
道楽にしては、趣味にしては、規模が大きすぎないだろうか?
義憤というには故人の手には余るのではないだろうか?

それとも、むかしは「これぐらい、への河童!」な社会情勢だったんだろうか?
退職金で海外まで操作の足を伸ばしたり、ホテルに泊まったり、人と付き合ったり、その出費は半端ではないと思うのだが…

「闇からの声」
もうすぐ読了。

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