十津川警部捜査行愛と絶望の瀬戸内海流 (双葉文庫 に 1-33)
2007年11月18日 読書 コメント (2)
短編…でもないか、中篇が4本収められた一冊である。
1作目の舞台は、瀬戸の鳴門の渦潮で起こった殺人事件。
それにしても冤罪を扱う話が多いのは、現実にも多いせいだろうか。
これ、とめぼしをつけたら、聞く耳持たない状況で犯人固めのみを進めるのみの警察官。
多すぎるよ。
四国と言えば、数年前に道後温泉にいったのがまともに四国に行った最初。
それまでは、この鳴門の観潮船に乗るためにちょっと立ち寄った程度だった。
四国はまだまだ未知の世界である。(わりに近いのに…)
ところで。
この渦潮を間近で見学する観潮船というものがある。
さほど大きい船ではない。
この観潮船というのは、けっこう渦潮に接近する(当然だけど)で、その流れに沿ってある程度いくと、今度は渦から離れるべく方向転換をする。
このとき、潮の流れにしばらく身を任せ、舵とりだけで方向転換をするのだが、つまりその間、エンジンを切るわけだな。
エンジンを切るということは、船が波に潮に弄ばれるまま動くってことで…すっごく前後上下左右、揺れるの何のって…その辺につかまっとかないと海に投げ出されるのではなかろうか?と思うような揺れであった。
そのときは本気で怖かったが、直後、エンジンをかけた船は再び"自力"で動き出し、渦を脱するのである。
乗っていた一同、特に甲板で舳先で渦の見物をしていた人たちは皆真っ青になっていた。(会社の慰安旅行でいったのである)
ほんまに、それぐらい…驚く、怖い。
観潮船というのは、そういうシロモノなので有る。
初めての人を舳先に案内してあげたら、さぞかし"受ける"ことと思う。
激怒された挙句、友情を断絶される羽目になるかも知れないけど。
奥さんに「トリックもまともに考えられないバカなくせに」と罵られる推理小説家・北川京介(微妙な命名の仕方だな)が殺害される「阿波鳴門殺人事件」ほか、3編。
すべて四国を舞台にしたもので纏められている。
ISBN:4575511668 文庫 西村 京太郎 双葉社 2007/11 ¥690
1作目の舞台は、瀬戸の鳴門の渦潮で起こった殺人事件。
それにしても冤罪を扱う話が多いのは、現実にも多いせいだろうか。
これ、とめぼしをつけたら、聞く耳持たない状況で犯人固めのみを進めるのみの警察官。
多すぎるよ。
四国と言えば、数年前に道後温泉にいったのがまともに四国に行った最初。
それまでは、この鳴門の観潮船に乗るためにちょっと立ち寄った程度だった。
四国はまだまだ未知の世界である。(わりに近いのに…)
ところで。
この渦潮を間近で見学する観潮船というものがある。
さほど大きい船ではない。
この観潮船というのは、けっこう渦潮に接近する(当然だけど)で、その流れに沿ってある程度いくと、今度は渦から離れるべく方向転換をする。
このとき、潮の流れにしばらく身を任せ、舵とりだけで方向転換をするのだが、つまりその間、エンジンを切るわけだな。
エンジンを切るということは、船が波に潮に弄ばれるまま動くってことで…すっごく前後上下左右、揺れるの何のって…その辺につかまっとかないと海に投げ出されるのではなかろうか?と思うような揺れであった。
そのときは本気で怖かったが、直後、エンジンをかけた船は再び"自力"で動き出し、渦を脱するのである。
乗っていた一同、特に甲板で舳先で渦の見物をしていた人たちは皆真っ青になっていた。(会社の慰安旅行でいったのである)
ほんまに、それぐらい…驚く、怖い。
観潮船というのは、そういうシロモノなので有る。
初めての人を舳先に案内してあげたら、さぞかし"受ける"ことと思う。
激怒された挙句、友情を断絶される羽目になるかも知れないけど。
奥さんに「トリックもまともに考えられないバカなくせに」と罵られる推理小説家・北川京介(微妙な命名の仕方だな)が殺害される「阿波鳴門殺人事件」ほか、3編。
すべて四国を舞台にしたもので纏められている。
ISBN:4575511668 文庫 西村 京太郎 双葉社 2007/11 ¥690
コメント
バルボッサ船長が大渦に船を入れて、「もう俺にはどうしようも出来ないぞ」って宣言しちゃうような。
ほんまに放り出されるのではないか?とおもう揺れでしたから。(事前に放送ぐらい入れろよっ思ったぐらいには)
海(渦)に落ちたら必ず死ぬ状況ですしね。
船にのって怖いと思ったのはあれだけです。
そう、自分で操船するディンギーヨットより怖いです。(笑)