きもの噺

2007年10月5日 読書
昭和初期の生活を実地にやってみた…という珍しい方。
落語作家である、くまざわあかね氏。

となれば、着物を目にする機会も多いだろう。
目も肥えるよね。
と思う。

もともと着物が好きな人だったらしいが、そのとんでもない高価さとか、そろえなけりゃいけないものの多さとか、(着付けの)手間とか、皆がぶち当たる厚い壁に漏れなくぶち当たって、若いときは憧れるだけだったらしい。

それが…まあ日と色々有るけれど、壁を乗り越えてせっせと自分流に着物を着こなす(着こなそう)と悪戦苦闘中のようである。

着物か…そりゃあ憧れますとも。
店頭をじーっとウオッチングする。
きれいやなぁ、着てみたいけど……までは行く。
でもそこでどーんと壁にぶちあたる。

でもでも小物は好きだし、人が素敵に着こなしているのを見るのも大好き。
見る機会は多いから、目だけは(もしかしたら、あくまでも、もしかしたら、だが)肥えているかもしれない。

頻繁に祇園白川辺りに出没する(一昨年は大胆にも祇園祭の宵山に出現!この暑いのに…よくもまぁ…なんて着物で)なんちゃって舞妓のキモノや帯や簪や…のちぐはぐさなんか気になってしょーがないもんな(笑)
なんか「ゆるせん!」って気持ちがむくむくと入道雲のようにわきあがるんでござんすよ。
他人事とほっときゃいいんだけど……。

着物姿というのは、綺麗に見せるために、女のプライドをかけて…!
って感じがすきなんだな、きっと。

ただね…洋装でも、頑張れば。
合わせることとか、季節感を出すこととか。
色々出来ると私は思っている。

ISBN:4591097285 単行本 長谷川 義史 ポプラ社 2007/03 ¥1,680

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