雪崩れのように二巻へ突入している私。
だって面白いんだもん。

一巻の、スキップしながら敵を追いかけるトール(武雷神)は良かったよなぁ♪とか思いつつ、次はどんなのが出てくるかなぁ、と期待に満ちて読み進んだら、出てきたのは、シャノン兄さんの女装歌姫であった……。
おっとと。

そうじゃないかと思ったラクウェルはやはりヌイグルミを始めとする可愛いものフェチ。

つら〜い現実を乗り越えてそれでも両親がやろうとしたことを、その遺言故にではなく、自分達の意思で決めて続けようとする二人。
「自己満足だ!」
という言葉には重みがある。

そして戦いの中に生きることを決めたと言っても、夢や希望、そして"日常"を捨てちゃいけない、という酒場のオヤジさんの言葉も。

生き方というか人生の深淵を覗いた、というか、半端やないですね、この小説は。

それにしても「廃棄王女」って。
あんまりやありませんか?
産業廃棄物みたいな言われよう…

そしてこの世界も何者かに操られている…?
「百億の昼と千億の夜」みたい……。
おやおや、こんなところに生物が生まれちゃってるよ〜って?

ISBN:4829128984 文庫 榊 一郎 富士見書房 1999/07 ¥546

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