友人からのレンタル〜

ちょっと古風なタッチの小説である。
もともとは、政変で逃げ出さざるを得なかった故郷の地に埋蔵金が隠してる、と言う話を聞いた主人公・タナーが、はるばるトルコへ出かけていって…なんて話なのに、行く先々で問題を起こし、警察に追われ革命の引き金を引き軍隊と闘う羽目になり、欧州各国でお尋ねものになって…と雪達磨式に"こと"が膨れ上がってゆく。
最終的にはちゃ〜んと目的を達するのだが、それでもひとくせふたくせ…ありすぎる。
おかげで、どこまで問題を抱えて・増やして・整理整頓収集つけないまま突っ走るんだろうかこのひとは!と心配すること多々あった。

こういう書き方なんだろうなぁ。
新鮮だった。

眠らない、というのは、朝鮮戦争で頭に銃弾を受け、寝られなくなってしまったという…。

疲れないとはいえ、なんだか嫌だな、それ。
情報整理とか、どうするんだろ?
時間は余りそうだが…自分だけなられないのはなんか口惜しいやんか。

ISBN:4488268021 文庫 阿部 里美 東京創元社 2007/06 ¥798

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