中国の危ない食品―中国食品安全現状調査
2007年10月15日 読書 コメント (2)
北京在住の中国人、が書いた本。
ここまでばらして大丈夫なのか?と思う程、衝撃の事実が並んでいる。
養殖池の汚染で緑色に染まったスッポンの写真は怖かったです。
滋養強壮にいいと信じて食べられる"高級料理"の食材のほうが汚染度が高い(高く売れるから危ない薬品を投与して早く大きく色つやも良く育てるから)のだそうだ。
そういうものにはすべて発がん性物質、避妊薬などが多く入っているので、近い将来中国人は一人っ子政策など無用になるかもしれない…!
癌患者の増加も信じられないほどで、著者の周囲の人間(知り合いという意味)はここ数年で10人がんにかかり、癌専門の病院は予約者と希望者が捌ききれないほどになっているという。
オソロシヤ…。
赤みを増す為の薬を投与された肉を食べた中国人の選手が、ドーピング検査に引っかかって失格になったりしているのに、こんな国で本当にオリンピックなんかしていいのか?
現在共産党大会をやっている最中だけど、格差是正も勿論大事だけど、その前にこれを、食料の汚染をナントカするべきでしょ。
でないと流石の中華人民共和国も滅びるよ。
如何に共産主義国家の強権発動しても、病気はどうにもならない。
それとも、世界中の人間を道ずれにして、自殺でも考えているのか、中国人民政府は。
かつて毛沢東は言ったじゃないか「人民には食わせねばならぬ」。
それが人心掌握のキーであると。
それは中国古来の思想だそうだから、当たり前として判っているはず。中国人民のDNAに刻み込まれているのではないのか?
鉛中毒も出ているらしいが、それに関してローマ帝国の滅亡について仮説を立てている著者。
土木工事の天才であったローマ人。
戦車も走る道路だって、頑丈な橋だって、セメント工法の城砦だって、立派な上水道だってかる〜く作ってしまう。
その水道が発達した都市で、彼らは鉛管を通ってくる水を毎日・日夜飲んでいたという。
鉛…が彼らの身体を蝕んだのだろうと。
発掘されたお墓の死体を調査士、鉛中毒が酷かったことは立証されているらしい。特に子供が。
鉛は健康を損なうが、同時に生殖能力も損なうらしい。
それだけが理由ではないにしろ、ローマが滅んだ原因の一つにはあげられるのではないか、と。
ちなみにそれより長生きした(ぜいぜいと言う感じでも)東ローマでは、鉛が取れなかったので焼き物なんかを使って水道管を作っていたらしい。
(そういえば、ファルコには下水道管の話がでてきたような…死体を放り込んだんだったっけ?)
是非は兎も角、こういう説も出るから歴史は面白い。
標題はいかめしく、扱っている内容もいかめしいが、内容はとってもわかり易くて面白い。
訳者が上手なのか、著者が流石なのか。
中国が現在何をやっているか、食品をどう扱っているか、読めば読むほど「おえっ」という感じです。
チャイナ・フリー。
むべなるかな。
ISBN:4794216386 単行本(ソフトカバー) 廖建龍 草思社 2007/09/29 ¥1,470
ここまでばらして大丈夫なのか?と思う程、衝撃の事実が並んでいる。
養殖池の汚染で緑色に染まったスッポンの写真は怖かったです。
滋養強壮にいいと信じて食べられる"高級料理"の食材のほうが汚染度が高い(高く売れるから危ない薬品を投与して早く大きく色つやも良く育てるから)のだそうだ。
そういうものにはすべて発がん性物質、避妊薬などが多く入っているので、近い将来中国人は一人っ子政策など無用になるかもしれない…!
癌患者の増加も信じられないほどで、著者の周囲の人間(知り合いという意味)はここ数年で10人がんにかかり、癌専門の病院は予約者と希望者が捌ききれないほどになっているという。
オソロシヤ…。
赤みを増す為の薬を投与された肉を食べた中国人の選手が、ドーピング検査に引っかかって失格になったりしているのに、こんな国で本当にオリンピックなんかしていいのか?
現在共産党大会をやっている最中だけど、格差是正も勿論大事だけど、その前にこれを、食料の汚染をナントカするべきでしょ。
でないと流石の中華人民共和国も滅びるよ。
如何に共産主義国家の強権発動しても、病気はどうにもならない。
それとも、世界中の人間を道ずれにして、自殺でも考えているのか、中国人民政府は。
かつて毛沢東は言ったじゃないか「人民には食わせねばならぬ」。
それが人心掌握のキーであると。
それは中国古来の思想だそうだから、当たり前として判っているはず。中国人民のDNAに刻み込まれているのではないのか?
鉛中毒も出ているらしいが、それに関してローマ帝国の滅亡について仮説を立てている著者。
土木工事の天才であったローマ人。
戦車も走る道路だって、頑丈な橋だって、セメント工法の城砦だって、立派な上水道だってかる〜く作ってしまう。
その水道が発達した都市で、彼らは鉛管を通ってくる水を毎日・日夜飲んでいたという。
鉛…が彼らの身体を蝕んだのだろうと。
発掘されたお墓の死体を調査士、鉛中毒が酷かったことは立証されているらしい。特に子供が。
鉛は健康を損なうが、同時に生殖能力も損なうらしい。
それだけが理由ではないにしろ、ローマが滅んだ原因の一つにはあげられるのではないか、と。
ちなみにそれより長生きした(ぜいぜいと言う感じでも)東ローマでは、鉛が取れなかったので焼き物なんかを使って水道管を作っていたらしい。
(そういえば、ファルコには下水道管の話がでてきたような…死体を放り込んだんだったっけ?)
是非は兎も角、こういう説も出るから歴史は面白い。
標題はいかめしく、扱っている内容もいかめしいが、内容はとってもわかり易くて面白い。
訳者が上手なのか、著者が流石なのか。
中国が現在何をやっているか、食品をどう扱っているか、読めば読むほど「おえっ」という感じです。
チャイナ・フリー。
むべなるかな。
ISBN:4794216386 単行本(ソフトカバー) 廖建龍 草思社 2007/09/29 ¥1,470
コメント
ある国の選手は、食料は勿論、水まで持参し
競技が終了したらすぐ帰国させるって聞いたよ。
で、折角の外貨が稼げないから大袈裟に報道して改善するようにしてるらしい。
そんなん一朝一夕に治るもんじゃないと思うねんけどね・・。
やはり…!日本も食料持参で行った方がいいんじゃないかと思います。下手に食べて"ドーピング"なんていわれたら目も当てられないですよね。
仰るとおり一朝一夕には直らないほど病は重いと思います。
(人の)命より金儲けが先のようですし。
コメント有難う御座います♪