由布院は一度は行ってみたい温泉である。
ただし、いつになるか皆目検討が突かぬ。
なぜならば、有馬温泉と同じ理由だ。

有馬温泉が高いと有名なように、由布院も金が掛かると聞いている。
それはきっと……

?上等な旅館ばかりが並んでいる
?上等な(金持ちの)客ばかりが行く
?宿泊施設以外に散財させる何かがある

?の要素としては、有名な特急の存在があると思う。
オリエントエクスプレスに似た深い緑の車体。
がっしりとした大陸風の、列車。

……私は"鉄子"ではないので、なにがなんでも、というほどの興味はないが、どうせ同じ乗るならそういう列車に乗ってみたいという人並の興味はある。
こういうところでお金を使うんじゃないだろうか?
きっと。
勝手にそう想像することにした。

 ちなみに、鉄子っていうのは、女性の鉄道ファンのこと。
 先だっての新聞にそう書いてあった。
 どこかのJRが、"鉄子"むけに可愛らしいストラップを発売したとのこと。
 ストラップの題材は、鉄道標識とか(?)先頭車両についている行き先表示板とか(?)そういうマニアックなものらしいが……

事件は日本人女性と結婚したアメリカ人の夫が、旅行先の旅館で妻の殺害容疑者として逮捕されたところから始る…が、ほとんど差別的発言では?と思われる担当刑事のことばもある。
?現地に知り合いがいない、?物取りの仕業ではない、?力の強い男の犯行、と言うだけで同行者である夫を疑うわけ?
でも実際そんなものかなぁ?
だとしたら恐ろしいが。(外国で犯罪に巻き込まれた日本人もまた同じ目に遭うということだ)

十津川警部は友人である(と思っている)アメリカ人の彼の容疑を晴らすことが出来るのか?というか、彼を無実と信じることが出来るのだろうか?

人は人とどれだけ深く付き合えば、どこまで深く彼(女)を知れば、彼(女)を信じることが出来るのか。
そのボーダーラインってなんだろう?

(追記)
ちなみに十津川夫人の直子さん(専業主婦)は、英語がべらべらなのであった
夫である十津川警部に代わってアメリカまで容疑者の背景を聞き込みに出かけておられるのです。
すごい。
羨ましい。
格好いい。

ISBN:4198926956 文庫 西村 京太郎 徳間書店 2007/11/02 ¥620

コメント

nophoto
睡蓮
2007年11月12日23:54

え?直子さんって、専業主婦なの?
大金持ちだとか、インテリアデザイナーだとか・・
小説やテレビのいろんな記憶がごちゃ混ぜになってるんだけど。

翠雲
翠雲
2007年11月13日8:18

そうですか。わたしはテレビをほとんど見ないのでそちらは知らないけれど、小説では専業主婦としか思えないですねぇ。"働いている"描写に出会ったことがありません。いっつも旅行とか、十津川さんのかわりにあっちこっち(今回はアメリカまで)飛び回っています。
大金持ちなのは叔母さんで、ゆくゆくはその遺産を受け継ぐことになっている、という設定もありますから、実家が金持ちなんだと思います。
テレビでは女性も多くが働いていると言う現実に即した設定にしようといろいろ考えているんじゃないでしょうか?
とはいえ、私も本を全部読んだわけではないので、判りませんけど。

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